ネタバレ完璧な人間なんていない。そんな人いない。自分の個性。その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。わたしは愛する男のために人生を誤りたい。風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ネタバレ❄良かったです。　究極の驚愕、ミステリーの奇蹟がここにある。この作品は轟く。 素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件の意外な顛末、そして…。最後の一文まで、ただひたすらにわたしはおどかされつづけた。表しにある通り最後の最後まで私たちの目をこちらに向けようとした作品でしたね。《驚》のレベルがすごく高かったです。これは十角館の殺人並に驚かされ続けました。前半は間接的に起こった出来事を伝える形にして聞き手の脳内イメージを映像にしていました。後半では正解の映像を見せるという手法でした。すごい！２０２２年３月８日

ネタバレ生と死、そして家族の幸福の意味を問う 男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。消えてゆく命の前で、ただ静かに妻を見送る父と2人の息子たち。余命などがわかり死が予想されたとき自分はどうするのだろうか。ということを考えながら読んでいました。やはり重松清さん。せめてきましたね。とても良かったです。面白いという分類には入らないのかもしれませんが、その日の前に『その日の後』。山本さんのガンリュウのお話は一番心に残りました。ガンリュウについていっぱい考えていると、涙があふれ出ました。

ネタバレ生前の罪で輪廻サイクルから外されたぼく。だが天使業界の抽選に当たり、自殺を図った少年の体へホームステイ。新生活が始まった。一気に読めました。ほんの数時間で見入っちゃいます。一瞬で読みきってしまいました。読みはじめて知らぬ間に終わる。とても一瞬で幸せなときのながれがしていました。本編２００数ページなので、結構短かったです。続編とかでてほしいな～やら、もう少し長いお話にしてもうちょっと余韻に浸りたかったという気持ち。物足りなさがありました。内容の濃度は十分に高かったのですが、このレベルになると、さらに高い濃度

ネタバレ梨木さんの本は初めてでしたが、話に入りにくかったイメージ大好きなおばあちゃんは本物の魔女。生きる力も本物だった――。それからの物語「渡りの一日」併録。 中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

ネタバレ完璧な人間なんていない。そんな人いない。自分の個性。その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。わたしは愛する男のために人生を誤りたい。風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。