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2024年1月の読書メーターまとめ

たぬ
読んだ本
25
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9488ページ
感想・レビュー
25
ナイス
877ナイス

2024年1月に読んだ本
25

2024年1月のお気に入り登録
2

  • ゆいまーる
  • RASCAL

2024年1月のお気に入られ登録
2

  • きくりん
  • 孤読 乃仲

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たぬ
☆4.5 えっ。えええっ。出版社でバイトする「わたし」、引用癖のある医師、二人の少女を殺した「ハサミ男」、3人目を殺した犯人、これみんな日高光一だとばかり。なんなら終盤に名前が出てきた安永千夏もまた日高の別人格なのではと混乱しましたよ。ハサミ”男”とは言ってるけど男であることは確実なのか? と読みながら考えてたけど。私にはせいぜいそれが限界、見事に騙されちゃいました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
25

たぬ
☆4 人形こっわ。8歳前後の子供を殺しにかかるお屋敷こっっっわ。半月前にシリーズ1作目を読んだ際は全然怖くないよ?と言ってた私ですが。この2作目は結構な怖さでしたね。前作が10段階で1だとしたら本作は4か5ってとこ。やたら広くて古い家ってもうそれだけで恐怖よね。綾子とぼーさんの愛すべきガヤコンビ筆頭にいつものメンツのじゃれあいで恐怖心が薄まっている部分は確実にありますな。
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たぬ
☆4 最後に笑うのはどうかキャサリンであってほしい。その願いはとりあえずは叶ったけど…けどなあ…自我を失ってしまっているからなあ。一人のユダヤ人をゲシュタポから命がけで逃がしたかつてのノエルと今のノエルがどうしても結びつかない。復讐心に燃えているけど心根は優しい人なんだなと思ったのに…。仕事ブッチしてとんずらする等無責任な奴多すぎ。愛人いすぎ、性欲ありすぎ。文化の違いでしょうかね。
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たぬ
☆4 せっかくの美貌を完全に間違った方向に活用しておる…。FBIに処女ってことがバレる!どうしよう!も馬鹿すぎるし出てくる男は女たらしばっかだし、男も女も性の倫理観がアレな奴ばっかで若干ポカーン状態。男子学生のカーストトップがアメフトの花形選手ってとこがいかにもアメリカね。
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たぬ
☆2.5 宇宙に古代ローマにキリストにブッダにアンドロイドに加え、オカルト雑誌のムーが好きな向きにも刺さりそう。輪廻転生の話なのかな、しかし遠大だなあと読み進めていたのだけど。いかんせん私には難しすぎた。300ページを超えたあたりからはもう斜め読みの飛ばし読み。なので結末はどうなったのかは知りません。「日本SFの金字塔」らしいけど良さがわからなかった。申し訳ない。
たぬ
2024/01/28 08:42

でもプラスの要素もあります。萩尾望都さんによる扉絵から「ポーの一族」読みたいなーって前向きな気分にね。

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たぬ
☆4.5 人づきあいあるあるだわね…。つきあいが長くなるとお互いの嫌な面が見えてきたり無用な勘繰りをしてしまったり。旅行や同棲でそれまでの友情・愛情が壊れてしまったというのはよく聞く話だけど、ママ友づきあいってそれよりはるかに厄介な印象を持ちました。親同士がぎくしゃくしてると子供たちにまで悪影響が出てしまうのがね。母親たちが徐々に心を失っていくさまが怖かった。
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たぬ
☆4.5 えっ。えええっ。出版社でバイトする「わたし」、引用癖のある医師、二人の少女を殺した「ハサミ男」、3人目を殺した犯人、これみんな日高光一だとばかり。なんなら終盤に名前が出てきた安永千夏もまた日高の別人格なのではと混乱しましたよ。ハサミ”男”とは言ってるけど男であることは確実なのか? と読みながら考えてたけど。私にはせいぜいそれが限界、見事に騙されちゃいました。
が「ナイス!」と言っています。
たぬ
☆3.5 シリーズ3作目&最終作。そりゃ今までさんざん悪いことしてたんだもの、改心しましたって言われてもすぐには信じられないよなあ。おばあちゃんやディンペルモーザー氏(祝・警部昇進)が問題ごとの犯人=ホッツェンプロッツと早合点してしまうのも無理ないよね。…あーもう。児童書なのに現実的に考えてしまう私って! 大人って嫌だねまったく。欲を言えばシュロッターベック夫人の活躍がもっと見たかったな。
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たぬ
☆3.5 このどろぼう、ばいきんまんくらいの立ち位置かなーと読み始めの頃思ったけど撤回するね。人肉シチューを作ろうと思い立つような危険人物だったわ。この2作目ではディンペルモーザー氏が踏んだり蹴ったり。この巡査部長お人よしすぎないか…? 二度も消火ホースでぐるぐる巻きにされちゃってるし。見た目だけワニでほかはダックスフントのバスティがかわいい。しかしボタン全部むしり取るクリーニング屋ってどうなのよ。
たぬ
2024/01/22 21:25

