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2024年4月の読書メーターまとめ

やいっち
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感想・レビュー
15
ナイス
386ナイス

2024年4月に読んだ本
15

2024年4月のお気に入り登録
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  • イプシロン
  • sohara
  • YASU

2024年4月のお気に入られ登録
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
「パパ、この惑星に僕の居場所はないの? 地球外生命の可能性を探る研究者の男、その幼い息子は絶滅に瀕する動物たちの悲惨に寄り添い苦しんでいた。男は彼をある実験に参加させる。MRIの中で亡き母の面影に出会った少年は、驚くほどの聡明さを発揮し始め――現代科学の最前線から描かれる、21世紀の「アルジャーノン」」という出版社の内容案内はそのまま肯える。
やいっち
2024/04/16 03:32

『黄金虫変奏曲』を書店で発掘して、多少は難儀しつつもこれは発見だと感動した。その後、二度ほど書店に足を運んだが、『惑う星』しか置いてない。訳書としては最新刊だからか。

やいっち
2024/04/16 03:32

冒頭からヒリヒリする父と子の遣り取りが続き、時に読むのが苦しくなったりした。それでも読ませる。最後は感動的な場面となっているが、このような終わり方しかなかったのだろうか。タイトルの『惑う星』は実に意味深であり著者ならではの世界だと納得させられた。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

「景気が悪化する一方」 https://ameblo.jp/kk9381yy/entry-12850232252.html

「景気が悪化する一方」 https://ameblo.jp/kk9381yy/entry-12850232252.html
るい
2024/04/29 14:16

塩分、糖分には、気を付けています。なかなかに大変なことです。🤔

やいっち
2024/04/30 02:07

この数年、自制してきたのですが、今年に入って緩んできました。続けるのは難しいと痛感。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
15

やいっち
せっかくの休日なので温存(?)してきた松岡和子訳の「マクベス」を一気読みした。既存の訳でも何度となく。さすがのシェイクスピア作品を楽しんだ。今回は過日レベッカ・ソルニットの「ウォークス」を読んだばかりだったこともあって、魔女像が気になった。さすがのシェイクスピアと言えど、紋切り型の魔女像。だけど、魔女って?
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「◎スウェーデンの難民家庭の少女たちに広まった「あきらめ症候群」◎ニカラグアに現存する幻視や憑依を主症状とする「グリシシクニス」◎カザフスタンの鉱山町で発生した「眠り病」◎キューバ駐在のアメリカとカナダの外交官らが罹患した「ハバナ症候群」◎コロンビアの女子学生たちに集団発生した「解離性発作」◎アメリカ北東部の地方都市ル・ロイと南米のガイアナで発生した「集団心因性疾患」◎ロンドンの病院で著者が担当した患者の「解離性発作」」などの謎の病を扱う。
やいっち
2024/04/30 03:43

そこには身体的な病は病院という閉鎖空間に孤立する患者が対象という前提がある。患者には家族や友人がおり、地域社会や学校、仕事場、そして地域の歴史がある。そうした人間関係なしの人間などありえない。

やいっち
2024/04/30 03:43

心に端を発する病は、場合によっては伝統的な呪術的手法が有効な場合すらある。  そもそも直すとはどういうことなのか。正常とは? 検査の網に掛かるとは?

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
ウォーク…歩くをテーマにこれだけの大著。10日を費やして。(三十路後半の頃の無理なマラソン強行の挙句のひざの故障で)もうひたすら歩き続けるなんて最早できそうにない自分。読書で根気よく。散歩する、ただそれだけのことが体をそして心を解してくれる。吾輩の好んで読んできた書き手も、そうした人物が多いことに今更ながら気づかされる。ルソー、カント、ショーペンハウアー、キルケゴール、西行、芭蕉、 そもそも人類は二足歩行に始まったのだった。
やいっち
2024/05/01 04:39

ただ歩くことでもかなりのジェンダーギャップがあることの論述はさすがソルニットだろう。書を捨てよ、町へ出よ、なんて気楽に言えるのは男性だけだった昔。今日だって女性は特に夜は一人での外出は危険が伴う。嘗ては猶の事。そうした意識(体験)があるからこそのソルニットの本書なのだろう。

