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2025年8月の読書メーターまとめ

びぃごろ
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2025年8月に読んだ本
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2025年8月のお気に入られ登録
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  • Keico
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2025年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

びぃごろ
あったかい作品だ。26歳のシングルマザー美空が5歳の娘ひかりを保育園に通わせ、パートで働く1年を綴る。時間に追われ、早く早くと急き立てる場面より、いかに気持ちよくご機嫌で過ごせるかにページは費やされている。この母子の明るさは一体何だろう。子育て中は目まぐるしくて忘れてしまっているけれど、こんな宝物みたいなシーン、私にもあったのかな。言葉にして書き残しておきたかったとよ、と思うくらいお互いが宝物で一等大事な存在なのだ。義弟颯斗も義母もそらママも最高にイイ。実母は「くそばばぁ」だけど。安心して人生を歩め!
びぃごろ
2025/08/01 18:35

職場の岩崎さん62歳がいい味だ。実家から贈られてきたスイカをくれるのだが「私はいらないものを渡してるだけ、わざわざ買ってお礼しないで、渡せなくなるから」「こうして身近な子に何かしとけば、同じように娘たちも職場で誰かに声かけてもらえるんじゃないかって下心でしてるだけだから、気にしないで」仕事を数日休んだ時には手作りの総菜を大量に届けてくれる。「日曜3時に玄関前に置くから3時5分にドア開けてすぐ冷蔵庫に入れて」と「もうばばぁだから無駄は嫌いなのよ、おかず渡したいだけでお茶なんてしたくないから」(爆笑)

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2025年8月にナイスが最も多かったつぶやき

びぃごろ

2025年7月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4513ページ ナイス数:496ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/258524/summary/monthly/2025/7

が「ナイス!」と言っています。

2025年8月の感想・レビュー一覧
18

びぃごろ
『バールの正しい使い方』に続き2作目です。動画投稿で収益を得る人たちを中心に取り上げる「暴露系」「心霊系」「考察系」「救済系」「正義系」の5編。話題になっている痴漢の私人逮捕や、廃墟潜入などの素材を使って、策略、殺人、復讐などなどミステリー仕立てで読ませる。縁遠い世界ではあるが、なるほどね~と。どんな時代でも流行りはあるし、その渦にどっぷりつかり、泳いでいくもの、溺れるもの…。配信チャンネルの登録数が多いよりも大事なのは再生数であることなど認識することも多々あり。裏情報が本当に手に入るものなのかは謎だが。
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びぃごろ
連作短編5編。ボリュームは少なめだが読むのが辛く、本を閉じること度々…。どうしてそうなる、どうしてそっちを選択してしまうんだと。子どもに親と環境を選ぶすべはない、大人の保護下でなければ生きていけないのは本当なんだが…。中学3年の祭りの夜に秘密を共有することになった坂邑幸恵と桐生孝之。15年後の再会はお互いの救いになったのだろうけれど、その子どもには険しく辛い道が待っていた。「逃亡の夜」正道誕生「少年の目」正道小5「神様にお願い」正道中2「しあわせのかたち」正道中2~高2「蛍がまうころに、また」社会人になる
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びぃごろ
バブル期に一世を風靡した「青い海と海洋動物のインテリア絵画」と言えば、すぐにイメージが浮かぶ。イルカの絵とブロンド長髪の画家…え⁉篠田さんこんな暴露本を書いちゃっていいの?と勝手にアワアワしちゃいましたが、勿論フィクションなわけで…ソワソワしながらもどっぷりアートミステリーに嵌りました。美術系編集者として仕事一筋、気付けば50歳の有沢真由子が、再びその絵を目にする。若い社員はコレ刺さるといい、都内ホテルでヴァレーズの原画展が開催されるという。再びブーム到来?本人に取材すべく有給休暇を使いハワイへ向かうとー
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びぃごろ
【日本人初ダガー賞受賞作】中編といったボリュームか。シスターバイオレンスミステリー。暴力度が高いというので覚悟して読んだが、残虐的な場面は「その結果」を見るだけで済むことが多かったので、ダメージは少なかった。しかしこんなのがトップにたったら任侠の世界といえどどうしようもないわ。そりゃ近くにいる人はにげるだろう。まさか途中で挟み込まれた場面にそんな仕掛けがあるとは思わず「おっ?えっっ!」となりました。これは巧い。新道依子の強さと内樹会の一人娘尚子、若頭の柳のキャラがよい。著者あとがきあり。ラストの余韻うーん
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びぃごろ
第二弾は2019年刊行。今回の一之輔さんの似顔絵は違和感なし、どれも本人に見えますぞ。年を取って今の私の印象に近いからかもしれん。でも2016年刊行だとたった3年前だしなぁ(笑) 今回のネタは「つる」繰り返して真似をする【おうむ返し】のジャンル 「桃太郎」初天神と同じく金坊とお父っつぁんのやりとり、現代的な古典落語 「かぼちゃ屋」二十の与太郎が天秤棒で南瓜を売りに行く 「粗忽の釘(漫画)」漫画で読むのも乙 「化物使い」吉田のご隠居も相当だけど、杢助さんの凄さが目を引く 「代脈」弟子は銀杏「芝浜」の七席。
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びぃごろ
題名の通り、東京にあるアパートに纏わる物語が21編。寝しなに読むのが丁度よかった。多くの人が住む東京で「アパート」の一室に住む人たちをとりあげる。そこに自分の一片を見出す人がおおいのではないだろうか。「うしろまえ」を読んだ翌日、それに気が付かない人もいるのかねぇと思ったが、裏返しに服を着てる自分に夕方気が付いた…。「ストレイ・クリケット」夜な夜な部屋にいる虫の声を聞き、理解しようと努める男。「おひとりさま」「トカゲ式ゴム印会社」は結ばれる未来が見えてよかった。
びぃごろ
2025/08/22 15:36

