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2025年1月の読書メーターまとめ

A S
読んだ本
24
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感想・レビュー
24
ナイス
1258ナイス

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2025年1月に読んだ本
24

2025年1月のお気に入り登録
11

  • たけちゃん
  • まめこ
  • ケメキチ
  • S.U.
  • 凛
  • ペコー
  • かたつむり
  • 昼寝ねこ
  • fwhd8325
  • 愛書家
  • 寛大

2025年1月のお気に入られ登録
11

  • S.U.
  • ケメキチ
  • まめこ
  • 凛
  • かたつむり
  • 昼寝ねこ
  • Nao023
  • fwhd8325
  • 愛書家
  • 海人
  • 愛の伝道師カロン@日本が平和なのは、イケメンのおかげですよっ

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

A S
高校生の花は母親の知人の黄美子と、同年代の少女2人と擬似家族のように暮らす。まっとうに働く術を持たない彼女たちはリスキーな仕事に手を染めていく‥。花をはじめ、主要登場人物達が犯罪を犯しているのに憎めない。特に花は責任感が強くて真面目で良い子。花のもがき苦しむ心理描写がリアル過ぎて、ちょっとずつ、でも確実に悪に堕ちていく姿が読んでいて苦しかった。新年早々重たい一冊を読んでしまった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
24

