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2024年10月の読書メーターまとめ

クリママ
読んだ本
21
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4905ページ
感想・レビュー
21
ナイス
1535ナイス

2024年10月に読んだ本
21

2024年10月のお気に入り登録
2

  • kinkin
  • Kokopelli

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • 広井啓
  • イケメンつんちゃ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

クリママ
もう若い人の物語は読めないのかなと思いつつ。疎遠になっている彼が喧嘩で意識不明になり、病院に担ぎ込まれた。いったい彼に何があったのか、彼が話してくれなかったこととは何か、それが知りたくページをめくっていく。登場人物にはあまり好感が持てないが、ただ、一番嫌だと思っていた女性の言葉に、そういう見方もあるのかと気づくところもあった。作品中に出てくる小説の言葉「川のほとりに立つ者は」に続く言葉が深い。着地点は良かったと思った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
21

クリママ
全国大会での優勝した湘南シニアのピッチャー。肩の不調のため第一志望には行けず、大阪の新興校に進み、寮生活を始める。夫と死に別れ、働きながら一人息子を育て、自分も息子に付いて大阪へ転居した母親目線の物語。息子の挫折、野球部父母会の理不尽な厳しさ、監督のことなど、あるある、そうだよね、の世界。でも、物語の中には入れない。息子も孫も娘の夫も高校野球部にいた。小、中でも野球中心の生活だった。アルプス席にも座った。人それぞれだが、望んで始めたことでも、息子たちは辛かったと思う。親の負担もそんなもんじゃない、よね。
クリママ
2024/11/08 18:58

dragoさん、コメント、ありがとうございます。新聞連載と教えていただき、ググってみましたら、『かつて野球強豪校で白球を追っていた作家は、高校野球に対して「恨みがあった」という。「物心ついた時から全ての時間と思いをささげてきたのに、見向きもされなかった。』という記事を見つけました。運動能力、努力できる才能、運と揃っていなければ、多くの部員の中からメンバーに選ばれ、なおかつ甲子園に出場することは難しいと思います。

クリママ
2024/11/08 18:58

親にしても、自宅の庭に専用の練習施設を整え、野球経験者の父親は時間の許す限り付き切りで面倒を見、遠征にも同行し、そして、成果をいちいち期待してしまう。エゴか期待か子どものためを思ってか、難しいところですが、結果を出すことができなければ、とても辛いだろうと思います。それが、後々の生活に生かされることも多いとは思いますが…

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
妻に去られ、ミュータントタートルズが好きな5歳の息子クイちゃんと2人、鎌倉の稲村ケ崎に移り住む。3軒先の年の離れた松井兄妹と親しくなる。日常の生活、クイちゃんの遊び、友人、知人とのことが、会話を通して綴られる。庄野潤三や堀江敏幸の描く穏やかな日常を思い出すが、幼稚園には通わせず、息子の疑問に丁寧に答えていく中で、松井兄ともかわす時間、魂、言語など、深く考察された会話は哲学の分野にも及んでいるようだ。毎日のクイちゃんとの散歩でみる風景も澄みわたり、心に沁み入るようだ。
おか
2024/11/04 20:15

やはり 芥川賞作品よりこっちを読みます( ´艸`)

クリママ
2024/11/04 22:05

はい、こっちをお勧めします(*^^*)!

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
表題作含む4作の短編集。表題作。初めは読点の少ない長い一文に戸惑う。小田原で時間が余り、大学の映画サークルで一緒だったすでに2児の母となった女性を久しぶりに訪れる。草むしりを手伝いながら、昔のことなど話す。噂話、雑談だが、「家庭生活が会社や学校より優先される社会ってないなかね」など、あ、と思う会話がある。が、これといった筋、事件なく、読みやすいのに、やはり芥川賞受賞作、わかりにくいのか。ほか3編も、著者の住いのある鎌倉のことなど、雑談、回想のように綴られる。どこで途切れても同じような終わり方にまた戸惑う。
きょちょ
2024/10/31 19:46