やいっち
2024/05/01 04:39

そういえば、島田 雅彦は散歩哲学なる本を書いている…とまた脱線しそうになって、ふと、大学生になった年だったか、素九鬼子の『旅の重さ』を発見し読んで衝撃を受けたことを思い出した。「ママ、びっくりしないで、泣かないで、落着いてね。そう、わたしは旅に出たの。ただの家出じゃないの、旅に出たのよ(つづく)」の書き出しで始まる小説。ママより吾輩がビックリ仰天だったよ。そんな少女が居るのか! 懐かしいこの単行本、書庫に遺っているはず。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
2010年に「マイコプラズマ・ラボラトリウム」、別名「シンシア」という新しい生物が人間の手によって作られたという。本物のDNAを消去した生物の細胞に「人工DNA」を挿入したのである。いよいよ神の領域に人間が足を踏み込んだのか。
やいっち
2024/04/25 14:22

「ヒーラ細胞」の話題も不気味だった。51年に亡くなったあるアメリカ人女性のがん細胞を培養したもので、かなり有名な細胞だろう。その細胞は今もフラスコの中で培養され生き続けている。それだけでも怖いのだが、60年以上も「飼育」されているうちに遺伝子がどんどん突然変異を起こしているという。この細胞ではいま、染色体が82本あるものを中心に、さまざまな染色体数のものが現れているという。もはや「新生物」か、という話が一番気になった。突然変異に常識は通じない。

やいっち
2024/04/25 14:22

本書が刊行されて既に十年以上。その後の研究の進展ぶりも気になるが、それでも本書は今もって読むに値する。面白かった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
通算三度目。単行本で読んだ際、インタビューアーとベーコンとの間に会話が成り立っていないと当時、感じたんだった。インタビューアーは、真っ当な理屈で問う。ベーコンは、直感というか感性というか、論理の筋が見えない……我輩のような凡俗には皆目。が、訴えたい何かは感じる。ベーコンは作品が全てなのだ。根っからの表現者。ベーコンはジャクソン・ポロックが大嫌い。我輩は好き。というかどちらの作品にもとんがったセンスを感じる。実際、ベーコンの手法にポロック臭を感じてならない。
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やいっち
近年、テレビでメソアメリカの古代都市の話題が増えている気がする(NHKだけか)。21日もテレビをオンにしたら、偶然「上白石萌音のはるかなる古代文明 マヤ - NHK」だった。途中からだったが思わず録画して観た。
やいっち
2024/04/25 14:26

本書で特に興味深かったのは、第三章の「新テオティワカン像と文明再考」だった。発掘が進んできたことで、単独の王権があったとするより、共和的な連合政権の存在を提唱する研究者も現れているというのだ(結論は出ていない)。

やいっち
2024/04/25 14:26

過日読んだデヴィッド・グレーバー/デヴィッド・ウェングロウ著の『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 (光文社)で示された従前の線型的な文明像の根底的な見直しと相俟って(?)、メキシコの古代文明像も再考が迫られているのだろう。  それはそれとして、本書はカラー図版に限らず白黒画像も図も豊富で見ごたえがあるし楽しめた。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
再読。若い頃…三十路の頃、梅原猛の諸著を読み漁った。「隠された十字架―法隆寺論」 (新潮文庫)や「水底の歌―柿本人麿」などなど。彼の論にロマンを感じてたか。本書も教えられたこと多々。学べなかったけどね。絵巻物の深さ見事さ。清少納言「枕草子」のギリギリの表現。今昔物語の面白さ…何故芥川龍之介が今昔物語に惹かれたのか。今昔物語論は読んだが、肝心の「今昔物語」は読んでない。但し、「平家物語」は原文で読んだ(変な現代語訳に辟易し原文に向かった)。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
こうしたテーマの本は大好き。題名もいい。中学生の頃、幾何学が好きになったのは、〈補助線〉の発見に魅せられたから。1本の線が縺れた絡みをあれよあれよと解してくれる快感。
やいっち
2024/05/06 01:28

「そのような図形や数好きとして、そして、美術・文芸好きのつぶやきとして、さらには、歴史上最も古い数理科学の末裔である天文学の一端にたずさわってきたエンジニアとして、頭の中に浮かんだあれこれを書き留めたものである。」いいね!

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
日本の原発政策の惨状を怒りを以て告発する。福島原発事故の悲惨は今もこれからも続く。劣化した日本のマスコミ。テレビも新聞も情けない限り。一読はしたほうがいい。
やいっち
2024/05/06 01:30

原発と核兵器を結び付けているのは、正力以後の読売系の連中です。著者は取材したことを書いてるだけ。広島長崎や福島原発事故の悲惨を体験した我々は困難でも原発なしの世界を目指すべきと考えます。ドイツを始め至難の道を選んだ人々を先駆者として学びたいものです。

