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2023年7月の読書メーターまとめ

yukaring
読んだ本
20
読んだページ
6988ページ
感想・レビュー
20
ナイス
2883ナイス

2023年7月に読んだ本
20

2023年7月のお気に入り登録
3

  • プリン
  • TI
  • sin

2023年7月のお気に入られ登録
5

  • プリン
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2023年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yukaring
「得体の知れない怖さ」を書かせるとやっぱり澤村さんは天下一品。ホラーやイヤミス、叙述トリックなど様々な趣向を凝らした狂気の物語21編はどれをとってもハズレなし。現実と地続きの日常からふいに"あちら側"へ引き込まれた人々のとまどいと恐怖。まるで自分の日常まで蝕まれていくようなそんな没入感がたまらない。とあるマンションが自殺の名所となっている驚きの理由『名所』ほんわかとした幼い語りがまさかの恐怖へと繋がる『せんせいあのね』などほんの数ページのショートショートが恐怖のツボをピタリと捕らえて離さない極上の短編集。
yukaring
2023/08/11 20:44

Nyahさん、澤村さんのネタ帳凄そう😱闇の世界とつながってて怪談が無尽蔵に湧いて出てたりして👻

Nyah
2023/08/11 21:18

yukaringさん 👻そんな気がしちゃうくらい発想が怖い🙀

が「ナイス!」と言っています。

2023年7月にナイスが最も多かったつぶやき

yukaring

皆さまいつもありがとうございます🙇雨ばかりで憂うつな毎日ですが逆に読書は進みそう☔️😉今月は読みたい本が沢山発売されるので今から楽しみです🎵お財布が怖いけど😜👛今月もよろしくお願いいたします🤗💕2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:7080ページ ナイス数:2634ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら-> https://bookmeter.com/users/1254506/summary/monthly/2023/6

皆さまいつもありがとうございます🙇雨ばかりで憂うつな毎日ですが逆に読書は進みそう☔️😉今月は読みたい本が沢山発売されるので今から楽しみです🎵お財布が怖いけど😜👛今月もよろしくお願いいたします🤗💕2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:19冊 読んだページ数:7080ページ ナイス数:2634ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら-> https://bookmeter.com/users/1254506/summary/monthly/2023/6
雪紫
2023/07/06 12:39

共読4冊。「幽霊屋敷」や「電気人間」、実にらしい話でしたね。夏場は本以外にも出費が激しいのでお財布が涼しく・・・今月もよろしくお願いします。

yukaring
2023/07/06 20:16

雪紫さん、ありがとうございます🤗「幽霊屋敷」は本当にカーらしさ満点❗️リアリティはさておき・・😜詠坂さんは初だったので「電気人間」はこうくるか!と思ってビックリしました😲今月も雪紫さんのレビューを楽しみにしてますね😊今月もよろしくお願いします🙇

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2023年7月の感想・レビュー一覧
20

yukaring
シェアハウスを舞台にしたサイコミステリー。鎌倉にあるお洒落なシェアハウス"サニーハウス鎌倉"。セレブの別荘のような外観にシアタールームやプールまでついて家賃はひと月45000円。この破格な条件に大喜びで入居した女子大生・理佐だが同居人が立て続けに死亡して・・。不安になった理佐は友人に相談してサニーハウスについて調べていく。そして明らかになる意外な事実。次々と人が死にヒロインの不安を煽っていく外国のホラー映画にありそうなスピード感のある展開が五十嵐さんらしい。シェアハウスには絶対住みたくないと思わせる1冊。
がらくたどん
2023/07/31 23:20

以前、単行本で読みました。「外国のホラー映画にありそう」確かに!確かに!家も暮らしも何となくお洒落だっただけに、ラストの畳み掛けるような絶望感がたまりませんよね♪私もあんなシェア・ハウスはブルブルです(>_<)

yukaring
2023/08/01 09:08

がらくたどんさん、本当にこんなシェアハウスイヤですよね😨いくらお洒落で安くても・・😜💦最後の入居者募集中のホームページの可愛さが最悪のラスト予想させる、とかもアメリカのホラー映画っぽかったです😉👻

