読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

てくてく
読んだ本
27
読んだページ
6805ページ
感想・レビュー
27
ナイス
157ナイス

2025年1月に読んだ本
27

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • 竹花 樒 - Shikimi Takehana

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

てくてく
表紙絵に惹かれコージー系かなと思って購読。作者が東川さんなので、そういうわけにはいかないかと読み始めてすぐに気が付く。荒唐無稽でつっこみどころ満載なトリックと人物設定ながら楽しく読んだ。この設定でシリーズ化するのかとおもっていたら最後の時間トリック(?)が想定外でかつ清々しかった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
27

てくてく
土地の条件や依頼主の希望を反映させた間取りの数々は、見ているだけで楽しい。個人的には土間があって、小さくても書斎か本棚が並ぶスペースがあって、周遊できる動線が好き。あとは、あまり見かけないが、女性(妻・母)のスペースが家事の延長になっていない感じがあるとホッとする。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
宗教系、偉人(政治家)、宗教、その他という分類と地域ごとの分類で、巨像が紹介されていて、楽しく眺めた。塔として中に入ることができるのか、あるいはできないのか、というあたりも知りたい。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
ソーシャルワーカー、弁護士、依存症当事者・依存症回復施設職員、公認心理士・臨床心理士、元刑務官・看護師、刑事政策研究者といった、犯罪を行ってしまった人に関わってきた人とのインタビュー+α。「治療的司法」という考え方および実践、当事者であったからこそ理解できることと専門的にさらに学ぶべきこと、高校や大学を卒業したばかりの人が刑務官として受刑者に対応することの問題などが特に興味深かった。
てくてく
2025/02/01 16:31

丸山先生によるコラムも面白いのだけれど、1点、ドラッグ・コートの項目で、ソーシャル・ワーカーを表現する際に、「𠮟りつけているオバちゃんだった」としてしまっているところが、ちょっと残念だった。これが男性だったら「オジちゃんだった」と書いたのだろうか。自分が持つ法廷のイメージとはそぐわない感じの、街中でみかけるような普通の人、ということを述べているのだとわかるけれども、「女性だった」「中年女性だった」として欲しかったな、と、些細な点が気になった。