それにしても作中の人たちほんっとソーセージばっか食べてます。ザワークラウトもまあまあ食べてますね。ドイツ人がソーセージをやたらめったら食べるのって本当だったんだなあ。

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たぬ
☆4 『千と千尋の神隠し』の元ネタになった作品と聞いて手に取ってみました。いじわるなおばあさんがいる、小鬼がいる、人間並みに喋り思考するオウムがいる。四季の花が同時に咲く。無機物に変えられてしまっている生き物がいる。迷い込んだ当初は不安だらけですぐに涙をこぼしていたリナがどんどん強い子になっていくのが爽快です。新学期は絶対みんなに「なんか変わったよね?」と言われるよ。
たぬ
2024/01/21 12:21

「どんなに食べても太らない」(※ただし虫歯にはなる)トケさんのお菓子屋さんは心底うらやましい。あとナータの本屋で書架整理は私もめっちゃやりたい。

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たぬ
☆4.5 んむむ。そう着地しましたか。経済詐欺の話メインだったけど人間ドラマでもあったわね。お金の話ってタブーなとこあるからなあ。困っていてもなかなか言い出せないし、「被害者だけど加害者でもある」なのは事実な面もあるから難しい。菜穂子は自分だけ蚊帳の外だと思ってしまっていたのだろうな。杉村、落ち着いているし穏やかだけど私から見ても誰に対しても今一つ心を開ききってくれてない感じがしていたよ。
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たぬ
☆4.5 初読み作家さん、ハッとする印象的な表紙。現代社会が抱える闇がふんだんに盛り込まれてる。児童虐待や性奴隷にされる技能実習生の話は読むのがとてもつらい。昨今よく目に(耳に)するよう「親ガチャ」という言葉を思い出した。私は昭和末期の生まれだから頻繁に出てくる平成の世相・風俗がいちいち懐かしい。舞台の一つが青梅市なのも個人的には高ポイント。青梅は母の出身地で私自身もその近隣で生まれ育ったから多少は土地勘があるのでね。
アマニョッキ
2024/01/20 16:06

葉真中さん『灼熱』がだいぶおすすめです。

たぬ
2024/01/20 20:10

アマニョッキさんどうもです! 『灼熱』近日中に読みます。だいぶ楽しみ( `ー´)ノ

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たぬ
☆4.5 バスジャックが総本山と思いきやスルー不可案件がほかにも複数発生してる。主人公らが2年前に巻き込まれた事件やら犯人と詐欺グループの関係やら。義父である今多会長の人柄ももっと詳しく知りたいし、登場人物が善でも悪でも魅力的なのばっかりだよ。バス内での田中氏の言動にムカムカハラハラしていたのが遠い昔のようだわ。(※ひとまず4.5点にしましたが下巻によっては5点満点も大いにあり得ます)
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たぬ
☆4 ティーンズ向けだけど怖いって声をよく聞いていたのだけど…あれれ…あんまりというか全然怖くない…。怪奇は確かにいろいろと起きているのだけども、それよりもくせつよさんたちがやいのやいのやってるのがコミカルでそっちに気を取られてしまったなあ。中でも黒田女史は好き。意地っ張りなとこがいかにも高校生よね。全部地盤沈下で片づけるのじゃなく本物の超常現象も起こってるのがニクイ。
ミュポトワ@猫mode
2024/01/17 15:39