A S
絶海の孤島に集められた富豪一家と探偵と元警部。探偵は高価な宝石の行方探しを依頼されていたが、孤島で一族の当主が行方不明となってしまう。語り口が軽妙で読みやすい。ミステリーとしてはすごい仕掛けがあるわけではないが、人間ドラマとして読みごたえがある。当主の過去が明らかになるにつれて「戦災孤児」の悲惨さに胸を締め付けられた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
小市民シリーズ第一弾。小鳩くんは小賢しさを、小山内さんは執念深さを捨てて、「小市民」としてお互い協力しながら生きていくと決めた2人。しかし2人の前には謎が現れ解かざるおえない状況に。米澤さんの中で1番ライトな本書。謎解きも軽いけどこれくらいライトなのもわかりやすくて良い。何より2人のキャラと関係性が面白いし、後半過去がちょっとずつ明らかになってきて、続きが気になる!早く次作読まなきゃ。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ネタバレ県警捜査一課の若手で平凡な外見の和泉と超美人で稀有な観察眼を持つ瀬良のコンビが3つの事件を捜査する。1.2章は警察官の使命は「罪を最大化すること」という目的のために、少し結末にモヤモヤが残った。3章では児童失踪事件が発生し、解決の糸口がない中捜査する警察の必死さが伝わってきて緊迫感がある上、意外な結末に少し光が見えて1番良かった。久しぶりの本多さんだったが、軽い筆致で重い話を描いていてなかなか良かった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ネタバレ長年教師として働き、校長先生まで務めた高村正子さんが亡くなった。高村さんと関わりのあった生徒、保護者、趣味仲間、同僚の孫、娘からの目線で彼女が語られる連作短編集。何よりも「子供のため」を考える正子さんが素晴らしい。どの章も温かくて良かったが、先生が息子が心配でやきもきする保護者に「本人の力を信じて、一歩引いて見守ってあげましょう」とアドバイスを送る「連絡帳」がお気に入り。連絡帳は先生にとって一人一人に返事を書くのが大変だろうが保護者には有難いツール。久しぶりに我が子の連絡帳を読み返したくなった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
閉鎖的な田舎に生まれ、もどかしい思いを抱えながら暮らす3人の中学生たち。30歳になった3人はあの頃お互いに書いた手紙を読むため集まることに。周りの人を見て「どうしてわたしはあの子じゃないの」と羨んだり僻んだりする気持ちはすごくわかる。思春期なら尚更切実だろう。大人になるにつれて自分なりに生きるしかないと折り合いをつけていく。その過程が丁寧に書かれていて、登場人物たちに共感した。「日常をより良く生き」ていきたいなぁとしみじみ思う。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ネタバレ歴史×ミステリー。傑作だった。信長に反旗を翻し毛利の援軍を待ちながら籠城する荒木村重は、そこに使者としてやってきた黒田官兵衛を幽閉する。村重のもとで謎めいた出来事が起き、自ら推理しつつも土牢にいる官兵衛に助けを求める。籠城しながら孤独に陥っていく村重、不気味に衰弱していく官兵衛、両者の心理が明らかになっていき、思わぬ犯人も判明する後半はページを捲る手が止まらなかった。官兵衛があんな劣悪な環境下で生き延び、最後の最後で報われる展開も史実とは言え感動的だった。米澤さん、歴史ものも読みやすく面白く描けるの凄い!
が「ナイス!」と言っています。
A S
棟方志功。名前くらいは知っているけど全然知識がなかったので興味深く読んだ。ゴッホに憧れ青森から上京し、ひたむきに芸術に向き合い木版画を彫り続ける志功の人生を、妻のチヤの目線で描く。弱視であり、目隠しして掘るシーンは迫力があった。子供みたいに無邪気で家族も大切にする魅力的な人物。チヤの献身ぶりが想像以上だったが、苦労よりも支える喜びが伝わってくる。夫婦がお互いに想い合っていて幸せで良かった。実際に棟方作品を見てみたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ネタバレ銀座の歩行者天国に逃げた人魚を探しているという王子が現れ話題になる中、人生の転機を迎えた5人の登場人物たちが連作短編として描かれる。1番印象に残ったのは夢のため渡米しようとしている娘と寂しさを感じる専業主婦母の話。娘が「お母さんが毎日を毎日作ってくれた」と言ってくれる。そんな事言われたら母泣いちゃうし、ちゃんと気付いて伝えられる娘も、そんな娘に育てた母も素敵だな。最初と最後の章の年の差美男美女カップルもロマンティックなラブストーリーで良かった。今回は童話を絡めたファンタジーな世界、温かくてとても癒された。
が「ナイス!」と言っています。
A S
母を亡くした5歳の天は父、親戚の家を行き来し、愛情深く見守られながら幼稚園に通っている。そこに海外からの転入生さりかちゃんが現れ、周りから差し出される親切を持て余した二人は意気投合する。二人が仲良くなるきっかけのコーンビーフサンドウィッチや、父と出かけた旅行先で見る朝焼けのシーンなど、ひとつひとつのエピソードがとっても印象的。高校生の天が回想する形で5歳の天の日々が繊細に丁寧に描かれていて、切ない余韻がのこった。前作「息」も良かったので、著者の今後に期待大。
が「ナイス!」と言っています。
A S
多田さんは芥川賞に6回ノミネートされているらしい。今作は絶版になっており、図書館で借りられて良かった。3編収録の短編集。表題作以外は不倫ものになるのだが、性描写がなくドロドロ感もなくて淡々としており、達観した女性たちが逞しい。表題作が1番良い。病院で患者の話し相手のボランティアをしている末子が末期癌の高木と出会う。夫とは心が通わず姑の介護を押し付けられ、結婚とはこんなものかと諦めていたような未子が高木と心通わせ、残り少ない日々を寄り添おうとするのが切ない。二人が出会えてこの感情を知れて良かったと思った。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ネタバレ良家のお嬢様が集う読書サークル「バベルの会」が共通項として出てくる短編集。最近米澤さんの面白さを再認識し、過去作も読んでみた。イヤミスに分類されるのかな。とてもダークな世界観。どれも完成度は高く、雰囲気があって悲惨な結末になりそうと怖くなっても先が気になって読まずにいられない。お気に入りは「山荘秘聞」。この凶器には驚き、読み直した。ラストに収録された表題作は悲惨な結末を想像させられ憂鬱になる。全編を通してダークな中に上品さも感じる短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
前作で史上最悪の爆破事件を起こしたスズキタゴサクの裁判の最中、テロリストに法廷が占拠されてしまう。犯人vs警察vsスズキの構図、面白くないわけがない。今作でもスズキの気味の悪さは健在。警察側の類家もキレキレ。一作目が傑作だと二作目はハードルが上がるけれど、ハードルは十分クリアしてくれて、最後までノンストップな面白さで著者の力量はすごい。次作が楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
A S