が「ナイス!」と言っています。
てくてく
気楽に読めそうなミステリに飢えていて講読。職場の昼食時間、お弁当をチェックしている梅星さんによる謎解き。共働き家庭で育って料理の経験がほぼ無かった主人公の素直なところやお弁当を作り始める様子や成長する様はほのぼのしているものの、お弁当を巡るマウンティング(副題にもなっている)や職場ならではの人間模様などが取り上げられていて、明るい一辺倒の話でもなかった。魚のお弁当は確かに肉よりも難易度が高そう。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
もう少しインテリアの紹介が多いかなと期待して手に取ったものの、ざっくりとした有名ホテルの紹介だった。残念。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
6巻中の5巻まで来ました。今回は全12巻の第9・10巻に該当するらしい。アラビアンナイトの代表作であるアラジンが収録されているが、当然ながらアニメとは違って、なかなか自己中心的なアラジンに戸惑ったりした。「アラビアン」とあるので中近東を連想しがちたが、話し手はインドの王様の妃だったり、あるいはアラジンは中国が舞台だったり、西欧がイメージする「アラビアン」と我々がイメージするものは違うのだななどと思った。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
書店で気になったので購入。似たような本はそれ以外にもあったけれど、こちらが感覚的にぴったりきた。病院の待合室やリビングに置いてあって、ちょっとした時間に手に取って楽しめそうな本。イラストやデザインが秀逸。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
1999年に出版された『癒しと和解への旅』の文庫版としての復刻。死刑囚の家族とその犯罪被害者遺族とが出会い、体験し、会話を交わすことでそれぞれに影響を与えていく「ジャーニー・オブ・ホープ」の取材を通じて著者が犯罪の加害者と被害者両方を出来る限り理解しようとしている姿勢に共感した。被害者遺族に対して刑事司法関係者が犯人を逮捕して、さらに死刑にすることであなたの気持ちが収まるでしょうと語ってしまうことの功罪などについて考えた。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
タイトル買い。届いてみるとファンブックみたいな感じで、情報入手としては少々物足りなかった。また、表紙に「年金月12万で暮らす」とあるものの、実際にはパートで他に8万円収入がある(その中から12万で収まるように暮らすのはとてもよく考えているとは思う)ので、ちょっとな、と思った。レトルトなどを活用した日常の食事をもう少し見たかった。あと、60代になると体力的にしんどくなるということは覚えておこうと思う。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
いわゆる「女性支援法」によって女性相談支援員となった「女性相談員」が、売春防止法によって誕生し、どのような人がどのような相談対応をしていたのかを、制度や相談員たちの語りを通じてまとめている。保護司や調停委員とは異なる、しかし地域名望家婦人を想定してスタートした制度っぽいところ、相談員になった女性たちが学びそして自分のネットワークを形成することで問題を抱えた女性たちに関わってきたことがわかる、貴重な本だった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
韓国で2023年に出た本の翻訳版。韓国において性暴力被害者が被害を訴えたりすることに対して、加害者側が逆に名誉棄損などで被害者側を訴え、そもそもの被害者が加害者になってしまうこともありうる事態について、弁護士過剰供給社会におけるビジネス展開および倫理観の欠如、身上公開制度といった原因を明らかにするとともに、性暴力事件の解決に対する実践的提案も示している。文章が硬めなのでなれるまでに多少時間がかかるが、日本でも同様の事態に備え、対策をする必要があることがわかる良書。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
全12巻の第7・8巻にあたるらしい。①ペルシアの美女奴隷、②ペルシア王と海の王女およびその間に生まれた王子の冒険談、③商人の息子がカリフの寵姫のトラブルに巻き込まれる話、④バスラの王子が夢に従う話、⑤50名の王の子どもとその中の1人が巨人と戦って王女を救う話。ただし、結果オーライ的な③④⑤はガランではない人の手による話をガランの承諾なしに出版社が挿入したらしい。アラビアンナイトの出版事情などが語られる解説が面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
昭和のくらし博物館の第14回企画展「楽しき 哀しき 昭和の子ども」をもとにした本。長い昭和期を圧縮しているので、特に戦前・戦後はかなり違うのではないかと思いつつも楽しく読んだ。第二次世界大戦前後の子どもが大量に死んだ時期が子ども史の中ではかなりイレギュラーではあるものの、今現在も子どもが大量に殺されていることを連想した。現場の教員や受け入れ側の献身的な対応はあったとは思うけれど、疎開というのは子どものことをあまり考えていない場当たり的なもののような印象が強くなった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
近代法継受の以前の訴訟や法的問題にかかわっていた法律専門職業の実態および専門職ではないが法的知識・技術を入手していた人々の実態と、主に飛騨国の資料によって明らかにしようとしたもの。結論部分で明治初期の動向に触れている中で、牧野英一の親が郷宿玉屋伊兵衛という指摘があり、近世近代の法実務の分野における人的つながりに関する研究が重要であることがわかる。  著者は博士課程で早世した日本法制史研究者で、同じく研究者(民法)の父親と著者の指導教員が協力して世に出している。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
住宅整備が行われたり、土地開発でよそから人が入って来ることで、少し前と比べると被差別部落は見えなくなってきている。ただし、問題が解決したわけではなく、なにかのきっかけで部落差別が発生することはある。それだけに被差別部落とは何か、身内に該当者がいない場合に事実無根の偏見を持ってしまわないためには学校はどのような教育を行うべきかなどと考える上で、差別する側・される側、差別を実感しない側などへのインタビューを通じてこの問題について考えている本はとても良かった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
昨年末から隙間時間に読み進めており読了。戦前の生活の雑学ネタ本として面白かった。総括部分でちょっと細かな点は気になる項目はあった。国民のどの程度が該当するかは不明だが、わりと今に近い生活を送っていたことがわかる。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
ネタバレ前作の純喫茶「一服堂」の最後を受けてどう続くのかと思って購読。なるほど。持ち込まれる事件は全て切断死体が出てくる猟奇的なものながら、あっけらかんとした雰囲気になっているところが流石だった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
ネタバレ第234夜まで。前巻に続く①「こぶ男の物語」と、②ペルシアの王子バッカールとシャムスンナハールの話、そして③女性不信のカマルッザマーン王子と中国の王女ブドゥールの話。②は純愛物語らしく、運命の相手だと互いに思った恋人たちのもどかしさとそれに巻き込まれる周囲の人たちの話なのでそれなりにテンポが良くて面白かった。③はトゥーランドット風の面白さや、男女取り換えの話などがあって、そこは楽しかったけれど、後半の息子たちの話になると、なんでそうなる?つじつまが合ってないなど、???と言う感じだった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
表紙絵に惹かれコージー系かなと思って購読。作者が東川さんなので、そういうわけにはいかないかと読み始めてすぐに気が付く。荒唐無稽でつっこみどころ満載なトリックと人物設定ながら楽しく読んだ。この設定でシリーズ化するのかとおもっていたら最後の時間トリック(?)が想定外でかつ清々しかった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
昭和40年頃には消えていく「女中」について、雇用、労働環境、間取り(女中部屋)なども含めて説明している一冊で、ある程度の実態を理解するうえで役立ちそう。近代化や西洋文化の受容によって生活が複雑化し、妻一人では対応できなくなったことと小作農家に生まれた子の行先としてのニーズが合致した時期、家電の普及によって再び妻一人でもなんとか対応できることが期待されるようになった時期など、時代の変遷の影響が大きいことを確認するとともに、女中の労働環境、住環境の劣悪さがとても気になった。
てくてく
2025/01/05 10:39