クリママさん 彼の作品は、難解ではないとは思いますが、描きたいことがわかりにくいとか、よくある小説のストーリーがあまりないので、楽しめないという感想の方が多いようですね。 とても好みが分かれる作家だと思います。 個人的には大いに笑ってしまうところもある作品があるのですが・・・。

クリママ
2024/10/31 23:52

きょちょさん、コメント、ありがとうございます。何をどう読んでいけばいいのか、戸惑うところが多かったのですが、次に「季節の記憶」を読み、会話の中や、主人公の感性に惹かれるものがあり、保坂作品の読み方や魅力が少しわかったような気もしています。きょちょさんはもう保坂作品を随分読まれ、ご友人も登場されているとか。まだ笑うまでには至っていませんが、また、読み進めていきたいと思っています。

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
4編の連作短編集。ショータイプのチンチラが孕む。夫は妻の気に入らない子ねこを捨てに行かされる。その子はおばあさんに拾われ幸せに暮らすが、おばあさんは認知症になり、住民から嫌悪される地域猫となって6匹の子を産む。その子たちが拾われていった家のねこつながりの物語。皆がハッピーな状況ではなく、それぞれに不満がある。そうだよね。何かしらあるものだよねと思うものの、ねこについても書かれているため、人についての掘り下げ方が少ない。先に読んだ「命」「上野駅公園口」を思い出せば、かなり不満に思った。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
福島の貧農に7人兄弟の長男として生まれ、結婚後も48年間出稼ぎで暮らし、ホームレスになる。そして、天皇行幸のための上野駅公園口の山狩りにあう。平成天皇と同じ年に生まれ、息子は浩宮と同い年。息子は21歳で東京で死に、郷里に戻って暮らすも妻も死に、一緒に暮らしてくれた孫娘も津波にの飲まれた。今までのこと、ホームレスレスのこと、道端の初老の婦人の会話、つらつらと語られるものの、すべてが過去形だ。彼らの働きがあってこその日本の成長だったのに。運がないだけなのか。最後の一文の電車のアナウンスが、ただただ哀しかった。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
在日韓国人高校中退後、東京キッドブラザースに入団。演出家の東由多加氏と15年の不倫関係。別れ話の最中に妊娠がわかり、彼の末期癌が見つかる。たたきつけるような文章に、前半は時系列さえわからない。切迫早産で2度も入院しながら、遅くまで飲み、沖縄へ旅行に行き、お菓子ばかり食べ体重も増え続ける。彼は、認知、養育費の支払いを拒み続け、癌研での治療に飽き足らずアメリカで抗がん剤を受ける。多くの人の好意、援助があるものの、妻は登場しない。何なんだ。無事に出産、そして、命が繋がれたように彼は逝く。あまりに衝撃的で⇒
クリママ
2024/10/27 10:22

言葉もないが、赤ちゃんの健やかな成長を祈るのみ。4部作の1作目だが、もうこれ以上読まない。私のような凡人の手に負えない壮絶な私記だった。

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
表題作含む5編の短編集。うち4編が未婚の女性である私が主人公。恋人のことがメインではあるものの、ラブストーリーというより私の心情が綴られている。いかにも手練れの文章ではなく、ごく自然な心情の吐露。30年以上も前に初めてデビュー作「キッチン」を読んだとき、その初々しさ、瑞々しさに驚いたが、それは今読んでも変わらない。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
100年後の未来。アメリカ政府から追放された博士の救出のため、オーストラリアの砂漠のレアメタル掘削施設へ土砂運搬用の無人巨大トラックで向かった女性ジャーナリスト。気候変動のため日中は60℃にもなる灼熱の地。オペレーションルームで働くのは3人。そこから街に出れば、今まで貴重だと思っていたものがゴミに見える。昆虫がいなくなり果物は実らず、生鮮食品は超高級で食料は人工。○○障害を社会に合わせる教育はなく適した場所に置く…の未来社会。医療の発達はその程度かと突っ込むべきではないが、世界を救うため殺人を犯した⇒
クリママ
2024/10/20 11:12

