読書メーター KADOKAWA Group

2024年8月の読書メーターまとめ

Yukiko Yosuke
読んだ本
107
読んだページ
22423ページ
感想・レビュー
107
ナイス
2840ナイス

2024年8月に読んだ本
107

2024年8月のお気に入り登録
10

  • ひぬ
  • はなちゃん
  • Piichan
  • わんコ!
  • 基
  • 幾子
  • ゆっこ
  • みかん@道北民
  • 花桃
  • まい

2024年8月のお気に入られ登録
6

  • ひぬ
  • はなちゃん
  • Piichan
  • わんコ!
  • まい
  • くろ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Yukiko Yosuke
ネタバレ死者の魂を「我が主様」のもとへ案内する役目を担っていたが、上司の命によりゴールデンレトリバーの姿になり地上に降りた主人公の「私」。緩和ケアを施す病院の院長の1人娘菜穂に拾われ、病院に入院する死期の近い患者たちの「未練」を解消し、彼らが地縛霊とならないようにする。過去の記憶を語らせ、その中に潜んだ真実を明らかにすることで、一つ一つ未練を消していく。だが、病院経営の苦しさと、病院を狙う者の存在とが絡まって、終盤は手に汗握る展開に。淡々と死者を案内するだけだった「私」が感情豊かに運命に抗う姿を見せる様子がいい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

Yukiko Yosuke

積読を解消しようと頑張ってます。メディア化作品の初刊お試し読みに惑わされつつ、シリーズ物の最新刊、「違国日記」「花鳥風月」の手持ちを制覇。うーん良かった。「アルスラーン戦記」コミックにも手を出し「ゲームの世界に転生した俺が…」を再再読中。楽しい。:2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:94冊 読んだページ数:19371ページ ナイス数:2604ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/129061/summary/monthly/2024/7

Yukiko Yosuke
2024/08/03 08:37

一条梓(アンフィトリテ)さん、今月もよろしくお願いします!読むのを楽しみに買ったはずなのに、積んでいると読むのがもったいなくなってしまって読まないという、自分でもよく分からない理由なんですよね。。。

一条梓(アンフィトリテ)
2024/08/04 21:09

私も買って満足してしまう事もありますよ(笑)あと最終巻だけなかなか読めない(苦笑)自分の中で終わりたくないと思ってしまうからだと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
107

