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2024年10月の読書メーターまとめ

びぃごろ
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2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • taiko

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

びぃごろ
【爆弾シリーズ②】続きが出るとは思わなかった…スズキタゴサク…今回も不気味で気持ち悪いよ。死者98名、重軽傷者500人を超えた連続爆発事件の五回目公判を迎えた10月26日。東京地裁の104号法廷に、倖田沙良は野方署の先輩伊勢勇気と共に弁護側の証人として出廷する。裁判が始まって間もなく傍聴席から「意義あり」と声が上がり、拳銃と爆弾を持った二人の男によって占拠される。100人近くの人質をとり、その様子が配信サイトで中継される。自ら素性を明らかにする犯人の真の目的は何なのか、高東と類家が挑む。これ次もあるね…。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

びぃごろ

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:5275ページ ナイス数:536ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/258524/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
18

びぃごろ
下巻は池田屋事件から。ヒスイと救吉は敵味方の区別なく傷ついた人の手当をし、進んで戦へ赴き、怪我をした人を助け、遺体は清め整える。同郷の原田左之助を訪ね、沖田総司と親しくなり桂小五郎とも。さぎのやに戻れば高杉晋作が龍馬から紹介されたと訪ねてくるわ、もう幕末の錚々たるメンバーがヒスイと救吉を愛するのだ!長州と戦い、戦場となりえた伊予松山藩の歴史を知る。暗黒面を消すことのなかった鷹林が表紙。辰之進の成長が素晴らし。「さぎのや 道後温泉」の現代版読んだよなぁと思ったら『巡礼の家』でした。『悼む人』も思い起こす。
びぃごろ
2024/10/31 23:09

近藤勇にヒスイが言う「虚しいからこそ命は尊い、きびしいからこそ運命は生きる甲斐がある」龍馬がヒスイと救吉に言う「遺された者は幸せに生きる務めがある。それが先に逝った者への供養と祈りになるきに」正岡子規も赤ん坊で登場、いろいろ繋がります。史実にヒスイと救吉という二人を絡ませ、うまく話しが転がっていった。最後の謝辞で天童さんの思いが伝わってきます。

