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2023年の読書メーターまとめ

佐々陽太朗(K.Tsubota)
読んだ本
74
読んだページ
22710ページ
感想・レビュー
74
ナイス
5289ナイス
月間平均冊数
6.2
月間平均ページ数
1893ページ

年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

佐々陽太朗(K.Tsubota)
周りから浮いていることなどまったく意に介せず、突き進む主人公成瀬の姿が痛快。日本人の特性でもある同調圧力の埒外に彼女はいる。学校において彼女は孤立している。それは彼女がはみ出し者だからではなく、まさしく真っ当過ぎるからである。天才を被害者にしかねないのがこの日本の「平等バカ」ともいえる社会である。そんな世間を屁とも思わず、堂々と己の信ずる道を迷わず突き進むのが成瀬あかりという女性であり、それがなんとも痛快である。何らかの能力に抜きん出た各界の名士が本書に対し絶賛のコメントを寄せているのも頷けるところ。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
これらの物語はもちろん作り話です。それも些か出来過ぎた。でも、読者は心温まり、あるいは元気を、あるいは勇気を得るかもしれない。何が起こるかわからない人生の中で、奇蹟を夢みることもまた一興。小説にはそれができる。人が本から何を読み取るか。それは人それぞれである。本を読むとき、その人に何らかの心の準備ができていれば、その人の心に響く言葉に奇跡的に出会うことがある。あたかもその言葉に出会う運命であったかのように。本に書かれた言葉には作者の強く深い思いがこめられている。それこそが本の力なのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
ネタバレ舞台は1573年一乗谷城の合戦から1600年関ヶ原の戦いまで。クライマックスは関ヶ原の戦いの前哨戦・大津城での籠城戦である。片や石工集団の穴太衆、片や鉄砲職人集団の国友衆に焦点をあて、城の守りと攻めのせめぎ合いを描く。どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。現代の専守防衛論、核抑止力論にも通じる考え方が物語の底にあり娯楽小説にとどまらないものを感じさせる。また蛍大名と揶揄された京極高次が実は自分の体面よりも家臣や領民の命と平安を願う人物であったとして魅力たっぷりに描かれてよし。
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佐々陽太朗(K.Tsubota)
素敵な物語であった。読者を青山氏の物語世界(その世界はちょっとオシャレである種の優しさに満ちている)に引き込み、読者を惹き付け、読者が満足する結末を与えてくれる。なんといったら良いのだろう。閑静な住宅街にある日当たりの良いカフェで、軽いランチを食べた後、珈琲かあるいはキリッと冷えたクラフトビールなどを飲みながらページをめくる・・・そんな読み方がピッタリの小説だ。重くなく、心地よく、ちょっぴり切なくて、でも読後感はほんのり心が温まっている。そんな小説だ。青山氏はそんな世界を描きあげる職人だ
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年間でナイスが多かったつぶやき

佐々陽太朗(K.Tsubota)

6月2日のYouTube「帰ってきた虎ノ門ニュース」を視ていたら、産経新聞の阿比留瑠比さんが『婚活食堂』を好きな小説だと仰っていた。さっそく8巻まで大人買い。しばらくこれに没頭することになりそうです。

6月2日のYouTube「帰ってきた虎ノ門ニュース」を視ていたら、産経新聞の阿比留瑠比さんが『婚活食堂』を好きな小説だと仰っていた。さっそく8巻まで大人買い。しばらくこれに没頭することになりそうです。
えみちゃん
2023/06/05 03:06

私も積んでます。気にはしているのですが次から次へと新刊がでるものだからどんどん埋もれてしまってます。^_^;

佐々陽太朗(K.Tsubota)
2023/06/08 06:16

みっくんさん。えみちゃんさん。コメントありがとうございます。もう第9巻がでているのですね。早く読まないとついていけませんね。頑張ります。(^^)v

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、傑作家族小説!柚月裕子『風に立つ』を10名様にプレゼント。応募受付は12月25日(月)の正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/547?track=share

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

【第7回レビュアー大賞に応募しました】課題図書は荻原浩『海の見える理髪店』。レビュアー大賞の応募締め切りは3月21日です!詳細は特設ページへ→https://bookmeter.com/reviewer_awards/2023/books/47

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

【第7回レビュアー大賞に応募しました】課題図書はガブリエル・ゼヴィン『書店主フィクリーのものがたり』。レビュアー大賞の応募締め切りは3月21日です!詳細は特設ページへ→https://bookmeter.com/reviewer_awards/2023/books/45

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