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2024年3月の読書メーターまとめ

秋良
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感想・レビュー
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414ナイス

2024年3月に読んだ本
17

2024年3月のお気に入り登録
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  • V8おじさんと空飛ぶコロッケ

2024年3月のお気に入られ登録
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  • V8おじさんと空飛ぶコロッケ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

秋良
時計仕掛けのオレンジの回では読書感想文の謎がテーマ。子どもらしさって何だろ?と思いつつ、以前にどこかで聞いた「小論としてはよく書けているがテーマがナチスの礼賛でどう評価すべきか迷う」という話もよぎり、教師の懸念も分からなくもない。2話では大輔の元カノ登場。不器用すぎる家族がもどかしい、が、ラストは爽やかで甘酸っぱい。上手くいかなかった恋愛だって無駄ではないんだ!蘇る自分のあんな思い出こんな思い出。最後は栞子のお母さん関連。母親を嫌うわりに同じ方向へ向かう娘はかなり屈折してる気がする。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

秋良

いつも楽しくて素晴らしいライブをしてくれたSUM41。この時間がずっとずっと続いて欲しいと思ったし「辞めるなんて言わないでよおおお!ここにこんなに、君たちを好きな人がいるんだよおおお!」って気持ちでいっぱいで、最後は泣けてしまいました(中盤は隣ででかいサークルモッシュが発生して何が起きてるのか分からなかった)。ありがとうSUM41。青春がまた一つ終わった。

いつも楽しくて素晴らしいライブをしてくれたSUM41。この時間がずっとずっと続いて欲しいと思ったし「辞めるなんて言わないでよおおお!ここにこんなに、君たちを好きな人がいるんだよおおお!」って気持ちでいっぱいで、最後は泣けてしまいました(中盤は隣ででかいサークルモッシュが発生して何が起きてるのか分からなかった)。ありがとうSUM41。青春がまた一つ終わった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
17