男への刑も含め、示唆に富んだSF。博士とロブスターに似た巨大サソリを釣る、まさに装画の世界。篠田氏の新分野か。

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
琵琶湖のそばの介護施設で100歳の老人が殺された。捜査に向かう刑事。そうだ、吉田作品なんだ。けして甘くはないんだと気づく。捜査を進めれば、琵琶湖だけでなく湖畔に暮らした女や、一人一人の苦悩の軌跡が見え、偶然にも助けられ、思わぬ結果にたどり着く。ミステリーとして読めば不満が残るが、それぞれの鬱屈した思いが凝縮されていた。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
地方都市に暮らし続ける3人。中学生のころからカーストトップの夫と結婚した女性。その夫にいじめられていた独身男性。娘が彼女と同じ保育園の離婚しシングルマザーになった女性。いじめは別にしても、中学時代をそんなに引きずるのか、友達でないと言いつつ優しくすることができるのか、などなど、誰にも共感できない。私にはよくわからなかったし、残らなかった。中学時代の恩師の言葉の「翼」。それはいかにも部外者のノーテンキな言葉に思え、私にもあるのかもと反省するが。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
もう若い人の物語は読めないのかなと思いつつ。疎遠になっている彼が喧嘩で意識不明になり、病院に担ぎ込まれた。いったい彼に何があったのか、彼が話してくれなかったこととは何か、それが知りたくページをめくっていく。登場人物にはあまり好感が持てないが、ただ、一番嫌だと思っていた女性の言葉に、そういう見方もあるのかと気づくところもあった。作品中に出てくる小説の言葉「川のほとりに立つ者は」に続く言葉が深い。着地点は良かったと思った。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
ザハ・ハディド設計の新国立競技場が完成後の近未来。その一対になるような塔、「犯罪者」=「ホモ・ミゼラビリス」=「同情されるべき人々」の収容される「東京都同情塔」=「シンパシータワートーキョー」の設計者の女性建築家の思索。かかわるのは、その塔の職員となる美しい青年、文章構築のAI-builtとアメリカ人ジャーナリストの言葉。作家として外来語由来の言葉の言い換えなど言葉へのこだわり、そして、犯罪者を同情されるべき人と考える二つのテーマから成り立っているのか。難しいながらも、九段氏の今後が楽しみになる。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
介護入門書ではなく、芥川賞受賞作である。重体だった祖母の退院後、29歳の音楽とマリファナ愛の彼は、祖母を母と2人の家に引き取り介護する。痴呆のある祖母と夜は同室に寝、おむつの交換さえする。たまに、何一つ手伝わず、文句ばかり言う叔母を非難する。YO、朋輩(ニガー)という言葉が時々含まれ、章立てもなく、段落もほとんどない、1文の長い文章。独特の言い回しに慣れず、スムーズに読み、理解したとは言い難い。が、介護を忌み嫌う言葉はなく、それが支えになっている。中表紙の写真。彼自身の体験か。好青年だ。
おか
2024/10/10 09:32

私 只今「芥川賞全集」の1を読んでいますが一回目昭和10年の 石川達三「蒼氓」から 尾崎一雄「暢気眼鏡等」まで6篇。正しくスムーズには読めない その伝統が現代にも続いているのか。。。(笑)

クリママ
2024/10/10 10:35

おかさん、すごい!昔のものは全く読んだことがありませんが、芥川賞受賞作は、みんな、わからないものだと思っていました。でも、理解できないながらも、好きな作品はあります。以前、大学入試の問題文として取り上げられた作品の設問を原作者が解いたら、ほとんど誤答だったと聞いたことがあります。受け取り方はそれぞれで、まあそれでいいかなと(^_^;)

