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2025年3月の読書メーターまとめ

石橋陽子
読んだ本
10
読んだページ
3138ページ
感想・レビュー
10
ナイス
458ナイス

2025年3月に読んだ本
10

2025年3月のお気に入られ登録
2

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2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

石橋陽子
装丁のブルーはティファニーブルーだったのね。男女の五章から成る連作短編集。「恋は愚か」年齢差、収入差、社会的立場差のあるカップル。男性としては高嶺の花を持つと気苦労が絶えないのは周知の事実。自分を大きく見せようとする滑稽さ、そしてその為に犯罪に手を染める直前までいく心境を考えると、同じレベルのお相手と並ぶ方が吉。どの話もすれ違いで心の奥が苦しくなりそっちの方向に行かないでと思うのだけど、なかなか上手くいかないのよね。青山さんのお話いつも同じ苦しさになるけど、最後は前向きになってまた次も読みたいって思える。
くりん
2025/03/25 11:57

なるほどティファニーブルー💍こちらは本屋大賞にノミネートされていますが、なぜかあまり印象に残っていなくて😿少し前の、『月の立つ林で』はとってもよかったですけどね(⌒∇⌒)

石橋陽子
2025/03/25 12:15

くりんさん、12月に読まれたんですね。確かに青山さんの作品って、読了後は、あぁ~いい話だった~って満足なんですが、少し経つとどんなお話だっけになってしまうような。『月の立つ林で』も、良かったっていうのだけ覚えてますw

が「ナイス!」と言っています。

2025年3月にナイスが最も多かったつぶやき

石橋陽子

2025年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2125ページ ナイス数:546ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1207092/summary/monthly/2025/2 やっぱりね、仕事で読書時間がぐんと減って9冊でした。フルで働いている人、どうやって時間取ってるのかしら。2月は『消滅世界』が1番でした。この世界観がたまらなかった。村田さんの咲く日全部読みたい!

CABIN
2025/03/04 19:48

私は通勤電車の中で読んでます。今は片道30分なのであまり読めません。今月もよろしくお願いします😊

石橋陽子
2025/03/04 20:26

通勤電車内の読書憧れます📖車内って集中出来ますよね。1時間乗っていたいな。

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2025年3月の感想・レビュー一覧
10

石橋陽子
手塚治虫が描くゲーテ『ファウスト』。ゲーテ『ファウスト』を読む前に理解しやすくなるかと思ったが、漫画にもかかわらず高度。ファウストの亡骸からの魂は、天使たちの助けで昇天し天国に導かれる。それを幼い王女に、大きくなったらファウストという男とめぐり逢い、その男を天国へ導くのだと洗脳させるやり方でコンパクトにまとめている。やはり、本場の『ファウスト』を読んでみなくてはいけないが、キリスト教も学んでおかなければならないように思う。んーどこから手をつけたらいいのか。
CABIN
2025/03/30 11:11

『ファウスト』ってオペラというイメージがあるけど、手塚治虫の漫画にもなってるんですね。ゲーテは漫画家にも影響を与えているなんて凄い。

石橋陽子
2025/03/30 11:23

手塚治虫は、ゲーテに惚れ込み、自分の作品でも残したかったようです。先日読んだ『ゲーテはすべてを言った』から派生してやってきました。

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石橋陽子
装丁のブルーはティファニーブルーだったのね。男女の五章から成る連作短編集。「恋は愚か」年齢差、収入差、社会的立場差のあるカップル。男性としては高嶺の花を持つと気苦労が絶えないのは周知の事実。自分を大きく見せようとする滑稽さ、そしてその為に犯罪に手を染める直前までいく心境を考えると、同じレベルのお相手と並ぶ方が吉。どの話もすれ違いで心の奥が苦しくなりそっちの方向に行かないでと思うのだけど、なかなか上手くいかないのよね。青山さんのお話いつも同じ苦しさになるけど、最後は前向きになってまた次も読みたいって思える。
くりん
2025/03/25 11:57

なるほどティファニーブルー💍こちらは本屋大賞にノミネートされていますが、なぜかあまり印象に残っていなくて😿少し前の、『月の立つ林で』はとってもよかったですけどね(⌒∇⌒)