「世界でいちばん雷の落ちない部屋」では、絵画教室で想像力を豊かなものにするため、この世に存在しない【ぶっきら棒】や【堪忍袋】を自由に書かせたって(笑)

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びぃごろ
文庫化により再読。巻末に作者による現実と物語が融合された「大津ときめき紀行 ぜぜさんぽ」(写真・地図付き)が収録されモリミ―の解説があるのが嬉しい。 成瀬あかりは幼稚園のころからどんなことも他の子より頭一つ抜け出す。小5でシャボン玉を極め、ローカル番組『ぐるりんワイド』に出演。中2の夏は閉店する西武デパートに1ヶ月日参しTVに写り込み入院中の祖母は喜ぶ。中三でつるかめけん玉チャンピオン。将来の夢は「FM近江から全国へのレギュラー番組を持つ、紅白歌合戦に出る。大津にデパートを建設する」などなど。
びぃごろ
2025/08/22 11:03

成瀬「大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら『あの人すごい』になる。だから日ごろから種をまいておく」島崎「それはほら吹きとどう違うのか」成瀬「同じだな」

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びぃごろ
NHKでドラマ化、配役は宮本信子に中井貴一。はてどんな話だったか…と記録を辿ると読んでない(笑) 母の待つ里に40年ぶりに帰郷した松永徹は問う「お名前は?」不穏この上ない始まりだ…。年会費35万円のユナイテッドカード・プレミアムクラブのサービスの一つ「ふるさとを、あなたへ」はホームタウンのペアレンツの所で過ごす一泊二日の専用プログラム、お値段税別50万円也。独身で大手食品会社の社長の松永に、定年退職で離婚した大手製薬会社の元部長室田、母子家庭で医師となり母を亡くした古賀の3人が語る。切なくも新たな道を見る
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びぃごろ
巻末の謝辞にある通り横溝正史をリスペクトした作品となっている。昭和41年尽忠村で起こった殺人事件、公にならなかった真相を当時を思い起こし、元警視庁広報部の国生良夫が語っていくという流れ。探偵役はギターを抱えた流しの鯨庭行也イサニワユキヤ。ノスタルジー溢れ読み易く昭和を体感できます。平成生まれにはあり得ない当時の様子も解説を挟みながら進むので「そうだったねぇ」となるのだがこのワンクッションが気になる人もいるかも知らん。これはシリーズ化されるらしいので、左右の耳を引っ張るイサニワにまた会えるのを楽しみに。
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びぃごろ
お茶漬けの付録で有名な『東海道五十三次』子どもの頃は古い絵の何が良いのか、さっぱりわからなかったよ。それでもあの時手にしていたから「あ、懐かしい」という郷愁を持て、詳細な解説を読めば「そういう背景なのか~」と絵に対する深みも増す。葛飾北斎・歌川国芳・歌川国貞らの作品に接した今では、違いも楽しめます。如何せんカードでは小さく豆粒みたいな人も拡大すると、その表情が様々で面白い。そして「東海道五十三次」は一つではなかった!行書、隷書、狂歌、人物、縦版、名物などなど。『木曽街道六十九次』『東都名所』の風景画もあり
びぃごろ
2025/08/18 10:02

