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2024年10月の読書メーターまとめ

A S
読んだ本
37
読んだページ
11028ページ
感想・レビュー
36
ナイス
325ナイス

2024年10月に読んだ本
37

2024年10月のお気に入り登録
1

  • そうたそ

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • 道楽モン
  • そうたそ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

A S
ドラッグクイーンのシャールさんが営む隠れ家夜食カフェ。出てくる料理が滋養に満ちたものばかりで、自分の食生活を反省したくなった。連作短編集で、シャールさんの中学時代から友人で、現教師の柳田の話がお気に入り。「やるときはやる男」柳田がカッコいい。シャールさんと柳田の関係性、柳田の生徒と友達の関係性、どちらも温かくて良かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
36

A S
ポプラ社小説新人賞受賞作。訳ありの死を迎えた人たちの部屋を片付ける特殊清掃会社に入社した主人公。片付けの描写はきつかった。誰かがやらねばならない仕事だが誰でもできる仕事じゃない。適性がありそう。現実に特殊清掃をしている方たちには頭が上がらない。毎日誰かが亡くなっているがひとつとして同じ死はない。主人公の成長と共に否応無しに「死」について考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
治安の悪い国で暮らしていたまどかのガードドッグの虎との回想。虎への愛情と後悔が入り混じっている感じ。まどかの現在の恋人への気持ちはどうなんだろう?短いので不完全燃焼で終わってしまった。表紙が綺麗な本。
が「ナイス!」と言っています。
A S
初読み作家さん。小田切実35才は青森の移動図書館で非正規職員として働いている。ある日迷い犬のちゃっけと出会い、次の飼い主が見つかるまで預かることに。トゲトゲしていて不機嫌な主人公が段々心を開いて自分にも他人にも優しくなっていって良かった。生き物の癒し効果は凄そうだな。読んでるだけでちゃっけが愛おしく思えた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
京都の文系大学生花が理系大学生たっくんと出会い、恋をする。二人も仲間たちも良い子達で楽しそうに青春しているほのぼのストーリー。平和過ぎてさらっとしている感じだけど、続編もあるようなので二人の変化に期待して読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ミステリーズ!新人賞受賞作を含む5編からなる短編集。どれもコンパクトに楽しめるようにまとめられていて良かった。SNSでの炎上や蛙化現象などをテーマにしたものも現代的で楽しめたし、「速水士郎を追いかけて」は速水君が優しくてとても魅力的なキャラだった。「ルナティックレトリバー」はトリックも秀逸な上に「すべての伏線が回収されなくても良いんだ」という視点が新鮮で忘れがたい余韻をのこす。今後が楽しみな作家さんに出会えた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
お惣菜屋を経営している晴太とヒロ、そして歳の離れた中学生の弟蒼は三人きょうだいで暮らしている。仲の良い三人の複雑な関係性が明かされていく。ヒロの母親にもやもやしていたけど祖母がまともで良かった。ずっと手を差し伸べ続けてくれた優子さんが素敵だった。 ポプラ社新人賞受賞作品ということで次作が楽しみな作家さんが出来て嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。
A S
日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作品。戦時中疎開してきた心造はいなくなった妹を探しに山中に踏み入ると、そこには迷い家が。前半の終盤、心造が妖たちと決闘するシーンに迫力があった。後半は14年後。当時の同級生と先生が心造と妹を探しに迷い家へ。捕らわれたままの心造の狂気が哀しい。本作にはありったけの妖怪と霊宝が詰め込まれていて情報量が凄かった。
A S
水村さんの最新刊。嬉しい!アメリカ人のケヴィンは軽井沢の追分に別荘を持ち、ひっそりと暮らす。ある日隣人に元大使とその妻が家を建てて越してくる。彼らとの交流が手記の形で綴られる。重厚な歴史と美しい日本語に惹き込まれて一気に読んでしまった。余韻の残る超大作だった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
三作目。シャールさんの証券会社勤務時代の後輩の登場でシャールさんの過去がわかって、ますますシャールさんファンになってしまった。カッコ良すぎる。いつものマクロビに加えて、アーユルヴェーダや、トルコの手芸オヤも出てきてますます興味深く物語に惹きこまれた。 「魔法があるとしたら、それは自分自身にしか起こせない」の言葉が心に残った。
が「ナイス!」と言っています。
A S
悩みのある患者に猫を処方してくれる病院。育児疲れでピリピリしている妻の待つ家庭に帰りづらい新米パパが、猫を「習う」のが新しいスタイルだった。最終話では予約の患者が来院するも、保護猫の話は悲しくてキツかった。続くようなので次作も期待。
が「ナイス!」と言っています。