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yukaring
名探偵不在のクローズドサークル。各人の視点から語られる事実から真相を紐解いていくタイプのミステリは自分も推理に参加しているような感覚でとても楽しい。嵐の土砂崩れで孤立した別荘と閉じ込められた11人。絵に描いたような密室で次々と殺人が起こるが名探偵がいない?!ひと癖もふた癖もある登場人物達の推理合戦はかなり突っ込みどころ満載でユーモア満点。主に3人の視点から事件は語られるが、同じ事実を多面的に見る事ができるのはとても新鮮。ミステリ同好会の会長の「ダイイングメッセージすな」という関西弁のコメントはかなり名言。
麦ちゃんの下僕
2023/08/04 15:54

一条には江神ばりの“名探偵ぶり”を期待したんですけどね😅…まさか事件後に読んでいるのがあの本だとは(笑)

yukaring
2023/08/04 20:37

麦ちゃんさん、私も実は一条さんが名探偵ぶりを発揮するのでは・・😆と期待してたのですが、本当に名探偵は不在でしたね😜💨

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
〈押せば幸せな家族が破滅するスイッチ〉をあなたは押しますか?不思議な実験に参加することになった主人公・小雪。それはスイッチを持たされ、押しても押さなくても100万円貰えるアルバイト。普通に考えると誰も押すはずないのに・・。心の奥底の悪意は常識では測れない。幸せそうな家族やふざけ合う友人たち、仲睦まじい恋人同士など皆が額面通りではないかもしれない。人間の抱える闇や迷いを感じさせられるストーリーで複雑な人間心理がよく描かれていた。欲を言えば真相にもうひと捻り欲しかったがラストは綺麗にまとまり読後感はよかった。
が「ナイス!」と言っています。
yukaring
英米の女流作家たちの怪談集。どちらかというとホラーより世にも奇妙な物語系が多い印象。そして今回"とにかく怖い"と評判のギルマンの『黄色い壁紙』を初読み。これは怖いというより、とにかく気持ちが悪く狂気と現実の間で揺らぐ闇に引き込まれてしまいそうな不安定感と後味の悪さが絶妙。無数の女が壁紙の中で這い回るイメージは想像するとトラウマもの。他にも理由もわからずただひたすら不気味な男に追われる女性の恐怖『追われる女』や悪魔的なラストの解釈にゾッとさせられる『宿無しサンディ』など不条理な恐怖がぎっしり詰まった短編集。
が「ナイス!」と言っています。
yukaring
現場に残された「ネメシス」の血文字。刑務所に収監中の殺人犯の家族たちが次々と殺害される。これは死刑を免れた殺人者たちへの復讐なのかそれとも・・。死刑制度の是非に真っ向から挑む中山さんらしい社会派ミステリ。殺された被害者の遺族たちの悲しみと憤りそして加害者家族たちの受ける社会的な制裁。どちらも世間の人々の無責任で無遠慮な目線や好奇心にさらされ壮絶な日々を送るが、犯罪者本人は鉄壁の壁の中で守られる現実。ラストには中山さんらしくあっと言わせるどんでん返しも仕込んであって楽しめるが色々と考えさせられる1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
yukaring
ある一軒家で続く怪現象。"その家"に関わる人々の目線から語られる事実が繋がった時に浮かびあがる衝撃の真相。さすが織守さんらしい一筋縄でいかないホラーミステリ。新しい家に引っ越した母娘。しかし家の中で見つかる髪の毛、勝手につくTV、花壇の顔の形のしみ、何度捨てても戻ってくる人形の謎『あの子はついてない』曰くつきの物件を探すフリーライターに"その家"を紹介させられた不動産屋の不思議な体験『その家にはなにもない』"その家"の新たな住人が驚きの真相を語る『そこにはいない』など静かにゾクッとさせられる物語だった。
yukaring
2023/10/04 09:36