秋良
江戸川乱歩がテーマ。少年探偵団は未読。大人向けの「踊る一寸法師」が良かったなあと思い出す。ここにきて栞子の母親登場。娘以上の切れ者設定がどうも嘘くさく感じられ、今後納得できるようなエピソードが出てくるのか期待…していいの?ところで「古書が好きな人はそういうもの」という前提で話が進むけど、出てくる人たちが初版本にこだわるのが今一ピンとこない。同じ内容でもっと読みやすいフォントの本が売ってるのに。キーになる乱歩の未発表原稿も、ブラッシュアップして市場に出た発表済みの作品の方が面白いんじゃないかと思ってしまう。
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秋良
実を食用にするだけでなく、葉から生活用品も作れるナツメヤシの歴史。栄養豊富なデーツは神話にも登場。ココヤシに生るココナッツはその形から生首と関連した神話になるけど、ナツメヤシ系神話には生首が出てこない。今もおやつや主食として食べられている。ドバイにもデーツのチョコレートがけが売っていて、ハイカロリー×ハイカロリーの恐ろしい計算式に慄いた。どんだけ太らせたいんだよ。あまり日本人には馴染みがないものの、干しデーツは干し柿と食感が似ていておすすめらしい。
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秋良
シャネルのバッグがどのようにして生まれたのかを写真と共に楽しめる本。2.55のエレガントなデザインが良い。内ポケットが多く、リップスティックのためのポケットやラブレター入れがついている。らららラブレター!!さすが人たらしのココ・シャネル!モードの皇帝ラガーフェルドの功績も大きく、彼がいなければ今のシャネルはなかったかもしれない。眺めてると自分もバッグが欲しくなっちゃうけど、ハイブランドには手が出せない……。
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秋良
【G1000】地下室に引き篭もった男が、社会への恨み節や若かりし頃に起きたエピソードを格調高くそして読みやすい文章で綴った黒歴史の書。地下室は脳内のメタファーかと思った。自意識過剰かつ卑屈で逆張りしがち、何でも上手くいかないことは他人のせいにする、人間の嫌な部分を煮詰めたような人物造形はいっそ清々しい。性格のせいで仲間外れにされ、腹いせに娼婦のプライドをずたずたにし、でもその娼婦に使用人に舐められてることも貧乏なのもバレるという、いやもうめっっちゃめちゃカッコ悪いな!突き抜けた痛々しさが癖になる面白さ。
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秋良
トンネル掘りしながらなんかよく分からないうちに自然と狂っていく公爵の話。だんだんと物忘れが増えていく老いの様子はリアルだけど、全体としてはなんと書けばいいのか分からない。うーん、明らかにやばい行動が増えていく主人に、動揺しながらもクールに仕える使用人たちに笑う。いよいよ狂気に陥った後半、公爵がとった行動は笑えばいいのか怖がればいいのか何なんだ?とにかく最初から最後まで不思議な話だった。
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秋良
犯行不可能に思える状況である「春と修羅」の初版本を盗んだのは誰?という3話目、擦り切れた夫婦生活が妙にリアルだった。ただその息子が憎めない奴で、愛書家の身勝手さと面白い対比。おじいちゃん、孫のこと可愛かったろうなあ。栞子の母へ連絡を入れる人間は消去法で分かるので驚きは特になし。たとえ姉妹でも物事の受け止め方は人それぞれなので、そういうこともあるかもね、という感じ。坂口夫妻にはもうお幸せにと言うほかない。
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秋良
歴史家で哲学者のデュラント夫妻による、歴史に関する著書のポイントを簡潔にまとめた一冊。資本主義経済において高所得者に富と権力は集中するが、不満をもって集まった低所得者の力はそれに匹敵する。のちに富は暴力的(革命)または平和的(政府の介入)に再分配されるが、補助が増えると経済力は弱くなる。自由と平等は並び立たない。歴史の流れでなく、人間と歴史の性質について論ずる良書。今の日本と違って人口増加に頭を痛めているところが興味深い。そして人口問題は教育が普及することで解決すると述べている。当たっている。
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秋良
ミルクの歴史でも一部触れられていたシリアルの歴史。このシリーズを長く読んでいると、食材同士の関わりからそういうことも起きてくる。業界の雄ケロッグの創業者ケロッグ氏が14人兄弟というのに驚く。宗教すごい!アブラハムより多い!肉と酒に替わる栄養食として産まれたシリアルが、女性の社会進出と共に簡便で火を使わず、子供でも用意できる食事として家庭に浸透していったのが面白い。でも楽なんだけど腹持ちが悪いし、ご飯と味噌汁で身体を温めたいと思ってしまう。というか寒冷なヨーロッパで朝から冷たい物食べて元気なのすごい。
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秋良
でかい!重い!高い!気合いの入った泉鏡花作品の選集。選んだのは澁澤龍彦。読む側も気合いが入る。文法や矛盾なんてなんのその、視覚優先の耽美な文は読む人の眼裏に鮮やかで毒の含んだ情景を美しく蘇らせる。この文章を日本語で楽しめる喜び。怪しいものが入り込む系と、淑やかに人が狂ってく系の話が好みだった。いやーこんな話を書く人が熱燗を煮え立たせてたなんて信じがたいわー。あーでもそれくらい変わった人だからこういう変態(褒め言葉)な話を思いつくのかー。
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秋良
時計仕掛けのオレンジの回では読書感想文の謎がテーマ。子どもらしさって何だろ?と思いつつ、以前にどこかで聞いた「小論としてはよく書けているがテーマがナチスの礼賛でどう評価すべきか迷う」という話もよぎり、教師の懸念も分からなくもない。2話では大輔の元カノ登場。不器用すぎる家族がもどかしい、が、ラストは爽やかで甘酸っぱい。上手くいかなかった恋愛だって無駄ではないんだ!蘇る自分のあんな思い出こんな思い出。最後は栞子のお母さん関連。母親を嫌うわりに同じ方向へ向かう娘はかなり屈折してる気がする。