Yukiko Yosuke
ネタバレ魔力災害で散り散りになったルーデウスの知人や家族の消息が徐々に判明していく。ようやくシルフィの居所が分かってホッ。とはいえ、アスラ王国第三王女アリエルの護衛をしていて記憶喪失とは…。王国内の勢力争い、内紛の香りがぷんぷん。これに巻き込まれていくのかシルフィは…。割と穏やかな巻だったけれど、次巻はまた荒れるのかな…。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレまるっと1冊辛い巻だった…。魔大陸に転移させられ、エリスとルイジェルドと共にようやく父パウロと再会できたルーデウスだったが…。パウロ酷過ぎだろ。獣族の村で知り合ったギースがいなかったら、関係修復もできなかったんでは…。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレエリスを故郷に送り届ける旅路で色々起こる。すんなり帰れる訳でもなく、故郷ではエリスの祖父が処刑されてしまう展開になっていたり、とても状況が厳しいのだけれど、ルーデウスとエリスの成長とルイジェルドとの関係が強固になっていくことが救い。魔界大帝キシリカ・キシリスから予見眼を与えられたルーデウスだが、これが将来どう活きてくるんだろう。獣族の子ども達の救出劇では、密輸人はやっぱり密輸人だなあとあくどさに感心したわ。聖獣様、ルーデウスに助けてもらったって伝えることはできなかったのか。ルーデウス気の毒に。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ魔力災害で魔大陸にエリスと共に飛ばされ、スペルド族のルイジェルドと中央大陸への帰還の旅を続けるルーデウス。旅金を稼ぐために冒険者ギルドに登録し、色々画策も失敗もしつつ進んでいく。転生チートでもなく、生き残るための厳しさと日々対峙しているルーデウスが消耗し、判断を誤った時は見ていて辛かった。この話はどうしてこんな展開になる必要があったんだろう、とアニメ見た時も思っていたけれど、コミカライズでも同じように感じてしまう。ルーデウスを探す師匠ロキシーともすれ違ってしまったし…。
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Yukiko Yosuke
ネタバレこれまでの話の展開はどこに行ったんだと思うほどの激変。元々いた中央大陸から魔大陸に吹っ飛ばされてしまったルーデウスとエリス。恐ろしい存在だと教えられてきたスペルド族のルイジェルドに救われ一緒に旅することに。ルディの前世の姿(精神体?)の前に現れた人神の存在と、その胡散臭いご神託。生き抜くのがなかなか厳しい現実。ロキシーの故郷で両親に会ったりという出来事もあったが、ルイジェルドの凄絶な過去やら、新人虐めの好きな冒険者達やら、いい印象の無い話が多かった…。この先どうなるんだっけ。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ作家買いです。近現代ファンタジー。超能力を駆使して戦う傭兵達を癒す存在である蜜花は疲弊した彼らの心身を身体で癒す能力を持つ。出来損ないの蜜花であるナギが闘犬シナトと猟犬イービスの2人に助けられながら、組織の追手から逃れる展開が息をのむ展開の連続で楽しかった!シナトぞっこんのナギなのに、イービスにもちゃんと惹かれていて、2人を手玉にとる様子も、出来損ないと言われながら実は最強の蜜花だったのではと思わせる。3人の今後はきっと牽制しながらこの関係を続けていくんだろうと期待。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレエリスの誕生日パーティーのエピソードは、エリスにもルディにも優しい、いいお話だった。…にしても。ルディが子供だからなのか(中身は中年なのに)、周囲の大人達の真意があまり読み取れないように描かれている気が。グレイラット家、当主は脳筋っぽいけれど、叔父等は何を考えているのかよく分からん。そして、アニメ視聴した時も思った、「異変」の唐突さ。予兆は描かれているんだけれど、何のためにこういう展開になるのかが読み取れず。次巻読めば分かるのかな。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレオメガバースとDom/Subを組み合わせた話ですごく良かった。営業部エースの熱海(α×Sub)と精神科専門医の柾木(Ω×Dom)。通常と異なるダイナミクスを持つ2人が熱海の治療に当たりながら、医者と患者の関係を超え、ちゃんと番になっていくのだが、その過程が丁寧でずっと応援しながら読んだ。同僚にサブドロップに陥れられ通常の生活を送れなくなった熱海がちゃんと社会生活に復帰するまで山あり谷ありで、でも柾木が熱海を導き、熱海が自分の行動を変え乗り越える姿が本当に良かった。
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Yukiko Yosuke
ネタバレアニメで見たはずだったけれど、エリスとの出会いってこんなにひどかったっけ。両親に丁稚奉公のごとく親戚筋の娘エリスの家庭教師に出されてしまったルディ。我儘に育てられた彼女にちゃんと学んでもらうためにと画策した誘拐が本物の誘拐事件になり、一応その救出劇で少しずつ尊敬されるようになっていくわけだが…。ルディ視点のお話で、エリス側の心情があまり表現されないので想像なんだけど。ダンスのステップに剣術を応用するアイディアは面白かったな。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ崖っぷちエロ漫画家の葉と人気気象予報士の瀬ヶ崎。2人がくっついた後のプライベートのひと時。一言で言ってご褒美作品。俺様瀬ヶ崎が葉に尽くして酔っぱらって葉に絡む。いいもの見せてもらいました。
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Yukiko Yosuke
ネタバレトゥラーン軍とのペシャワール城攻防が決着。目の前で農民たちを惨殺され、許しておけないと城を出て戦うアルスラーン。ナルサスが彼の人柄を配慮し次善の策を考えているのが凄い。トゥラーン軍の有力な武将を一人捕えて欲しいというのも、後々の策略のためだった。略奪のために戦をし勝ち続けている間は良いが、負けて分け与えるものが無くなった時に、トゥラーン軍の弱体化が始まる。過去の歴史でもこんな感じだったのかなあと思いながら読んでます。相変わらず個性豊かなアルスラーン軍の諸将達。表情が楽しい。巻末の漫画制作も興味深かった。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ隣国ベルーノ王国の王女マリアンヌの登場で、相思相愛になったはずのウィリアムとリリアーナの間に軋轢が…。ウィリアムの若干束縛強めなゾッコン度合いと、まだまだ趣味の観劇やらお出かけやらをやりたいリリアーナ。マリアンヌ王女のエスコートをするウィリアムに隠れてコソコソするからそんなことに…。自分の嫉妬心を認識して、さてリリアーナは仲直りできるか。/リリアーナの侍女モリーにも春が。友人子爵令嬢クロエの筋肉愛も面白く、周囲のキャラにも注目だなあ。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ再読。無職ニートだった主人公が転生した異世界で、前世で何もしなかった後悔からできる努力はやってみようとするルディの活躍を描く物語。前世の無職ニートの30代男性が語っている部分には若干の抵抗を感じてしまうが、現世のルディの前向きさは受け入れられる。とはいえ、ルディ父の言動は時に受け入れられないよなあ…と若干思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレデマヴァント山に眠るカイ・ホスローの宝剣ルクナバードを巡るヒルメス達とギーヴの攻防。ヒルメスは自身の血統を確かなものにしようとすればするほど、墓穴を掘っている気がする。ザンデがヒルメスに抗い、宝剣を返したのは偉かった。でもその後にヒルメスがそれを省みないようだとなあ…。アンドラゴラス王のエクバターナ脱出、いまだトゥラーン軍と対峙中のアルスラーン。次はペシャワール城での親子再会かな。その前に非道なトクトミシュに対するアルスラーンの怒り、正しく怒るということはこういうこと、と読む度思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレとうとう「聖女の術」を発現させたセイ。どうやって発現させるか本人は気付いていないが、多分大切な人のことを守りたいと思う気持ちとかなんだろうな。西の森の魔物討伐に第三騎士団と共に参加し、最初は効率よく支援・回復魔法を使えていたのに、それでは対応しきれない程の魔物が出現する黒い沼を発見。強さも数も圧倒的になった魔物にホークが襲われそうになった瞬間、それが発動する。この先、セイの周囲は煩くなるだろう。でも、愛良と打ち解け、リズと3人で仲良く女子会ができるようになったことで味方も増えたはず。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ騎士団の実践訓練に入って魔法の修行をするセイ。彼女のやり方って、チートを極めるというより、小学生が漢字ドリルをやる感じに見える。気負いが無いから嫌みが無い。…さて、ようやく一緒に召喚された愛良視点の話が出てきた。セイよりも年下の彼女、不安で周囲に依存していただけで噂のような悪い子ではなさそう。リズやセイと交流を持てると良いのにって思うよねえ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