2巻以降ですかね、怖いのは。俺は2巻がめっちゃ怖かったですけど、5巻とか最恐らしいですよ…

たぬ
2024/01/20 10:08

おおっミュポトワ@猫modeさん耳寄り情報をありがとうございます! 2と5に期待大ですね。

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たぬ
☆4.5 (続き)戦時パートは重かったな…助けたいのに自分の力ではどうしようもないのが本当に苦しい。突然出てきた鑓水の出自も緊迫してた。あの食べるの大好きちゃらんぽらん男の家系にはそんな秘密があったとはね。太田愛さんはつい2カ月前に初めて読んでこれが2&3冊目ですが、すっかり大のお気に入り作家さんになりました。
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たぬ
☆4.5 良き本に出会えました。素朴でいい感じにゆるい雰囲気が心地よいです。異世代との交流っていいな。サンドイッチを食べたい。理想のスープを編み出したい。パン耳カット名人になるぞ。知る人ぞ知る役者さんの出演作品をひたすら鑑賞したい。前から気になってたあのパン屋さんに行ってみよう。読中・読後はみんなこれのどれかに当てはまるよね。
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たぬ
☆4.5 メディアが言うことが真実かそうでないか。今じゃとっくにわかっているけども、かつては「新聞に書いてあることは絶対に正しい」「テレビで言っていたのだから間違っているはずがない」ってみんな思っていたよね。鑓水・修司・相馬のトリオは個性派揃いで彼らのやり取りは基本的にフフッと和める。だからごく稀に出てくるシリアスシーンは余計に緊張してしまう。そして出てくる80~90代のご老人たちが元気なこと! 頭の回転は滑らかだし足腰だって衰えてない。(続く)
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たぬ
☆4 ずいぶん久しぶりだなあと思ったら2年半ぶりでした。横溝正史28冊目。由利麟太郎シリーズはまだあまり読んでないのよね。謎の美少年真珠郎、想定外の場所にひょっこり現れては人を殺すことN回。老婆や由美、その他の人々も含め誰が誰とどんなふうにつながっているのか淡く予想しながら読んだ。つくづく美しさって罪よね…。併録の短編「孔雀屏風」もこれまた美と金が鍵。
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たぬ
☆4 子供の頃に読んだのを読み直し。内容はほとんど忘れていたからほぼ初読み状態。ホッツェンプロッツはある面では精神年齢が子供と同じくらいなのではと思えてならないのだけど、そこはやはり高名な泥棒らしく裏をかく言動もある。魔法使いや妖精などファンタジー要素も。なかなか頭の切れるカスパールに比して彼の親友ゼッペルは無駄骨させられることが目立ってた。頑張れゼッペル。シリーズの続き読みたいぞ。
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たぬ
☆4 目の保養用です。制服好きなんすよ。学校のでも会社のでも某アイドルグループのでも。これは実際にそこの生徒さんが着用している写真多数なのが◎。表紙にもあるけどストライプのブレザーは日本人にはないセンスだなあと。日本人が着てたら漫談始めそうだもん。スカートはチェック模様はほぼタータン、生足は出さず黒タイツ。靴はみんな革靴。制服に着られている状態の男児や女児のジャンスカ姿に萌える。
たぬ
2024/01/08 20:41

下着の色が指定されているという記述にぎょっとしました。指定外の色を着用していたとして誰がどうやって確認するのだろう? まさか日本のトンデモ校則みたいな「学生は清潔感のある白のみ」みたいな?(白は透けやすいんだよ)

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たぬ
☆4.5 ラスト4冊目。容赦も遠慮もなかった。生き残ってほしい、絶対に負けてほしくないと願っていた人たちがあっさり殺される。あとほんの少しのところで死んでいく。最初のほうでどうしようもないダメ人間として登場していたスラッピー・サムがここへきてまさかの救世主になるなんて。正直「箱」「レザーヘッド」に置かれた意味はよくわからないままだったが、パニックホラー、群像劇として非常に楽しめた。
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たぬ
☆4.5 放射線物質を出す謎の機械。これは理解できる。しかし町全体をドーム状に覆うのはどういう仕組みなのだろう。それが人的なものとして誰が何を目的にどうやって作成し設置したのだろう。ビッグ・ジムは本当に本当に狡猾で残忍。それにしてもこの町どうなってんの? 一人のデブオヤジがどうしてここまで好き放題できるのか。第三勢力まで出てきて最終巻の4冊目がどう展開していくのか楽しみ。
たぬ
2024/01/06 21:12

「死んだバンドの曲を演れ」はいかにもロック好きなキングらしいなーと思ったね。あのバンドも飛行機事故だものね。レーナ―ド・スキナードは聴いたことないんだけどさ。というよりアメリカよりイギリスのバンドばっか聴いてたな…(遠い目)

