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2024年10月の読書メーターまとめ

山越
読んだ本
33
読んだページ
12367ページ
感想・レビュー
33
ナイス
165ナイス

2024年10月に読んだ本
33

2024年10月のお気に入り登録
1

  • UPMR

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

山越
ネタバレ麻耶雄嵩には珍しく(割と)真っ当に面白かった。感想ではイヤミスって言われてるけど個人的にはそんな感じもあんまりしなかった。「バレンタイン昔語り」以降は神様の設定を上手く使いつつ読者を裏切っていて見事。けれども真っ当だったからこそ、そこまで刺さるものもなく。いやでも小中学生の時にこれ読んでたら以降の人生が狂ってた可能性はあるな……
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
33

山越
ネタバレ最高! ミステリの中のトリック。そのリアリティを上げ成り立たせるために作られた幻想的世界は、トリックへの従属から羽ばたき、純粋な世界そのものとなり、なんとそれ自体ミステリを内包するものとなった! 進化というにはトリックのための幻想ミステリも魅力的だし読みたいものなので、分岐として素晴らしいものを読ませてもらったと思う。
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山越
俺がバカかこの本が(ミステリとして)カスかのどっちか。 今まで読んだ北山猛邦の中ではかなり読みやすい方だったし傑作として推す人がいるのもまあわからんでもない。
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山越
ネタバレオスカー・ウェルズのミクロの生は人類の総体としてのマクロに繋がり、最終的にそれを観測するヴァンパイアのミクロな想いに終着する。物語として少し淡白な印象もあるが、きっとこれはただの断片なのだからいいのでしょう。素晴らしい人類讃歌。
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山越
流石に三津田信三一気に読みすぎて疲れたな。次は民俗ミステリじゃないジャンルのものを読もう。密室よりこっちのがちゃんとミステリしてる。特に表題作と顔無が面白かった。
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山越
ネタバレオチが怖え〜〜〜〜よ!!確かに『碆霊の如き祀るもの』だな…… 今までで一番タイトル回収かもしれない。 おもろかった。
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山越
とても良い話だったし面白かったが、もう一つ超えてきて欲しかった。文体も読みやすく、キャラも良く、感情に訴えてくるようなシーンの迫力も良いのだけれど、カンボジアのストリートチルドレンという視点で読んだ時に「それほんとか?」と思ってしまう点がいくつかあり、一度そうなってしまうと最後まで入り切ることができなかったなという感想。
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山越
北山猛邦がやるこのノリ、嫌いじゃない。瑠璃城の事件のトリックは爆笑してしまった。
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山越
珠玉の短編集。収録作全部面白くてヤバかった。柴田勝家勝手なイメージでもうちょっと固いゴツゴツしたSFを書く人なのかなと思っていたけれど、むしろワクワクロマンSFだらけですごい好みだった。民俗学との噛み合わせも良く、自分の趣味と非常に合うので、他の作品も読んでみようと思う。
