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2024年4月の読書メーターまとめ

pulp
読んだ本
9
読んだページ
3321ページ
感想・レビュー
9
ナイス
125ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

pulp
ネタバレむちゃくちゃ面白かった! 今年読んだ新作ミステリではダントツ(まだ4月だし、そんなに読んでないけど)。読み始めたら、もうやめられない。とめられない。夜中から読み始めてはいけない。絶対徹夜。S・J・ボルトン名義の作品はミステリ、というより、ホラーサスペンス寄りだった記憶(だいぶ曖昧)があるのだけど、こんなに凄い作家だったの? とにかく、サスペンスの強さにびっくり。中盤のある人物の行動からは予測不能な展開に。しかも意外に後味も悪くないのよ。これだけ犠牲者も出てるのに。他の作品も、もっともっと翻訳して欲しいぞ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

pulp
ネタバレむちゃくちゃ面白かった! 今年読んだ新作ミステリではダントツ(まだ4月だし、そんなに読んでないけど)。読み始めたら、もうやめられない。とめられない。夜中から読み始めてはいけない。絶対徹夜。S・J・ボルトン名義の作品はミステリ、というより、ホラーサスペンス寄りだった記憶(だいぶ曖昧)があるのだけど、こんなに凄い作家だったの? とにかく、サスペンスの強さにびっくり。中盤のある人物の行動からは予測不能な展開に。しかも意外に後味も悪くないのよ。これだけ犠牲者も出てるのに。他の作品も、もっともっと翻訳して欲しいぞ。
が「ナイス!」と言っています。
pulp
ネタバレホラー、ではないよな。幻想、というより妄想に囚われた歪な心理を描く小説ってことになるのかな。前作のようなゴースト・ストーリーや、ウォルポールっぽい奇妙な味的なものはなく、ヴァラエティ色が減少した分、ややとっつきにくい印象を持つ人もいるかも。私は今作のほうが作家性がくっきりして好き。「悲劇的な生きざまというのは、唯一人間らしい生き方、それゆえに唯一幸福な人生なのです」。ひんやり静謐なトーン。当然酒寄さんも上手いのだろうが、このべったりしない距離感が翻訳小説の良さ。で、どの作品が良かった? 選べないから全部。
が「ナイス!」と言っています。
pulp
別の本を探して箱詰め本をひっかき回していたら出てきた。未読だと思って読み始めたら、あっという間に読了。テンポ良く、サスペンスもサプライズもきっちりあって小品ながら佳作。これは内容とは関係ないが、black widowと女郎蜘蛛って違うんじゃなかったっけ? ああ、どっちも雌が雄を食い殺すことがあるのね(今調べました)。旧訳の邦題をそのまま使う判断をしたのは、黒後家にしちゃうとアシモフのと紛らわしくなるからかな?
pulp
2024/04/21 16:10

旧訳(邦題『女郎ぐも』)が62年だそうなので、日本人に馴染み深いほうを使ったんでしょうかね? 雄は雌を殺さない、のは同じみたいです。というかそもそも現在、女郎というのは使ってもOKなんでしょうか?

koo
2024/04/21 18:43

pulpさん、確かに「男を喰い殺す女」の意味でより人口に膾炙する女郎ぐもに意訳されたと考えればすっきりしますね、pulpさんご返信ありがとうございました!女郎はもう今ではアウトっぽいですよね(笑)復刊時とも社会概念が変わってますし。

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pulp
ずっとファンなんだけれど、若い時は、読み難さ≒読み応え、みたいに感じていた。それが歳を取ってくると、読み難さが消えて、読み応えしか残らなくなってきた。それは自分が読者として円熟(笑)したと考えたい。PDJの作品群はある意味、ミステリの最高峰だと個人的には思っている。ミステリファンは「意外な犯人やトリックには興味がない」と広言されたら怒るかもしれないが、彼女が言ったのなら、「ははあっ」と平伏するしかない……と思っているのはオレだけ?
が「ナイス!」と言っています。
pulp
新装版で再読。そうか、これがケイト初登場回だったか。元大臣とホームレスが一緒に殺されたら、普通のミステリ?っていうか、J・ディーヴァーとかなら、絶対ホームレスのほうが主で、大臣は目くらまし、って思ってしまうよねぇ。
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pulp
残念ながら、水曜スペシャルの遺体の発見の放送には、世代的にギリで間に合わなかった。年長の人たちは口を揃えて「あれはエグかった!」。昭和でいうなら50年代、関西圏で育った人で、夏休み、MBSのワイドショーの「心霊写真特集」を食い入るように見ていた子供は私だけではあるまい。TVで見る中岡さんは、なんだかまともな人に見えた(後で著作を読むとそうでもないかな、とも思ったが)。これはご子息とお弟子さんの共著なので、本人寄りになっているのはしょうがないか。おおらか、というか緩い、というか、そういう時代だったな。
が「ナイス!」と言っています。
pulp
まだ小学生の時、初めて読んだ大人向けの現代ミステリが『ぼくらの時代』だった。グイン・サーガは2巻で挫折したけれど、それでもけっこうリアルタイムで読んでいた作家。いつから離れてしまったのだろう? BL、当時の言い方なら「やおい」に興味がなかったからかな? 人生の前半で大勝した典型的なヒトだったと思うが、後半は舞台に入れ込みすぎたか。「書くこと」が大好きで、書かずにいられなかった人が、経済的な理由で書かなければいけなくなった、と思うと少し哀しい。
が「ナイス!」と言っています。
pulp
ネタバレ近刊予告を見たとき、なんじゃ、このタイトル!と思ったが。ド直球のメタミステリ(この言い方は変?)でした。最後まで読んでも、一瞬、犯人がわからなかった。少し経って、ああ、そういうことかと。確信は持てなかったが、解説で小山正さんが挙げられた日本の作家名を見たら、それであってるのかな。読者を選びそう。私はビミョーに選んでもらえなかった気が(苦笑)。ただ、あわなかったミステリファンも怒る、というよりも「ふうーん」という感じじゃないんでしょうか? ヘンなミステリが好きな人は読んで……いろんな意味で騙されてください。
が「ナイス!」と言っています。
pulp
本当に大好きな作家。なんともふわりとした読み心地。本ばかり読んでる貴女も貴男も、心配いらない。ちゃんと大切なひとと出会えますよ。
pulp
2024/04/12 21:00

そうなんですよ。残念ながら『列車』は未読なんですよ(T_T) これも傑作らしいですよ。

みみみ
2024/04/13 09:49

ありがとうございます.楽しみー.

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/20(333日経過)
記録初日
2023/06/20(333日経過)
読んだ本
183冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
76349ページ(1日平均229ページ)
感想・レビュー
129件(投稿率70.5%)
本棚
2棚
現住所
大阪府
自己紹介

積読のアマチュア。

2024年のマイフェイバリット(複数)
読了順
『暗殺者の屈辱』マーク・グリーニー 伏見威蕃
『イギリス人の患者』マイケル・オンダーチェ 土屋政雄
『7月のダークライド』ルー・バーニー 加賀山卓朗
『本を読む女(ひと)』ゾラン・ジヴコヴィチ 三門優祐
『身代わりの女』シャロン・ボルトン 川副 智子

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