2024年もたくさんのナイスありがとうございます。久々の1000冊超え、1日3冊ペース達成。ただ、結構無茶したので、この冊数やペースも、これが最後になるかなぁ… 2024年の読書メーター 読んだ本の数:1160冊 読んだページ数:316981ページ ナイス数:30226ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/19960/summary/yearly
と思ってしまいました。「空手で金儲けをしたくない」という信念故に、〝プロ”としてリングに上がるのは勿論、表舞台に出ることを好まなかったという辺りが凄いなと思いました。特に真樹日佐夫が「自分の方が喧嘩が強い」 と言っていたと知り…という後の顛末には、「空手に懸ける男の美学だと思います。生き方が清廉潔白、武道一筋。」 と、証言している人がいるのに納得しました。『ジャッカー電撃隊』の鉄の爪、『科学戦隊ダイナマン』のカー将軍などで お馴染みの石橋雅史が大山倍達に一目をおかれ、師範代をしていて、山崎を指導(続く
山崎が「俺がまねしたのは 大山館長と石橋先生。師と呼ぶのもこの2人だけ」と語っており、驚きました。また、山崎の指導はクラッシュ・ギャルズだけでなく 全日本女子プロレスの多くの選手に影響を与え、ブル中野にヌンチャクを伝授、観客を飽きさせない 試合内容になっていったなど、90年代の全女黄金期を作ったといっても過言ではないな、と感じました。 300ページほどですが、内容は非常に濃く、山崎照朝という人物の魅力が十二分に伝わってくる、とても良い本でした
〝プロレスの天才”長与千種をパートナーに持ち苦悩するライオネス飛鳥。その飛鳥が一度引退し、復帰後、ヒールとなり、プロレスの面白さを知っていくというのは、とても興味深かったです。一方で、長与は引退後、自らの団体を作り、理想の環境を整えるも…というのは、時代が悪かったとしか(長与の立ち上げたGAEA JAPANのレスラーたちは素晴らしく、対抗戦時代のレスラーと 全くそん色は無かったと思っています。特に里村明衣子と北斗晶の シングルは、強く印象に残っています)(続く
文春文庫で読んでいましたが、10年も経たずに品切れとなっており 2023年に光文社未来ライブラリーで刊行された際は税込みで1500円になっていて眩暈がしました(文春文庫版は600円台) 新たなあとがきや解説が追加されているとはいえ、これはなぁ…作者や出版社が悪いという訳ではなく 色々事情があって、仕方のない事なのでしょうが。
アジャ・コングとブル中野の試合で放たれた金網最上段からのギロチンドロップ(2024年、NHKの番組で当事者2人を揃えて解説してもらったり、該当画面が流れるとは思いもしませんでしたが)、金網の上でよろけたのは計算だった いくら頑張っても92キロまでしか太れなかったので、ステロイドを打ったなど、ブル中野が語っていたのが衝撃的でした。 どのインタビューも内容が非常に濃く、読み応えがあります。刊行当時、女子プロレスは冬の時代だったのですが 後にまた人気が出てきている模様(続く
この辺は全く知らないので、誰かその変遷を書いてくれないかな、と思ったり。 2016年刊行のこの本、当時は発売予定表で見た時に文庫で1000円か…と思ったのですが、800ページという厚さの 現物を見て&中身が非常に濃かったので、1000円は安すぎるとなりました。今出すとしたら、下手すると倍近くの 値段がするかもしれません。
力道山にというのが敬子の全く知らないところで行われていたというのは、そういう時代だったという事でしょう。結婚が決まった後、力道山に子どもが3人いることを知った(全日本やノアにいた百田光雄は、敬子の子供ではありません) というのもアレですが、リキアパートの屋根裏部屋に住んでいた、<子供たちにとって、敬子が自宅にいることで、力道山の 折檻が著しく減ったからである>という記述には、うわぁ…となりました。 力道山の亡くなった後のゴタゴタ、特にプロレス関連のものは、本当どうしようもないな、と(続く
力道山十三回忌追善大試合へアントニオ猪木が出場できなかった事に対する田中敬子の〝声明文”、その経緯は 実にあの新聞らしいな、と感じました。そのアントニオ猪木、様々なビジネスに手を出したのは力道山の影響だったり 2000年開催の「第2回メモリアル力道山」でのタッキー(滝沢秀明)のスペシャルエキシビションマッチ実現は ジャニー喜多川、メリー喜多川と力道山の関係があったからというのには、へぇーとなりました
沢村忠に関しては、真剣勝負をやっていなかった(ただし、野口修は その辺については明言していません)、というのも、この本を読むまで知らず、しかも「一番練習していた」、「決して実力がなかった訳ではない」という証言が あるのに複雑な想いを抱きました。各TV局が、キックボクシングを放送するようになるという辺りには2003年大晦日の格闘技イベントが3局で放送されたというのを思い出しました。昔から変わっていなかったんだな、と。 さらに野口は、山口洋子との関係から五木ひろしの売り出しにも成功(続く
が、その成功が続く訳もなく… 終盤で、<運に見放された>とありますが、ダービー馬を作るのに夢中になっていた野口が、他の事を おろそかにしていたツケが出ただけではないか、と思いました。幸運の女神には前髪しかないと言いますし、 よそ見していたら、それを掴む事なんて当然できないわけで。決して面白くなかった訳ではないのですが、ここ数年で 読むのに一番時間がかかった本でした。