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山越
ネタバレミステリ薄めホラー強め。序中盤怖いというか「ひぇ〜やばいよ〜」って展開が続いてゾクゾクした。解決は物悲しいが、決して弱い訳ではなく、物語にぴたりとハマるようなものだったのでそこで満足感が損なわれるようなことはなかった。緋桜……
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山越
ネタバレ刀城言耶シリーズ初短編集。短編だとミステリ、民俗、ホラーのバランスが良く、解消されるのがわかっているのでそこまで身構えることなく楽しめる民俗ホラーといった形で楽に読めたと思う。刀城言耶が毎回活躍するのも嬉しい。最後の表題作は凶鳥式の密室検討だったが、まあこのくらいの長さなら飽きずに楽しめたな…… オチもかなりゾクリとして良かったし。次は幽女。
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山越
ネタバレ良かった。全体的な雰囲気が好み。城シリーズは毛色が違うと聞いていたが、むしろこういう終末SF的世界観の方が幻想的世界よりも読みやすかった印象。物理トリックは最初ちょっと物足りなさがあったが、そこから二転三転する解明を経ると、成程この物理トリックで作品全体を貫いたのだなと納得できる。ただ最後の未音の出産云々は唐突すぎないか!?そこだけがちょっと不満。 瑠璃城も読もうと思う。
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山越
ネタバレうおお面白すぎる。 普通に結構後出しなんだけどもう面白すぎてそんなの気にならないくらい面白かった。いやー面白いね。民俗ミステリとして最上級の小説を読ませてもらった。しかしこれが本ミスなんだなー、山魔とか首無の方が本格っぽい気がするけど。
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山越
阿津川辰海初読。とにかく読みやすい!がその裏にはまだわからない文脈と蓄積があるのだろうなーと思いながら読んでいた。「六人の熱狂する日本人」たけ絶望的にノリが合わなかったけれど、他3つは面白かった。「盗聴された殺人」が一番好きかな。脱出ゲームだったり透明人間だったりの変わった趣向を地に足ついた形でミステリにしているのがすごい。 関係ない話だが今回、別々の短編集を同時に読み進めたけどなんかあんまり楽しくなかったから次からはやめようかな……
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山越
ネタバレどんでん返しというほどのものはない(せいぜいタイトル回収くらい)が、読み物として面白かった。特に書き下ろしの2作がかなり良い。『恋煩い』←イヤミスが好きじゃないのでそんな『妖精の学校』←言ってることは分かるが……と言った感じ『嘘つき紳士』←かなりありがちな展開だけど小説が上手かったので面白く読めた『終の童話』←かなり好き。何にもミステリではないが少年が乗り越える話は好き。『私たちが星座を盗んだ理由』←この短篇集の中では一番完成度が高い。姉を中心に回る語り手の世界と星座のリンクが綺麗。
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山越
一章は面白かったが、書き下ろしが総じて弱い。誰の物語なのかがいまいちわからない。チグハグさを感じてしまった。ただまあ円居挽はキャラを馴染ませるのよりも定着してからそれを活かすのが得意な印象なので、続編は評判次第では読むかも。キャラ自体は良い。太刀杜からんが可愛い
山越
2024/10/15 23:29

