ネタバレフィクションと現実が曖昧になる推理小説だった。タイトルの「誰か」はA氏のことなのか。 とにかく御津島の性格が悪すぎる。どこまでが作中作だったのか？カラーページのところは作中作だと思うけど、そこから安藤(本物)と御津島が会うところまでも含まれるのか？？ あと警報装置鳴るだけなら外に出るとか、警察呼ぶと思うので、クローズドというにはちよっと弱いかも。 作者が実際に建てた家が舞台になっているとか、実は作者の名前をローマ字にして入れ替えると作中のキャラの名前になるとか、気づく人はここでトリック気づくのかな。

ネタバレフィクションと現実が曖昧になる推理小説だった。タイトルの「誰か」はA氏のことなのか。 とにかく御津島の性格が悪すぎる。どこまでが作中作だったのか？カラーページのところは作中作だと思うけど、そこから安藤(本物)と御津島が会うところまでも含まれるのか？？ あと警報装置鳴るだけなら外に出るとか、警察呼ぶと思うので、クローズドというにはちよっと弱いかも。 作者が実際に建てた家が舞台になっているとか、実は作者の名前をローマ字にして入れ替えると作中のキャラの名前になるとか、気づく人はここでトリック気づくのかな。

ネタバレ3.11を生き残った、というデリケートな題材だった。 喜びだけでは人は生きていけないんだなぁと。悲しいも怒りも恐怖もあって色んなことが乗り越えられるんだな。余命１年の京香さんと、生き残った沖晴くんが感情を取り戻しただけじゃなくて、その後の大学生になって生きていく沖晴くんも書いてあって良かった。

ネタバレまさきとしかさんは母と娘の葛藤する関係を書くのがうまい作家さんだと思う。帯の「犯人は、水底から現れて水底へ消えて行ったーー」は読了後にみると、なるほど。犯人はわかっても、殺人教唆というか誘導した瑠璃は逮捕されないし、真由奈はどうなったんだろう…ともやもやする。梶原が薫子を軽視するのも腹立たしい！でも続きが気になるのでスルスル読める。唯一戸沼家が立ち直って前に進めそうなのが良かったかなぁ。