ミステリ。いろいろ綿密に構成してあるのはわかる。意外な真相が二重三重にでてきてハラハラさせてくるんだけど、そこに至るために無理矢理な感じが否めない。前半は良かった。うまいけど好みじゃない。

最年少竜王の少年と天才小学生女子と中学生の姉弟子がメインの本格将棋ラノベ。随分前にアニメを視聴したのでだいたいは知ってる。しかし時は流れ現実がフィクションを超えてしまったので、今読むとそこそこ設定盛ってるけどあり得なくはないかなくらいの心持ちとなる。現実って残酷だね。今回でスタートを踏み出したあいの成長が楽しみです。私は姉弟子派なので姉弟子にも期待です。バニー衣装の顛末を書くべし。マーケティング的にやたらとロリを全面に出しているが、人気作となったので巻を追うごとにそれも少なくなると期待してる。

死なないからだとなった女性による家族の記録。ひらがな多めの文だけどあんまり読みにくくはない。おもしろい。親父が一番悪いんやろうな。いろいろなエピソードがさらりと語られる。3倍の分量にしてもいいくらい濃い。そして最後の展開がよい。オールタイムベスト級。

ハチャメチャな感じのSF。隕石とか平行世界とか時間跳躍とか異星人とかブラックホールとか超兵器とかいろいろぶち込んでる。しかしなんだかあんまり馬鹿になりきれてないような、勢いがないな。いまいち。

飛浩隆氏の初期作品と自己解説とおまけなど。なかなか読みづらさが表に出てきております難儀したが良いものであった。『夢みる檻』と『#金の匙』が好み。

ミステリ。いろいろ綿密に構成してあるのはわかる。意外な真相が二重三重にでてきてハラハラさせてくるんだけど、そこに至るために無理矢理な感じが否めない。前半は良かった。うまいけど好みじゃない。

現代と大戦時の硫黄島とかの2つの場面がいききしつつ、電波で2つがつながっていたりマジックリアリズム的な感じで面白い。しかし長い。日常的なあれこれでとくに大きな転換も展開もないため後半は完全に飽きた。