やっぱり続編の方が面白そう。そうだよな。これは長い序章って感じだ。

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山越
蓄積の機会を奪われた人間は物事を把握する視座を持ち得なくなり、自分が持たざる人間であることにすら気づけないのだけれど、SF的な舞台設定の場で『ミステリ』というテーマにおいて蓄積の差異による人間同士の視座/価値観/意識の違いを描きつつ、純粋に推理小説としても面白いという、とんでもない作品。 初めて読む作者だが、メフィスト賞も取っているし本作の評判も良かったのでかなり期待して読み始め、見事その期待を裏切らない素晴らしい作品だった。
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山越
ネタバレ歴史を、SFを、数々の登場人物を、そして彼らの人生を、ただ二人の少年と少女の物語について描くための踏み台にしてしまった、あまりにも贅沢な小説。 ちゃんとSFらしさもあって、≪チャンドゥク≫によってアルンが偽の記憶に埋まるシーンがそのまま、人間の社会とは即ち記憶の共有であるというようなメッセージを感じて、少しゾクリとした。 「自分は今、二人の人生と、一つの王国の歴史について描かれた長大な書物を読み終えたのだ。」
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山越
ほんっっっとうに面白すぎる。どこまでも淡々とした文体なのにどうしてここまで胸が熱くなるんだ。
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山越
ネタバレ一冊の全てが伏線かつ仕掛けになっている本、楽しすぎる
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山越
なるほどな‼️ もう何も俺から言えることはありません❗️全部にやられました❗️すみませんでした❗️ 途中までは「これがS&Mシリーズナンバーワンなわけないだろ」って思ってたけど読み終わったらそう思う人がいるのも納得だ…… これは良いものを読ませてもらいました……
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山越
なまじ前作が良すぎただけに、ただの劣化コピーにならないか不安だったが、読んでみればむしろレベルアップした多重推理を楽しむことができた。ただまあその弊害として複雑化しすぎていたきらいがあるので、売れはしないだろうなとも思う。前作の弱点(というには本当に些細なものだし長所と表裏一体でもあるのだが)としてあった展開のワンパターンさ。それを根本的には同じ手法を用いているにもかかわらず、フーリンの推理への関わり方によって解消してみせたのが最も賞賛されるべき点だろう。
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山越
ネタバレ主人公が女とウダウダしてるところが全然面白いと思えなくてこれは久しぶりに完全に合わない小説を引いちゃったなと思ったんだけれど、読後感は良かった。収支は合わないけれど。ダクトから入ってきた蛇の怪物に殺されました!じゃないねんボケが。
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山越
『アンデッドガールマーダーファルス』と『メルカトルかく語りき』の部分は未読なので読んでない。
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山越
『めだかボックス』を思い出した。少年漫画的な西尾維新。JDCトリビュートそっちの路線で来るとは思ってなかったけれど、とても良かった。西尾維新の書く少年漫画的な物語は、諦めや駄目さや情けなさや冷笑を昇華してくれるから好き。
が「ナイス!」と言っています。
山越
ネタバレ麻耶雄嵩には珍しく(割と)真っ当に面白かった。感想ではイヤミスって言われてるけど個人的にはそんな感じもあんまりしなかった。「バレンタイン昔語り」以降は神様の設定を上手く使いつつ読者を裏切っていて見事。けれども真っ当だったからこそ、そこまで刺さるものもなく。いやでも小中学生の時にこれ読んでたら以降の人生が狂ってた可能性はあるな……
が「ナイス!」と言っています。
山越
ネタバレいやー、流石に面白かったなぁ。科学と不思議が地続きであるというテーマ、姑獲鳥というテーマ、この2つの糸によって編まれた物語は全て収束し、終着する。力量が凄い。ただ、若干ズルい気もする。そんな気にならないけど。魍魎も読まないといけない。
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山越
ネタバレいや、面白いけどさぁ…… 高校生という多感な時期におこる情動の揺れを、推理小説における要素-殺人、推理、探偵、犯人、助手などの-によって構築させることで、表向きただの推理小説でありながらジュブナイル的な物語様相を構築させており、それが読者に不可解な、けれども惹きつけられるような読書体験を与えているのでしょう、多分。例えば、自分と似た要素を持つ異性と近づくと言ったような青春小説にありがちな展開の「似た要素」が今作では過去の殺人の隠蔽になっている。終盤まではその歪みを楽しめたが、最後がなぁ……好みじゃない
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山越
めっちゃくちゃ面白い!!!! 文句なしシリーズ最高傑作です。最初から最後までとても楽しい読書体験だった。次作があるのか知らないけどこれを超えることなんてできるのか?というのが唯一の懸念。
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山越
面白すぎるだろ
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山越
やや流し読み
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山越
メフィスト賞の印象から本格チックなものを想像して読み始めたが、意外にハートフルな味付けだった。それぞれの章の犯人当ても完成度が高く、わかりやすく面白いミステリといった感じか。
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山越
おもれ〜! でもなんというかここまではキャラの紹介って感じだな。ここからどうなるのかが楽しみ。第三章の章題、これまで読んできた本の中で1.2を争うぐらい好きかもしれない。
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山越
めっちゃ好き。面白い。AIが探偵という試みを完璧な探偵ではなく成長譚として上手く処理している。シリーズ読もうと思う
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/01/10(323日経過)
記録初日
2024/01/10(323日経過)
読んだ本
204冊(1日平均0.63冊)
読んだページ
78063ページ(1日平均241ページ)
感想・レビュー
116件(投稿率56.9%)
本棚
1棚
外部サイト
自己紹介

20 男 大学生

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