ただし、データが万能という訳では無く、WBCに参加するようなトップクラスの選手はデータを見せるだけで勝手に解釈し、動作まで繋げられるが、そこまでの選手じゃないと、データを見ても解釈が上手く出来ていないとあり、なるほどな、となりました。この辺は、将棋の、AIを使った研究も同じことなのでしょう。野球アナリスト界の〝ブラックジャック”として(続く
紹介されていたお股ニキ(野球歴はほぼ無いながら、多くのプロ野球選手にアドバイスをしている)などの ような存在が、これから増えてくるかもしれません。アナリスト、コーチ共々、野球経験が例えなくても データをきちんと読み解ける、その意味を説明できるという力が重要になってきそうです。 作中で紹介されていたマイケル・ルイス『マネー・ボール』や、参考文献であげられていたものも面白そうなものが多く この世界を少し深掘りしたくなりました。
kei-zuさん、コメントありがとうございます。映画化されているのは知っていましたが、面白いんですね!kei-zuさんには、同著者の『世紀の空売り』の映画もすすめていただいたのですが、まだ観てないので、『マネー・ボール』の映画も併せて観ないと…
個人的には、プロ野球は熱心には見ていないのですが、こういう本は大好きです。プロ経験がないといっても、さすがに野球を全く知らないなんてことは全くなく、早稲田や満鉄で活躍していたという実績があります。そして、オーナーに「私なら今の動脈硬化を起こしかねないタイガースから古い血を入れ替え、新たな健康体に立て直すことができる」と手紙を送っており、それに、チーム内がゴタゴタしていたオーナーが飛びついたという経緯が書かれており、様々な要因が 奇跡的に合致してこんな事になったんだなぁ、と(続く
<主力選手が監督を無視、反抗し、ついにその座から 追い落としてしまった事実は重い。選手に勝利感を与えてしまったこの処置が〝揉める阪神”の 導火線になっていた>なんていう記述もあり…「この本をタイガースでやろうとしても…できひんやろな。 闇が深すぎて、あらゆる権力構造が複雑すぎるんや」と序盤で著者が言われていますが、そういう要因も 絡まってるんだろうなぁ。岸が去った後のタイガースや、岸自身の行方もおっており、とても読みごたえがありました。
その時にも驚いたのですが、そこからさらに10年継続したとは…「12球団FC評論家」を特許庁商標登録した顛末も書かれていますが その後に、全12球団FC入会者が他にいるかTwitter(当時)で呼びかけたら、同志が出てきたというのにもビックリしました。 Bluetoothスピーカー、スマートウォッチなどの電子機器や本革のトートバックなど、意外なグッズも紹介されていて、全く知らない 世界なので、驚きの連続でした。
単行本、とても面白かったので、今まで文庫化されていないのが、とても不思議でした。多分、同時期に刊行された池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』の影響もあったのでしょう。今やすっかりお正月の風物詩となった箱根駅伝の中継。しかし、最初にテレビ中継をしたのは日本テレビではなく、テレビ東京。ただし、9区までは録画編集で、10区のゴール部分だけ生中継というもの。そのため、日本テレビは なるべく多くの区間を中継するために動きます。特に困難なのは山の中継で、それを実現させるために(続く
スタッフたちは過酷な〝山登り”をすることに。そういうのも含めて、とても読み応えがありました。 また、箱根駅伝の歴史について、特に昭和18年に行われた〝幻の第22回大会”に関しては、誰か小説化して欲しいと思うほど 印象深かったです。しっかり加筆もされており、特に2024年の第100回大会は、1月1日に大きな地震が起きたことで 中継が行われるかなども含めて、色々困難があったようです。「我々が変えるべき大会ではないのです」放送が成功した後の 坂田の言葉、これがずっと受けつがれていって欲しいと思います。
「宿駅伝馬制」から取って、駅伝となった、金栗四三が箱根駅伝創設に関わっているというのは知っていましたが、元々は「アメリカ大陸横断挑戦のための国内予選」というのには、へぇーとなりました(実現はせず)その他、第1回大会は午後1時スタートだったので最終走者ゴールが午後9時53分になり、沿道に松明を持った人を置いた、選手自身も提灯を手にして走った 交通整理をしていた警察官が選手と一緒に走りだした(その警察官は後に大学に入学し、選手として箱根駅伝を走る)(続く
TVでの生中継が実現し、視聴率も高い大会となると、無理をしてでも走る選手が悲劇を生む等のエピソードは 2023年末に日本テレビで放送された「箱根駅伝 伝説のシーン表と裏 3時間SP」でもやっていたので 番組は、この本を参考にしたんだろうなぁ、と(もしくは偶然被ったのかもしれませんが) 最後の方に、箱根駅伝全国化について言及されていますが、個人的には否定派。まず、全国の大学に出場資格がある 出雲駅伝、全日本大学駅伝で、箱根常連校を脅かすような大学が出てきてください、と思っています。
箱根駅伝で二区を走った瀬古利彦が書かれており、三区で その襷を受け取ったのが著者。つまり自伝的小説です。プロローグで、その箱根駅伝の場面が 書かれており、出だしは良かったのですが、その後が…同級生の死、早稲田大学に入学が決まり 東京へ出てきた著者が父親から告げられたことなど、大きな事件が起きない訳では ないのですが、全体的にどうも薄味に感じてしまい、う~ん…となったまま終わってしまいました。
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