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たぬ
☆4.5 ドームよりもビッグ・ジムが問題よね。こいつがわかりやすいほど悪い奴だから余計にバービーが正義の味方に見えてくる。人殺しの罪を他人になすりつけるような悪魔に負けるな! 私がこの町にいたら絶対にバービー側につく!(というよりビッグ・ジムが嫌すぎて)と応援しまくってるけど…いや…まさか逆転するなんてことはないよな…? ちょっぴり疑いつつ3巻へ続く。
たぬ
2024/01/05 20:43

ついエキサイトしちゃったけど両方の内情を知っているからなのであって、なんも知らないパンピーだったらどっちの側につくとかまではいかないよなあ。ビッグ・ジムが肥満・おっさん・威張りん坊だからそこで嫌悪感は抱くだろうけど。

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たぬ
☆4 木曽義仲:頭が悪い 源義経:プライドが高い、そこそこ優しい 源頼朝:ソースが曖昧な噂を信じ込む、嫉妬深い 下巻で登場頻度が特に高かった3人にはこんな印象を受けました。特に頼朝。こんな性格に難ありだったとは。平家の子供たちが悲しい最期ばかりで胸が痛かったな。壇ノ浦から生還した建礼門院も…。また平家の子を召し出せば褒美がもらえるからとそれっぽい見た目の無関係な子が多く殺されたのもつらかった。
たぬ
2024/01/03 11:47

このシリーズいいな。内容は知りたいけど文章が難しそうだし…と手を出せずにいた古典はこれのお世話になろう。

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たぬ
☆4 最初の一文もしくは二文しか記憶にない平家物語を現代文にて。まあ平家物語が読みたかったというより訳者の吉村昭が最推し作家だからなのだけど。しかしこんなに血の通ったストーリーだったとは。平家も天皇方も源氏もその他の人々も実に生き生きとしたドラマを繰り広げてる。平清盛が実子含め「大悪事」「クズ」「カス」散々な言われよう。実際すべての元凶は清盛なのでは? 下巻へ続く。
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たぬ
☆4.5 またまた日本ホラー小説大賞受賞作なのです。とはいえホラー感はあんまなかったな。ご遺体を解体するシーンこそスプラッタだけどホラー小説というよりは家族小説、人情小説といった趣でした。そのグロにしても陰惨さのない文体だから読みやすいの。リズムが良くて。もうリリックっての? ライムっての? ああ作者さんのお名前からしてもう韻を踏んでいるわね。他作品も俄然読みたくなりました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/06/21(4786日経過)
記録初日
2004/05/20(7374日経過)
読んだ本
2721冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
847527ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
2716件(投稿率99.8%)
本棚
3棚
性別
血液型
A型
自己紹介

生きているうちに1万冊読むのが目標です。

5点満点で点数をつけています。
0.5点刻みで
5点→何度でも繰り返し読みたい。保存用に欲しい
4.5点→あと一歩で5点満点
4点→機会があればまた読みたい
3.5点→可もなく不可もなく
3点→ちょっと物足りないかな
2.5点→つまんないけど最後まで読み切ったぞ
2点→半分も読めずあーこれダメだ~
1.5点→最初の10頁で「無理」と投げ出す
1点→時空を超えたつまらなさ、作者ごと嫌いだ
ざっくりこんな感じ。

☆15冊以上読んでいて平均点4.20点以上の作家☆
(※再読は含めず。newは更新日に上書したもの)
吉村昭(95冊・4.29点)
小野不由美(29冊・4.58点)
遠藤周作(25冊・4.44点)
桐野夏生(24冊・4.44点)
東野圭吾(24冊・4.38点)
乙一(別名義含む・23冊・4.26点)
上橋菜穂子(22冊・4.55点)
西加奈子(20冊・4.40点)
奥田英朗(18冊・4.56点)←new
スティーヴン・キング(18冊・4.50点)
太宰治(18冊・4.32点)
辻村深月(18冊・4.31点)
恒川光太郎(17冊・4.56点)
綾辻行人(16冊・4.50点)
瀬尾まいこ(16冊・4.38点)
湊かなえ(16冊・4.26点)
村田沙耶香(15冊・4.43点)
宮部みゆき(15冊・4.40点)
*2024.7.20更新

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