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2024年10月の読書メーターまとめ

いっち
読んだ本
8
読んだページ
2009ページ
感想・レビュー
8
ナイス
349ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いっち
「人生のレールを外れる衝動」を、「誰かに強制されたわけでもないのに、自分を何かに夢中にさせる衝動のこと」と著者は言う。漫画『チ。』の主人公が、キャリアを捨て、命を懸けて地動説の研究を進めたことを、衝動と見なす。「やりたかったから」「好きだったから」には留まらない衝動の見つけ方。自分の偏愛をきっかけに、偏愛してる活動を解きほぐし、衝動が進む方法を見つける。気になることはやってみる。その中に何かあるかもしれない。残念だったのは、著者がレールを外れてないように見えること。京大博士課程修了で大学講師はレールの上。
いっち
2024/10/14 07:20
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

いっち

9月のべスト本は、『後世への最大遺物』内村鑑三(著)です。2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:729ページ ナイス数:137ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/135529/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
8

いっち
「次の時代」とは何か。著者は、「経済成長主義から卒業してこそ、やっと新しい生き方が始まり、次の時代が始まる」と言う。「嫌な仕事なら死ぬ寸前まで働くなんて耐えられない。好きで楽しい仕事なら死ぬまで苦もなく続けられる」。次の時代を先に生きるとは、「お金のためにやりたくない仕事をしないこと」だと思った。著者は、ナリワイと自給で自由に暮らしている。やりたいことで生活に必要なお金を稼ぎ、食料や電気や水を自給すれば、どんなことがあってもなんとかなる。ナリワイの見つけ方について、具体的な事例で書かれてるので参考になる。
いっち
2024/10/22 19:33
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いっち
「ダークホース」とは、標準化から外れたルートで成功した人たち。共通点は、充足感を追い求めてたらいつの間にか成功していたこと。私は、標準化された人生を選んできたと思った。偏差値の高い大学や、就職に有利な学部を目指し、安定や昇給する就職先に勤めた。やりたいことより、一般的に良いとされたルートを選んできた気がする。強くやりたいことがなかった結果によるものだから、当時の選択には納得している。だが、今はどうか。本書を読んでるくらいだから、充足感は足りないのだろう。安定や期待ばかり追い求めてた結果、充足はしてない。
嵐 千里
2024/10/16 00:46

人生、そんなに甘くないとも思えて・・・

いっち
2024/10/17 20:08

嵐 千里さん>確かに、そんなに甘くないですよね……

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いっち
「人生のレールを外れる衝動」を、「誰かに強制されたわけでもないのに、自分を何かに夢中にさせる衝動のこと」と著者は言う。漫画『チ。』の主人公が、キャリアを捨て、命を懸けて地動説の研究を進めたことを、衝動と見なす。「やりたかったから」「好きだったから」には留まらない衝動の見つけ方。自分の偏愛をきっかけに、偏愛してる活動を解きほぐし、衝動が進む方法を見つける。気になることはやってみる。その中に何かあるかもしれない。残念だったのは、著者がレールを外れてないように見えること。京大博士課程修了で大学講師はレールの上。
いっち
2024/10/14 07:20
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いっち
著者は、インドの火葬場で、人間が丸焼きされたのを見たそうだ。自分の残り時間を、リアルに感じたと言う。「日本だと死は隠されるもの。だから、死というイメージがなんとなく曖昧だったんだけど、自分の目で見たときに、当たり前だけど「俺もいつか死ぬんだ」ということを強く意識した」。日本では、死体が焼かれてる姿を見せない。火葬の現場は隠されており、骨になった後に対面する。もし、丸焼きの姿が見えたら、死をもっと直接的に感じるだろう。インドに行って人生観が変わったという人が多いのは、こういう現場が多くあるからかもしれない。
いっち
2024/10/11 16:12
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いっち
妊娠から産後1年までのエッセイ。衝撃あり、笑いあり、感動あり等々。衝撃は、妊娠中の性生活について、あけすけに書かれてたこと。そんなの読んだことない。笑いは、妊娠による乳首の色の変化。液晶テレビの黒らしい。感動は、子どもが生まれたときに著者が感じたこと。生まれてこなければ元から何もないんだから、そっちのほうがいいんじゃないかと、著者は子どもの頃思ってきた。そんな著者が、子どもを生む。子どもに「どうして生んだの」と言われたときの返しで、「ものすごく会いたかったからです、すみません」と謝るのは、秀逸だと思った。
いっち
2024/10/11 14:53
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いっち
33人の働く人の夢やきっかけが書かれてる。100歳の幼稚園園長は、「これからも、老人ホームではなく幼稚園で長生きしたいものです」と言う。うらやましい。園長は、「園児の元気を素直に受け取る毎日が楽しい」「子どもの楽しみを共に喜ぶ気持ちだけで生きがいを感じる」と言う。毎日が楽しく、生きがいを感じるものがあれば、いつまでもいきいきと働けると思った。定年までお金のためだけに働いて、定年退職したら何をすればいいのだろう。それよりも、楽しく生きがいのある仕事を見つけ、働き続ける方が良い。私はそんな仕事に就くのが夢だ。
いっち
2024/10/08 17:23
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いっち
岩波文庫版の『後世への最大遺物』を読んだ人は、本書を読まなくてよさそう。「後世への最大遺物」現代語訳と、佐藤優さん解説の二部構成。岩波文庫版だけで内容は理解できるし、佐藤さんの解説に、特段目当たらしさはない。ただ、佐藤さんの解説で、第二次世界大戦で爆撃が行われない土地の話は面白かった。軽井沢と箱根は、中立国の大使館等が避難してた土地だったので、絶対に爆撃が行われないことになってたらしい。もし日本で戦争が起こったら、中立国の避難先を確認すべきだし、軽井沢や箱根に逃げ込むのはあり。歴史を学ぶべきだと思った。
いっち
2024/10/08 16:53
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いっち
5年半ぶりの再読。感銘を受けた部分は、さほど変わらなかった。「やりたいことは、人のつながりの中に見つけていくしかない」「人とつながりたいなら、自分の中にあるものを出して、表現するしかない」など。だが、「表現」の捉え方が変わった。というか私が読み落としていた。表現方法は、音楽や絵や文章など、「作品」に限られると思っていた。しかし著者は言う。「たとえば頼まれて敬老会の手伝いをするにも、そこに来るお年寄りの思い出になるような花を生ければ、それが自分の表現になる」。表現の手段は無数にあり、作品に限らないのだろう。
いっち
2024/10/03 08:29
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/09/12(4820日経過)
記録初日
2011/09/12(4820日経過)
読んだ本
982冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
247810ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
960件(投稿率97.8%)
本棚
4棚
性別
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
https://www.icchi-kansou.com/
自己紹介

平成生まれの30代。

よく読むのは、
中村文則
高橋弘希
町屋良平
乗代雄介
岸政彦
今村夏子
金子薫
村上春樹
(敬称略)あたりです。

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