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びぃごろ
天童さんが時代物とは驚き。毎日新聞掲載。時は幕末、道後温泉のへんろ宿さぎのやに育った親を知らない二人が物語の軸になる。旅の途中で難渋しているおへんろを助けるために山道を巡るヒスイ14歳と明王院の修験者に赤ん坊のときに拾われ療養所で手伝いをする救吉13歳は、伊予松山藩の武士たちと、坂本龍馬、緒方洪庵、新選組とも関わり、動乱の時代が始まった2年間を読ませる上巻。戦のない世を望み、人を助けることが生きる定めと信じる二人だが、医師見習いと看護人として戦いの渦にのまれていく。翡翠(カワセミ)は「けなげで強く美しい」
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びぃごろ
幼い頃、異国の庭に放たれた警備犬は、ローデシア地域の猟犬と大型犬を掛け合わせてた「背中に蛇を負う犬」だ。子犬の中から弟は2匹、父が1匹、まどかは犬茶と黒のまだら模様で一番小さい1匹を選ぶ。虎と名付け、育てやがてまどかを守る犬になるが、獣の血は濃い。馬鹿犬といいながら、虎に対する思いは大人になっても消えないまどか。異類婚姻譚の「北のほうの神話」は何だろう…熊と娘というからアイヌ神話かと想像するが…息子が他の熊と間違わないようにと額にはめる銅の輪と娘の銅の指輪のエピソードが、虎の首輪と自分の指輪に重なるラスト
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びぃごろ
「バリエーションルート山行」なる言葉を初めて知る。少数派だろうがこれが山登りという人もいるのか…。社内で企画された「春の六甲登山 先着10名」に運動不足解消の気持ちで参加する波多。建物の外装修繕を専門としている会社に、内装リフォーム会社から転職して2年が経つ。社内の付き合いを避けてきたが、後入社の栗城が上手く馴染んでおり、自分が浮き始めておりマズイとも感じていた。社内で一匹狼の妻鹿は、防水にかけては職人並みの腕を持ち、バリ山行をしている男だった。登山と会社状況を巧く絡め、妻と幼子を持つ男の心情を綴る。
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びぃごろ
骨董市やリサイクルショップに気に入った着物を安く買い求めて仕立てるところが今までの本とは違う。着物とは思えない素敵な柄が多くセンスの良さが伺える。しかし、ここで直線縫いしかできないミシンなので作れるものがガクンと減る…ジグザグ縫いができるミシン買おうかしらんと思い、バイアステープも頑張ろうかと思ったのが「シンプルトップス」これよさげ。大島紬のコートもいずれ作りたい、いずれ…。今回型紙を写し取ったのは「丸底リバーシブルバック」と1mの長方形でできてしまう「ぴたっとたためるエコバック」秋の夜長、冬籠りにやろっ
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びぃごろ
特別養護老人ホーム『森あかり』で働く人たちと入居者の物語。ラビットパニックというコンビを組んでお笑い芸人を目指していたが、30歳を前にコンビを解消し、介護士として働き始めた星矢。初めての夜勤で起きた医療事故に疑いの目を向けられ、怒られ、暴言を吐かれ…もう頑張れない。施設長は22年前に入居者から訴えられた経験があり、安全健康管理に敏感で、新たに赴任した延命至上主義に反対の常勤医葉山とは対立している。介護者が働きやすく明るい職場でなければ、入居者も幸せにはなれない。実情を描きながらこれからの介護を示す一冊。
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びぃごろ
『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』は近松半二の半生を描いた。こちらは近松門左衛門。NHKドラマ『ちかえもん』は華やかだったが、本作は彼の生涯が詳細に語られ読み応えがある。武家の次男で公家勤めをしていたが、主を亡き後寺奴となり、説経師栄宅と出会う。正親町公通の食客となって浄瑠璃案文依頼を受け、弁の君の侍女清滝が妻になる。天王寺五郎兵衛が竹本義太夫となり成長していく様!『出世景清』後、浄瑠璃の正本に雅号を彫り、かぶき狂言で看板に作者名を出したのも近松が最初とは。切り浄瑠璃として『曽根崎心中』が書かれたのかぁ。
びぃごろ
2024/10/24 01:31

竹本采女が袂を分かち豊竹若太夫として旗揚げ。今につながる歴史を感じて胸がいっぱいだ。竹田出雲はからくり人形を工夫した一族だったそう、興行主となり作者にも。『国性爺合戦』は大当たりで『心中天網島』もまずまず『女殺油地獄』は当時今一つだったとは。京に妻多岐、大阪の奈加。二人の女が知らないうちに手紙をやり取りして仲良くなっていたことに驚く信盛。絵師となった長男多門に反し、ふらふらし身を立てるとこの出来ない次男恵次も消息を絶った後、うまく収まり自分と同じだと納得がいく。最後まで本名の信盛で通したのが活きていた。

