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2024年11月の読書メーターまとめ

秋良
読んだ本
14
読んだページ
5555ページ
感想・レビュー
14
ナイス
285ナイス

2024年11月に読んだ本
14

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

秋良
今回は日常の謎に近いものが多く、原因も妖より人間にある話が多かった。以津真天が馴染んできてることにちょっとほっとする。犬を使って盗みを働く賊や、身の振り方に悩む奉公人など江戸の労働条件の厳しさが垣間見えることも。福祉制度も人権意識も整ってなかった時代、雇い主の性格で運命が左右されるのはなかなか辛い。妖の起こす珍現象では逃げ出す天ぷらに笑った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

秋良

夜のカレル橋からプラハ城。歴史が積み重なった街は、美しいだけじゃない凄みのようなものがありました。が、ビール消費量世界一でもあるので圧倒的な陽キャ感もありました。なんなんだよもう!ギャップがすごいよ!私も毎日ビールを1リットルくらい飲んだので、今は体重計に乗るのを控えています。しかし明らかにスカートがきつい……

夜のカレル橋からプラハ城。歴史が積み重なった街は、美しいだけじゃない凄みのようなものがありました。が、ビール消費量世界一でもあるので圧倒的な陽キャ感もありました。なんなんだよもう!ギャップがすごいよ!私も毎日ビールを1リットルくらい飲んだので、今は体重計に乗るのを控えています。しかし明らかにスカートがきつい……
みやこ
2024/11/11 12:38

素敵だね。歴史の重みをリアルに目の当たりにできるのはホント素晴らしいと思います。旅に出たら思う存分飲み食いしないと!(笑)

秋良
2024/11/11 19:54

街の至る所に歴史上のエピソードがあって凄かったです。寒かったけどビールが美味しくて美味しくて(笑)海外で初めて酔うまで飲みました!

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
14

秋良
はやみねかおる「ディリュージョン〜」は子供の頃から親しんでいる安心感があった。高田「QED」は短編でも変わらず「QED」で凄い。綾崎は時計シリーズの番外編。タイムリープのルールから逸脱してると思ったら……うん、本当に気持ち悪いとしか言いようがない。白より読み応えのある作品が多かったけど、新本格ミステリ食傷気味になったのでこのジャンルは少し休もうと思う。
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秋良
【G1000】二重スパイを続けるヴァーロックがグリニッジ天文台爆破を命じられ、実行犯に白痴の義弟を使ったことで破滅へと踏み出していく。そして自分は人道的な人間だと評価し、夫だから妻からは無条件に愛されているはずという思い込みが決定打に。妻のウィニーも打算にまみれ、夫殺害後は別のアナーキストを頼ろうとするも裏をかかれる。自己正当化に忙しい偽善者より、利己的な人間だと開きなおる奴の方がはるかにまし、と感じた。
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秋良
ミステリーの世界においては大人気でぜんぜん秘密じゃなくなってる秘密結社、イルミナティも絡む悪霊騒ぎを調査する平賀とロベルト。悪霊騒ぎの真相は早々に答えが提示されるけど、シリーズの中でもぶっちぎりのトンデモ科学展開だった。爆発するのもアメリカらしい。ラスト、ビルが家族の秘密に気づいた場面は衝撃。あまりにもテンプレなアメリカンファミリーに理由があったとは。そして弟は気づいてたとは。ビル、お前FBI捜査官として大丈夫か!ちょっと便利な脇役ぐらいに思っててごめん!
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秋良
館をテーマにそれぞれが腕を振るうアンソロジー。久しぶりの東川作品は「ほーら鍵がクルックルクルックル回る〜」というノリに持ってかれてあとは何も入ってこなくなってしまった。良かったのは青崎「噤ヶ森〜」と澤村「私のミステリーパレス」。最後にこの話をもってきますか。ミステリーだけど犯人を探すでなく、事件を起こすわけでも真実を探るわけでもなく、それなのに納得できる。未亡人にもなれなかった女の、これは純愛なのか狂気なのか。なんとも言い難い読後感。
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秋良
三猿を模した連続殺人を追う警察もの。推理役が脳の機能異常で忘れることができないという設定。嫌な出来事が全く薄れず蘇ってくるのは辛い。たいていの問題は人間関係から起きるし、良い事より悪い事の方がインパクトが強いので人と距離を置きたくなるのも分かる。設定は重いもののさらっと読めて、犯人との対決はちょっと都合よくいきすぎな気もするけど概ね満足。「チームプレイのつもりだった」羽吹には不器用すぎるよ!っとツッコミを止められない。
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秋良
遺伝上の父親が現れ、リチャードに類が及ばないよう離れようとする正義。いやそれ自分がされて怒ったやつやん……と思ってたらリチャードがきっちりそこ怒ってくれて良かった。しかもin帝国ホテル!いいなー!敵に回すと怖いけど味方になれば頼もしいジェフリーも参戦して父親への対抗策を練る。産みの親より育ての親とは言うけれど、遺伝の怖さや嫌悪感は実はちょっと分かる。正義が必死に良い人であろうとするのは遺伝子への足掻きもあったのかな。第二部に進む前に、すっ飛ばした5巻を読もう。
が「ナイス!」と言っています。
秋良
今回は日常の謎に近いものが多く、原因も妖より人間にある話が多かった。以津真天が馴染んできてることにちょっとほっとする。犬を使って盗みを働く賊や、身の振り方に悩む奉公人など江戸の労働条件の厳しさが垣間見えることも。福祉制度も人権意識も整ってなかった時代、雇い主の性格で運命が左右されるのはなかなか辛い。妖の起こす珍現象では逃げ出す天ぷらに笑った。
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秋良
本編の隙間を埋めてくれる短編集。生涯伴侶をもたず、養子を育てていたハルーンと青の王の詳細が知れたのが良かった。このカップルが一番好きかも。物語が一巡りし、青の王がまた新しく生まれ、人との絆を育んでいく結びにも余韻が残る。本編の、駆け足で描写不足にも思えたところが上手く補完された感じで良い短編集だった。
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秋良
不運から吸血鬼が跋扈する村を調査することになった二人。はじめて科学だけでは説明のつかない部分を残して話が終わる。それはともかく、解決編が残りの数十ページとかなり駆け足で片付けられ、その大半も平賀の推理のみでどこまで当たっているのかうやむや。風呂敷を広げたらもう少しきちんと畳んでほしい。ケルトの神話や儀式の蘊蓄は面白かった。ジュリア司祭が敵としてどんどん力をつけてきて、バチカンの平社員(?)では太刀打ちできなくなりそう。
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秋良
鳥類の中でもペットとして飼われることの多いインコ(オカメインコはオウム)の心の動きに焦点を当て、その知能の高さ、感情の豊かさについて考察する鳥飼の痒い所に手が届きそうな本。ただ対象が動物(言葉が通じない)の感情(数値で測れない)なので再現性があると言えるか微妙だけれど、傾向を掴むには十分だと思う。「ある程度歳をとっても落ち着きがなく、どこか男子小学生に似た部分があるのはセキセイインコ」には笑った。うちの子じゃん!ペットを飼うのは100%人間の都合なので、寂しい思いや嫌な思いをさせてはいけない。
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秋良
谷本さんと師匠シャウルに背中を押され、リチャードを探しにロンドンへ飛ぶ正義。嵌められた結果ではあれどビジネスクラスは羨ましい。再会してからの二人は「いつまでこのもだもだを私は見せられなきゃいけないんだ?」と言いたくなるくらいまだるっこしく、そして面倒くさかった。好きなように生きられない(かった)人たちが多いから仕方ないのか。リチャードと正義、二人の恋ではない親愛の関係は眩しいほどだけど、もし自分のパートナーにもこういう相手がいたらしんどいだろうなとも思う。なんかちょっと、引いてしまう自分がいる。
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秋良
いつかプラハに行くことがあったらこの本を持っていきたいと思っていた。今回それが叶って、プラハ城のダリボルカではここにイシュアが……と感慨にふけり、聖ミクラーシュ教会ではここでフロリアンが結婚を……とまたまた感慨にふけった。今はもちろん戦争の荒廃の影なんてないけれど、博物館では「ヨーロッパで最悪の戦争」と三十年戦争を解説していて本当にここがあの地なんだ、と。プラハには魔術がよく似合う。
tosca
2024/11/12 19:03

