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2024年10月の読書メーターまとめ

お気楽
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感想・レビュー
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ナイス
97ナイス

2024年10月に読んだ本
32

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

お気楽
ネタバレ★★★★☆ 「優秀な警察」だなどという「不粋」なものが登場しないのは探偵小説のお約束。そう。この作品は「粋」だ。各短篇扉裏のエピグラフも「粋」だが、格好つけてるわけではなく、中盤の「エイレングラフの義務」を引き立たせるための、ほとんど伏線といっていいものになっているところがすごい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
32

お気楽
★★★★★ そして春は星をかき集めて/塀も敷居も壊していく─/穴だらけの白いシーツをつらぬいて/草原のシバムギが起きて伸びていく。//冬が最後の一撃を肩から受ける。/そしてネムネリス川が流れるだろう。/真夜中に君は目覚める─/ふるさとの大地が君に叫ぶだろう。(「君は目覚める」) 青春は稲妻に光っていた─/もう夏は通りすぎていった─(「知りあっていない友達へ」)
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★★★★★
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★★★★★ なぜこの題名に?
お気楽
ネタバレ★★★★★ 小説現代十月号にて。年間ベスト級の傑作。章も節もなく、それどころか一行空きもいっさいないにもかかわらず、読みやすくって、時間が飛んだり場面が変わったり小泉セツの話になったりがシームレスに繋がっている読み味がとても心地好かった。
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お気楽
◎『小説』○「雪嵐の密室」野﨑まど 『小説』は年間ベスト級の傑作。章も節もなく、それどころか一行空きもいっさいないにもかかわらず、読みやすくって、時間が飛んだり場面が変わったり小泉セツの話になったりがシームレスに繋がっている読み味がとても心地好かった。てっきり打ち切りかと思っていた講談社タイガ『バビロン』はまだつづきを読める希望があるみたいで、それもなにより。
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お気楽
★★★☆☆ あかいちゃん派です。
お気楽
★★★★★ これは凄い。本年ベスト級。冒頭から一気に引き込まれた。よくわからないがすでに何かが始まっているという張り詰めた語りのトーンが、途中で緩むことはいっさいなかった。素晴らしい。 …初読み作家だよなと思って調べたら、東宣出版の『口のなかの小鳥たち』を購入したまま長年本棚に放置していたことに気づいてしまった。あかんやんおれ。
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お気楽
ネタバレ★★★★☆ 「優秀な警察」だなどという「不粋」なものが登場しないのは探偵小説のお約束。そう。この作品は「粋」だ。各短篇扉裏のエピグラフも「粋」だが、格好つけてるわけではなく、中盤の「エイレングラフの義務」を引き立たせるための、ほとんど伏線といっていいものになっているところがすごい。
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★★★★★ これはもう小説を読むというより前原君の生活や日常とつき合ってく感じのやつ。つき合うというのは交際する的な意味ではなくて、初期村上春樹とかロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズを読むあの感じ、スペンサーやホークの生き方とつき合ってるっていう感じ……わかってもらえるかな。スペンサーもスーザンとやたらいちゃいちゃして、お前らいいかげんにしろって思うからね。
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お気楽
★★★★★ どてら(表記揺れがあって最初の方はドテラ)、ねんねこ、タイピストにも注をつけているのは丁寧なのかなんなのか。「どてら YMO」とか普通に通じるよね。
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★★★★★ 好きなのは「聖夜、テキサス 一九五六年」「日干しレンガのブリキ屋根の上」「幻の船」「ポニー・バー、オークランド」「新月」「霧の日」「桜の花咲くころ」といったあたり。広義のユーモア・ミステリ「われらが兄弟の守り手」もわるくない。More Stories by Lucia Berlin であって、『掃除婦のための手引き書』(と『すべての月、すべての年』)を読んでること前提の、ボーナストラック集的なところはあるかなとは思う。
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お気楽
ネタバレ★★★★★ 文庫版にて再読。やはり、ことばの並べ方がとてつもなく気持ちいい。とくに〈長めの用水路だっていいの〉(p.108)以降の、身の引き締まるような堅固な鮮やかさ。〈言葉を上手に使うとは、何かを分かりやすく説明することではない。戻らない川のような時間の流れの中で、既知の言葉を並べ替えることによって、新しい世界を作ることだ。〉という石井千湖の解説はたぶん同じことをいっていると思う。冒頭で出した柚子(とは別の柚子だろうが)をもう一度出している(p.87)ところからも、計算ずくで配置されていることは窺える。
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お気楽
★★★★★ 1巻読んだときに比べて良さがわかってきた。ちなみに、これはネタではなく実話ですけれど、1巻は精文館本店で購入、この2巻はまちなか図書館で借りた。(べつにスタンプラリーしてるわけではない。)
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kindle 美月文庫版にて読了
お気楽
★★★★★ 好きなのは ◎「蜜のあわれ」室生犀星、◎「片腕」川端康成、◎「虚空」埴谷雄高、◎「魔術師」谷崎潤一郎、◎「木魂」夢野久作、◎「文字禍」中島敦、◎「摩天楼」島尾敏雄、◎「猫町」萩原朔太郎、◎「K の昇天」梶井基次郎、◎「父を失う話」渡辺温、◎「地下街」中井英夫、◎「デンドロカカリヤ」安部公房、◎「巨刹」倉橋由美子
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★★★☆☆
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ギター大森の脱退理由についてはやはり一文字も書かれてはいなかった。
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★★★★★ 再読 とくに好きなのは ◎「書かれなかった長篇小説」◎「キュー植物園」◎「青と緑」◎「弦楽四重奏団」◎「月曜日あるいは火曜日」◎「池の魅力」◎「外から見たある女子学寮」◎「同情」◎「憑かれた家」◎「壁の染み」
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お気楽
★★★★☆ 近未来のガジェットの数々は素晴らしいし、計算が達者なある種の天才であることを表現するのにこういう書き方をしたのも素晴らしい。なんか知らんが説得力がある。その一方で、レイチェルはともかく主人公迫田の行動の動機・目的が弱く、その分、惹き込まれなかった。
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★☆☆☆☆
お気楽
★★★☆☆ たぶん収録作すべて初読。ベストは「かれんブラッシング」「つきひブラッシング」連作か。名作小説ネタではなにげに早川書房率も高いので、コラボでもするか、あるいはSFマガジンかミステリマガジンが正式に西尾さんに仕事依頼でもしてほしいところだ。
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お気楽
★★★★★ 『灯台』ではなく『燈台』という時点で勝利しているのではないか。美しさ的に。読んだのは平成6年31刷(画像のカバーのやつ)ですが、初版は昭和31年。そのわりには訳文に古さはあまり感じなかった。〈ドライヴ路〉(p.30他)〈情味〉(p.159)〈さき程〉(p.22) など、一周回って新鮮ですらある。ドライヴ路はdrivewayかな? 車寄せ、車まわし、ドライヴウェイ、は見るけどドライヴ路は見ないし、先程、先ほど、は普通だけど、さき程は見ない。でもそこが美しい。情味にはカタカナでユーモアとルビ。
お気楽
★★★★☆ ◎「亡き妻フィービー」セオドア・ドライサー、◎「妖精の島」エドガー・アラン・ポー、◎「ミリアム」トルーマン・カポーティ、◎「夜の海の旅」ジョン・バース、◎「アメリカ大陸の発見」ワシントン・アーヴィング、○「なつかしい街かど」ヘンリー・ジェームズ、○「私ではない」ポール・ボウルズ、○「若いグッドマン・ブラウン」ナサニエル・ホーソーン
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お気楽
★★★☆☆ 図書館
お気楽
〈ミス・アメリアは背丈が六フィート二インチあった。マーヴィン・メイシーはそれより一インチ低かった。体重はほとんど同じで、両者とも百六十ポンド近くあった。〉→〈ミス・アメリアは背丈が一八八センチあった。マーヴィン・メイシーはそれより二センチ半低かった。体重はほとんど同じで、両者とも七十二キロ近くあった。〉この改変を、おれは認めない。やってもいいことと、やっちゃあいけないことがある。メートル法読者にわかりやすくすりゃいいってものではない。一インチ低い→二センチ半低いは不自然な改悪。
お気楽
2024/10/23 18:26

