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2024年6月の読書メーターまとめ

やいっち
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感想・レビュー
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2024年6月に読んだ本
15

2024年6月のお気に入られ登録
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  • Naohiko Isikawa

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
対論の書。仕事の車中の待機中に読んできた。知名の論客。異論反論多々だろう。吾輩も首を傾げること少なからず。ま、日本社会を考える材料として読んだ。
やいっち
2024/06/07 04:01

彼らの論調を嫌う向きもあろうが、筆者らは、誹謗中傷は元より命懸けで言論活動してる。実際テロに見舞われた論客も居る。こういった硬派な方々はテレビなどには呼ばれない。本を買って読むのは、吾輩なりのささやかな応援でもある。

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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち
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2024年6月の感想・レビュー一覧
15

やいっち
「芸術にも科学を―。20世紀はじめに“抽象絵画”の概念をいち早く提唱し、絵画作品の新局面を切り開いたカンディンスキーが試みたのは、絵画の構成要素を徹底的に分析し、理論的・科学的に吟味することだった」ということで、「点や線がもつ本源的な力を把握すること。そうしてこそ、それらが平面の上に置かれたときに相互に共鳴し合い、生きた作品としての“コンポジション”が実現するのだ」というのだが、正直、吾輩は論旨どころか、論述のどの一文も全く理解できなかった。
やいっち
2024/06/30 14:29

但し、「点や線がもつ本源的な力を把握すること。そうしてこそ、それらが平面の上に置かれたときに相互に共鳴し合い、生きた作品としての“コンポジション”が実現する」という結実としての作品群は感じるものが少なからずある。作品に結実することで点や線や曲線などが生き始めリズムを持ちアニメーション(?)し始めるのである。

やいっち
2024/06/30 14:30

幸い、本書には付録にも図版が多数あり楽しめる。吾輩など図版に助けられたといって過言ではない。…いずれにしろ、読了したとは、烏滸がましくて到底云えない!

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やいっち
ウエルベックの本は断簡零墨も読みたい吾輩、エッセイの本書も早速入手、庭仕事に頑張ったご褒美に楽しんだ。
やいっち
2024/06/30 14:33

「イスラム嫌悪の諍いの裏で、ポルノ映像出演という最悪の事態に見舞われた著者が赤裸々に描く自己分析的エッセイ」…フランス…パリのイスラム教事情やマスコミ事情は分からず戸惑うが、それはともかく、ウエルベックがポルノ出演にびっくり。彼ならさもあらんなのか。実に馬鹿げていて愚かしくて、その意味で実に面白かった。ウエルベックらしいと云えばそうなのかも。ファンなら楽しめるかも。

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やいっち
素晴らしい! 感想など書けない。訳者の森山恵さんのあとがきもいい。正直、本作品で初めてウルフの真髄にほんの少しだけど触れた気がする。これも訳者のお蔭なのかな。森山等の訳した「源氏物語」を再読したくなってしまう。
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やいっち
弥生時代から墳丘をもつ墓がつくられるようになり、(中略) 墳丘形態の変化から、文化の浸透や集団のネットワーク、築造技術の進展などを明らかにし、巨大古墳がいかに築かれるようになったのかを問う」というもの。
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やいっち
過去、こういったジャンルの本はリチャード・ドーキンスやアントニオ・ダマシオ、中屋敷均、福岡伸一らの本は読んできたが、小林憲正の本書で渇を入れられた感が強い。特に、「フラスコの中から宇宙空間にまで思索を広げて提唱する「がらくたワールド」と「生命スペクトラム」」の考え方が興味深い。特に、「「生命」と「非生命」のあいだに境界はあるのか?」は、示唆するものが大なのではないか。
やいっち
2024/07/01 13:08

本書を読んで、ふと、昨年だったかに読んだ、ポール・ナース 著『WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か』(竹内 薫 訳 ダイヤモンド社)のことを思い出してしまった。

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やいっち
高等な数学を数学に親しみたいが数式は苦手な吾輩のようなものに分かりやすく伝える類いの本は少なからずある。吾輩も数学に限らず物理学関連も懲りずに読んできた。
やいっち
2024/07/01 13:05

そんな中、本書はやや毛色が違う。数式を使わずには同じだが、「感染症の蔓延から検査の偽陽性・偽陰性、ブラック・ライブズ・マター運動や刑事裁判のDNA鑑定、結婚相手選びまで。数々の事件・事故のウラにある数学を解説する」というように語る題材を社会や政治、経済、風俗など我々に関わる事象を通して、まさに「事件・事故のウラにある数学を解説」を示してくれる。

やいっち
2024/07/01 13:05

扱い方理解の仕方を過つととんでもない陥穽に嵌ってしまう統計の詐術。感染症とワクチン注射の是非、テレビなどの宣伝広告の危うさ…。  それはともかく読んで興味深く書いてあって数学読み物として楽しめた。 (以下、略)

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やいっち
「サトウキビ・プランテーションの広がるコロンビアを舞台に、美容整形に身をゆだねる女たちと暴力に手を染める男たちが織りなす、“自然の支配”のおとぎ話」というもの。
やいっち
2024/06/17 10:52

パブロ・エスコバルやらメデジン・カルテルなどが<活躍>した麻薬戦争の舞台コロンビア。あまりに悲惨苛烈な戦争の舞台。化粧…整形…行きつく先の宇宙整形! 女性は苛烈な整形志向。脂肪吸引。ボトムアップなのか過激なバストアップ。男性は暴力に突っ走る。背後に欧米の影がちらつく。”おとぎ話”の舞台のコロンビアとして描く手法を選んだのだろうか。

やいっち
2024/06/17 10:52

安易に好奇心で本書に手を出すと読んで読解の及ばなかった吾輩のように後悔するかもしれない。お勧めはしない。余程、咀嚼力に自信のある方、どうぞ!