たまきら
2024/08/16 21:03

全く同じ気持ちです。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「パパ、この惑星に僕の居場所はないの? 地球外生命の可能性を探る研究者の男、その幼い息子は絶滅に瀕する動物たちの悲惨に寄り添い苦しんでいた。男は彼をある実験に参加させる。MRIの中で亡き母の面影に出会った少年は、驚くほどの聡明さを発揮し始め――現代科学の最前線から描かれる、21世紀の「アルジャーノン」」という出版社の内容案内はそのまま肯える。
やいっち
2024/04/16 03:32

『黄金虫変奏曲』を書店で発掘して、多少は難儀しつつもこれは発見だと感動した。その後、二度ほど書店に足を運んだが、『惑う星』しか置いてない。訳書としては最新刊だからか。

やいっち
2024/04/16 03:32

冒頭からヒリヒリする父と子の遣り取りが続き、時に読むのが苦しくなったりした。それでも読ませる。最後は感動的な場面となっているが、このような終わり方しかなかったのだろうか。タイトルの『惑う星』は実に意味深であり著者ならではの世界だと納得させられた。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
著者は、「いまから四十数年前、私は一人でネパールにでかけて、その地でひっそりと難民の暮らしを送っていたチベット人のラマ(先生)のもとで、「ゾクチェン」という古代から秘密裡に伝えられてきた精神の教えを学び始めた。この本で私は当時の記録と記憶をたよりにその修練の過程をできるだけ詳しく再現しようと試みた」というまさに四十数年の修練の集大成の書。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
予備知識のない中でよくぞ本書を見出だしたと自分を褒めたい気分。感想は後日。ハラリやダイヤモンド等はかなり厳しく批判されてる。人類学も考古学もその成果はめざましい。我々はその一端をも知らないとつくづく。
やいっち
2024/04/12 03:56

ドラマチックなほどに面白かったのは、「サピエンスは発生時から現代人と同じ脳だったはずなのに、何万年もの間未開な狩猟採集生活のままだったのはなぜか、という疑問に対し、否、その黎明から多様な生活共同体、政治思想、世界的交流があったという。詳細な実証事例をもとにした論旨は社会進化論をはじめ近代啓蒙思想への批判である。逆に北米先住民のほうが西欧思想を批判し、当時の啓蒙思想家に大きな影響を及ぼしたのだという」点。

やいっち
2024/04/12 03:56

未開とされる狩猟採集生活にあって、実は女性らの果たした役割の大きさにも縷々語られている。これも瞠目すべき説だった。  とにかく副題の「人類史を根本からくつがえす」は伊達じゃなかった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
読むのが辛くなる小説。究極の私小説。嘗ては結核小説が多かったが、現代は膠原病など免疫疾患の闘病が浮上してきた。文学(小説)化するのは難しかっただろうとは、ど素人の吾輩も想像される。名作とはいいたくないが、瞠目すべき作品だろう。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
非学な吾輩、字面だけなぞったよう。庶民の一人として神棚と仏壇の同居する家にある。神も仏も分からずじまい。ま、いっか。神仏習合や本地垂迹説がなんとなくでも分かればいい…のか。
やいっち
2024/04/07 14:30

仏教伝来当初から庶民は勿論支配者層にしても、旧来の神に新たな神が襲来したくらいの認識。仏教としての純粋化理論化が極められる一方、対抗しての神も神道としての理論化権威付けが進められた。同時にそれぞれの中での分派活動も盛んだったり政治などに利用されたり、仏教と伝来の神とは何処までも深く複雑に絡み合ってきた。明治維新前後の排仏など机上の空論を無理やりやってしまったのだ。そのツケが無謀な戦争につながったのではなかろうか。

やいっち
2024/04/07 14:30

一つの宗教が絶対権威化されると、国論が一つの極端な方向に無理やり流されてしまう。その実態はイスラエルの蛮行に見られるのではなかろうか。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
絵本である。買うつもりはなかったのだが…、子供向けの本とは知らずに入手してしまった。買った以上は読む! ヨーロッパ旧石器時代の遺跡数多く見つかっている豊満なビーナス小像が実は豊穣を祈念する女神像じゃない、原始的母権制に関する時代遅れのヴィクトリア朝の空想の産物。実はバービー人形のようなもの(だから沢山見つかる)。などなどパラダイムシフトが起きつつある近年の研究成果は織り込まれていない…?
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/08/22(489日経過)
記録初日
2023/09/15(465日経過)
読んだ本
179冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
59008ページ(1日平均126ページ)
感想・レビュー
150件(投稿率83.8%)
本棚
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外部サイト
自己紹介

国見弥一…やいっちです。 パスワード不明のため、臨時のサイト。

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