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2024年6月の読書メーターまとめ

いとう
読んだ本
3
読んだページ
788ページ
感想・レビュー
3
ナイス
32ナイス

2024年6月に読んだ本
3

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いとう
ケースフォーミュレーション(以下CF)の概念と歴史については、林直樹(2019)ケースフォーミュレーションの概念と歴史、精神療法 増刊第6号 p6-13. に詳しい。 『CF』と『アセスメント』を対比しながら、各執筆担当者がそれぞれの専門領域の実際を記載しているが、本書の終章にて、CFは「実用を主眼としているため、心理治療の計画が含まれる(Eells 2015)」と言及されており、論じるべきはアセスメントの対比ではなく、『アセスメント+プラン』のひとまとまりと、心理職が多職種と・・・・
いとう
2024/06/03 09:11

・・・共有可能な働き方となる共通言語としてのCFではないのだろうか。上記の林直樹の論文には、精神療法の現場でCFと比較される「見立て」について、「『見立て』は説明として患者に伝えられる。それが受け入れられないときは、それが抵抗とみなされて対応される(土居, 1977)」とある。同じく本書の終章にも、チーム医療の中で心理職の介入や支援は記載されていても、介入や支援の根拠は多職種に伝わっていない、と記載がある。精神療法・心理療法の一部には「正義は我にあり」のように捉えられかねないだろう。・・・・

いとう
2024/06/03 09:11

・・・編者の指摘するように、多職種協働・チーム医療が基本となる現在の保健医療現場において、CFは心理職の必須のスキルと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
3

いとう
本人の逆境体験から得た『子ども×セーフティーネット』の在り方、立ち上げたNPO法人が担うチャット相談の難しさなど、実体験をもとにした内容は非常に参考になる。本人の逆境体験をもとに言及された「親ガチャ」考察はとても感心した。 問題提起が示された後、後半で具体的な解決策や提案が示されると思っていたが、自己顕示的な内容になってしまっていたのでちょっと残念だった。
が「ナイス!」と言っています。
いとう
家族看護の基本として、社会・家族構造、家族発達を説明し、各領域(急性期、精神疾患、医療的ケア児など)における家族看護のポイントを詳細に提示する。 家族看護を定義すると「家族が、その家族の発達段階に応じた発達課題を達成し、健康的なライフスタイルを維持し、家族が直面している健康問題に対して、家族という集団が主体的に対応し、問題解決し、適応していくように、家族が本来持っているセルフケア機能を高めること」(p12)。これに対し、発達課題の達成、健康的ライフスタイルの維持、健康問題への対応を看護介入する。
が「ナイス!」と言っています。
いとう
ケースフォーミュレーション(以下CF)の概念と歴史については、林直樹(2019)ケースフォーミュレーションの概念と歴史、精神療法 増刊第6号 p6-13. に詳しい。 『CF』と『アセスメント』を対比しながら、各執筆担当者がそれぞれの専門領域の実際を記載しているが、本書の終章にて、CFは「実用を主眼としているため、心理治療の計画が含まれる(Eells 2015)」と言及されており、論じるべきはアセスメントの対比ではなく、『アセスメント+プラン』のひとまとまりと、心理職が多職種と・・・・
いとう
2024/06/03 09:11

・・・共有可能な働き方となる共通言語としてのCFではないのだろうか。上記の林直樹の論文には、精神療法の現場でCFと比較される「見立て」について、「『見立て』は説明として患者に伝えられる。それが受け入れられないときは、それが抵抗とみなされて対応される(土居, 1977)」とある。同じく本書の終章にも、チーム医療の中で心理職の介入や支援は記載されていても、介入や支援の根拠は多職種に伝わっていない、と記載がある。精神療法・心理療法の一部には「正義は我にあり」のように捉えられかねないだろう。・・・・

いとう
2024/06/03 09:11

・・・編者の指摘するように、多職種協働・チーム医療が基本となる現在の保健医療現場において、CFは心理職の必須のスキルと思う。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/17(1137日経過)
記録初日
2021/06/17(1137日経過)
読んだ本
251冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
54393ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
251件(投稿率100.0%)
本棚
7棚
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