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秋良
架空のアラブの首長国で、インド系移民のハッカーが騒ぎに巻き込まれる現代版アラビアンナイト。ネットを現代の魔術に置き換え、PCと古文書が同列のキーになる。専門用語が頻発する箇所は流し読み。移民が多く、旧市街と新市街があり、王族がいて砂漠があって……ということでドバイの街並みを思い出しながら読んだ。スピード感あるエンタメの中にイスラム圏独特の価値観がちゃんと書いてあって好感が持てる。あとヴィクラムね!ラスト、アリフがヒーローとして名乗らないことにアメリカ的なフィクションへのアンチテーゼめいたものを感じた。
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秋良
フィッシュ&チップスを食べる時、その白身の魚は「白身の魚」であって何の魚かを考えたことはなかった。鱈だった!古代から海の恵みとして人間の生活を支え、もしいなかったら歴史も違っていたかもしれない貴重なタンパク源。そして食材として使われるということはニシンやチョウザメと似たルートを辿り、保全のために漁獲量の制限や禁漁期間を各国が設けている。私はフィッシュ&チップスも、西京焼きも白子ポン酢も好きだ。鱈の将来を微力ながら応援したい。
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秋良
四十九日の法要では親戚一同が揃い、怒涛の事故死に見せかけた殺人の波状攻撃とそれを不発に終わらせる探偵の防御が展開する。事故死ってこんなにレパートリーあるのか。そしてだんだん探偵の、変なあだ名つけが癖になってくる。スプラッター子って何(笑)勢いをつけたまま最後まで突っ走り、橋田の正体まできちんと明かして終わる。急に出てくるハンムラビ法典!中だるみなく、ノリのいいB級エンタメで楽しめた。一華のお父さんめちゃくちゃいい人だな。
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秋良
今までも解説で言及されてきたナルニア国の終焉。アスランの加護がある国が、いったいどう終わるのかと思ったら僭主と他国からの侵略だった。カロールメンの下で生きるよりは名誉ある死を求めるティリアンは、民の生命を預かる為政者としてはどうなのと思わなくもないけどナルニアでそれはつっこんではいけない。アスランを信じていない者は救えないという話や、労働を強制する大ザルは著者の宗教観や資本主義批判を含んでいそう。面白かったし残るのも分かるけど、全体的にゲド戦記の方が人間の営みが描かれていて好みだったかな。
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秋良
ユースティスとジルが行方不明になったリリアン王子を探すためにナルニアへ召喚される。前回までの兄弟と違って意地を張ったりアスランの言いつけを忘れたりで、自業自得っぽい困難が目立つ。でも人間てそんなもんかもしれない。相棒はやる気はあるけどネガティブなヌマヒョロリのパドルグラム。これもまた欠点のある感じが人間くさい。地底探検の末リリアン王子は無事に帰還し、ジルとユースティスはアスランの国の民になったカスピアンといじめっ子を撃退する。ナルニアで培った精神力で立ち向かうのかと思ったらゴリゴリな物理攻撃で笑った。
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秋良
事故で死んだ夫が幽霊になって戻ってきて、一緒に暮らす妻が主人公。彼女が出会う人たちは、彼氏の心変わりを疑う大学生、ロボットが友達の小学生、女児しか愛せない高校生などそれぞれ他人に理解されにくい事情を持つ人たち。ずっと幽霊夫をトラウマか何かが見せる幻覚だと思って読んできたので、最後に「正しい状態でなくても、これからも夫の幽霊と生きていく」という展開に唖然とした。そしてレビューを見てみんな幽霊だと思ってて驚いた。そーなの!?私はこの登場人物たちを傷つける側の人間なのかもしれない。
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秋良
メキシコ地域で起こった文明を地域・時代別に漫画で解説してくれる。全編手書き文字なのが慣れるのに時間かかるけど、内容自体は分かりやすく面白い。神話のツッコミどころの多さは、成立した年代が違うのに加えて、お話に起承転結を求める発想がまだ無かったのかなーとも思う。古事記とかもそう。石板が見つかると考古学者たちは「歴史が書いてあるのか!?」と食いつくけど、家畜の数とか税の収税記録とかが多くて失望するっていうのに笑ってしまった。私も楔形文字で「牛の脂」って3回書いてある粘土板見たことある。あとやっぱスペインやばい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/05/13(5457日経過)
記録初日
2009/05/11(5459日経過)
読んだ本
2692冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
868769ページ(1日平均159ページ)
感想・レビュー
2315件(投稿率86.0%)
本棚
14棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
千葉県
外部サイト
URL/ブログ
http://nohaymielsinhiel.blog101.fc2.com/
自己紹介

お気に入り登録してくださった方、ナイスくださった方、ありがとうございます。
基本的に興味を持った本なら何でも読みます。
図書館を主に利用しています。買ってたら破産する。
読んでも読んでも読みたい本は尽きないし、どんなに読んでも満足できない。
万年欲求不満です。

贅沢な悩みだな。

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