石橋陽子
2025/03/25 12:15

くりんさん、12月に読まれたんですね。確かに青山さんの作品って、読了後は、あぁ~いい話だった~って満足なんですが、少し経つとどんなお話だっけになってしまうような。『月の立つ林で』も、良かったっていうのだけ覚えてますw

が「ナイス!」と言っています。
石橋陽子
文藝賞受賞作。目の前に広がる描写も著者ならではの目の付け所で、一風変わった読み心地が意外にも癖になる。とにかくお笑い、始終お笑い。ほぼ全ての物事においてお笑い要素を含めて表現するのは難しいはずなのに、さらりとやり遂げているのが天才。自分のジャケットを上司が着てしまって、どうにか脱がそうと脳内で繰り広げられる独り言がツボ。結局破れる始末だが、落ちたボタンを食べたという展開に仰天した。石田夏穂のさらにぶっ飛んだ版でとても好み。楽しいに尽きました。
hiace9000
2025/04/05 21:26

石橋さん、笑撃まさに。「彼女の無限の優しさに報いなくてはならないという使命kン、というか義務感というかまことに僭越ながらはっきり言って恐怖感、私は気づけばチームリーダーに対して大きな不安感を抱えてもいた」なんて絶妙にツボりました。実家的アイテムの羅列にも思わずwww

石橋陽子
2025/04/05 22:02

hiaceさん、ね、面白かったでしょ。そうそう、実家的アイテムの羅列のとこも吹き出しました。何せセンス良し︎︎👍これからの作品もぜひ読みたいです。

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石橋陽子
キューブラロスは死の受容過程を呈した人。この本は、人生が限りあるものであり、いい人生だったと思えるものの考え方がぎっしり詰まった素晴らしい本。無条件の愛を与える際の最大の障害が、与えた愛が報いられないのではないかという恐れであることや、その人を丸ごと愛することが出来れば事態を変えることが出来る等、今の私に刺さる概念と沢山出会えた。死を間近にした人のどの話も涙無しではいられない。今、命があり生きられていることが感謝であり、この上なく幸せなことと思う。
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石橋陽子
多くの意味が本から精神へと運び込まれ読む前よりも必ず心の中が増し一人の人間の意味が増えている。それは宇宙最高の愉悦。嘘で作られた空想を求め次の虚構へと手を伸ばす。その虚構の名は小説という。と締める本作。小説たるものを言い得て妙だ。読書好きには贅沢な読書時間となるだろう。幼少期から読書と共に生きてきた人は物の考え方に深みが増し生活の随所に影響を及ぼし生き方を有意義にする。そして面白みのある人生が送れる事を約束してくれている様に感じさせる作品だった。未知な物に関する事を明らかにしたい気持ちが強くなるとも思えた
CABIN
2025/03/19 23:21

もう読んだんですね。さすが陽子さん。私にはこの本の意味するところがさっぱり…😅

石橋陽子
2025/03/20 07:05

CABINさん、ちょっと読みにくさはありましたよね。私も分かっているかというと全然です。でも、この作品を本屋さんが推してるというのはすごいなー。

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石橋陽子
これほどまでに贅沢な読書はなかなか無い。幸福感たっぷりの時間だった。思想家たちの言葉が飛び交い、1つ1つメモを取りたくなる文章が続く。著者の知識量が物凄く、これまでの読書量が相当なものだったことが滲み出ている。一見難解そうなのに、身体にすっと入ってくる文章の並びがとても心地よい。ティーバッグに書かれていた名言。これがゲーテのものなのか出典を探す物語。なんでも格言的な言葉はすべてゲーテが言ったと集約されているのではないかと。はたまた後世の創作である可能性もある。ずっと読み終わりたくない感覚に陥る。
CABIN
2025/03/13 19:12