A S
中学生の美琴は母と祖母との三人暮らし。ある日母が元同級生の家族と古民家を買って二家族で一緒に暮らすと言い出す。最初は抵抗を感じていた美琴だが、一緒に暮らすうちに楽しさを感じるようになり、一緒に暮らすようになった理由も明かされる。現実的に考えるとこう上手くはいかない事もあるだろうけど、こんな家族の形があっても良いな、素敵だな、と思わせてくれた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
これまでの著者の作風とは一味違い、SF要素が入った短編集。表題作が1番テンポよく読めたけれど、「死後結婚アプリ」という着眼点は良いけどやっぱり仕組み的に無理があって中々入り込めなかった。図書館で人気本なだけに合わなくてなんだか残念。
が「ナイス!」と言っています。
A S
高校2年で図書委員の堀川と松倉。彼らが日常の謎を解いていく。爽やかな2人の軽妙なやり取りを微笑ましく感じながら読み進めるが、解決された真相は陰の要素が強い。2人の友情がどうなっていくのか続編を早く読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
A S
一作目が良過ぎてすぐに二作目を手に取った。マカンマランは今回も迷える人々に寄り添ってくれる。自分を「ただの」派遣社員だからと卑屈になっているOL。「自分がない」と嘆く彼女に「自分がない人間なんてこの世にいない」と断言してくれるジャダが素敵だった。シャールさんのゆるいマクロビオティック料理が美味しそうで、「蒸し料理」が食べたくなり夕飯に作った。このシリーズを読むと自分の体を労り優しくしたくなる。三作目も楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
A S
満月の夜にだけ現れる珈琲店。マスターと店員は猫。注文は全てお任せで、個人に合わせて出てくるスイーツや飲み物はイラストも載っていてとても素敵で美味しそう。占星術に興味はなかったけど、さらっと読めてファンタジーな世界を楽しめる。
が「ナイス!」と言っています。
A S
出版社勤務の明日花は、自社が出版する学年誌の100年の歴史を調べることに。嫌々仕事をしていた明日花だが大好きな祖母が実は同じ出版社に勤務しており、学年誌にも携わっていた事を知り驚く。戦時中の学年誌に携わる人たちの真摯な想いが伝わってくる。祖母、母、子の間にあったわだかまりも解けていって良かった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
なでし子物語のその後。耀子はさびれてしまった常夏荘のあおんさんになり、スーパーでパートに出ている。どうしたら良くなるか?を考えて力強く成長する瑤子の姿がまぶしい。
が「ナイス!」と言っています。
A S
初読み作家さん。閉店が決まった喫茶店で、残された数ヶ月、月に一度開かれる待兼山奇談倶楽部。そこでは不思議な話が語られる。「ジェイクとあんかけうどん」が良かった。小さい食堂で戦争に行った長男を待つお父さんに起きた奇跡。 最終章も不思議で切なく終わって良い読後感。
が「ナイス!」と言っています。
A S
キラキラした恋愛小説ではなく、上手くいかない恋愛を描いている短編小説。視点が冷静でちょっと意地悪なので恋に浮かれた主人公は出てこない。「お返し」が1番良かった。バレンタインデーにチョコをくれる幼馴染。付き合いたいじゃなくて記憶にのこりたいってところが良い。
が「ナイス!」と言っています。
A S
前科のあるシングルマザーの里美は娘の汐里と暮らしていたが、生活に困窮し再び罪を犯しそうになる。里美に同情したくなるけど、もうちょっと汐里に寄り添ってあげて〜と汐里側に肩入れして読んでいた。汐里が健気で偉いなぁ。重くて切ない親子関係を描いていて、テーマは良いのだけど途中少し退屈だった。文体もころころ視点が変わるので戸惑った。
が「ナイス!」と言っています。
A S
暴力夫から逃れ、居心地の良いシェルターに辿り着いた紀子と、夫からDV被害を受けながらも、夫が警察上層部であるため揉み消されている警察官薫の視点で話が進む。 腐り切ったDV夫ばかり出てくるので、主人公たちの選択に否と言えなくなる。でもスッキリとはしなかったかな。
が「ナイス!」と言っています。
A S
孤独な老後生活をおくる真理子。嵐の夜に迷い込んできた同じ世代の加代と、期間限定で同居することになる。性格は正反対なのに二人で暮らすのが楽しくて、真理子は加代と別れ難くなる。加代の正体はすぐ察しがつくけれど、二人のやり取りが楽しく、最後まで面白く読めた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
アラサーの莢子は恋人の篤志と結婚を意識して付き合っているが、篤志が宗教にはまっているのではないかと疑い‥ 結婚するのに宗教問題はかなりネックになってくるだろうな。 最後は篤志を応援したくなった。
A S
子供による事件を次々と解決している生活安全課の仲田シリーズの短編集。仲田は人の気持ちを「想像」することで事件を解決に導く。見かけは幼くて喋りも柔和な感じだけれど中身は正義感が強く芯があって好き。表題作はイジメの話で胸が痛むが、今作は仲田を深く掘り下げていてより知ることが出来て良かった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ステイホームが叫ばれていた頃、大学生の扱いがひどいなと思っていた。今作はその頃の大学生が主人公。リモート授業ばかりで孤独を感じていた主人公にマリリンから電話がかかってくる。そこから主人公の卒論テーマがマリリンになり、調べるうちにマリリンが世間の共通認識であるセックスシンボルではなく、フェミニズムアイコンになり得たと感じる。頼りない女の子という感じだった主人公がどんどん頼もしくなっていくのが良かった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
