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2025年3月の読書メーターまとめ

りっつん
読んだ本
13
読んだページ
4087ページ
感想・レビュー
13
ナイス
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2025年3月に読んだ本
13

2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

りっつん
青春というのは、きっと何歳になっても体験できる。定時制高校に通う年齢もバックグラウンドも違う4人が、ひょんなことから科学部に入り、化学コンテストに向かう姿が描かれている。最後に実話がベースになっていることを知り更に感動。定時制高校というのはなんだったら普通高校より必死に勉強しているかと思いきや、こんなにも殺伐というか荒んだ感じなのかと驚き。熱い青春ものというよりも、4人それぞれのひたむきな姿を見守るような優しい目線で書かれているのがとても良い。じんわり胸にしみる。
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2025年3月にナイスが最も多かったつぶやき

りっつん

2025年2月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4522ページ ナイス数:70ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/207723/summary/monthly/2025/2 まずまずの読書量かしら。またもや感想を書いていくつもりなので、本選びも気合が入る。面白い本の出会いに期待。10年ぶりの日本生活半年以上経ったけど、相変わらず知らん作家さんまみれだわ。

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2025年3月の感想・レビュー一覧
13

りっつん
はー、こんな風に近所に散歩行くように旅をするミリさんが羨ましい。肩の力の抜け方はエッセイにもよく表れている。私はついつい「来たからには!!」と意気込んで、観光地を鼻息荒く回りまくってしまう性分なので、「ゆるりと」旅できるミリさんはもはや尊敬。気負いなく、さらりと海外も国内も行き、観光地ならではの名物も食べるけど、好きなカレーも食べちゃうのが素敵。やはりスイスの写真が素晴らしく、物価が高いって分かっていても旅欲がむくむくと湧いてしまう。
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りっつん
青春というのは、きっと何歳になっても体験できる。定時制高校に通う年齢もバックグラウンドも違う4人が、ひょんなことから科学部に入り、化学コンテストに向かう姿が描かれている。最後に実話がベースになっていることを知り更に感動。定時制高校というのはなんだったら普通高校より必死に勉強しているかと思いきや、こんなにも殺伐というか荒んだ感じなのかと驚き。熱い青春ものというよりも、4人それぞれのひたむきな姿を見守るような優しい目線で書かれているのがとても良い。じんわり胸にしみる。
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りっつん
1ページ目でもう当たりの予感。奥付を確認し作者の年齢を計算し、やはりとなる。51歳の主人公にしたこの作品は決して若い作家さんには書けないような重みや深さがある。茶道のどこか禁欲的な世界と、「お花摘み」という男性とのかりそめの肉体関係を楽しむ世界は、相反するようでそれぞれを引き立てるスパイスのよう。ページをめくるたびに、醸し出すような色香と、お茶の香りが匂いだつ。大人の恋愛と一言で片づけられない性や年齢ゆえの悩みや達観が描かれている。「現実はいつも少しさびしい」が、孤独と共に前を向こうとする主人公は素敵だ
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りっつん
装丁だけでお腹が空く。夜から朝までオープンしているビストロ系レストラン「キッチン常夜灯」。心身ともに疲れている上に不眠症の主人公みもざは、ここの料理だけじゃなく、城崎シェフや堤さんの仕事への向き合い方や心のこもった接客を受け、少しづつ気持ちがほぐれていく。気持ちに余裕がないと視野が狭くなる。実は自分の事を支えてくれている人が回りにいても、気づかなかったりそれどころじゃなかったりするもの。みもざに少しづつ余裕が出てきて、他の人にも「優しや」や「思いやり」を返せるようになってくるまで回復できて良かった。
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りっつん
果たして血のつながりとは、親子とは?を考えさせられる作品。整形して2年間共に暮らしていたのは果たしてどっちの娘なのか。どんなに整形しても娘か娘じゃないかは気づくはず、と声を大にして言いたいところであるが、反抗期以降の娘の事をどれだけ親が把握してるのかは怪しい。母親なのに?母親だからこそ!という、お腹を痛めて産んだ「母親」の眩暈のような葛藤、強い思い、祈るような願いを感じる。このラストをどう見るかは人それぞれだけど、夏の日の蜃気楼の如く、幻のような時間に感じる。
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りっつん