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やいっち
過日、NHKラジオ深夜便で同氏へのインタビューを聞きかじり、同氏の本を読みたくなった。名前は予てより知らないではないが、まったく未知の作家。何を読めばいいか分からない。書店で題名に惹かれて選んだ。
やいっち
2024/06/16 12:26

「大正時代、蛔虫退治で評判を取った初代。軍医としてフィリピン戦線を彷徨った二代目。高齢者たちの面倒を見る三代目。そして肥満治療を手がけてきた四代目の「ぼく」はコロナ禍に巻き込まれ――。」というもので、「現役医師でもある著者が、地方に生きる医師四代の家を通じて、近現代日本百年の医療の現場を描く」

やいっち
2024/06/16 12:26

ドキュメント風な一族の記録の書か。  町医者という存在は、今や貴重な存在じゃなかろうか。勤務医も大変だろうが。  小説新潮での連載だったようだが、解説も何もないのが味気ない。

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やいっち
内容案内によると:「古代ローマのキケロやセネカの時代から、著作は「魂の肖像」と考えられ、ルネサンス期に古典を読むことは、いにしえの知性との、孤独な空間における、文字通り対話であった。」
やいっち
2024/06/11 14:50

長くキリスト教の桎梏下にあった。旧教下にあっても学術や芸術の積み重ねはあったが、ルネサンス期、権力者らに抗いながら、古代ギリシャやローマ文化の精華を懸命に再発見し向き合おうとした。読書は古代の偉人との対話であり勇気を以て知や美の先端に立つこと。  読書は偉人らとの対話である以上に自らとの対話、想像力の渦中に生きること。

やいっち
2024/06/11 14:51

高校時代だったか、ショーペンハウアーの『読書について』を読んで、ある件にショックを受けた。彼曰く、「「読書とは他人にものを考えてもらうことである」! 当時は反発心すら覚えたものだったが、今ではそれすら難易度の高いこととつくづく自覚させられている。油断するとすぐに安易な発想に溺れ込む軟弱なる自分。世の先賢の𠮟咤激励を受けつつ、今日も読書に励むのだよ。

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やいっち
終わりの見えない日本のデフレ経済。劣化する先に光は見えない。少なくとも若者たちは日本を見限ってる。風俗嬢の出稼ぎはその先駆けであり象徴。嘗ては日本に東南アジアの方たちが出稼ぎに来てたよね。今は逆転。政治が機能してない。暗澹たる気分だ。
やいっち
2024/06/11 00:34

海外での勝ち組…みんなが成功するわけもなく。とはいっても、日本では埒があかない悲惨。ラーメン店、寿司屋など日本での倍の売り上げ。とにかくチープな日本の現実は、海外からの旅行客増大に歴然。

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やいっち
「最先端科学が弥生時代のはじまりの状況を解明しつつある。弥生人の祖先は、いつ、どんなDNAをもつ人が日本列島に到達し、縄文人の子孫と関係を結んで生活していたか。炭素や酸素の同位体を用いた年代測定や核ゲノム解析、レプリカ法などの最新科学と考古学の学際研究により実像に迫る」というもの。最新の研究成果を知りたくて読んだ。先端科学技術などは弥生時代像を随分と変貌させてる。
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やいっち
対論の書。仕事の車中の待機中に読んできた。知名の論客。異論反論多々だろう。吾輩も首を傾げること少なからず。ま、日本社会を考える材料として読んだ。
やいっち
2024/06/07 04:01

彼らの論調を嫌う向きもあろうが、筆者らは、誹謗中傷は元より命懸けで言論活動してる。実際テロに見舞われた論客も居る。こういった硬派な方々はテレビなどには呼ばれない。本を買って読むのは、吾輩なりのささやかな応援でもある。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
カルロ・ロヴェッリの本を先月は立て続けに四冊再読していたので、その延長というか、片やループ量子重力理論の雄ロヴェッリ、片や超弦理論の雄グリーンと、両雄の書をほぼ並行して読んでいたわけである。
やいっち
2024/06/07 03:33

とにかくどちらも素養の広さ深さがとんでもない。ロヴェッリには古代ギリシャ哲学者らの斬新な理解で蒙を啓かれたし、グリーンには物理学や数学の本筋を外すことなく、「なぜ物質が生まれ、生命が誕生し、私たちが存在するのか? 進化する宇宙は私たちをどこへ連れてゆくのか? ビッグバンから時空の終焉までを壮大なスケールで描き出す!」といった探求を果てまで導いてくれた。意識や精神、哲学や音楽などの芸術、宗教を追求しつつも、間違ってもスピリチュアルな安易な道に逸れて行ったりしない。

やいっち
2024/06/07 03:33

まあ、文学ではないのだが、どちらも詩的文章が堪能できるのも他では得難い書なのである。吾輩などが感想を書くなど僭越である。単なる一般向けサイエンス本を超える本を読みたいなら、読んで後悔はしないだろうとだけ断言しておく。

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やいっち
本書も頂き物。せっかくなので。
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やいっち
頂き物。せっかくなので。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/08/22(489日経過)
記録初日
2023/09/15(465日経過)
読んだ本
179冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
59008ページ(1日平均126ページ)
感想・レビュー
150件(投稿率83.8%)
本棚
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外部サイト
自己紹介

国見弥一…やいっちです。 パスワード不明のため、臨時のサイト。

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