『広重ぶるう』も合わせて読みたいところ。

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びぃごろ
【赤ずきんシリーズ④】アラビアからの帰途で再び殺人事件の数々に巻き込まれ、まだまだ家にたどり着けない赤ずきんであった。「ウサギとカメ」「アリとキリギリス」「オオカミ少年」「よくばりな犬」「町のネズミと田舎のネズミ」「北風と太陽」がモチーフになっている。リラックスして読めるミステリー。「金の斧銀の斧」も出てきたな…『オオカミ少年ゲーム』は手元にある物を工夫してすぐできそうだ。インチキなしで(笑)
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びぃごろ
山口さんが『すゞしろ日記』でこの本の画を担当するも、一之輔さんの顔が描きにくかったと言っていたのでどんな塩梅なのかと早速手に取ってみた。成程ね(笑) 内容は児童向けで全てルビあり、欄外に語句の解説もあるとても分かりやすい本です。「転失気」「鈴ヶ森」「初天神」「堀之内」「あくび指南」「長屋の花見」「井戸の茶碗」の7席。題名だけで内容がすぐ分かったのは1席のみ。あらすじを読んで、あぁお馴染、知ってます!は2席。聞いたことあるけどこの本でよく分かった!が4席でした。ラジオで聞き流し、本で落とし込めたよ。
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びぃごろ
落語で左甚五郎といえば『ねずみ』が浮かぶ。大酒呑みで気が乗らないと仕事をしない。しかしその彫り物の腕は恐ろしいほどで、木像が生きてるごとく動き出すという。本作もベースは同じだが、右腕が義手で、死んだ女房の幽霊を探して旅をしているというのがキモ。連作短編6本。①幽霊が出る噂の宿に泊まる②庄屋の家で狩野の屏風竹林図の前に置く虎を依頼される③2年前に雄雉を彫った山鳥屋はまた閑古鳥状態④伊蔵が彫った龍に目を留め弟子にする⑤江戸の親分の元に戻り、お美弥と再会⑥弟子と共に。作者のブログで作品舞台裏の紹介あります。
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びぃごろ
ネタバレ【日本ファンタジーノベル大賞受賞】これは楽しいなぁ。しゃべるアナグマ夜三郎、狸の平蔵、猪のツバキ、コノハズクの百助。そのほか夢に出てきたのは猿、鹿、兎、ムササビ、リス。今後彼らの出番も期待したい。主人公は山間の空家だった亡き母の実家に一人暮らしを始めた大月ひらり。市役所「すぐやる課」に配属され2年目だ。天狗の家<ナカヤシキ>を継ぐのか?と地元の高齢者に聞かれるも、意味が分からず…ひらりの気取らない、素直な性質が本書の核だ。ラストの人脈に私も驚いたよ(笑)人の姿をした神様は2柱。天狗昭雲坊はカフェの店主。
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びぃごろ
おぉ、久しぶりに初期の有川テイストをびんびん感じるぞ。卒業間近の「ジュエリー大江」の跡取り息子、頼任と「くろえ工房」の一人娘、彩が飲み会で顔を合わせて物語は始まる。今求められている装飾具の価値観はこうだ!と明らかにしてくれた。そうなのよ~親世代の立爪ダイヤモンドには全くそそられないが、クロエの作るリング、イヤーカフ、ネックレスはメッチャイイよ!章末毎のイラストからQRコードを読み込めば実物が見れるというスゴイ企画本だ。石の色、地金の色もなるほどね~と確認する。着物だけでなく宝石もリフォームありだな。
びぃごろ
2025/08/07 15:01

クロエのキャラがいいね。元モデルで大食い(笑) 自分の好きなものを作り上げられるなんてサイコーだ。そこには遅くして初恋を経験した若旦那のサポートが入り…幸せな物語でした。ネコ好き宝塚好きの「概念ジュエリー」はそれなりのお値段ですな、コケ好きの概念ジュエリーは石を使わずにできます。