部屋に飾りたくなるような装丁に、各章に花の名前が入った3世代にわたって語られる平を取り巻く人々の物語。平の人生のままならさに苦しくなる。平や悦子は何度「もしあのときこうしていたら」と何度思って涙を流しただろう。どんなに思い合っていてもタイミングが合わないと難しく、それでも縁があれば必ずまた巡ってくるもの。たとえ40年以上の時間がかかったとしても。平は、安珠を悦子に重ねてみていたはず。安珠と奏斗は、言葉を尽くしてちゃんと歩み寄れて良かった。いい話だった。
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りっつん
町田作品二作目。廃校が決まった田舎の小学校で行われる秋祭りを軸にしたオムニバス。一行目から心を掴まれ、そのまま一気読み。同じ出来事を目にしたときに、人によってこんなにも感じ方や受け取り方が変わるのかと、香坂と類を見て驚く。これは男女の差なのか。閉鎖的な町で暮らしているからこその鬱屈した思いが、爆発寸前まで膨らんだ思いが読んでいて辛くなる。どの話も自分の人生を切り開く一歩を踏み出すようなところで終わっているので、全員幸せになってほしいのと、冷静な女性陣の様々な思いを、男性陣はきっと知らないのだろうなと溜息。
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りっつん
荻原浩でこの装丁なので、かなり重めの話と思いきや・・・。5歳のASDの男の子が森で行方不明に。一週間後無事に見つかるものの、母と叔父が空白の一週間の謎に迫る。ネタバレになるので詳しくは書けないけれど、癖強めのキャラクターがリレーのように繋いでいくというか。キャラクターの描写はやはり上手い。自分が正しいという思い込みや、ネット情報に踊らされる事の怖さに改めて気づかされた。後半につれ、どこかほんわかするので、これはこれでありかも。
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りっつん
9歳長女が図書館で借りてきた本。時系列順に有名なアートティストの作品と自身の紹介などがされている。その間にドラえもんの作品でアートにまつわる作品が挟み込まれている。絵画以外に、彫刻、壺、建築まで多岐にわたっていて、さらっと読むにはちょうどいい。作品裏話とか豆知識的なものが個人的には楽しかった。
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りっつん
住野さんのこれまでの作風からガラリと変わった、20代不思議ちゃんと言われそうな女の子の日常を描いた作品。いやーこれは好き嫌いが分かれそうな作品ではある。個人的にはNHKあたりで10分ほどの映像作品として流れるのは、息抜きのように楽しく見れそう。映像化で楽しい作品=読んで楽しい作品ではないなというのが素直な感想。なんでもない日常の中に三歩の「好き」がたくさん詰まっていて、こういう感性は20代ならではかなと、遥かかなたに通り過ぎた日々を懐かしくなる。
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りっつん
高校球児の3年間を本人や監督ではなく、母目線で描く意欲作。甲子園、その先のプロ選手・・・ということを考えると大変なのは高校生本人だろうけど、親もこんなにも大変とは。時系列が入れ子式なので、しっかり読まないといつの話をしてるのか分かりづらくはあるけれど、親心が実によく描けている。我が子が試合には出てほしいけど出て欲しくないという相反する気持ちはよく分かる。こんなにも濃厚で苦しくて辛くて二度と味わいたくない3年間を伴走できるというのは親の特権でもあるのだろうけど、私は嫌だなー。
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りっつん
宮部さん所属の俳句仲間が詠んだ句から着想を得た短編集。タイトルの響きからほのぼのほっこり系と思いきや・・・ふたを開けたらパンドラの箱感満載。暗くて重い話が多めだけど、それでも案外ホラー系、ファンタジー系等バラエティーに富んでいて飽きない。宮部さんは比較的長編シリーズものが得意で上手なイメージだったけど、短編もかなり読み応えがある。ちょっとした一文で、こんなにも奥行きや温度感等出せるとは流石。一話一話が長編並みに消耗する。読み始めに思い描いてた話が読み終える頃には全然違う所に着地するので油断できない話が多め
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りっつん
ウーバーイーツならぬビーバーイーツの配達員が、レストランのシェフが受ける「依頼」の謎を解くべく助手を務める連作集。この本のポイントは、真実や真相を明かすのではなく「解釈」。必ずしも真実が依頼主を幸せにするものではないのは同意。眉目秀麗の安楽椅子探偵のようなシェフは映像化に向いてそうだが、役者を選びそう。配達員が受注する「依頼内容」が配達員自身の人生を振り返ったり、気付かされるようなものばかりで、それさえもシェフの企みに思えてしょうがない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/10(5006日経過)
記録初日
2012/04/08(5008日経過)
読んだ本
1434冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
391263ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
643件(投稿率44.8%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

滋賀生まれ、結婚と同時に名古屋→カナダ🇨🇦3年半→ベトナム🇻🇳6年弱→北海道🐄いまここ

久しぶりの日本生活!
読むぞー

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