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2024年10月の読書メーターまとめ

ミヤビとライライ
読んだ本
10
読んだページ
2267ページ
感想・レビュー
6
ナイス
70ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ミヤビとライライ
べてるの家のソーシャルワーカー、向谷地生良さんの言葉。「こころの三要素って知ってるかい?虚しい、悲しい、寂しいという三つの気持ちは、楽しいとかうれしいとかいう以上に、こころの健康にとってとても大切なものなんだよ。ともすると私たちは、自分のなかからそれを消し去ろうとするけれど、それは大事な栄養素なんだよ。鉄とかタンパク質とかメジャーな栄養素とちがって、微量栄養素だけれど、それが欠けたらダメなんだ」
ミヤビとライライ
2024/10/02 21:13

「私が出会ってきた子どもたちは、望まずして人生のスタートでつまずき、学校という最初の社会で孤立し、苦闘している点では共通しています。こころの片隅にすみついたなんとも言えない寂しさや、生きていることのぼんやりとした不安が、友だちの楽しい笑いや、明るく見える家庭を遠ざけてしまうんです。そして子どもたちを二重に追い詰めているのは、学校でのよい成績が人生のリスクを減らし、幸福への可能性を約束するという学歴信仰なんです。彼らは、そんな学歴信仰の犠牲者でもあるんです」

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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ミヤビとライライ

彼方はここに

彼方はここに
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2024年10月の感想・レビュー一覧
6

ミヤビとライライ
「本物の青空は本当の絶望のなかにしかないんだよ/たったひとりの嵐の夜/屋根が吹き飛んで/一陣の風が舞い降りたら/見上げてごらん/そこには果てしない青空が広がっているから/それはいつでも見えるってわけじゃない/頼るものがなくなったとき/すがりつく人が失われたとき/何かをつかもうとした手が空を切ったとき/初めて見える真っ青な空があるんだ」
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ミヤビとライライ
「哲学者のフーコーは『学校は教会や軍隊や刑務所と同じ装置である』と主張しました。要するにいずれも鋳型でモノを成型するようにステレオタイプ(同型思考)の人間を生産する手段だと洞察したのです。かくして画一的な学校教育によって無思考の個人が作られ、その結果として政府が決定したことには逆らわない国民の集合が出来上がるのです。このように生まれてから死ぬまで思考や態度が社会的なプログラムによって決定される体系を『カウンター・ユートピア(逆理想社会)』と言います」
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ミヤビとライライ
「私はこの世を、少しでもマシな方向に動かしたい。何者にも、どのような大きな力にも脅かされることなく存在できる世の中を作り出したい。それが具体的にどのような形をした世の中であるのかは、まだ多少曖昧だ。現時点で私が持っている地図は、国家、家父長制、異性愛規範、資本主義をはじめとするあらゆる権力、差別、中心主義を解体・否定し、その先に感情的関係性を必要としない相互扶助によって成立する社会を見据えること、そればかりである。まずは弱い個人を追い詰める現状の批判、破壊、拒絶。私はここに力点を置いている。」
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ミヤビとライライ
「ふと足元に広がる闇を見た。そこで突然、あるイメージが脳内に湧き出した。すべての生命は、この足元に広がる大きな黒い球からニョロッと出てくる。そしてほんの短い期間活動し、またこの黒い球に戻っていく。そんなイメージだ。 見渡せば、砂漠の砂も岩も、漆黒の宇宙も、はるか遠くの星々も、この世界のほとんどは『死』に溢れている。生命とは、溢れる『死』から漏れ出た一瞬の煌めきでしかない。 僕はこの寂しい事実に、なぜか温かみを感じた」→
新百姓宣言
ミヤビとライライ
2024/10/07 19:40

「なぜなら、すべてが『死』につながっているのだから、どこまで行っても生命は、人間は、孤独になんてなりようがない。そう思えたからだ」「私たちは、『物語る』ことを通じて過去の経験を解釈し、文脈を与え、意味づけします。それによって私たちは、自分たちが生きる世界がどのような場所で、どのような経緯で今に至っているのかという意義や、生や死の意味すらつくり出します。この意味において『物語る』とは、『世界を創造する』に等しい力強い創造行為であり、実に自由な遊びの余白でもあると思うんです」

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ミヤビとライライ
国家の「管理」が厳しくなり、生きづらさを感じる人が増えているような社会にあって、「管理」の外でもうひとつの世界をつくれないものか。本書はそんな問題提起からの対談集で、アナキズムの関連書籍や先人の生き方を紹介しようとしている。対談形式の書籍でありがちなのだが、話がどんどん脱線していき、タイトルとの隔たりを感じた。同じタイトルで対談者に書いてもらってはどうかと思う。
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ミヤビとライライ
べてるの家のソーシャルワーカー、向谷地生良さんの言葉。「こころの三要素って知ってるかい?虚しい、悲しい、寂しいという三つの気持ちは、楽しいとかうれしいとかいう以上に、こころの健康にとってとても大切なものなんだよ。ともすると私たちは、自分のなかからそれを消し去ろうとするけれど、それは大事な栄養素なんだよ。鉄とかタンパク質とかメジャーな栄養素とちがって、微量栄養素だけれど、それが欠けたらダメなんだ」
ミヤビとライライ
2024/10/02 21:13

「私が出会ってきた子どもたちは、望まずして人生のスタートでつまずき、学校という最初の社会で孤立し、苦闘している点では共通しています。こころの片隅にすみついたなんとも言えない寂しさや、生きていることのぼんやりとした不安が、友だちの楽しい笑いや、明るく見える家庭を遠ざけてしまうんです。そして子どもたちを二重に追い詰めているのは、学校でのよい成績が人生のリスクを減らし、幸福への可能性を約束するという学歴信仰なんです。彼らは、そんな学歴信仰の犠牲者でもあるんです」

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/04/20(952日経過)
記録初日
1987/05/03(13723日経過)
読んだ本
513冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
142143ページ(1日平均10ページ)
感想・レビュー
215件(投稿率41.9%)
本棚
3棚
自己紹介

生きていくために必要な言葉を、本から探しているのだと思います。たぶん。

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