プラハで聖餐城、羨ましいです!私もいつか行ってみたいです。ビールも堪能されたようで何よりですね(笑)

秋良
2024/11/13 12:24

プラハ、観光しやすくていい街でした!物価は日本と同じくらいで、ビールはとても安い(笑)海外で初めて酔うまで飲んでしまいました!

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秋良
そもそもビリー・ザ・キッドというアウトローが実在することも知らずに読み始めた。私はこの本を何で読もうと思ったんだ……?全仕事というからドキュメンタリーかと思いきや「俺の思うビリー・ザ・キッド」をインタビューや詩、第三者視点(という創作)から立体的に浮かび上がらせるという試み。西部の荒涼とした砂漠に揺らめく陽炎のように、実体はないのに現実的という不思議な読み心地だった。自分の推しにこんな風に半分なりきって書けるというのは才能あるオタクの一つの極致、と言ったら褒めすぎだろうか。白黒写真がお洒落な雰囲気。
が「ナイス!」と言っています。
秋良
とうとう最終巻。ロードオブザリングの終盤が辛く長かったように、キング版も長く辛い。仲間を得て孤独を癒された男が、また孤独になる悲哀。スザンナとの別れはスーザンとの別れより辛そうで、ずいぶんガンスリンガーも人間らしくなったんだと流れた時間の濃密さを思う。そして最後の最後に明かされる塔とローランドの真実。そんな仕打ちを?という気持ちと納得が混ざり合ったこの感じ。ウォルターとモルドレッドの死があっけないことに意味があったとは。今回のスザンナたちが再会できたのは良かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/05/13(5699日経過)
記録初日
2009/05/11(5701日経過)
読んだ本
2819冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
912654ページ(1日平均160ページ)
感想・レビュー
2442件(投稿率86.6%)
本棚
14棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
千葉県
外部サイト
URL/ブログ
http://nohaymielsinhiel.blog101.fc2.com/
自己紹介

お気に入り登録してくださった方、ナイスくださった方、ありがとうございます。
基本的に興味を持った本なら何でも読みます。
図書館を主に利用しています。買ってたら破産する。
読んでも読んでも読みたい本は尽きないし、どんなに読んでも満足できない。
万年欲求不満です。

贅沢な悩みだな。

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