小さなアパート、ベルジュ江戸川に住む住人達の連作短編集。妻子と上手くいかず、仕事でも上手くいってるつもりが躓いてしまう片山の話が面白かった。妻の「夫婦は基本一緒にいるの、いられるようちゃんと努力するもの」という考え方が良いなと思った。まだ若いのに昔のバイト先の仲間を亡くした青井の話は琴ちゃんが優しくて哀しくて胸を突かれた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
同じ学校が舞台の連作短編集。「走れ茜色」同じ人を好きな佐倉と新藤は意中の彼が部活をしている間、教室で色んな話をする。恋敵である二人が友情を育む様子が良い。好きな人といられる時間を失いたくなくて片想いし続ける佐倉の想いがもどかしくて切なくてこういう感情尊いなぁと感情移入してしまう。素敵な恋と友情の話。他のお話もそれぞれ素晴らしくて、最後に登場人物が勢揃いするのも良かった。青春小説の傑作だと思う。君嶋さんをますます好きになった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
中学生の優希は「人にどう思われるか」を気にして同じグループの友人に言いたいことも言えない窮屈な思いをしている。名門中学からの転入生や、こけし好きという趣味を待つ学級委員との交流を通して、自分が「透明なルール」に縛られていると気づき、一歩を踏み出す。自分の学生時代を思い出した。マイペースにできずに必死に周りに合わせていた気がする。そういう人が多いと思う。読みやすく爽やかな読後感。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ドラッグクイーンのシャールさんが営む隠れ家夜食カフェ。出てくる料理が滋養に満ちたものばかりで、自分の食生活を反省したくなった。連作短編集で、シャールさんの中学時代から友人で、現教師の柳田の話がお気に入り。「やるときはやる男」柳田がカッコいい。シャールさんと柳田の関係性、柳田の生徒と友達の関係性、どちらも温かくて良かった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
北鴎町にあるバブル期に建てられたかもめジムでバイトをする高校生の夢。70代の西原さんと知り合いお互いの恋愛話を通じて交流を深める。他にもかもめジムに関わる人たちが老若男女、恋愛したり友情を深めたり、温かい交流をする群像劇になっている。
が「ナイス!」と言っています。
A S
田舎から上京し、コピーライターから作詞家、最終的に作家になる主人公。物語は淡々としていて特に盛り上がりもないが、書くことへの飽くなき探究心を持った主人公に哀愁が漂っていて、雰囲気を楽しむ小説なのかな、と思った。
が「ナイス!」と言っています。
A S
南の島が舞台の続編を先に読んでしまったが、1作目のこちらは北の国が舞台だった。バンドを組んだ大学生達が進路を巡ってすれ違う「おそろい」が1番お気に入り。青春ていいなーと思いつつ切なさもあって。最後に全員でオルゴールを鳴らすところも一工夫されていて印象的。一編が短くてあっさりしているけれど、ほっこりする。
が「ナイス!」と言っています。
A S
今の時代を毒舌ありでコミカルに描いた短編集。「トリアージ2020」妊婦がSNS上の友達のお母さんと交流する、ほっこりできるお話が1番良かった。「めんや評論家おことわり」は各登場人物がそこまでするかな?上手く行き過ぎ?感が違和感として残ってしまってはまれず。
が「ナイス!」と言っています。
A S
自動車メーカーの工場で非正規雇用で働く四人の若者。搾取されるばかりでそれを疑問に思う時間すら与えられなかった四人が勉強し、立ち上がる様子が良かった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
母に捨てられ祖父に引き取られた耀子、身体が弱く家庭教師の青井と共に暮らすお金持ちの息子立海。静岡の奥地の常夏荘で出会った二人が大人に振り回されつつ友情を育み成長していく。青井は耀子に「自由に生きていくには武器がいる。武器が見つかるまでこつこつ勉強するのが大事」と教える。これからの二人の成長が楽しみになった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ルビが振ってある漢字の多用で読み疲れてしまう。当時の知識もないので途中まで頑張ったがあえなく挫折してしまった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/12/14(1075日経過)
記録初日
2021/10/01(1149日経過)
読んだ本
488冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
151149ページ(1日平均131ページ)
感想・レビュー
412件(投稿率84.4%)
本棚
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自己紹介

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