Nyahさん、怖っっ😱💦

Nyah
2023/10/04 18:23

😱

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
人間の心の奥底に眠る加虐性を揺さぶり起こすようなダークで危険な物語。12歳の私デイヴィッドは森で出会った美しい少女メグが妹のスーザンと隣のチャンドラー家に越してきた事を知る。隣家の美少女に心を踊らせるデイヴィット。しかし牧歌的な始まりから急転直下、暴力と混沌が幅をきかせる邪悪な展開へと様相が変わっていく。隣家の母親ルースはこの姉妹を責め苛み折檻と称し息子たちと虐待を加える。最初は止めようとしていた私もどんどん暴力に魅せられていく。鳥肌なしでは読めない残酷な描写と衝撃のラスト。トラウマ間違いなしの恐怖小説。
yukaring
2023/07/25 21:05

まりりんちゃん、初ケッチャム読了❗️それにしても噂以上にエグかった・・😱ハッピーエンドにもならないし⤵️読みやすいし、途中で止めるとモヤモヤが残ってイヤな気持ちになるから猛スピードで読んだかも😁💨今後ケッチャムを読むかはまりりんちゃんのレビューを待ってからにしようかな😜

yukaring
2023/07/25 21:29

まさこちゃん、覚悟を決めて共読しよ~😆読みやすくて面白いんだけど、エグいしツラいしトラウマ率高いかも💦怖いものみたさで一気に読了した感じ😜でもまさこちゃんの感想も聞いてみたい❗️😉

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
「得体の知れない怖さ」を書かせるとやっぱり澤村さんは天下一品。ホラーやイヤミス、叙述トリックなど様々な趣向を凝らした狂気の物語21編はどれをとってもハズレなし。現実と地続きの日常からふいに"あちら側"へ引き込まれた人々のとまどいと恐怖。まるで自分の日常まで蝕まれていくようなそんな没入感がたまらない。とあるマンションが自殺の名所となっている驚きの理由『名所』ほんわかとした幼い語りがまさかの恐怖へと繋がる『せんせいあのね』などほんの数ページのショートショートが恐怖のツボをピタリと捕らえて離さない極上の短編集。
yukaring
2023/08/11 20:44

Nyahさん、澤村さんのネタ帳凄そう😱闇の世界とつながってて怪談が無尽蔵に湧いて出てたりして👻

Nyah
2023/08/11 21:18

yukaringさん 👻そんな気がしちゃうくらい発想が怖い🙀

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
13才の少女ダッチェスと6才の弟ロビン、この2人に降りかかるどこまでも過酷な運命。弟を守るために無法者となろうとする少女の決意があまりにも悲しく心を抉る。頼りにならない母親の代わりに弟を全身全霊で守るダッチェスだが、ある日悲惨な事件が起こり幼い姉弟はより苛烈な運命に翻弄されていく。町の濃密な人間関係が息苦しく、弟を守るダッチェスと幼なじみを守ろうとする警察署長のウォークが人のために自分を犠牲して蕀の道を歩む様子が語られる。しかし真っ直ぐ生きることの困難さとそこにある光の美しさを考えさせられる物語だった。
りょうすけ
2023/07/19 10:29

意味不明なので序盤で放置してる作品😖

yukaring
2023/07/19 20:49

かなりの厚みと序盤のスローペースで前半は中々進まず私も苦戦しました💦😰

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
帯の〈ミステリ・ショーケース〉という言葉がピッタリ。ケースの展示品にワクワクが止まらない短編集。運行しているはずのない深夜バス。それに乗った彼は不思議な光景に遭遇する。そしてその奇妙な謎と共に解き明かされる残酷な真実とは・・『Y駅発深夜バス』中学生の初々しい恋心と謎の掛け合わせ『猫矢来』読者へ挑戦状を突きつける『ミッシング・リンク』宿で相部屋になった男が語る戦慄の悪夢『九人病』列車を使ったアリバイトリックを駆使する推理作家の誤算とは?『特急富士』あの手この手を使ったミステリで楽しませてくれる大満足の1冊。
ごみごみ
2024/05/26 18:47