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びぃごろ
ネタバレラスト前の8巻は冒頭日本が舞台で嬉しい。ここで海竜ジナイ公、川竜キヨミズ姫、アリカワ姫の三体が登場。フムフム納得できる設定だ。ジュンイチロウの手引きで無事筑前から長崎に辿り着くも、記憶を失ったローレンスがもどかしい…。中国へ向かう船の中、テメレアや乗組員たちともギクシャク、一体いつ記憶が戻るのか!中国に着くや否やに皇子暗殺に巻き込まれ、不安定な精神を抱えたままくすぶる反乱軍の討伐へと向かう。敵の罠に飛び込むような道行も何とかしのぎ記憶が戻るのは2/3を過ぎてから!そしてロシアで再びナポレオン軍と対峙する!
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びぃごろ
『全員悪人』は小説だったが、こちらはリアルな介護実態が綴られる。車で30分の夫の実家。自宅を改装し、一日一組限定で日本料理店をオープンしてからは干渉の頻度が減り、お互いよい距離を築けていたが、義母のおかしな行動を感じ始める。そして義父が脳梗塞で入院(幸い軽症)したのを切っ掛けに本格的な介護がスタート。義母は認知症の診断を受け要介護1、義父は要支援1。絶対避けたいと思っていた介護に関わったのは「すべてを目撃したいという好奇心」と「シスターフッド」。彼女のストレートな物言いに憧れさえ覚えた。一気読み。
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びぃごろ
【爆弾シリーズ②】続きが出るとは思わなかった…スズキタゴサク…今回も不気味で気持ち悪いよ。死者98名、重軽傷者500人を超えた連続爆発事件の五回目公判を迎えた10月26日。東京地裁の104号法廷に、倖田沙良は野方署の先輩伊勢勇気と共に弁護側の証人として出廷する。裁判が始まって間もなく傍聴席から「意義あり」と声が上がり、拳銃と爆弾を持った二人の男によって占拠される。100人近くの人質をとり、その様子が配信サイトで中継される。自ら素性を明らかにする犯人の真の目的は何なのか、高東と類家が挑む。これ次もあるね…。
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びぃごろ
新作が読めるとは思っていなかった。殺し屋、泥棒、元アル中刑事という面々に加えて新なる主人公は弁護士だ。凄腕なのは当然として、ブロックが描き出す弁護士が真っ当であるわけがなかった(笑) 法外な報酬でどんな被告人も無罪にしてしまうエイレングラフ。だが、裁判前に無罪となって釈放されてしまうのだから、どの依頼人も狐につままれたようになる。いやいや恐ろしい。彼のキャラクターが最後の2編でお金だけでない欲を見せたのでおぉっとなる。マットシリーズはまだ途中なのでこちらもどう心中の変化をみせるのか気になるところだ。
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びぃごろ
おねえちゃんの気持ちよーく分かるよ、お母さんもね。毎日毎日大変だよね。2人の発散程度で十分ざんす。そこから先!「あかちゃんルーム」の登場からヨシタケさんカマしてきます。おいおい、ベビー服に着替えてまでなりきりたいか(苦笑)あかちゃんだって思うように動けなくて楽じゃないと思うけどなぁ。歳とったらオムツになる確率高いです。あかちゃんみたいにかわいいおじいちゃん、おばあちゃんだったらいいけどね。
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びぃごろ
實成のこの感じ…津村記久子の描く主人公と似てる。見た目は体温低めで言葉数は少ないが、物事を深く考えていて、世の中の当たり前に異を唱える姿勢が。たんたんとした毎日の中で繰り広げられる實成の内面世界が。父を亡くし一人暮らしの母が寂しがってるから帰省しろと3人の兄姉たちが「言うてるで」に母は「ばかばかしい。わたしのさびしさは、わたしのもんや。冬至は電話してやろうとか、一緒に住んでやろうとか、考えとんてほしい。やめて、うっとうしいから」もっちゃんが言う「長い旅をした人の顔してるね」夜歩きの始まりと終わりの物語。◎
びぃごろ
2024/10/09 13:53

「いつも月夜に米の飯」諺

びぃごろ
2024/10/09 13:56

「誰かに、他の誰かみたいに生きればいいのに、なんて、ひどい言いかたよ。あなたもわたしも、他人をかえることはできない」塩田さん。これを言える関係性がよい。「月夜じゃなくても歩けるんだよ、わたしもあなたも。他の人たちも、みんな」