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
母親の骨折で介護が突然ふりかかってきた筆者。何も知らなかった介護を一から調べての遠距離介護。複雑な介護保険制度、介護にお金がかかること、施設で虐待される老人、不正が横行する介護業界、不足する介護従事者など、現行の多くの欠点が挙げられている。著者は週刊文春の元記者で、題名も内容も週刊誌テイスト。どんな業界にも裏面はあり、それは介護に限ったことではないと思うよ。それに、ルポと言っても、調べたことの方が多い。良い面、悪い面、改正すべき点、気を付ける点など、介護初心者として学んだことを、素直に書いてほしかったな。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
「サクラピア成城」「聖路加レジデンス」のような入居金1~数億、月額最低60万以上の超高級老人ホーム。担当者の話と施設の見学。他の施設の現役スタッフの告発は噂話の領域。潜入取材もやはり見学程度か。が「中銀ライフケア」の入居者による理事会は異様だった。老人ホームと言っても、元気な人しか入居できず、入居者は旅行など出掛ける人が多いようだ。食事は豪華だが、いちいち食堂に行くのは疲れそう。介護が必要になれば別棟へ移動らしい。ルポは肩透かし。良い施設を選ぶ基準の一つは、スタッフがそこで長年働いていることという⇒
クリママ
2024/10/09 23:11

わかっていることくらいしか得たものがないな。超高級老人ホームのホスピタリティの高さはわかったが、室内の見取り図や、清掃は入るにしても、家事のサポート状況はどうかなど、細々したことも知りたかった。

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
子どもを持たないおふたりさまだけでなく、誰でも考えておかなければならないことが多い。相続、遺言書、身元保証人、老後の住い、葬儀・お墓などについて書かれていて、勉強になる。子や孫がいない場合、夫の遺産はすべて妻のもとに行くのではなく、直系尊属(親)、すでにいなければ、傍系血族(兄弟姉妹)が法定相続人に加えられること、亡くなった後数代の財産相続まで管理できる「家族信託」など、知らなかった。でも、元気なうちに読むことはできても、手続きとなるとだんだん億劫になるのは困ったものだ。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
著者は認知症専門医。認知症の平均介護期間は6~7年。「ちょっと変な春」「かなり不安な夏」「困惑の秋」「決断の冬」と認知症の段階ごとに症状、家族の対応などが具体的に書かれている。親しみやすい文章でとても読みやすいが、認知症患者自身の本にないようなかなりシビアな状況まで書かれており、家族の並大抵ではない苦労がわかる。まさに日々認知症患者にかかわっている医師の言葉で、患者だけでなく、介護する家族へも労りも感じられる。「事前に知っていれば、だいたいのことは何とかなるもんです。」この本も、ぜひ手元に置きたい1冊だ。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
著者は、認知症が「呆け」「痴呆」と呼ばれていた1970年代に認知機能検査「長谷川スケール」を開発しした精神科医。認知症の医療や介護にかかわって50年以上になる著者が、88歳の時認知症と診断された。認知症になってわかったことや「長谷川スケール」の開発秘話などが、穏やかな文章で書かれている。ご自身の認知症を公にすることで、それまでの研究にどれだけ真摯に向き合ってきたかがわかり、その言葉から、高尚で清廉、温かな人柄が伝わってくる。「今を大切に生き、社会、人さまのお役に立てることをやっていきたい」と書かれていた。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
まず「お風呂を嫌がる」理由。意味もなく嫌なのかと思っていたが、納得できる理由が4つ並べられ、目を覚まされる。「認知症世界」という表題の通り、「ホワイトアウト渓谷」などそれぞれの症状によって13の世界に分けられている。その状況を「旅人の声」として本人の視点から語られ、次に理由と細かな症状が書かれている。後半は「旅のガイド」として、生活に必要な知恵、ツールなどか挙げられている。世界、旅人という書き方は、行ってみたくなるような素敵な表現方法。その後の対処法も細やかに書かれ、とても役に立つように思った。もし、⇒
クリママ
2024/10/06 22:58

すだちさん、コメント、ありがとうございます。機会に恵まれたら、私も聞いてみたいです。旅人に対し、怖れたり、過剰に反応してしまうところを、わかりやすいイラストと言葉で知らない世界を案内し、適切な理解と対応を教えてもらえるのは、とてもありがたいと思いました。私も、納得しきりでした。

クリママ
2024/10/06 23:03

KEIさん、コメント、ありがとうございます。随分前に読まれていたのですね。3年前の発刊ですが、まだ図書館で順番待ちの意味が分かりました。長く生きれば誰にでも無縁ではないこと。多くの旅人の言葉を聞き、そして、その理由と対策を知ることができ、とても有用な本でした。

