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2024年10月の読書メーターまとめ

横溝ルパン
読んだ本
14
読んだページ
5900ページ
感想・レビュー
14
ナイス
109ナイス

2024年10月に読んだ本
14

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • マナベ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

横溝ルパン
2作目の「アンと青春」を読んだ後、3作目は「アンと愛情」がいいなと思っていたら、まさにその通りのタイトルで発売されていたことを今頃知りました。(^^; 前作を読んだのが8年前なので(!)、細かな設定は忘れていましたが、それでも十分に面白かったです。アンちゃんの成人式が歳月を感じたり、食物の歴史や文化に感心したり、人と人との関わりの難しさ、温かさにホロっとしたり。 今回も優しい世界に包まれている安心感のある内容でした。続編の「アンと幸福」も発売されているみたいなので、この続きを読むのが楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
14

横溝ルパン
ネタバレ旧訳版(全6巻)の4巻を読み終えました。この巻では、ベッキーとアミーリャの境遇が大きく変化していきます。巨額の遺産を手に入れ損ねたベッキーは、その後の状況の変化により、クローリー家から正式に認められました。そしてベッキーは、ついに国王との謁見も果たし、淑女として認められます。一方、アミーリャの生活はますます困窮しています。亡きジョージを勘当した祖父は、孫は認めましたが、アミーリャの困窮につけこんで息子から引き離してしまいます。 ベッキーの生活が華々しいだけに、余計にアミーリャが哀れですね。
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横溝ルパン
新井白石を描いた作品の後半です。 家宣に数々の意見をし、活躍した白石ですが、早すぎる家宣の死、後を継いだ家継も幼くして亡くなり、吉宗の時代になり、政治の本流からは遠ざけられてしまいます。しかし白石は、そんな中にあっても多くの著作を残しました。 白石を巡る様々な人物とのやり取りは、藤沢周平さんの作品らしい人間らしさが感じられて良かったです。ただ史実を描写した箇所が、それ以外と比べて文章が硬すぎたのが残念でした。個人的に藤沢作品は、やはり創作物の方が好きかも。
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横溝ルパン
以前全3巻で発売された作品を、1冊にした本です。 「日本SF傑作選4 平井和正」に収録された、「デスハンター エピローグ」を読むために再読しました。 物語としては、1巻と3巻が面白いです。2巻は大藪春彦作品の亜流のような展開で、今ひとつ面白さに欠けました。3作中では、1巻が圧倒的に面白いです。 「デスハンター エピローグ」ですが、漫画「デスハンター」と「死霊狩り」で設定の違いはありますが、最終的に落ち着くところに物語が収束した感じでした。3巻の結末も悪くないので、読まなくても問題なかったかも。(^^;
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横溝ルパン
六代将軍・家宣に仕えた、新井白石の物語です。 甲府藩で学問で召し抱えられていた白石は、五代将軍・綱吉の後継者となった家宣に力を貸して、自分の考えを幕府改革に反映させていきます。それは同時に、反対する敵を作ることにもなりましたが、それでも白石は志を曲げません。 上巻では、白石の立場が目まぐるしく変遷していきます。 これまで新井白石については、名前くらいしか覚えていなかったので、興味深く読むことができました。引き続き下巻を読むのが楽しみです。
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横溝ルパン
久しぶりにシェイクスピアの作品が読んでみたくなり、この作品を読みました。イギリスの薔薇戦争時代について知識がなかったので、最初は人間関係や状況を把握するのに苦労しました。それでも、悪逆非道でありながら、どこかおかしみや憐れみがあるリチャード三世には、惹きつけられるものがありました。 この時代のイギリスのことをもっと知ってから、もう一度読み返してみたい作品ですね。
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横溝ルパン
Apple TV+でのドラマ化に合わせて発売された新訳です。 その時に購入して読み始めたのですが、ドラマ版があまりにもつまらなかったので^^;、この本も途中で放置されてました。 それを発見して、ようやく読み終えました。古さを感じるところはありますが、全体としては面白かったです。ただ1つ気になったのは、テルミヌスという名前。最初に読んだのが、早川版だったせいか、ターミナスに馴染んでいたので、そこだけは違和感がありました。
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横溝ルパン