再読。ネトゲの女に彼を取られた茜が、落ち込んで大失態をさらした相手が山田。ゲーム内が無表情アフロで、リアルではプロゲーマーで超イケメンだけどやっぱり無表情、他人の心の機微を読めないという残念君。でも、普通なら呆れて放り出す茜を素っ気ないながらも最後まで面倒を見て、ちゃんと受け答えはする。いい奴なのが徐々に分かってくる。後々分かってくるけれど、茜の方は恋愛は重いが人との関係に積極的なタイプで面倒見もいい。実は似たタイプなのかも。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレなろう系のコミカライズでは、主人公のチートっぷりが早々に披露されるが、それに比してゆっくりなこの作品。セイのレベルは宮廷魔導団師団長のユーリによって、彼よりも高く常人レベルでは無いことが分かる。国王から禁書庫への入室許可をもらい、ユーリから魔法の指導を受ける。聖女認定がほぼ確定、それを分かっていながら今後の子とも考え絵自身のスキルは自信で伸ばす、どこまで行ってもセイは元真面目な会社員なんだなーって思う。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ半沢直樹のシリーズ5冊目。1冊目の前日譚に当たる物語。さすがの池井戸潤。読み始めたら止まらない。今回はいつもの倍返しに加えて謎解き要素もあり、読み応え十分だった。老舗美術系出版社の仙波工藝社の買収工作を指示された半沢。買収に応じる意思の無い仙波友之の意思を尊重し、2億円の融資を実現するべく動くが、状況は厳しい。彼の取引先企業への想いをちゃんとくみ取る理解者が彼の道を開いていく展開が良い。彼が行きつく画家を目指した青年たちの葛藤や想い、そして最後にちゃんとある倍返し。読後感すっきり。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ徐々に進んでいく第三騎士団長ホークとの甘い関係(セイ自身は経験がなくて戸惑っているが)と並行して、セイのチートぶりが明らかになってくる。宮廷魔導士団でやってみた魔法付与。できているのかよく分からないまま感覚で言われたままの魔法付与を次々成功させ、魔物討伐で喪った騎士団員の手を復活させる。自分のステータスが見えるのはまあご都合主義とは言え「聖女」と自身で分かってしまっているので余計戸惑う。平穏に暮らしたいのに、そうはさせてもらえない。この先もどんどん重要人物になっていくんだよなー。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレアニメ視聴済み。聖女召喚の儀でスランタニア王国に愛良と一緒に召喚された小鳥遊聖(セイ)。召喚されたはいいが、元々働いていた身に何もしない無為な時間が耐え切れず、薬用植物研究所で住み込みで働き始める。魔法の使い方を覚えたり、ポーション作りに精を出したり、と穏やかな感じで進むが、徐々にセイのチートぶりが明らかになってくる。ポーションの効能5割増し、性属性魔法のレベル無限大、等。一方、瀕死の所を救った第三騎士団長のホークには好意を寄せられ、地味に生きてきたセイにはちょっと戸惑いが。アニメも甘かったが、こちらも。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ単話で読んでいたのですが、単行本が出たので購入。面白い!伯爵令嬢ニコルは、自身の婚約者・侯爵家嫡男ケイオスが幼馴染のキャロライン王女にべったりで自分を蔑ろにする様子に、おひとり様で行動することを選択する。ケイオスを気にして生活しなくて良くなり、憐憫の目で見ていた周囲も優しくなり、自由が楽しくて仕方がないといいことばかり。狼狽えたのがケイオスの方っていうのが楽しい。幼い頃からニコルへの想いをこじらせているみたいだけれど、今の状況を打開するのは難しそうで、この先の展開がとても楽しみです。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ皇后の体調が気になった景雲に頼まれ、後宮に入ることになった胡葉。宮女試験にきっちり7割の成績で(3割は選択を一つずらすという適当さで逆に目立つという)受かるという離れ業。同じ筋肉仲間で皇后の侍女である鍾儷杏とも仲良くなり、皇后の症状に関する情報を集めるが、その範囲では痔の疑いが強い。でも、下腹部を押さえる皇后の表情は厳しく。早く治療に持ち込めるといいのに。そして、人の病気を治すため、景雲に恩返しをしたいため、と素直に引き受けた胡葉がトラブルなく挑めますよう。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ情勢が一気に動くこの巻。エクバターナではアンドラゴラス王の脱獄とギスカールの捕縛、ペシャワールではトゥラーンの来襲と、せっかく父王を救いエクバターナを奪還するために西進していたアルスラーンは東に引き返すことに。その合間に差し挟まれる、ルシタニアの騎士見習いエトワールとアルスラーン達との思わず笑ってしまう交流の数々、新しい命を迎える荘厳さのエピソードに心が洗われる。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレブラック企業のサラリーマン・佐々木の癒しは帰りに寄るスーパーの2番レジの山田さん。清純・笑顔で好感度抜群の彼女に癒される日々だが、ある日スーパーの裏で喫煙しているちょっと癖の強い田山さんと出会い、ヤニ友達になる。山田さんのことを話題にしたり、お互いのことを話題にしたりと、少しずつ近付いていく2人。佐々木は田山さんの正体に気付かないわけだが、夫々に対する真摯な態度が好感持って読める。巻末にある0本目のエピソードが感動的で更に良かった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ完結。パリオリンピックをきっかけに再読してきたが、本当に楽しかった!バルセロナオリンピック無差別級、泣いても笑っても最終試合。5年越しのジョディとの試合は凄かった。技の応酬、1本を取るための死闘。試合を見る人々に感動と勇気を与え、最後まで戦い抜く様子に万感の思い。この2人が出会って良かった、ここまでの柔の対戦相手達と出会って良かった。そして柔の国民栄誉賞授与式、邦子がいい仕事をする!手に手を取り合って成田空港へ、次のアトランタオリンピックへの激励、やっとお互いの気持ちを。最終巻までいっぱい泣かされました。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ作家買いです。ファンタジーBL。「邪恋」ときたら想像するじゃないですか。どうして邪なのか、何故騎士と聖者2人なのかって。それ以外にも色々仕込まれた謎と伏線回収が見事で最後まで面白かった!帰らない幼馴染を探すために王都に出てきたニカ。偶然助けることになった司教シルヴェストと第二騎士団長ザカリアス。この2人との出会いがその後のニカの運命を大きく変える。赤い瞳と紫の瞳が事あるごとに嫉妬の炎を散らし、幼馴染のことを忘れられない榛色のニカの瞳を捕え自分達の下に置こうとする姿にゾクゾクした。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレDom/Subもの。ドム性やサブ性は見た目や性格に色濃く表れるはずが、正反対の高瀬(サブ)と東原(ドム)。髙瀬側が東原をいじめの対象にしているというのが事情を複雑にしていて、それを客観的に見ている山岡の存在が、無理矢理彼らの関係を始めさせる。映画という共通の趣味もあり、距離を縮めていく2人だが、周囲にお互いの関係を知らしめ、通常は決めるセーフワードを「お前になら何をされてもいい」と髙瀬が決めさせなかったのが、支配者/被支配者の関係にとどまらず、読後感がとても良かった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレバルセロナオリンピック無差別級前夜。初めて邦子が潔いと思えた「二人とも、好きならちゃんとしなさいよ!」の台詞。そこまで土砂降りだった柔の沈んだ気持ちは、邦子の言葉があってようやく翌日松田の顔を見て霧散、休憩時間に偶然会って話せたことも良かった。松田の情熱溢れる話に涙する柔にこっちまで涙したよ…。何の憂いも無く勝負に挑める柔。ここからはこれまでの因縁の相手との試合を一つずつ。テレシコワとの準決勝。強い相手に奮起する柔、彼女に奮起させられるこれまでかかわった人々。人生ドラマと試合を同時進行で見ることができる。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレバルセロナオリンピック48㎏級の決勝戦と、邦子の救出劇とが同時並行で描かれる。自分と同じ一本背負いを得意とするフランスのマルソーに技ありを取られ、返し技で有効を重ねる柔。一方、ギャングからの追跡を何とか振り切ろうとユーゴスラビアで知り合ったタクシー運転手と娼婦のパメラと逃げる松田。本当は、試合会場で柔を見守ってほしかったんだよ松田、でも柔は松田のIDカードに勇気付けられ決勝戦を戦い切る。/救った邦子が柔にした仕打ちを考えると助けなかった方が良かったんじゃ…とも思うが。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ富士子さんのバルセロナオリンピック。銅メダルを目指して駆け上がる彼女の前に決勝で立ちはだかったのは、開催国スペインのフランコ。自国選手を応援する大観衆の中で戦う富士子さん、相手の技ありを超えようと諦めずに何度も何度も技を仕掛ける姿に、大観衆からのフジココールが沸き起こる。応援が力をくれる様子に涙してしまった。銅メダルおめでとう。/次は柔の48kg級。捕らわれの邦子を救うために姿の見えない松田。会場に松田の姿を探しながら自分を鼓舞する柔。早く来て欲しい、松田。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ2巻も面白かった。妹コリンナが婚約者を寝取ったアレクサンドラとの対峙、彼女がエイブリルと話をしたかったのは、自分と張れる程の才媛をアカデミーに来させなかった鬱憤をぶつけたかったからだったのか、そうか、だから林檎を片手で…。悪女になりたいというエイブリルの主張を受け入れる度量も素晴らしい。主人公エイブリルだけでなく、脇役も変だこの作品は。侯爵家のサロンコンサート。演奏を前に楽譜を忘れた侯爵家の息子サミュエルにそらで楽譜を起こして助けたことで、この先いい展開が待っているかも。いい話。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ体重別選手権決着。この大会ではバルセロナへの切符だけでなく、柔の父に対するトラウマ解消もテーマになっていた。それらを乗り越えて「楽しかった」と本阿弥に伝えた試合だった。そしてバルセロナオリンピック開幕。まずは富士子さんの61kg級から。いきなりカナダのクリスティンと当たってしまった富士子さん。今のルールとは違って、準決勝に残った選手に負けた全選手に与えられる敗者復活戦へのチャレンジ。銅メダル目指して富士子さんが戦うこのエピソード好きです。