まさに〈ミステリ・ショーケース〉どれも満足✨表題作の意表を突く展開に驚かされ、その後もやられっぱなし!面白かった〜♪

yukaring
2024/05/26 20:26

ごみごみさん、バリエーション豊富でどのお話も面白かったですよね~🤗🎶ホラーかと思いきやの表題作には本当に驚いた😲⤴️

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
古今東西の名作ミステリを法月さんがオマージュした物語。しかしただのオマージュではなく法月さんらしいウィットを利かせて再構築したストーリーはどれも極上の仕上がり。表題作の『赤い部屋異聞』は江戸川乱歩の「赤い部屋」から。法に触れない安全至極な殺人を繰り返して99人の命を奪ったと豪語する男の運命はいかに。乱歩の世界観を踏襲しながらブラックユーモアを利かせたオチには瞠目。ウールリッチのオマージュ『砂時計の伝言』も20ページ程度の短さながら意表をつくラストが面白い。どれも懲りにこった仕掛けに舌鼓を打つ絶品短編集。
yukaring
2023/07/16 10:41

全然大丈夫‼️私も乱歩しか知らないし、乱歩もすっかり忘れてた😅

Nyah
2023/07/16 10:42

そっか。安心!

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
怪談からSF、イヤミスから幻想的なお話まで様々なテイストのホラー15編。表題作である『牛の首』は「あんな恐ろしい話は聞いたことがない」と皆が口をそろえて言いながらも、誰も中身を教えてくれないため主人公が躍起になって語り手を探し求めるというお話だが、まさかこんなオチが待ってるとは。かなりブラックユーモアの利いたホラーストーリーを堪能。他にも都市伝説でありそうな『安置所の碁打ち』や古典的怪談とSFを融合させた『ハイネックの女』奇想天外でゾッとする真相が待つ『猫の首』など夏の夜を涼しく楽しめる短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
yukaring
読者をさりげなくミスリードする洗練されたテクニックと流れるような語りにすっかり騙される傑作ミステリ。モネの《睡蓮》で有名な村ジヴェルニーで発生した奇妙な殺人事件。頭を殴られて胸を刺され、水に沈められた眼科医。彼はなぜこんな惨い殺され方をしなければいけなかったのか?絵のような美しい村で繰り広げられる美貌の女教師を中心とした愛憎劇や全てを見通す風変わりな老女、そして絵描きを志す少女をめぐるさまざまな人間ドラマ。最後に明らかになる驚きの真相と物語の様相が一変する驚愕のトリック。さすがは鬼才ビュッシ、恐るべし。
yukaring
2023/07/12 11:15

koma-inuさん、私も気になっていた本をやっと読んだのですが、読んで本当によかったです❗️😆全てが腑に落ちた時の爽快感がたまりませんでしたよ🙋koma-inuさんのレビューを楽しみにお待ちしてますね🎵🤗

yukaring
2023/07/12 11:18

きりんさん、図書館から是非GETして下さい❗️😆私的には何でもっと早く読まなかったのか後悔してるくらい面白かったです🤗絵とミステリーってやっぱり相性がいいなって思います🖼️😉

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
この世界と異なる世界にうっかり足を踏み入れてしまった人々が出会う"異形のものたち"。結婚に悩み疲れた女性が郊外の町で見つけた歯医者「日影歯科医院」にまつわる秘密、バス事故で亡くなってしまった幼なじみ親子との再開に喜ぶ女性の末路「森の奥の家」、亡き母の遺品整理で出会った般若の面の女性「面」など、どれも生と死のあわいが曖昧で仄暗い世界が楽しめる物語だが「山荘奇譚」は別格の怖さ。山奥の山荘の地下室に"いる"ものに安易に触れてしまった女性に起こる不条理で背筋が凍るような恐怖体験。美しくてもの悲しい幻想怪奇短編集。
キイ
2023/07/12 06:34

