ネタバレ汝〜に心打たれ、次の日には買いに行きました。汝〜に遜色ない素晴らしさだった。余韻もすごく冷めるまで他の本を読みたくないと思うほどです。心の中で拍手喝采です。北原先生、櫂くんへの熱い思いを抱く編集さんの話、そして現在の暁海へと繋がる。そうなんですよね、遺された方は生きていかなきゃならない、そして人生が続くという事は変わっていくということ。北原先生との暮らしの描写のなんと素晴らしい事か。穏やかで、想いや絆は確実に育まれていく様。暁海と北原先生が幸せそうでこちらまで本当に嬉しく幸福でした。素晴らしいです。

ネタバレすごく期待して手に取ったんですが、うーん……感情移入出来ず最後は流し読み…。登場人物の失言というかそれ言う必要ある？みたいのが個人的に多くて…お客さんの個人情報を他のお客さんに話したり、母親失格と初対面の人に言ったり。人それぞれ事情があるのでこちら視点で一方的に悪！と決め付けてるような印象を抱いて主人公が正直苦手でした。んー……なんだか久しぶりの読み心地だったかなぁ。

ネタバレ優しくて綺麗なお話。過去にフォーカスあてている話が多かったのでもう少し登場人物のこれからにも踏み込んた話も見てみたいなと思った。「ぼくたちは違うけど認め合おう」「認められない時は黙って通り過ぎよう」の言葉にすごく共感。みんなこうやって考えて生きていけば喧嘩やいじめってなくなるかもしれないな。

ネタバレ神様のカルテを題した短編がめちゃくちゃ良かった…！医師が書く医師の小説、命の描写の重みや説得力が違う。 人にはそれぞれ神様のカルテがある。命の形を作りかえる事は出来ない。限られた命の中で何ができるか真剣に考えること…めちゃくちゃ素敵。 あと読書に対しての描写も大好き。本を通して他の人生を経験できる、人の気持ちが分かるようになる。優しさは想像力。 印象に残る言葉の多いとてもいい本でした。

ネタバレやっぱり有川浩って最高！天才！どんどん残り少なくなっていくページが悲しい本は久しぶりでした。読み終わりたくない本に出会えるって本当に幸せ。途中何度もうるうるする。最初、三田村が施設の子を可哀想って言った時うーわ最悪って思った。これ大丈夫なの？と思ったけどやっぱり大丈夫じゃなくて安心しました笑。本当に全部面白くて暖かくて、物語が進むごとに三田村の事も好きになった。和泉と三田村の恋もだけど、ヒサとカナ、どうかどうか幸せに過ごしてほしい。本当に面白かった。大好きです。

ネタバレやあ…やはり寺地はるなさん…好き。暖かいですね。 決して万事解決してる訳じゃないし、これからもする訳じゃない。だけどそれぞれの事情や心情に折り合いをつけて過ごしていくしかないんですよね。おにぎりサインには涙が出ました。最後の社長視点は素晴らしい女性だと思った。佑くんはとても魅力的な人だけど、彼にだって色々思ってるところはあるはず。本当に皆それぞれ事情があるんだよね、そういう事を忘れずに生きていきたい。

ネタバレ変かもしれないけど死に向かう言葉たちに強く〝生〟を感じた。飾ってない素直な言葉だけど、さすが作家さん文章がきれい。最後に夫からの言葉などあるのかなと思っていたけれど、最初から最後まで山本さんの言葉しかなく素晴らしいなと思いました。 自分も勝手に人生の終わりを80歳くらいに設定しているけれど、いつ無人島に漂流するか分からない。生き抜くって大変。悪くなかったなと自分の人生を終えたいなと思いました。

ネタバレとーっても好きでした！寺地さん3冊目だけど、どんどん好きが更新されていく。きっとこの方の書くものが自分のツボなんだろうな。 当たり前だけど小説に出てくる人って初対面なのに、寺地さんの作品の人物って不思議ととても共感出来て、いつの間にか世界観にハマってこの作品は翼くんをとても応援していた。登場人物みんなの気持ちがそれぞれ分かるなぁとか鉄腕の父はいるいるこういうおじさん……て笑。 小柳さんの生きるのって大事業って言葉が本当にそうだなって染みました。生きるのって大変。家族は会社。好きな考え方です。

ネタバレ思っていたよりも優しいお話だった。 途中の虐待描写は辛かったけど。 ほどよく現実的ではなくて、でも色々考えさせられた。 読み終わって一番思った事は、虐待にしろトランスジェンダーにしろ、自分も人の親として子どもに寄り添える味方でいられる親でいたいなと思いました。 誰でも52ヘルツの声を持っていると思う。それを自分で上手く噛み砕いたり飲み込んだり、奇跡みたいな出会いに助けられたりしていけたらいいなと思う。 どうしようもないけど、やっぱり自死は悲しい。 アンさんに、生きていてほしかったな。