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2024年7月の読書メーターまとめ

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読んだ本
9
読んだページ
2547ページ
感想・レビュー
9
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307ナイス
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2024年7月に読んだ本
9

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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今回は克明にゆっくり読んだ。米澤穂信さんの伏線を漏らさないように、、、 “栞“にはトリカブトがラミネートされていた。その栞を巡って学校の中で、特に図書館で事件は展開する。松倉、堀川ペアが今回も推理し、調べて解決に導く。ただ、今回は大事件になる前になんとか食い止める事が大事だったからか(瀬野さんの願い)読み物的にはやんわり感が、、、 ただ、散りばめられた名著の数々が作者の読書遍歴の凄さを感じる。どれもいつか読んでみたい。作家の方々は皆、読書量がハンパない。
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2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:2317ページ ナイス数:228ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1274093/summary/monthly/2024/6

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2024年7月の感想・レビュー一覧
9

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美術にも疎く、特に日本画となると一から調べながら読む。東京の東側の、馴染みのある地名が次々出て来るのも興味をそそられる。女性史の江戸から明治、大正への変遷も興味深かった。兄周三郎ととよと父暁斎の三つどもえの愛憎は凄まじく描き込まれている。 "絵なんぞで繋がれなかったって〜"の一節、とよという女が娘として母として生きた一生の独白だった。 とよは苦しみ、また絵の世界でたった一瞬の輝きを感じて、胸躍らせていたのだ。厳しく冷淡でそれでいてこの小さな画室以外のどこにもない、そんなものだった。p.347
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青森の古書店らせん堂さんを訪れた時、購入した本。5人の作家さんが綴った"あなた"への言葉、、、それは贈り物の様でもあり置き手紙の様でもあり、また独白か、自分語りか。それぞれの個性が感じられる短編集だった。
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小池真理子さんの選による。 この文春文庫シリーズは2作目(幸田文さんに続く) 今回も本当に読んでよかった。私の周りには向田邦子さんに心酔している方が多くて私は逆に敬遠しがちだったのだ。全く無意味な牽制だった。父様との云々はまた自分事も振り返って感慨深かった。気取らない気負わない人間らしさをこんなに表現できる人もなかなかいないと思う。
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ルシアンベルリン初読。彼女の生い立ちが少しずつわかってくる。数奇な運命、人生がふっと語り始められ、そこにのめり込むとまたふっと違う時点から語られる。そしてそのどれもが興味深く引き込まれた。"沈黙"、"さあ土曜日だ" が特に印象に残った。
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読みたいと思って書店を幾つか巡ったがなくて、Amazonで購入。 "僕"はどうしてここまで落ちぶれたのだろう、、、悪い人間ではないのだけれど、あらぬ方向に足を踏み外してしまったのだ。そこからの再生。最後までヒヤヒヤして、まだ安心できてはいない。"負のスパイラル"からの脱却は出来るのだろうか? 他3つの短編も難解なようで面白かった。不思議と惹きつけられる文章だった。
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全く初めて読むジャンルの物語、もちろん松田青子さんも初読。 "女はこうあるべき、男はこうあるべき"と教育されてきた世代の男が、男女の役割を明確に決めつけて(世の中がずっとそうしてきたし)女性にそれを強いてきた歴史がここで覆される。 "物語"を読んでて改めて男尊女卑の勝手なナルシシズムが不気味過ぎることに気づく。"男らしさ、女らしさ"の概念が洗い流されるようだった。
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今回は克明にゆっくり読んだ。米澤穂信さんの伏線を漏らさないように、、、 “栞“にはトリカブトがラミネートされていた。その栞を巡って学校の中で、特に図書館で事件は展開する。松倉、堀川ペアが今回も推理し、調べて解決に導く。ただ、今回は大事件になる前になんとか食い止める事が大事だったからか(瀬野さんの願い)読み物的にはやんわり感が、、、 ただ、散りばめられた名著の数々が作者の読書遍歴の凄さを感じる。どれもいつか読んでみたい。作家の方々は皆、読書量がハンパない。
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もっと堅苦しくて敷居の高いイメージだったのが、全く違って面白く、また凄く勇気を貰った。生き方が潔くて女性から見て魅力的な女性。sのその叙述には私なりの感慨もあった。父幸田露伴との親子関係の色々がまず綴られて、また父の最期を看取るくだりは感銘を受けた。また幸田文さんの動物愛、植物愛の表し方にとても惹きつけられた。“世紀を超えて、生活の原点を考え直す手がかり“と由里幸子さんが書いていた。また別の随筆も読んでみたい。
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有吉佐和子さんが37歳の時、学友だった文化人類学者の畑中幸子さんを訪ねて、ニューギニアの奥地ヘ突入する。畑中さん曰く“私らの国、あれ、ちょっと狭すぎるな、そう思わへん?"それにしても未開過ぎて怖いくらい奥地、、、いい経験しましたね!とはとても言えません。畑中さんのその探究心と有吉佐和子さんの好奇心には脱帽した。どうなることかとみるみる読了。50年以上経った今、この地はどうなっているのだろう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/08/27(1576日経過)
記録初日
2021/08/24(1579日経過)
読んだ本
444冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
138438ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
435件(投稿率98.0%)
本棚
10棚
性別
自己紹介

小説が好きです。学生の頃は翻訳ものが多かったですが、最近は日本の話題になっている小説が面白いです。

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