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Yukiko Yosuke
ネタバレバルセロナオリンピックへの出場権を賭けた、体重別選手権開幕。1年のブランクをものともせず圧倒的な強さを見せる柔。一方、育児しながら復活を果たし、両親をバルセロナに連れて行ってあげたいと、ヘロヘロになりながら勝ち進む富士子さん。決勝の、追いつ追われつの試合運びは最後まで息ができない程先が読めなかった。そして虎慈郎の稽古を受け抜群にスピード、キレが向上した本阿弥さやかと柔の決勝戦。途切れない蟻地獄のような寝技攻撃に柔の一本が出ない。家に帰ってきて母と試合を見ている虎慈郎の前でさやかを倒せるか。
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ネタバレ面白い!姉や妹に陥れられて高位貴族に嫁がされる話はよくあるけれど、妹コリンナの悪女っぷりを全てひっかぶって公爵家に嫁ぐことになったエイブリルの斜め後ろな(決して上ではない)悪女っぷりが可愛い。記憶力抜群、聡明なエイブリルは、これまで実家の伯爵家で受けていた待遇から一気に(冷遇されていても)厚遇されるようになった公爵家で、3年間の契約結婚を受け入れ、契約通り公爵夫人然として、かつ悪女っぽく振る舞おうとするのだが、元々の性格からそれは難しく…。何をやっても好意を持たれてしまう結果になるのが見ていて可愛い。
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ネタバレ松田の記事を見て柔道に戻った柔。富士子さんと調整を重ね、5月の体重選手権でバルセロナオリンピックへの切符を狙う。柔の父・虎慈郎の本阿弥さやかの最終特訓、ソ連崩壊でオリンピック出場が危ぶまれるテレシコワとフルシチョワ、子育てをしながら稽古に励む富士子さんに手伝う柔。連載が始まった時とは全然違う状況下。カメラマン邦子の言動に翻弄されながらも、松田に対する仄かな想いと、父の指導するさやかとは本気で戦うべきだという母の言葉に支えられ頑張る柔。ここから柔は自分のために柔道に取り組むようになった気がする。
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ネタバレ富士子さんの出産、柔の柔道引退騒ぎの2軸で進むこの巻。富士子さんの出産の方は、花園君&松田さんの狼狽えぶりと柔のテキパキとした対応の差が面白く、富士子さんの力みっぷりにこっちまで力んでしまった。一方、体重別選手権を不戦敗となり、その後の世界選手権、福岡国際もエントリーしなかった柔。柔道をやめようとする様子に、虎次郎が松田にメッセージを残すが、彼の手には渡らない。それを知らなくても松田は動く。柔の心を動かしたのは、ずっと彼女を見続け書いてきた彼の記事だった。
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ネタバレ負けず嫌いなデリホスのアサヒと、友達との賭けに負けてアサヒを指名した鳴海。アサヒを呼び出しただけで金を払い追い返そうとする鳴海に、アサヒに火が点き…。それがきっかけで鳴海がアサヒにゾッコンに。何度も指名したり、あまつさえ事務所にバイトで入ったりと、何故そこまで気に入ったのかが分からないんだけど、真っすぐな気持ちを示されて絆されていくアサヒは見ていて可愛い。仕事にプライドを持つアサヒに対し、意外にもそのまま(仕事をやめない)で良いと言える鳴海は寛容だと思う。
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Yukiko Yosuke
ネタバレアニメ放送を追い抜かさないように読んでます。結婚直前の婚約破棄から周囲の支援を受けて立ち直り、ロセッティ商会を立ち上げ、魔道具師として新たな魔道具作りに勤しみながら、ヴォルフとの出会いと友情を育んでいく様子が好ましく描かれる。それにしても元婚約者(と今カノ)、再会しても酷い奴だな。ヴォルフが助け舟を出してくれて良かった。妖精結晶を使ったヴォルフのための眼鏡作成、その過程もその結果もとても良かった。この2人の貴族ウンチク、魔道具素材ウンチクも楽しい。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ他の方も書いている通り、この巻は、富士子さんと花園君に対する柔の優しさが光る巻だった。このエピソードが描かれた当時、できちゃった婚も学生結婚も珍しく、常識外れだったのだ。産婦人科から出てきた富士子さんに、乱取り稽古の後で花園君にそれぞれおめでとうと言った時の柔の表情、全日本選手権連覇した時の「結婚おめでとう」の時の表情、曇りなく2人を祝うその表情がとっても良かった!/そしてとうとう柔は本阿弥さやかのコーチが父であることに気付く。不穏。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレケーキバースもの。捕食対象となるケーキと、捕食者フォームが存在する世界。幼い頃にフォークに襲われたトラウマから日頃は地味な扮装をして生活する、インフルエンサーのイヴと、突如フォークとなってしまったことでアイドルをやめた皇。地味に生きているとはいえ、承認欲求からSNSで日々画像を投稿しているイヴが皇との関係が徐々に近づいていき、フォークだから/ケーキだから惹かれるわけではないということに気付いていく様子が描かれる。相手を傷付けてしまうかもしれない怖さに怯えながらも惹かれるから傷付けないというのがいい。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ田舎から上京して独り暮らし2年目の大学生優貴。「彼氏よと言うより、心の支えとなる運命の人が欲しい!」と友人早苗に連れられて行ったクラブ。そこで知り合った伊織。過去の経緯を話したりする間に徐々に伊織に惹かれていくが、中学の時に好きだった瀬野君に再会し、まさに運命を感じてしまう。この後、この2人との間で揺れ動くんだろうけど、どっちもいい奴なので、どう収拾つけるんだろうなあ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレこの巻の主役は花園君。第1巻から登場してきた彼が、大好きな富士子さんに釣り合う男になりたいと、秋の大会での優勝を目指す。自分の恋路は色々邪魔が入ってしまっているが、富士子さんを想う花園君のために一緒に猛特訓に付き合う柔。同じ蝦天堂大学柔道部の面々からの嘲りをものともせず(たぶん聞こえてないだけだと思うけど)、一つ一つ勝っていく。富士子さんの前で勝利を見せてあげて欲しい!
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ全日本選手権、北海道での接待旅行から試合に間に合った柔は順当に勝ち進み、本阿弥さやかと対決、そして富士子さんとの笑顔の決勝。この巻では、試合会場での模様と、北海道での羽衣係長の柔道接待、柔と富士子さんを見守る面々が描かれていて、柔道を通じて皆が繋がっている気持ちが溢れている。風祭のスマートな扱いに比べて恋愛下手な松田の書く記事の熱さに尊敬の念を覚える柔の気持ち。ついに成就か…と思ったが邪魔が。こっちはなかなか難しいな。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ三葉女子短大を卒業し、鶴亀トラベルに就職した柔。富士子さんと一緒に参加しようと思っていた全日本選手権の日に、接待旅行が重なってしまい、仕事か柔道のどちらを取るべきか悩む。柔の上司の羽衣係長もまた、愛読している日刊エヴリースポーツで柔の試合を知り、仕事での成果を取るか柔の柔道家としての名声を取るかで悩む。最終的に羽衣係長を動かしたのが松田の記事で、彼らのバトンで柔が試合会場まで送り届けられるのは、時間との勝負もありハラハラ、到着した時には目頭が熱くなった。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ三葉女子短大柔道部の面々が卒業前に記念にやろうといった試合が、柔の就職をかけた試合に。そして相手はフランス最強と言われるセーヌ大学女子柔道部。勝ち抜き戦かと思いきや点取り方式で各々が戦い、勝った数で勝負が決まる。折角の記念の試合で、皆に責任を感じてほしくないと「楽しくやろう」と声をかける柔。何とか勝ちたいでも怖い!と言う面々。大将戦の富士子さんに応援席から声をかける花園君にも、1本を取る自分の柔道をしている富士子さんに勝てと喝を入れた慈悟郎にも感動。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ童話をベースにした殺人事件を、お使いの途中の赤ずきんが解決するというお話。第1巻では、「シンデレラ」と「ヘンゼルとグレーテル」。「シンデレラ」では、魔法使いにガラスの靴とドレスと馬車を用意してもらい、舞踏会へ行く途中に轢いてしまった男の死体から始まり、その男を殺した真犯人とトリックを鮮やかに推理する。