が「ナイス!」と言っています。
クリママ
著者は39歳でアルツハイマー型認知症と診断され、仕事を続けながら300人超の認知症当事者と対話し続けている。認知症には進行の段階があるものの、診断されると同時に、家族から危ないからと様々なことを禁止され、過剰な優しさによって自由を奪われ、その日から世界が大きく変わってしまう。後半には、生活するため、楽しむための当事者の工夫が語られている。著者のように、診断後8年たっても、このような本を書くことができ、当然のことながら話し合うこともできる。まず、彼らの思いを知り、協力していくことが大切だと思われた。
が「ナイス!」と言っています。
クリママ
がんセンターで多くの患者を見送った経験をもとに、34歳の大腸外科医が幸せな死のために伝えたいことが綴られる。若い人向けでもある。今の日本人には宗教などの精神的なバックボーンがないが、死を想うことで突然の死の衝撃を和らげてくれる。あなたは自分自身だけでなく、あなたの大切な人にとっても幸せに死んでいかなければならない。それには「人は生きたように死んでいく」と言われるように幸せに生きることが必須。幸せのハードルを動かせば、日常の少しのことで幸せを感じることができる。そして「いつ死んでも後悔するように生きる」⇒
クリママ
2024/10/04 21:42

目いっぱい取り組んでいることが中断したら無念に思うように、懸命に生きることが大切ということだろう。そうか、そういう考え方もあるか。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/12/03(4379日経過)
記録初日
2012/12/05(4377日経過)
読んだ本
3664冊(1日平均0.84冊)
読んだページ
939196ページ(1日平均214ページ)
感想・レビュー
2006件(投稿率54.7%)
本棚
234棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

手元に読む本がないと落ち着きません。

図書館から山盛りの本を両手に抱えて帰ってきてガシガシ読むのが好きです。

首までとっぷり浸かって、読後現実の世界に戻ってくるまで時間がかかるような本に出会えると、本当にうれしくなります。

私にとってそんな本は、

大江健三郎      芽むしり仔撃ち
福永武彦       忘却の河、死の島  
(以上若かりし頃)

ミヒャエル・エンデ はてしない物語
ラブクラフト    クトゥルー
オースン・スコット・カード 死者の代弁者
フレデリック・フォーサイス オデッサファイル
トム・クランシー  レッドオクトーバーを追え
北杜夫       怪盗ジバコ
柳田邦男      犠牲(サクリファイス)
荒俣宏       帝都物語
山崎豊子      大地の子    
(以上ずいぶん前)

宮部みゆき     模倣犯
東野圭吾      白夜行
真保裕一      栄光なき凱旋
福井晴敏      Op.ローズダスト
高村薫       レディジョーカー
村田喜代子     蕨野行
朝井まかて     恋歌
梨木香歩      村田エフェンディ滞土録
絲山秋子      離陸
帚木蓬生      総統の防具
松家仁之      光の犬
堀川惠子      教誨師


もう少し軽いところで、

森瑶子       情事
恩田陸       ユージニア、ネバーランド、
          理瀬シリーズ
奥田英朗      伊良部シリーズ
今野敏       隠蔽捜査シリーズ
柚月裕子      佐方シリーズ、孤狼の血
香納諒一      KSPシリーズ
万城目学     かのこちゃんとマドレーヌ夫人  

時代ものでは、

柴田錬三郎     眠狂四郎シリーズ 
池波正太郎     鬼平犯科帳シリーズ
平岩弓枝      御宿かわせみシリーズ                                         

等でしょうか。  
読んだ本の整理のために読書メーターに登録しました。読み終わった本には、登録前のものも、思い出しながら加えています。

つい最近から、覚え書きのような感想を書き始めました。拙い感想にナイスをしてくださったり、お気に入りに加えていただいたり、とても有難く思っています。ただ、今の自分の率直な感想を書いていますので、不快に思われる方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。

感想を書くようになってから、読書メーターでの世界が広がりました。読友さんのレビュー等を参考にさせていただいて、知らなかった本との出会いを楽しみたいと思っています。

                                   (2015.8.24)

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