ゲーテの名前は聞いたことあるけど、何をした人なのかさっぱり分からない私…😅

石橋陽子
2025/03/13 19:19

CABINさん、私もあまり知らなくて。詩人であり劇作家、作家、自然科学者、政治家であったらしいです。とても興味あるので、ゲーテの本購入してきました。

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石橋陽子
大正時代の雰囲気をたっぷり味わえる犬神家の一族的なミステリー小説。家主の妾の子として産まれたかな子が檜垣澤家に入り込み、莫大な財産を横目に、人間観察を行い心理戦を繰り広げるストーリー。自分の立場をわきまえながら、後継者である女性達を利用し、自分の人生を思い通りに歩く為に、駆け引きをしていく。770頁と超大作だが次から次へと起きる災いや出来事で決して飽きさせない。大正時代、女性の立場が上である一家を見るのは珍しく、女性の強かさを感じた。一人の人生をタイムスリップして垣間見た重みのある話しだった。
石橋陽子
2025/03/11 19:29

CABINさん、そうですそうです、大正時代の時代背景がかなり分かると思います。そういう意味でも勉強になりました。

石橋陽子
2025/03/11 19:30

maxaさん、まーそこまでミステリーではないのですけどね。770頁は人生最長だと思います💦

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石橋陽子
認知科学の概念プロジェクションを分かりやすく説明された本。ストーカー事件やオレオレ詐欺、霊感商法やカルト宗教の構造が、プロジェクションのズレを元に成立させてしまっているのがよく分かる。福島の風評被害もしかり、検体検査で合格しても根深く、こういう問題に関しては、自分の非合理的な思い込みによるプロジェクションに気づくことが差別を生まないことへ繋がってくる。これら成り立ちを知ることで、自分を守ることに大変役立つと思った。
CABIN
2025/03/08 20:01

一回刷り込まれたら、変えるのはなかなか難しいですよね😓

石橋陽子
2025/03/09 10:46

CABINさん、刷り込みの成り立ちを理解しておくことが自分を守ることに繋がるし、こういった勉強を学校でするべきだと思う。息子のテスト見ていると、~商法とか詐欺とか思っているより詳しく学んでいるみたい。昭和の人のが引っかかりやすいかも。

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石橋陽子
様々な年収の方の暮らし方や、お金にまつわる悩みが覗ける本。収入を増やそうと思っていても、介護や育児で働ける時間が限られる。そういった人への社会からの風向きが大変厳しく、思ったように働けないという現実を政府は何も知らないという訴えが多い。真面目に生きているのに、何か就労に差し障るものがあるだけで、低所得から抜け出られない世の中であることは確か。生活保護者が増え税金が使われることを思うと、就労を支援する根本的な改革が必要不可欠。この本を政府が読んで欲しい。
CABIN
2025/03/04 21:03

お金持ちになるためには資本が必要なのが資本主義の仕組みなので、お金(資本)のない低所得者が普通に生活していても豊かになることはありません。お金持ちになるためにはリスクを背負って自分に投資しないと…。

石橋陽子
2025/03/04 22:24

CABINさん、それがね、国の体制が悪すぎて、にっちもさっちもいかないのよ。彼らの望みは、普通の生活が出来ること。このケースもこのケースもどうにもならないなと思う状況ばかり。

が「ナイス!」と言っています。
石橋陽子
平野啓一郎の『オッペンハイマー論』以前オッペンハイマーの映画を観に行ったが、その衝撃的な歴史に胸を打たれた。核兵器の実用化を避けた彼は、原爆開発についてどう思っているのか私の中で疑問で終わっていた。オッペンハイマーは開発自体については後悔しておらず、1960年に来日した際「悪いと思っていない訳ではなく、昨日の晩よりは今晩の方が悪く感じていないということです」と神経を逆撫でするような曖昧な言葉を残している。最後の、人間以外の生物そして大地そのものが、人間によって人間よりも先に被爆したという視点に閉口した。
新潮 2024年7月号
CABIN
2025/03/04 19:56

良くも悪くも使い方次第ですね。でも軍事産業によって科学が進歩しているのも事実。難しいところですね。

石橋陽子
2025/03/04 20:29

CABINさん、調べてみたけど、軍事産業によって科学が進歩してるんですね。三菱電機でミサイル、コマツで砲弾とかビックリ((((;゚Д゚))))

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/10(1571日経過)
記録初日
2023/02/04(816日経過)
読んだ本
438冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
111372ページ(1日平均136ページ)
感想・レビュー
427件(投稿率97.5%)
本棚
6棚
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