「ヘンゼルと~」では、継母と魔法使いを殺したヘンゼル達のトリックを暴く。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレほぼ王太子妃確定なので題名詐欺ですが、続編の婚約者編。絵師さんが交代したけれど、主人公2人やその兄、幼馴染など中心的なキャラはほぼ変わっていないので、問題なし。ヴィルヘルム王宮に暗殺者が出入りしたり、目つきの悪い王太子の従兄が出てきたりと、この先騒動が起こるのは必至。リディアナに激甘のフリードと、赤の死神カインががっちりリディアナの周囲は固めるだろうが、リディアナが若干鈍感で状況の深刻さにまだ気づいていないところがちょっと不安かなあ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ改めて全巻読んでみた。美弥の、ぱっと見大人しそうなのに芯があって賢一郎を信じ、周囲も幸せになって欲しいと願う優しさや強さは最初から最後まで変わらず、そんな所に15歳も年の違う賢一郎は尊敬を覚え心を寄せることができたんだろうと納得。時折不穏な事件はあったけれど、ちゃんとお互い話をして乗り越えてきた。2人の子どもを授かり、更に仕事も始めたいという美弥を賢一郎が支えていく将来が目に浮かびます。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレユーゴスラビアでの世界選手権。大内刈りと内股で破竹の勢いで勝ち上がる富士子さんと、絶不調で1本が取れない柔の対比が面白い(でも心配な)展開。松田の不在がこんなに大きかったのかと、タクシーでザグレブからベオグラードに向かう松田早く来い!と気が急く気が急く。48kg級決勝で、観客の中に松田の姿を見つけ、正気に戻ったかのような一本背負いを見せたシーン、そして松田がザグレブで出会ったタクシー運転手の話を柔に聞かせるシーン、いいよなあ…。邪魔は多いけど、ちゃんと2人の関係が育ってるのがいい。
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ネタバレユーゴスラビアでの世界選手権。各国で鎬を削る有力選手がぶつかる試合会場。盛り上がる中、柔は松田の不在に初めて試合への怖さを覚える。無差別級と48kg級が同日開催となり、無差別級には富士子さんが!柔の不安を感じた富士子さんもまた、自分の不安を処理できず、悶々と過ごした試合前日の様子が不安感をあおる。1本を取れない柔に緊張で身体が動かない富士子さん。初めての状況に手に汗握る。松田早く来い!
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ネタバレαの弘とΩの真生が番い、2人の子どもを設け、周囲の人達と紡いできた優しいお話の続巻。この作品では、一人ひとりが少しずつ成長し変わっていく姿を描くので、彼らの人生を見守っているよう。奥手な祐樹を見守る松尾との関係、成長と共に喧嘩もする輝と満の関係、番になる前の弘と真生の関係。本能に支配されるαとΩの関係を超越して、運命というものが存在するなら弘と真生の2人がそうなんだろうと思えた。色々な葛藤を乗り越えて番となった2人の結婚式では目が潤んで仕方なかったです…!
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ネタバレ「紫陽花杯」の次は世界選手権への出場権を獲得するための全日本体重別選手権への挑戦。西海大編入を目指す富士子さんと旅行代理店に就職したい柔、2人が自分の進路にも関わる重要な試合に臨む。柔獲得のため会場に押し寄せた企業の重鎮達。自社のイメージアップのためと柔道部創設、環境整備を謳って柔獲得に動くが、柔は柔道部も無く、受付で座ってくれればいいと言う鶴亀トラベルへの就職を決める。大会は準優勝だったけれど西海大推薦を勝ち取り経験を積もうとする富士子さん。この先も2人仲良く柔道してほしいなって思う。
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ネタバレ女子学生団体対抗戦「紫陽花杯」決着。本阿弥さやか率いる聖心女学館を下しての決勝戦。富士子さん負傷で残った面々では実力不足。事実上の5対1。それでも味方の応援に一生懸命な柔、彼女達の想いを引き継いで先鋒戦からフルスロットル。一本背負いだけでなく大外落とし、上四方固め、体落し、左一本背負いと、立ち技、寝技、間接技を駆使しての優勝。この優勝は、一緒に戦った三葉女子短大柔道部全員で勝ち取ったもの。楽しかったと言う柔の笑顔が清々しい。そしてようやく虎慈郎がさやかを指導することに。富士子さんと柔の進路も気になる。
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ネタバレ女子学生団体対抗戦「紫陽花杯」に出場する三葉女子短大柔道部の面々。勝ち抜き戦のこの大会、各大学の女子の有力者が鎬を削る場。柔道を始めて数か月の面々で挑戦するこの大会、夫々の得意技が見事にハマって爽快。もちろんそれ以外の技も無く、返し技も無いので負けるんだけれど、それでも富士子さんの大内刈りは本物。想定以上に勝ち進む三葉女子。次は本阿弥さやか率いる聖心女学館。副将富士子さんがさやかに挑戦するところまで!
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ネタバレ配信ゲームの開発チーフをやっていたプログラマー末永が転生したのは、ゲームのような魔法が支配するカーテルモント聖王国の神子。騎士団長かつ彼の専属護衛であるリーンハルトとの恋模様、そしてこの国を崩壊から救う物語。魔法を使える神子のはずが魔法の術式が見えないというのが神様のミスとか、かなり可哀想な設定。術式をプログラムに見立て、修復すべき混沌の泉の術式を構築し直すといった辺りが面白いが、本当の神子の役割が何かが分かった時には騙された気分だった…。元の世界の配信の状況とリンクさせて物語を展開すると面白かったかも。
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ネタバレ柔のために三葉女子短大に柔道部を作った富士子さん。南田さんにマリリン、さゆりさんにキョンキョンとどの子もキャラが被っていない多彩な面々が集まる。柔道のいろはも知らない彼女達に、慈悟郎が秘策を与えて臨んだ筑紫大学柔道部との試合。柔の助けは借りずに自分達だけで試合すると豪語した富士子さんだが、心配になった柔は柔道場へ。彼女の周りには、彼女を柔道に繋ぎ止めようとする存在が次々現れ、それがこの作品を豊かにしていると思う。
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ネタバレとうとう勃発した、アルスラーン軍での不協和音の表面化。イスファーンと戦いギーヴがアルスラーンの下を離脱した時にはどうしようと思ったが、それも人心掌握のためのナルサスの策。集団を一つにまとめるのって難しい。ペシャワール城を出立し、王都エクバターナへ向かう道中でのチャスーム城と聖マヌエル城の攻防。考え抜かれた戦術と、出たとこ勝負の戦術の差がどちらも面白い。そして、再会したアルスラーンとルシタニアの騎士エトワール。騎士を目指す彼女とアルスラーンの交流には、異なる文化、考えを持つ人同士の在り方を見ることができる。
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ネタバレペシャワール城で決起したアルスラーンの下に諸将が集う。急激に増えた集団には不協和音がつきもの。人心掌握が次の課題。そして、ペシャワール出立の前に、告げられたヒルメスの存在。自分の出生も怪しいアルスラーンには酷な事実だが、それも彼の将来の糧となる。ルシタニアによるパルスやマルヤム侵略を見ていると政治的・宗教的な権力者の欲で彩られた正義の前に、軍隊は信じられない程残酷になり、力を持たない者は無力であるということ、対抗するには武で跳ね除けるしかないという事実。アルスラーンが少しでも善政を、と望む。
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ネタバレ猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズの2冊目。今回も惨殺されるシーンから始まるのね。廃墟の洋館で見つかった5体の女性の死体。体の一部分を切り取られ、ドレスやネグリジェで飾り立てられていた。腐敗汁や蛆虫、気持ち悪い表現のオンパレードにげんなりしつつも徐々に分かる被害者の特徴と素性。野比先生の助けで絞り込まれていく犯人のプロファイル。捜査本部ではまだ軽んじられている比奈子が足で稼ぎ得た情報が真犯人を指し示しているのに、ミスリードされる捜査陣。少々無鉄砲な比奈子が洋館で犯人と対峙するシーンは今回も手に汗握ります。
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ネタバレフィリアース王国の双子の王族フルトとサティアがシードラン海国に囚われてしまい、救出作戦に動くフランと師匠。シードラン海国にもお家騒動があるようで、第一王女派と共闘することに。でも、どうやら内通している存在もいるっぽく、敵にも相当の手練れもおり、どうやって救出するのか、師匠の計画がうまくいきますよう。
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ネタバレ近未来SFBL。ナノマシンにより人体を制御する世界。主人である警官に絶対服従するようナノマシンに制御されたスレイブという存在。新人警官の日秋と、そのスレイブとされた国際指名手配されたテロリストのアグレッサー。日秋は、SEだった父が爆破事故で死んだ理由を知るために警察のサーバにハッキングを試み、徐々に真相に近づいていく。ハッキングがVRMMO的な世界になっていて、コードがどうこう…みたいな描写より面白かった。アグレッサーが日秋に見せる好意が強烈過ぎてそれもまた面白かった。