こちらもまたそそられる感じですね〜❣️タイトルからして、おもしろそう👻🎶みなさまのおすすめも気になります🥰✨

yukaring
2023/07/12 11:07

キイさん、怖いもの好きにはタイトルが刺さりますよね😁👻「山荘奇譚」は本当に怖かったけどあとは幻想怪奇な世界観を楽しめるお話です🎵📖機会があったら読んで見てね~🙌💕

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
三津田さんが厳選した怪談の名手たち7人が競演する読む前からテンションが上がりっぱなしの1冊。「霊能者系怪談」「実話系怪談」「異界系怪談」など各作家さんに与えた三津田さんのテーマもエスプリが効いている。その中でも澤村さんの"霊能者系"の『サヤさん』はズバ抜けて面白い。雑誌へ投稿だけで成り立つストーリーは読者を現実と虚構の境界線が曖昧で不条理な世界へと誘い込む。加門さんの"実話系"はリアリティがすごく怖すぎて夜寝れなくなるほど。三津田さんはお得意の家モノだがラストの後味の悪さに背筋がゾッとする思いだった。
yukaring
2023/07/09 20:35

キイさん、涼をとれること間違いなし❗️👻色んなテイストの怪談で読み応えがありますよ~🤗是非おすすめです💕🙋

yukaring
2023/07/09 20:41

まりりんちゃん、わかるよ~💦😁あきらかに実話なヤツは怖すぎて私も少し苦手だから加門さんのにはブルッた😱とりあえず夜は読まないほうがいいかもね😜🌃それと私は時代劇系が苦手だからそれはさらっと読み飛ばしたけど、皆読み応えあって面白かったよ~✨🎵

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
本棚を整理してたら懐かしくて再読。アメリカのスケルトン探偵の本格推理の第1弾。人類学教授オリヴァー博士が被害者の骨から証拠を探して事件を解決に導くストーリーは何度読んでも飽きさせない面白さ。フランスの富豪の館の地下で見つかった切断された古い骨。事情を知るであろう館の主人は謎の事故死を遂げ、更に集まった親族の1人は毒で倒れる。地下の骨と事件との関係は?骨に刻まれたどんな痕跡も逃さないオリヴァー博士の徹底的な調査と鋭い推理。友人で相棒のFBI捜査官ジョンとのバディぶりもユーモラスで楽しいお気に入りのシリーズ。
が「ナイス!」と言っています。
yukaring
「櫻の木の下には」「銀河鉄道の夜」などの名著のDNAを取り込み、現代風にアレンジしたホラーアンソロジー。名作をなぞりながらも人間の暗部をえぐる鋭い切れ味とラストに待つどんでん返しに背筋がゾッとする。特に怖かったのは「セメント樽の中の手紙」をモチーフにした『SNSの中の手紙』知らない女性<ミコ>から次々と送られてくる不気味なメッセージと画像。そしてその意味がわかった時に待つ真の恐怖と絶望はSNSを日常的に発信する現代人への警告ともなっている。ホラーだけではなく謎解き要素も楽しめる夏の夜にピッタリの短編集。
よつば🍀
2023/07/10 12:49

元の作品があんまり反映されていないような気もしましたが、それ関係なく怖・面白かったですね。「櫻の木の下には」は真相が簡単に想像出来たけど、やっぱりゾッとしました(;'∀')

yukaring
2023/07/10 20:46

確かに😜あまり元の作品は雰囲気のみであまり反映されてなかったけど面白かったです🎵🤗「櫻の木の下には」はそこに導かれる過程にゾッとしましたね😱私は「SNSの中の手紙」が結構ツボでした😁

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
猫に人生を狂わされた人々の顛末と猫たちの猫(にゃん)生が描かれる不思議な物語。面白いけど帯の「戦慄のネコミス!」とは少し言いすぎな気が・・・。46歳、年収200万以下の貧乏な女性がブリティッシュショートヘアの"まりもさん"に一目惚れをして彼女を手に入れた時から女性とまりもさんは数奇な運命を辿っていく。他にも猫に救われた人、猫のために殺された人と様々な人々が猫に人生を翻弄されるが、猫たちもそんな人々を横目にしっかりふてぶてしく生き抜いていく。グレーでもふもふ、ゴールドの眼のまりもさんに少し会ってみたい。
雪紫
2023/07/05 01:18

