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2024年2月の読書メーターまとめ

Francis
読んだ本
9
読んだページ
2517ページ
感想・レビュー
9
ナイス
151ナイス

2024年2月に読んだ本
9

2024年2月のお気に入り登録
1

  • 遊学の隠居🌊

2024年2月のお気に入られ登録
2

  • ぶぶ ひこ
  • 遊学の隠居🌊

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Francis
目からうろこの本。アテナイを中心とする古代ギリシャ民主政の通史。プラトン、アリストテレスが古代ギリシャ民主政を衆愚政治と見なし、私もそれを肯定していた。しかし彼らの見方は彼らが貴族出身で民主政に元々批判的であり、彼らの師ソクラテスが寡頭政治を主導した政治家を育成するなど民主政の敵とみなされたために刑死した事を受入れる事が出来なかったためだった。誰もが平等に発言できる民会、くじ引きにより、誰もが一度は公務につくなどして民主政に「あずかる」そして「分かち合う」政治体制、それが古代ギリシャの民主政治だった。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

Francis

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4887ページ ナイス数:166ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/197744/summary/monthly/2024/1

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2024年2月の感想・レビュー一覧
9

Francis
特集は中央銀行デジタル通貨。香港やカンボジアなどのアジアですでに中央デジタル通貨が発行されており、改良も重ねられていることが理解できた。連載「どうする独裁者」は権威主義的政権と軍の関係について数理データで分析している。う~ん、ウクライナ侵略しているプーチン政権やウイグル弾圧を続ける習近平政権あるいはヴェネズエラのチャベスの後を継いだマドゥロ政権が簡単には倒れないわけね…。連載「新しい環境経済学」は「気候変動の社会的費用を考える。」経済学も結局は用いる人の価値観次第なんだという事を改めて感じる。
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Francis
経済学書をやたら改訳している山形浩生先生によるケインズの名著の翻訳。有名な本なのでおおよその内容は知っていたが、読むのは初めて。経済学者らしく第一次世界大戦で戦勝国がドイツにどれだけ過酷な賠償を課したか、そしてそれがドイツの復興にどれだけ負の影響を与えると予測されるか、詳しく分析されている。さすがケインズ先生。トマ・ピケティも「資本とイデオロギー」で戦勝国がドイツに貸した賠償は欧米諸国が植民地を収奪したのと同じ構図であると書いている。だからこちらも訳したのかな?(山形先生はピケティの本の訳者です。)
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Francis
新書大賞2024.107人の選者の評を読むのはさすがに疲れた…。新書多すぎ(^^;新書と言うのは薄利多売、雑誌の売り上げを当て込んで本の値段を低く設定している日本の本の販売方法に一番マッチした本のかたちなのかもしれない。日本の本の販売方法が岐路に差し掛かっている今、新書は生き残れるのか、ちょっと不安に思っているのですが(^^;
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Francis
以前読んだのを忘れていて再読。前回の感想とそれほど変わらない。でもバルザックはえげつないからこそ面白いのですよ。多分当時もこういう話は結構現実にあった事だったのではないか。バルザックに比べたら日本の近代小説は甘い甘い。ピケティ先生の本にバルザックの小説が例として登場するのも良く分かる。
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Francis
再読。改めて言わせてもらえば「神曲」は平川訳が一番。躍動感があり、地獄、煉獄、天国でのさまざまな場面の描写が良く伝わってくる。天国についてのダンテの考え方は通常の人が抱きがちなイメージとはかなり違っており、神学的に考えるとこのようになるのかな、と思えた。「神曲」は難しいと思われているけれど、ハマってしまうと面白い。一度は読んで欲しい作品です。
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Francis
「ユグルタ戦争」「カティリーナの陰謀」の事件名に惹かれて即買いした。この二つの事件は有名で、カティリーナ陰謀はキケローの名前を高めた事件だから。「ユグルタ戦争」の主役ヌミディア国王ユグルタはずる賢い敵手として描かれているが、訳者の解説によればそれは征服者としての見方であり、アルジェリア独立戦争など後世の植民地側の立場からはユグルタは英雄と見られている。「カティリーナの陰謀」は訳者によるとカエサル側の立場から書かれているとの事。立場の違いによる歴史観の相違について考えさせられた。
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Francis
目からうろこの本。アテナイを中心とする古代ギリシャ民主政の通史。プラトン、アリストテレスが古代ギリシャ民主政を衆愚政治と見なし、私もそれを肯定していた。しかし彼らの見方は彼らが貴族出身で民主政に元々批判的であり、彼らの師ソクラテスが寡頭政治を主導した政治家を育成するなど民主政の敵とみなされたために刑死した事を受入れる事が出来なかったためだった。誰もが平等に発言できる民会、くじ引きにより、誰もが一度は公務につくなどして民主政に「あずかる」そして「分かち合う」政治体制、それが古代ギリシャの民主政治だった。
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Francis
14年間も積読していた本。内容としては環境保護運動に携わる人が書いた本らしい本。刊行から14年経過しているが、地球環境危機はますます進行している。私の大学在学時代から似た内容の本が多数出版され、世のなかに警告を与え続けていたけれど、環境危機にブレーキを掛ける事は出来ないままますます事態は悪化していく一方のように思える。やはり人間と言うのは都合の悪い事実から目をそむけたがる生き物なのだろうか。もっとも再生エネルギーの発展は予想以上に速いなど明るい兆しもあるので絶望してはいけないと思う。
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Francis
「共産主義の系譜」でマルクス主義を徹底批判した猪木正道先生が20世紀の二大全体主義・独裁体制であるスターリン独裁、ヒトラー独裁、そして毛沢東独裁を分析した本。これらの独裁がどうして生まれたか、そしてどのように維持されたかを分かりやすく理論的に分析している。解説の木村汎先生の解説にある通りロシアのプーチン独裁の分析にも応用可能であると同時に今懸念されているトランプの再登板後の政権像、そして習近平政権の分析にも応用できる内容であり、今読むべき本であると言える。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/14(4432日経過)
記録初日
2012/03/17(4429日経過)
読んだ本
1451冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
438969ページ(1日平均99ページ)
感想・レビュー
1423件(投稿率98.1%)
本棚
1棚
性別
年齢
54歳
血液型
O型
職業
事務系
現住所
神奈川県
自己紹介

読書好き。と言うより読書狂いかも。
読むのは純文学、政治、経済、社会、芸術、自然科学など。
我ながら好奇心旺盛だと思います。

最近、近代経済学の面白さを再発見。
大学は経済学部でしたが、目を悪くしてしまい学業を一時的に放棄。そのためゼミに入らなかったため論文が書けませんでした。その事がずっと心残りなのでもう一度専門的に学び直して世の中に役立ててみたい。

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