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ネタバレ下巻では更にハードな展開が待っていた。ボクサーの航介と大学生の悠二。父の愛人と知りつつ、悠二が航介に惹かれ、それに呼応するように航介もまた…。これでハピエンかと思いきや、それが仕組まれていたこととは。ボクサーなのに航介が時折見せる弱さの原因も、悠二を陥れようとした計画も、実父が関わっていると分かった時には正直ダークすぎ…と引いてしまったけれど、それを乗り越える2人の意思が強くて読後感そんなに悪くないのが驚きです。
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ネタバレ思っていたよりハードな展開だった。ボクサーの航介と大学生の悠二。大学の先輩に誘われたクラブと同じビルで開かれていた違法賭博で知り合った2人。厳格なエリート警察官の父に抑圧されてきた悠二が知る、父に愛人がいるという秘密。衝撃的なその愛人の正体に我を忘れながらも、悠二は航介が気になってしまう。どういう関係なんだよ…と思いつつ次巻へ。
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ネタバレコミカライズ第4巻。毎夜悪夢にうなされる美世、オクツキが暴かれたことにより任務に忙殺される清霞。触れ合う時間の少なさがすれ違いを生むのはよくあることだが、自己肯定感の低い美世の場合は自分が清霞の足手まといにならないかを気にしすぎるために顕著になってしまう。そんな折に登場する鶴木新。優し気な顔で徐々に2人の間に入り込んでくる薄気味悪さがある。そして、次は美世の母の実家で美世の異能について明かされる…はずかな?
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ネタバレ「春の嵐とモンスター」闇落ち寸前の栢くん、南須君と両想いになったはいいが、この先不安しかない/「シンデレラの義理姉に…」こちらも悩ましい三角関係、戦争が起こりそうな雰囲気だけどどうすんだろ/「人の余命で青春するな」3年後に死ぬってぶっこんできたなあ、音士君と友達になりたいと之依が動く、行動を起こそうとする姿がいい/「狼皇子と嘘つきな結婚」アイリン、バチ国での初の外交経験…と思ったら母や姉まで来ていて緊迫感が。ルスランの助け舟にホッとするが/「推しに甘噛み」どんどん甘くなる甘夏くんとヒナの関係、いいなあ…
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ネタバレコミカライズ第3巻。アニメでの一つの山場、美世の実家が絡む誘拐事件の結末。自分の方が久堂清霞に相応しいのだから、姉に身を引けと堂々と言える妹もすごいが、その妹を生み出した家庭環境も現代ならドン引きもの。そんな誘拐・虐待の現場に颯爽と現れ、斎森家当主と辰石家当主を軽く片付けた清霞の強さが、彼らの汚さを吹っ飛ばしてくれた。異能の強さが家格を決める世界で、美世は特別な異能を持っているっぽい。この先明らかになるが、そのために家同士の駆け引きがあるというのが怖いなー。清霞しっかり守ってあげて欲しい。
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ネタバレアニメが結構良かったこの作品。話の筋を知っているので読もうか迷っていたんだけれど、読んでみて良かった。アニメよりも久堂清霞や辰石幸次の心情が描かれていて、納得する部分が多かった。相変わらず妹の香耶は胸糞悪い性格をしているが、常に姉より上でいろと実母に育てられてきたためと思うと彼女もこの世界の価値観の被害者と言えるかも。異能の強さが人の価値を決めるという価値観の下では、優しさを基準にできない。でも清霞は異能の有無等関係なく美世の心根に心を惹かれ、守ろうとしている。誘拐された彼女を助け出せるか。
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ネタバレ久しぶりにフランが普通の人相手に戦っている姿を見た気がする…。何か新鮮。フィリアース王国の王子と王女の護衛として一緒に船旅を楽しむフランだが、まあそういうところに出てくるよなモンスター。ミドガルズオルムって、クソでかいヒルみたいなやつで、膨大なHPと再生能力があるというおまけ付き。倒し方がなんだそれはという斜め上な方法だったのだけれど、まあ確かに正論だと納得した。
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ネタバレ第8巻。天空の迷宮「浮遊島」編完結。死霊の王・リッチとの戦いはもう色々チート過ぎて、繰り出される技を理解できないままページをめくった…。リッチの最期は哀しいけれど収まる所に収まった感があって、とりあえず良かった…。そして新章突入。海を初めて見たフランの反応が可愛かった。海水しょっぱいよね、そして何かべたべたするよね…。分かる…。
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ネタバレ大団円!面白かった~。自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者・近衛騎士団副団長のシメオン。シルヴェストル公爵のお遊びに付き合わされ、結婚式当日の朝まで実にじりじりさせられる展開だったが、結婚式に向かうとなった時からのマリエルとシメオンの行動力、これまで知り合ってきた周囲の手助け。やっぱり結婚指輪は失くしてしまって戻ってこなかったけれど、2人には交換できるものがあって、それが2人らしかった。末永くマリエルが萌えを抱き続けられますように!
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ネタバレソウルオリンピックの熱戦完結。ジョディの怪我で頭に血が上った柔、テレシコワの裏投げで際どい技あり判定に持ち込み、何とか1本負けを回避。頭を打った衝撃でぼんやりとする頭で聞こえてきたのが松田の声。勇気付けてくれたジョディの声。様々な声が背を押され、技の応酬の末にテレシコワを1本背負い。優勝した後に待っていたのは父の失踪の理由(の一部)。また柔道に対する忌避感が増してしまった柔を次の世界の場に連れていくため、富士子さんが動く。
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ネタバレソウルオリンピックの熱戦続く。この頃は効果、有効があって、判定勝負もあったなーと懐かしい。慈悟郎の「1本を取るか取られるか、それが柔道ぢゃ!!」という台詞が、柔道の試合を見る度思い出される。そう、1本を取って終わりにしない限り完全に勝つことはできないのが柔道。ベルッケンスとの準決勝第一試合は柔に対する強者の認識が改めて浮き彫りに。第二試合はジョディとテレシコワ。足を痛めたジョディの苦悶の表情が見ていて辛かった。そして決勝。自分のためではないジョディのために戦おうとする柔、冷静でないのが危うい。
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ネタバレソウルオリンピックに向けた代表選手の選抜、そして開幕まで。大学生活を送りながらも、オリンピックに出なくてはと思いながらも、自分などが出ていいのかと完全には前向きでは無い柔。でも周囲が、彼女をオリンピック無差別級へと押し上げていく。序盤の48kg級、本阿弥さやかと因縁のキムとの決勝。気が散って取られた技ありと有効が重くのしかかる。柔の声に反応してポイントは取り返すが…。本阿弥さやかと柔とは戦友に近いのかもしれない。
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ネタバレ三葉女子短大に入学した柔。大親友となる富士子さんとの出会い。まごうこと無き大学デビュー。普通の女の子として過ごしたいという彼女が大学の授業やコンパ、サークル、ディスコ(時代だなあ…)にチャレンジしていくの、何か分かる…。高校まで受験勉強で遊んでないと、大学入って初めてやることに色々戸惑ったりワクワクしたりしちゃいます。でも、富士子さんの血染めのトウシューズを見せられて、本気で取り組む人の姿を見てしまったら、その人のために挑戦しようとしてしまう。柔の背中を押すのはそういう状況。
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ネタバレ陰キャで人と関わりを持とうとしなかった佐山が、才川の元カノ吉田さんの依頼とはいえ修学旅行委員(修旅って言うのね)を引き受け、さらに吉田さんの生徒会長出馬の応援演説まで引き受けることに。吉田さんのことを警戒していたのが、彼女の努力を知り放っておけないと自分から引き受けたことだと言い切るまでに。佐山のこの変化はとっても良かった。才川は佐山の世界が広がることに嫉妬していたけれど、それも楽しく読ませてもらいました。始まった時は胡散臭い関係だった二人だけど、周りとの関係も含め何かイイ感じになってきた気がする。
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ネタバレ第3巻。陰キャで過ごしてきた期間が長かった佐山が、突然自覚してしまった「恋人」「デート」というワード。これまで何も意識せずに接してきたのに、意識した途端どう行動していいか分からなくなるとう不可思議な状態に。自分に懸想している敦賀に聞いてどうする、才川の(数多いるであろう)元カノに嫉妬してどうする…。空回り気味の佐山の背中を押してくれた敦賀は偉かった…!ちゃんと収まる所に収まって良かったけど、敦賀が気の毒だったなあ…。救いの相手が出てくればいいのになあ。
