ネタバレ直木賞候補作品。SNSの誹謗中傷がテーマになっていますが、帯にあるように誰かが死ななきゃ自分のやった事が分からないこのご時世。裁判で判決が出て終わりではなく、亡くなった2人が繋がった時、もっとスポットライトを浴びて欲しかったなと思いました。読みごたえのある作品でした。

ネタバレナツイチより。かなり久しぶりの金原さん。ただの腐女子ではなく、推してる漫画が焼肉擬人化というのを考えついた事に驚きました。腐女子と死にたいキャバ嬢が何となくだけどお互いを認め合おうとする展開が今まで読んだ金原作品とは違っていて意外でした。ライが生きてるといいな…。映画化するとの事ですが、どんな世界観になるのかが気になります。公開されたら観に行ってみようかなと思いました。

ネタバレ王様のブランチで紹介されていたので、早めに読みました。5人の証言だけで展開する物語。男2人、女3人の5人の関係は表面上は良く見えていましたが、本心は誰かを良く思ってなくて、誰かに恋心があって…と次々に本音を語っていくのがスリリングでした。タイトルが秀逸です。

ネタバレ新潮文庫の100冊より。初読み作家さん。スキャンダルに塗れて謎の死を遂げた富小路公子。彼女に関わった27人のインタビューで話が展開されていくのですが、その人の視点によって悪女だったり、いい人だったりして本心が分からないままでした。でも全体を通して公子は生粋の悪女だったんだろうなと思いました。

ネタバレナツイチより。堀川、松倉の図書委員コンビが今回も活躍してました。トリカブトの栞を見つけた事で、誰かが栞を作って配っている事件の真相が明らかになりますが、結末に高校生ならではの切実な思いが隠されていて、青春だなと思いました。夏に読むのにピッタリの作品です。

ネタバレ直木賞候補作品。SNSの誹謗中傷がテーマになっていますが、帯にあるように誰かが死ななきゃ自分のやった事が分からないこのご時世。裁判で判決が出て終わりではなく、亡くなった2人が繋がった時、もっとスポットライトを浴びて欲しかったなと思いました。読みごたえのある作品でした。