2作目の「アンと青春」を読んだ後、3作目は「アンと愛情」がいいなと思っていたら、まさにその通りのタイトルで発売されていたことを今頃知りました。(^^; 前作を読んだのが8年前なので(!)、細かな設定は忘れていましたが、それでも十分に面白かったです。アンちゃんの成人式が歳月を感じたり、食物の歴史や文化に感心したり、人と人との関わりの難しさ、温かさにホロっとしたり。 今回も優しい世界に包まれている安心感のある内容でした。続編の「アンと幸福」も発売されているみたいなので、この続きを読むのが楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
横溝ルパン
藤沢周平さんの初期短編5作が収録されています。 「夢ぞ見し」「春の雪」「夕べの光」は女性視点からの作品、「遠い少女」は中年商人と岡っ引き視点から、表題作の「長門守の陰謀」は、史実を元にした作品でした。 表題作は、歴史的な価値はあるのでしょうが、物語としては史料からの引用が多く面白くなかったです。(^^; 「夢ぞ見し」からの最初の3作の方が、小説として圧倒的に面白かったです。微妙なのが「遠い少女」で、複数の視点がある唐突さが、物語の面白さを少し損なっていると思いました。
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横溝ルパン
第2部スタートです。アライアンスへ帰還したギアリーは、今度は異星人の調査を命じられました。しかし政府や艦隊本部は、ギアリーの足を引っ張るような要求ばかりしてきます。命令に従い、シンディック領域で捕虜を救出しますが、悩みの種が増えるばかりです。 そして異星人の領域に侵入しますが、彼らの正体は謎のままです。物語の進行にイライラさせられるのはいつものことですが、今回は出版前に校正したの?と思うような誤りが目について、何度も読書意欲を削がれました。
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横溝ルパン
図書館で偶然、ビストロ・パ・マルの4作目が出ていると知って読みました。物語の世界も、コロナ禍にロシアのウクライナ侵攻や円安の影響があり、時代の流れを感じました。 でも相変わらず、登場する料理はどれも美味しそうで食べてみたくなりました。 収録作の「知らないタジン」は後味が悪すぎて今ひとつでしたが、他はささやかな謎とパ・マルの雰囲気を満喫できました。また忘れた頃に、続編が読めたらうれしいな。
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横溝ルパン
子供の頃によく読んだ、星新一さんのショートショート作品集です。あらためて読み返してみたら、意外とブラックな内容が多くて驚きました。(^^; 登場人物や時代が記号化されているので、古さを感じにくいのがいいですね。逆にそれは弱点でもあり、感情移入する作品ではないので、アイディアの面白さだけが残って、結果的に全体の印象が希薄な感じがしました。
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横溝ルパン
イタリア語で執筆するようになってからのジュンパ・ラヒリさんの作品には違和感があったけれど、この本を読んでそれが決定的になった感じでした。 著者と研究者、詩人が混然となった構成は面白いけれど、残念ながらそれは自分が求めるものではありませんでした。詳細に付けられた注釈も、文法の教科書を読んでいるようで退屈。 「低地」までのラヒリさんの作品は好きでしたが、イタリア語で執筆されるようになってからは、お気に入りの作家がいなくなってしまった寂しさを感じます。
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横溝ルパン
予備知識なしで読み始めたので、土方歳三を描いた物語だったことに驚きました。しかも土方が、人殺しが許される組織として新選組を設立するというヒトでなしぶり! その他にも、ただ殺したいだけの沖田、ごろつき扱いの坂本龍馬、アホばかりの武士たちなどなど、既存の幕末をテーマにした作品とは一線を画していて面白かったです。 物語の終盤で、抑止力としての武器は、それで相手が降伏しないなら意味がないと指摘されていたのは、深く納得できました。武器がダメなら、別の方法を考えるのが、下々の上に載っているたちの役目ですよね。
が「ナイス!」と言っています。
横溝ルパン
ギアリーの戦いも、この巻でひとまず一区切りです。 ようやくアライアンス領域に辿り着いたと思ったら、再びシンディックの本拠星系へ戦争終結のために向かうことに。 そこに待つ非情な罠、そしてついに異星人との直接対決、と物語の中盤以降が盛り上がって面白かったです。 続編に持ち越された部分もありますが、最後はきれいにまとまって満足できました。たぶん続編も読むと思いますが、ストレスがある展開が続く作品でもあるので、少し間隔を空けたい気がしなくも・・・。(^^;
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/01/06(4699日経過)
記録初日
2012/01/02(4703日経過)
読んだ本
1038冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
304730ページ(1日平均64ページ)
感想・レビュー
1037件(投稿率99.9%)
本棚
15棚
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