 さいきん太宰治を読んだんですが、〈五間離れていた〉〈六尺五寸あった〉とかを誰かが勝手にメートルに直していいのかって話です。ハーン小路恭子さんがゼロから自分で訳したのならまだ、メートルにするのも有りだとは思いますけど、これは西田実訳の文庫化だから、そこは勝手にいじっちゃいけないところだと思うのです。

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お気楽
★★★★★ 再読 ◎「悲しき酒場の唄」◎「マダム・ジレンスキーとフィンランドの王様」◎「旅人」◎「騎手」◎「家庭の事情」◎「木 石 雲」◎「天才少女」
お気楽
★★★☆☆ 再読。前回読了2021/07/23 で★2。たしか当時、地元が舞台だとかいう噂を聞いて購入したのだ。精文館本店だぞ。参ったか。まさかブレイクするとは思ってなくて一巻で切った自分の眼力のなさにガッカリだが、切った理由は再読して思い出せた。状況説明はあっても《描写》がほとんどなく、地の文→台詞→地の文→台詞の単調な繰り返しでのっぺりとしていて、オリジナル小説というより何かの原作台本かノベライズみたいだと思ったからなんだよな。
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お気楽
★★★☆☆

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/15(5612日経過)
記録初日
2009/07/19(5608日経過)
読んだ本
5077冊(1日平均0.91冊)
読んだページ
1301316ページ(1日平均232ページ)
感想・レビュー
4979件(投稿率98.1%)
本棚
15棚
性別
年齢
57歳
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