初読み作家さん。独特の世界観を持つ短編集。カラフルでファンタジーっぽい表紙が中身のイメージとぴったりで素敵。「ベルを鳴らして」邦文タイピスト学校に通う主人公の中国人の先生との出会いと別れを描き、異国情緒溢れる世界観が印象的。「名前をつけてやる」主人公と後輩の関係性が面白い。クイズ女王で、真面目で不器用な後輩のキャラクターが良くて楽しかった。「あしながおばさん」最後が怖い!!‥どのお話もちょっと変わっていて、世にも奇妙な物語の世界にいるみたいな不思議な感覚を味わえた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
離婚して一年、身の回りの事が疎かになり顔色も悪くなってきた幸彦は、山の上にある家事を教えてくれる学校に通うことに。幸彦が元妻に任せっぱなしだった家事を真面目に学び、元妻の気持ちも考えられるようになり、人生を立て直していく姿が良かった。自分でやった方が楽だから夫にも子供にも家事のことはあまり言ってこなかった。身内が細かく言い出したら喧嘩になりそうなので、こんな「学校」があって、家事の考え方から学べたらとても良いと思った。
が「ナイス!」と言っています。
A S
著者の短編集は初めて読むが、5編それぞれが個性的で、でも身近に感じる話だった。「息吹」はパラレルワールドを描いていて苦手かもと思ったのに、自分の人生‥病気や家族の事などを考えさせられ、切なくなった。「手先が器用」は子供の美点を伝え続けたいなと教訓になった。「ストレスリレー」は誰の立場になってもおかしくないがルーシーのように自分の機嫌を自分で取れるようになりたいと思った。帯にあるように「自分の人生を愛し、誰かを愛するための小説」で、平野氏らしいユニークで心に沁みるような短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
妻を失った夫、夫を失った妻、それぞれの視点から交互に語られるパラレルワールドのようなお話。二人とも相手をとても愛していたんだなぁとわかる。健康に気をつけていてもこの先何があるかわからない。つい相手の粗ばかりを口に出してしまうけれど、感謝の気持ちを忘れたらいけないなぁと身につまされた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
お誕生会にまつわる連作短編集。昭和の時代のお誕生会は私も経験したが、誰を呼ぶ呼ばないで冷や冷やする面倒な面もあったなぁ。令和の時代なら禁止令が出ちゃうのもわかる。全体的に切なくて優しくてジーンとする話が多かった。「月の石」の頑張り屋の若いママと大人しいが芯の強い娘、ちゃんと見守ってくれてるパパの信夫が流星群を見にいくシーンが好き。「ドールハウス」のルーちゃんカッコ良すぎ。「刻の花びら」は自分と母の関係に重ねて泣きそうになった。そして大切な人の誕生日はもっと大切にしようと思えた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
週刊誌記者の松村は、たった3ヶ月で筋肉を増強させたアイドルのドーピング疑いを取材すべく、ジムに潜入取材をする。真面目な松村が一つ一つ調査を重ねて、同時に筋肉もつけて結果を出していくところはテンポが良くて気持ちよく読める。課題を軽々とクリアし過ぎているのでもうちょっと苦労があっても良かったなとは感じたが、飽きることなく楽しめたので、これから著者がどんな作品を書いていくのか追っていきたいし、潜入取材シリーズとして続編も期待したい。
が「ナイス!」と言っています。
A S
小学生から大学生まで、色々な悩みを抱えている思春期の子たちを主人公にした連作短編集。わかりやすい良い子ではなくて、一癖あるキャラクターばかりなのが良い。「ストーリーテラー」‥小学生の時に救われた一言をくれた吉成さんを探し求めて、吉成さん似の同級生をストーカーをしている大学生。不穏な空気の中、最後はそういう事か、と切なくなる。‥が1番のお気に入り。「吠えるな」の女子高生も口も性格も良いとは言えなくて面白い。「僕とじょうぎと〜」のお兄ちゃん思いの小学生男子は健気でほろっとした。著者の他の作品も読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
A S
主人公傑の妹は、傑の友達でもある恋人大河とドライブデート中に事故に遭い、足に後遺症が残る。傑は妹のことばかり考えてしまう。傑が良い人過ぎない、普通の人であるところが良かった。「人間、ものの感じ方は変えられない〜ちょっと嫌だなと感じてしまうのはしかたない。でも感じたあとの行動を変えることはできる〜」私もちょっとした事で嫌だなと感じてしまう事は止められない。でも行動は変えたいと願う。傑に励まされた思い。
が「ナイス!」と言っています。
A S
築50年のマンションに住む夫婦と5歳の息子。妻美春と夫恵示の視点で何でもない日常が綴られる。冒頭でマンションで飛び降りがあり、何が起きるんだろうと読み進めるも、その後は特に盛り上がりがなく、淡々とした三人の日常が続いていく。若干退屈しつつも、息子コースケの成長が微笑ましく、何でもない日常が幸せなんだと思えた。
が「ナイス!」と言っています。
A S
アラフォー独身の阿紗は隣の部屋に住む高齢の八重と知り合い、部屋の片付け(終活)を手伝うことになる。阿紗の片付け術が見事で、私もモノを見えないところに溜めてしまう癖があるから整理せねば‥とやる気にさせてもらった。阿紗と八重の相性がばっちりで、温かな気持ちになる。一見とっつき難い八重だけど、余計な事は聞かない、言わないという人付き合いのスタンスが良かった。八重の遺したポートレートと手紙も素敵だった。
が「ナイス!」と言っています。
A S
ネタバレ親に捨てられた過去を持つ恋愛詐欺師の透と、大きな病院の長男で親からのプレッシャーに息苦しさを感じている医師の加賀谷のラブストーリー。王道のBLという感じで性描写もしっかりある。 だいぶ昔に書かれたお話みたいで、今の凪良さん作品に比べたら粗さがあるものの、生き辛さを抱えた2人が障害を乗り越えて結ばれて良かった。ハッピーエンドは良いね。
が「ナイス!」と言っています。
A S
高校生の花は母親の知人の黄美子と、同年代の少女2人と擬似家族のように暮らす。まっとうに働く術を持たない彼女たちはリスキーな仕事に手を染めていく‥。花をはじめ、主要登場人物達が犯罪を犯しているのに憎めない。特に花は責任感が強くて真面目で良い子。花のもがき苦しむ心理描写がリアル過ぎて、ちょっとずつ、でも確実に悪に堕ちていく姿が読んでいて苦しかった。新年早々重たい一冊を読んでしまった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/12/14(1164日経過)
記録初日
2021/10/01(1238日経過)
読んだ本
569冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
174905ページ(1日平均141ページ)
感想・レビュー
491件(投稿率86.3%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

感想を書くのが苦手なのですが、読んだ本を忘れてしまうので自分用にと書いています。

皆さんの感想を参考にさせて頂き、読書の幅が広がり嬉しいです。^_^
おすすめの本教えて下さい。
共読本が多い方をお気に入り登録させて頂いています。宜しくお願い致します。

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