ひとが猫に飼われてるのか気になるところですね。エッセイの「おひとりさま作家、いよいよ猫を飼う」これとかなりリンクしててかなり面白いですよ( ̄ー ̄)ニヤリ(https://bookmeter.com/books/13659474)。

yukaring
2023/07/05 11:29

雪紫さん、ありがとうございます🤗エッセイをチラ見したら面白そう❗️そして本当に真梨さんの実体験に基づいているのですね🤣こうなるともはや「ひとが猫に飼われてる」状態かも😸でもほのぼのしてていいですね⤴️

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
歩く亡者に迫り来る首無女、山に住む孤鬼と「にまあぁっ」と口を開けて嗤う口食女。刀城言耶の元に集まる数々の怪談を彼の助手で作家志望の天弓馬人と異形を察知する力を持つ女子大生・愛が解き明かす怪異譚。京都の無明大学の図書館の地下にある"怪民研"と呼ばれる刀城言耶の研究室。本人はほぼいないその部屋にいるのは怖がりな助手の馬人。怖がりで変人の彼は怪異を怪異でなくすために現実的な解釈をいくつも打ち立てる。彼の推理により様々な怪異に合理的な説明がついていくがしかし・・。最後にサプライズも待つ怖くて楽しい新シリーズ登場。
★Masako★
2023/07/04 16:28

早い~♪ 私もこちらは楽しみにしていました! 刀城言耶シリーズは途中までしか読んでないので、新シリーズは嬉しい♡ 夏の間には読みますね(*´˘`*)

yukaring
2023/07/04 21:13

まさこちゃん、すこく面白かったからオススメです💕🤗続きがでると嬉しいなぁ🙌怪談はやっぱり夏の間に読みたいよね~😆📖

が「ナイス!」と言っています。
yukaring
虚構と現実の境界線が侵食されていく不気味さと不安感。作家や私小説の在り方について考えさせられる衝撃の問題作。自分の破天荒で暴力的な生き方をウリにした私小説で文壇の重鎮に登り詰めた須賀庸一。彼の死後に明かされた驚くべき秘密、それは庸一の私小説を書いていたのは彼の弟で60年前に自殺したはずの堅次だという事。そして実は庸一は堅次の書いた私小説を後づけで実行していたという事実だった・・。兄と弟の歪んだ依存関係、小説に侵食されていく生き様、虚構の前に脆くも崩れ落ちる現実、とても読みごたえのあるダークミステリだった。
ナルピーチ
2023/07/01 23:56

虚構と現実に支配されたような読後感!これは衝撃強すぎ🤬読み応え満載の一冊でした⤴️😆

yukaring
2023/07/02 10:42

本当に凄かったですよね😆そして虚構と現実の一線が崩れ去るようなラスト💦しばらく衝撃から抜け出せなさそうです😰

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/03(1126日経過)
記録初日
2021/06/03(1126日経過)
読んだ本
838冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
284459ページ(1日平均252ページ)
感想・レビュー
771件(投稿率92.0%)
本棚
1棚
性別
現住所
福岡県
自己紹介

ミステリー大好き人間。
常に本を持ち歩き、通勤や休憩中は読書でリフレッシュ。本を読んでいる間の日常から脱却感が最高。
映画や海外ドラマを見るのも休日の楽しみ。
ジャンルは本格ミステリだけでなくイヤミス、ホラーも大好物。
一番好きな作家は綾辻行人さんと三津田信三さん。他にも有栖川有栖さんや中山七里さんなどなど。
海外ミステリではクリスティーやクィーン、カーやクロフツなどの古典ものだけでなくスティーブン・キングやジェフリー・ディーヴァーもお気に入り。
大好きな本は何回も読んで、同じところで驚いたり泣いたりしてしまう単細胞な人間です。

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