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びぃごろ
時代物なのだが、帯にある通りミステリー色を強く感じた。岡っ引きの佐吉と着道楽の医者秋高と共に考えを巡らせ、謎解きをしていくような作りだ。連作短編5本「まぼろしの女」川からあがった女の死体と消えた亭主「三つの早桶」武家屋敷が死の海に誰が誰を殺したか「消えた花嫁」深谷宿の吊り橋に花嫁の首なし死体、夫も行方不明「夜、歩く」二十四文銭の辻斬りで6人が殺められる「弔いを終えて」佐吉が世話になっていた鳶の千次親分が殺された、一番手下の源七と共に。佐吉の姉が切り盛りする小料理屋で秋高の推理が炸裂する。シリーズなるか。
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びぃごろ
大泉学園にある小さな保泉クリニックは、水曜午後に特別外来を始めた『過敏症の人のための外来です。その辛さ一緒に考えましょう』文面は優しいが診察室に入ると仏頂面で愛想のない医師則子と優しい看護師レンが心身の不良を聞いてくれる。㈠化学物質や人工香料に悩まされている会社員 ㈡早期退職した夫が毎日家にいるようになってから体調不良になったと訴える主婦 ㈢味覚過敏となりレストランを手放した料理人 ㈣光線過敏症の娘と情報過敏の母 ㈤シックハウス症候群の対策をした注文住宅で起きた頭痛とのどの痛み…原因はどこに。勉強になる。
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びぃごろ
ドーテのことは知らなかった。1800年後半に生きたフランスの作家。代表作の短編集『風車小屋だより』『月曜物語』から選ばれたもの。戯曲『アルルの女』はここに収められた短編がもとになっているのかしらん。『スガンさんのヤギ』の話はヤギの気持ちがリアルで感情移入してしまう。『フランスの魔女』もよかった。日本の神様とか妖怪と同じじゃないか。今回もヨシタケさんのイラストはいい味です。
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びぃごろ
後半の「カメラの設定」と「現像」はハードルが高かった。私はカメラも写真も特に趣味ではなく、ただ記録として使っている。たまに人も撮るが集合写真だ。ヘタだけどいい写真が撮れたらいいね『好きだから見ている、だから見たものをとればいい。それを中心において…大事なのは光と距離』子どもの写真を撮るときにいちばん意識するのは『絶対に声をかけないこと、離れて撮ること』に驚いた。そんな意識を持ったことはなかったなぁ。「こっち向いて笑って」はNG 被写体にストレスを与えないことが大事だと。そして子どもに写真を撮ってもらおう。
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びぃごろ
2012年『なでしこ物語』から始まり『天の花~』『地の星~』と刊行され、これにて完結!読み終わるのがもったいなさ過ぎてちょっと読んでは本を閉じ、たっぷり余韻を楽しみながら読了。遠州の山林を所有する名家が没落していく様はリアル、そこで親の愛情を知らず虐められていた子どもたちがこんな立派な大人になって(´;ω;`)ウゥゥ 大人になっても嫌がらせや困難が襲い掛かるけど、顔を上げて生き、美しく生きてきたよ。そしてやっと自分のしたいように生きるヨウヨ!リュウカ!万歳!!朝ドラに昼ドラを注入したような物語にはまり給え
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4859日経過)
記録初日
2009/01/05(6195日経過)
読んだ本
3242冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
1035389ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
2835件(投稿率87.4%)
本棚
34棚
現住所
東京都
URL/ブログ
http://biigoromoss.blog.fc2.com/
自己紹介

本っていいですよね。
読書メーターに過去の記録を入力&登録は2012/9/3
今後は感想も入れていきます。

手元にない本が殆どなので、すぐに表紙を見られるのが嬉しい♪
本棚にお気に入りを並べられるのも!
新しく自分の部屋ができた感じです。

読みたい本は、まだ図書館予約をかけていないものや購入予定のもの。
積読本は、今まさに手元にあって私に「早く読んで~」とプレッシャーをかけているモノたち。

ますます本を読み進められそうです。
目が悪くなるのだけが心配w



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