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ネタバレ胡散臭いと思っていた才川の、その原因が分かってちょっとすっきり。才川には本気で求めて得られなかったものがあったからだったのか。第一印象とは違って、彼自身も自信が無く自分の周りに壁を築いていたということなのか。だから佐山に惹かれたんだろうなあ。そしてまた胡散臭い敦賀が登場して変な三角関係になりかけたが、佐山が敦賀の長年の軋轢と鬱屈を解いてあげてもなお、才川と佐山の関係は頑強だったなあ。敦賀、当て馬として登場したっぽいが、次巻以降もそのポジションなのかな?
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ネタバレ最初に読んだ時は才川の胡散臭さが顕著で不思議な読後感だったが、今回登録のために再読したら、意外に佐山に一途な視線を向けているじゃないか。佐山が保健室で寝ている間に、マスクの下を覗き、無口だと思っていた口の悪い佐山の態度に驚き、彼にとってはギャップ萌えだったんだなあと。佐山自身は小学校時代のトラウマから自分を曝け出せない状態だったが、才川に認めてもらえて徐々に自分を出していけるように。これはいい傾向。ま、才川にとっては嫉妬の機会が増えて見てると面白い。
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ネタバレ元MRの久慈と吾妻。四十路を迎え、上り調子でない体調、仕事の大変さと将来の不安と色々なものがあるのだけれど、どれも自分の人生に存在するものだからと受け入れている2人。吾妻と姉の過去の話、久慈の担当編集貫田への過去の恋心など、夫々にあった出来事を時折語りながら、お互いを想い続ける静かで穏やかで、でも時折じりっと焼けるような感情の描写がいい。手に手を取り合って温泉旅行に出かける2人は可愛かった。波真田さんの作品はいつも味があるなあ。
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ネタバレ原作でも登場するキャラクターを個性豊かに描いているのだけれど、ことシンドゥラ内戦での描かれ方は原作以上。ラジェンドラ、ガーデーヴィの立場や態度の変化はさにあらん、3度助けられてようやくアルスラーンの陣営に入ることになったジャスワントが、故国と戦わず彼に仕えることができると分かった時の表情、そしてそんなジャスワントを送り出すサリーマの言葉や表情。このシーンは原作には無い。行間を埋める描写が、この作品を豊かに見せる一因だと思う。/酒と女に生涯を捧げる万騎長クバードが登場。早くアルスラーンの下に来ないかな。
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ネタバレお互い浮気をして初めて向き合った里と光。里ばかりが光のことを好きだったのかと思ったら、光は光で里の気持ちに依存していたという、惰性の原因はここか。里は俊から前に踏み出す勇気をもらい俊とも光とも別れてようやく自分のための人生を生きる決意をする。買い替えなかった下着を捨てることが彼女にとって過去と決別する勇気の現れ。最後はあれあれどうなるの…?と思ったけど、やっぱりハッピーエンドに持っていくよね。さらに別の出会いがあっても良かった気はするが。
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ネタバレ付き合って10年、同棲して5年。結婚もしていないのにセックスレスになった里と光。前のような関係に戻りたくてホテルに誘うも断られ、呆然とする中知り合った俊と新たな関係を作り始める。古い下着を買い替えもせずに、光と惰性の関係を続けていくのか、何となくチャラく見える俊の誘いに乗るのか。どっちにも振り切れない里の気持ちが分かる。/シーモア読み放題で。
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ネタバレ三葉女子短大の受験本番。前日の試合で右手を捻挫し、鉛筆が持てない柔。柔道への道を選んで欲しいと思いつつも、手助けをしてしまう松田。風祭(最近の描かれ方、結構酷いな…クソ男になっちゃった)のことが好きなはずが、松田のことが気になってくるのがこの頃から。柔のことを追いかけ記事にするのが仕事と思っていても、どうしても肩入れしてしまうのが気になってしまう。松田とコンビを組むカメラマンの邦子にも嫉妬心を覚え、三角関係がおかしなことに。
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この巻から世界の選手が登場。一番手は、この先柔の良い友人になるジョディ。柔と勝負したさに来日し、慈悟郎に一緒に稽古をつけてもらい、毎晩遅くまで日本語を勉強し…と彼女の心意気に感動して試合をすることになった柔(慈悟郎に嵌められた感はあるが)。初めて強いと思った相手に巡り合い、柔道を楽しいと思い、次は大きな大会で会おうと約束まで!張り合える相手に出会えた幸せ、でもそのためには幾多の大会を勝ち抜かねばならず…。受験と試合と両立させるの大変そう…。
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ネタバレ女子柔道選手権大会と、全国高校柔道選手権予選のダブルマッチ。自分が出場する女子柔道と、武蔵山高校柔道部が出場する予選。柔道部の面々に稽古をつけて一緒に頑張ってきたから試合を見てあげたい。でも、自分も柔道で輝けるのか見てみたい。本阿弥さやかとの一戦後に予選会場に駆けつけ、一生懸命応援して皆で勝ち取った勝利の瞬間の柔の涙と 「一生懸命やるのって いいね。」という台詞が印象に残る巻。そして、ここから話が世界に広がっていく。
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ネタバレこれまで柔にとって柔道は慈悟郎にやらされてきたものだった。武蔵山高校柔道部の部員に、ヤンキー須藤に勝たせるために稽古をつけ、彼らの試合を心から応援したことが転機だったのかもしれない。日刊エヴリーの記者松田が、初めて柔道に熱くなっている彼女を見て驚いたシーンがとても好き。柔道なんかやりたくないと思っていても、仲間と同じ目標を目指すのは楽しい。そして、柔自身が、柔道をしている時の自分の姿が輝いているかを知りたくなる布石にもなったんだと思う。
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ネタバレ松田の記事により突然有名になって普通の生活すら送れなくなった柔。悩んだ末に、松田は試合で負けることを提案する。負けて柔道から離れたいのに、これが慈悟郎との最後の練習だと思うと手を抜くことができず、松田の所で過ごした翌日も当たり前のように早朝稽古をこなしている柔。才能だけで到達しえない、日々のたゆまぬ鍛錬で身体に染みついた柔道の技は、無意識に出てしまう。母の姿を見て、よそ見しながらも藤堂由貴をポーンと投げるシーンが好きです。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者・近衛騎士団副団長のシメオン。結婚直前でリュタンに心動かされてどうするマリエル!貴女の萌えはシメオン様では無かったのか!?と叫びたくなる気持ちを抑えたよ抑えた。シメオンがちょっとした心遣い(プディングとか帽子とか)ができる男性に育っていて、マリエルだけを見ているんだから、もっと真っ直ぐ彼だけを見てあげて欲しい。シルヴェストル公爵の下で彼のお遊びに付き合うのは大変そうだが、試練を潜り抜けられますよう。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者・近衛騎士団副団長のシメオン。ようやく明後日には結婚式という日に始まった騒動。結婚指輪を奪われ、首飾りのレプリカを手に入れ、暴漢に攫われ、その先でリュタンに会い…と、あと2日でちゃんと解決するのか?と思えるほど。リュタンの隠し切れない気持ちに揺れるマリエル。シメオン様の存在感が薄いぞ、どうするんだ!と思いつつ次巻へ。
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ネタバレブラック企業をクビになり、幼馴染の鈴木の下で「真のプログラマ塾」の講師として働く佐藤愛。この巻では、エンジニアになりたいが要領が悪くてプログラミングができない洙田の指導をすることに。未経験NGと鈴木が突き放すのを見て、やろうとしてやり方が分からなくて挫折した人間にはそんなの言われなくても分かってる、と寄り添う愛に、読んだ人も元気をもらえると思う。きっかけさえあれば、失うものなんてないんだからと前へ進む勇気。進んだ先には苦しくても楽しい未来が待っているかもと思えるんだよねぇ。
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ネタバレパリオリンピックで、小柄な女子選手がポンポン相手を投げ、「柔よく剛を制す」という日本の柔道を体現していたのを見て久々に読みたくなった。才能があり祖父の慈悟郎に日々稽古をつけてもらっている猪熊柔だが、彼女は柔道よりもおしゃれや恋に興味のある高校生。柔道なんて嫌だと思いつつも、ピンチになるとポーンと大男を投げ飛ばす。慈悟郎の思惑で強豪校との練習試合に臨むことになり、初めて実戦で勝利するが、やっぱり柔道には興味はむかず…。ライバルや親友が出てきてこの先はもっと面白くなるんだけど、この頃は嫌々やってたんだよね。
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ネタバレ死者の魂を「我が主様」のもとへ案内する役目を担っていたが、上司の命によりゴールデンレトリバーの姿になり地上に降りた主人公の「私」。緩和ケアを施す病院の院長の1人娘菜穂に拾われ、病院に入院する死期の近い患者たちの「未練」を解消し、彼らが地縛霊とならないようにする。過去の記憶を語らせ、その中に潜んだ真実を明らかにすることで、一つ一つ未練を消していく。だが、病院経営の苦しさと、病院を狙う者の存在とが絡まって、終盤は手に汗握る展開に。淡々と死者を案内するだけだった「私」が感情豊かに運命に抗う姿を見せる様子がいい。