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びぃごろ
二人のコンビによる本『日本建築集中講義』に続いて2冊目が出ていたよ!『すゞしろ日記』で知り、早速手に取る。ここなら近場で行きやすい。展示物だけでなく、建物についての解説があるので、2倍楽しめそう。藤森さんの埴輪ラブ(家形埴輪は意識になかった)と山口さんの連絡通路ソファラブ(笑)おおいに参考にします。激込みの本館、特別展よりもまずは空いている東洋館を丸丸楽しむのも手だど上野の森はパンダだけじゃない。国立科学博物館には大人になってから行ったが、こっちも行かなきゃね。
びぃごろ
2025/08/03 21:59

あと上野は東京都美術館に行った。2016年の若冲展…もう9年も前とは。

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びぃごろ
2016年刊行。時代設定は明治か。御屋敷裏塀と天神様の石段に挟まれた裏路地の長屋に住む人たちの暮らしと四季の移ろい…この風景を想像しにくい人が多いかもと思いながら読む。お針子の齣江、向かいの老婆トメさん、魚屋のおかみさんと息子浩一、6年の浩三。ここに顔を出す糸屋の若旦那と店賃を集める雨降らし。裏小径から違う世界に出ちまうんじゃないかと感じる浩三は影の声も聞こえる。それと全く対極にいる糸屋が可笑しみを誘う。不思議は存在するけれど忘れさられる、浩三だけが心に留めるのみ。遠野さんの昆虫標本は薬剤を使わない。
びぃごろ
2025/08/03 13:02

静岡弁にほっこり。トメさんの夏の見送り方にほぅと。「季節の先取りなんてみっともない。くたぶれきった逝っちまう季節は、あたしらがその季節の着物を粋に来て見送ってやらなきゃならない。くたった単衣なんぞきてちゃあ季節だって逝くに逝けないだろう」質屋も和菓子屋もいい話だった。

が「ナイス!」と言っています。
びぃごろ
あったかい作品だ。26歳のシングルマザー美空が5歳の娘ひかりを保育園に通わせ、パートで働く1年を綴る。時間に追われ、早く早くと急き立てる場面より、いかに気持ちよくご機嫌で過ごせるかにページは費やされている。この母子の明るさは一体何だろう。子育て中は目まぐるしくて忘れてしまっているけれど、こんな宝物みたいなシーン、私にもあったのかな。言葉にして書き残しておきたかったとよ、と思うくらいお互いが宝物で一等大事な存在なのだ。義弟颯斗も義母もそらママも最高にイイ。実母は「くそばばぁ」だけど。安心して人生を歩め!
びぃごろ
2025/08/01 18:35

職場の岩崎さん62歳がいい味だ。実家から贈られてきたスイカをくれるのだが「私はいらないものを渡してるだけ、わざわざ買ってお礼しないで、渡せなくなるから」「こうして身近な子に何かしとけば、同じように娘たちも職場で誰かに声かけてもらえるんじゃないかって下心でしてるだけだから、気にしないで」仕事を数日休んだ時には手作りの総菜を大量に届けてくれる。「日曜3時に玄関前に置くから3時5分にドア開けてすぐ冷蔵庫に入れて」と「もうばばぁだから無駄は嫌いなのよ、おかず渡したいだけでお茶なんてしたくないから」(爆笑)

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4858日経過)
記録初日
2009/01/05(6194日経過)
読んだ本
3242冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
1035389ページ(1日平均167ページ)
感想・レビュー
2835件(投稿率87.4%)
本棚
34棚
現住所
東京都
URL/ブログ
http://biigoromoss.blog.fc2.com/
自己紹介

本っていいですよね。
読書メーターに過去の記録を入力&登録は2012/9/3
今後は感想も入れていきます。

手元にない本が殆どなので、すぐに表紙を見られるのが嬉しい♪
本棚にお気に入りを並べられるのも!
新しく自分の部屋ができた感じです。

読みたい本は、まだ図書館予約をかけていないものや購入予定のもの。
積読本は、今まさに手元にあって私に「早く読んで~」とプレッシャーをかけているモノたち。

ますます本を読み進められそうです。
目が悪くなるのだけが心配w



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