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ネタバレシンドゥラ国の内戦に関わることになった巻。ガーデーヴィとラジェンドラ、2人の王子が互いの軍勢を激突させる。ラジェンドラの友軍として厳しい戦局に効果的な一撃を加えるアルスラーンの軍勢。この戦術の見事さよりも、神前決闘で厳しい戦いを繰り広げるダリューンの身を心配し、ラジェンドラに啖呵を切るアルスラーンの臣下を思う気持ちの強さに目が行く。対照的に描かれるガーデーヴィとアルスラーン。出自の違いではない、心根の違いが際立つ。
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ネタバレタイトルがミスリードで、読んでいくと思っていたのと違うストーリーが展開される。5歳の男の子マイケルは、パパが作るお話が大好き。色々な色の羽を持つ虹色だから「レインボー」と言う名前のめんどり、レインボーを狙う怖い狼の「ウォルドー」。ああでもないこうでもないと、パパと一緒にお話を作り上げていく。作り上げるお話の中にはジミーと言う少年も登場させ、どうやってウォルドーからレインボーを守り切るか、ワクワクする場面も。パパが作るお話には終わりがなく、多分この先も続いていくんだろうな。
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ネタバレ「寄宿舎の黒猫は夜をしらない」番外編集。「珠玉の傑作短編」と書かれている通り、ご馳走様な15編が収録。本編とはガラッとイメージの違う、甘々なお話ばかりで癒されます。ジーンの甘さにドン引くユキも楽しいし、同室のシユに惚気を吐き出して冷めた目で見られるジーンも楽しい。確かに本編読み直したくなるー。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者・近衛騎士団副団長のシメオン。背任容疑で拘束されたはずのシメオンは、黒幕を突き止めるために密かに動いていた。彼を助けようとしていたマリエルなのに、彼の方はマリエルに何も話さない。信頼されず頼りにもされておらず、一方ローズは…とマリエルの心中は嵐のよう。いつも虐められているオレリア嬢に縋りつくほど。でも、聡い彼女はやっぱり真相に飛び込んでいく。そのまっすぐさと、怒られてもシメオンにちゃんと気持ちを伝える良さがいい。結婚したら2人どんな感じになるのかな。楽しみ。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者・近衛騎士団副団長のシメオン。マリエルの行く所騒動あり、という訳では無かろうが、今回はシメオンが背任容疑で拘束される事態になり、1人にされたマリエルが釘を刺されても真相に迫ろうと動き出す。掴めない手掛かりを手繰り寄せるために考え、行動するマリエルに対し、怪しい人物がたくさん。その中には昔のシメオンを知る男装麗人のローズもいて、マリエルは彼女に対する嫉妬心とシメオンへの気持ちの間で揺れ動く。仮面舞踏会での怒涛の展開、面白い!
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者である冷静沈着な近衛騎士団副団長のシメオン。王太子妃候補かもしれないミシェルの失踪、捜索、隣国ラビア公国からの追手、怪盗リュタンも交えた緊迫感ある展開が面白かった!セヴラン王太子の恋路はちょっと切なかったけれど、近いうちに良縁が…?真面目な顔をして説教風に口説くシメオンに萌えるマリエルがやっぱりいい性格していて楽しいです。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、その婚約者である冷静沈着な近衛騎士団副団長のシメオン。両想いになった2人だけれど、常識外のマリエルの萌えをりかいするにはまだ遠いシメオン。モンタニエ侯爵家のお家騒動とセヴラン王太子の婚約者選びと、隣国ラビア公国の派閥争いとが絡まってなかなか解くのが難しそう。セヴランが想いを寄せるミシェル嬢にも秘密があるようで…。違和感があるんだよな、この娘って思ってたけど…。嫉妬心と心配に心穏やかでないシメオンに恐怖しそうになっても飾らない真っ直ぐな気持ちを伝えるマリエルの性格素敵。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、冷静沈着な近衛騎士団副団長のシメオン。愛情の伴わない政略結婚と思っていたけれど、マリエルが徐々に嫉妬心を抑えきれなくなっていく様子、しかも自分でちゃんと自覚している様子が可愛い。ポートリエ伯爵家での騒動を背景に、怪盗リュタンとの出会いもあって、マリエルとシメオンの距離が近付く。娼館の三姫に靡かない理由を、王子を慕うからだと勘違いするマリエルの斜め上な考え方も面白いなー。
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ネタバレ自分の萌えに忠実な子爵令嬢マリエルと、令嬢たちの憧れの的である近衛騎士団副団長のシメオン。この2人が婚約したところから物語が始まる。この2人、キャラが楽し過ぎ。夜会に出てはゴシップネタを集めて自分の小説に生かしているマリエルは、令嬢のイビリもネタの一つ。常人とは異なる彼女の特性に気付いたシメオンが婚約を申し込んだのだが、感情に疎そうなシメオン自身がどうやらマリエルにゾッコン(でも気付いてない)っぽくて、この2人がお互いの気持ちに気付いて普通の恋人になれるのかが経緯も含めて楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
Yukiko Yosuke
ネタバレ再々々読。電子600頁の中に、幾つものドラマが織り込まれた最終巻。コートレイ領での代替わりの試練、亡父に代わり剣聖ナダルになるため13歳のジュニアがドラゴンを倒すシーン。国力を取り戻しかけていたティシアからカリヤが拉致され、死亡・蘇生を繰り返す間の国内外の混乱、カリヤ帰還に伴い、彼の結んだ縁が実を結び再び勢力を得ていくところ、どん底からの復活劇が劇的だった。クロエ平原の復讐をと、ドワーフの殲滅兵器で作り上げた炎の攻撃、王都アルティシア攻防の1日。全部映像を想像しながら堪能した。主役2人の変わらぬ愛に乾杯。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ単話で完結まで読んだ作品のコミック版。筆頭公爵令嬢リディアナに転生した主人公。「完全無欠」と言われる王太子フリードリヒの婚約者に選出されるが一夫多妻制の王族に嫁ぐのは嫌だと、処女を失いに仮面舞踏会へ。そこでとっかえひっかえ女性と浮名を流す仮面の男性と一夜を…。まあ、それが王太子なわけなんだけど、外堀を埋めてくる王太子に対して、婚約破棄を成し遂げたいリディアナはなすすべがなく。王華の仕組みとか、王太子が仮面舞踏会で女性を見繕っていた理由とかがはっちゃけている感があって、少女漫画か?と思うほど。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ第4巻。紗都子の護衛だった康太郎が現れ、進平と康太郎のどちらを選ぶかを迫られる。常識で考えると康太郎と行けばいいんだろうが、進平に惹かれ、安心するとまで感じている紗都子は進平を一緒に連れて行きたい。それは無理では…と客観的に考えてしまうが、お互い傷を負わせる肉弾戦の後、仮初の休戦協定の2人とこの先どう行動するのかが見もの。
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Yukiko Yosuke
ネタバレ読友さんに教えて頂いた1冊。小学校での読み聞かせでよく読む「やまんばのむすめ まゆ」のシリーズに、こんなお話があったとは!富安さんの初めての単行本で、既に山姥山の世界は出来上がっていたんだと改めて感動です。河童のヒムカ女王との相撲対決で山姥強いなーとか、化けギツネってあの子かなあとか、雷はこの前読んだ絵本かなあとか、色々思いながら小3娘に読んであげました。星を助けにひそひそ谷の西風の精の所に行くお話が好きです。小さなまゆとその友達啓太との交流を温かい目で、でもしっかり見守る山姥が凄く格好いいです。
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Yukiko Yosuke
ネタバレやまんばの娘まゆのシリーズ。雨がしとしと降る日に外に遊びに出たまゆの前に、動物達が次々と「赤い帽子のブカブカブーを見た」と逃げてくる。まゆの目の前に現れたブカブカブーは赤くて大きくて、でもそんなブカブカブーに臆することなくとびかかるまゆの大胆さ。ブカブカブーの正体が分かると…。分かるとなあんだ、と思うんだけど、正体が分からないとやっぱりドキドキしてしまう。ブカブカブーをお腹いっぱい食べた裏表紙のキツネが可愛かったです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/20(4865日経過)
記録初日
2011/07/02(4914日経過)
読んだ本
4448冊(1日平均0.91冊)
読んだページ
880061ページ(1日平均179ページ)
感想・レビュー
3296件(投稿率74.1%)
本棚
15棚
性別
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/profile.php?id=100001122665796
自己紹介

大学院・専門学校・高校の男子3人と小3女子の母。某通信企業に勤務。小説(ラノベ含む)、ビジネス書、漫画と乱読タイプだが、在宅勤務が3年を超えて通勤時の読書時間がなくなり、漫画が多い昨今。いつも睡眠不足。

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