その他、女中の呼称の変遷(その中でもかつてはある程度の愛称として受容されていたものが否定的に受け取られるようになったこと)、日本の占領地における日本人家庭における家庭内労働者、GHQの占領軍家庭で働く日本人メイドなどが興味深かった。かつて仕事で中国で生活したことのある祖母の昔話には現地で雇用したお手伝いさんが出てきていたので、もっと話を聞いておけばよかった。

が「ナイス!」と言っています。
てくてく
独自の見解というより既に出ているジェンダー関係で有名な本に基づいてまとめたという感じで、既知の情報がほとんどだった。とはいえ、わかりやすくまとめているので、ジェンダーに関する授業の副読本にはなるかもしれないが、著者の『「育休世代」のジレンマ』を想定して読むと肩透かし感を受けてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
ネタバレシリーズ5作目で4作目とは微妙に話が続いている。ルーブル美術館の倉庫で見つかったダ・ヴィンチの手稿かもしれない洪水のデッサンの調査を依頼された主人公2人。10代の頃、ダ・ヴィンチが好きで画集を買い求めたこともあるほどなので、とても楽しかった。途中、ダ・ヴィンチの側の話が差し込まれてくるところ、ダ・ヴィンチ・コードを連想させるところ、パリで発生した実際の事件も出てくるところなど、話の構成としてもうまいなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
2巻目のメインはシンドバッドの冒険の元の話。巨大なロック鳥や食人の巨人などが登場してとても楽しい。旅の最後で得た財産の10分の1の喜捨を行うところや処罰として右手切り落とされてしまうところも、イスラムっぽいなと思った。また、三つのリンゴに出てくるヌールッディーンの死に際しての忠告(p102-)は成程なという感じ。語り口調を上手く訳してくれているので読みやすい。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
兄弟王の両方が妻に裏切られ、兄王は女性への不信から一夜を共にした(妃にした)女性を翌日には処刑することを続けるようになった。その状況に悩む宰相の娘シェヘラザードが妃に立候補し、明け方に行う話の絶妙具合にその処刑がどんどん延期されるようになる。1巻では、アラジンの魔法のランプの元の話の他、「王子である三人の遊行僧とバグダードの五人の娘の話」(第69夜まで)が収録されている。商人としての信義が想定外にある一方で、嫉妬や浮気は昔から人々にはつきものなのだなと思い読み進めた。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
神楽坂という舞台と元芸者・女優のお蔦さん、そして男子が料理担当であるその家の高校生「望」君と周囲の人たちが良い感じで読んでいて楽しいシリーズの最新作。今回は謎解き部分は弱めで人情噺がメイン。これはこれで楽しいが、お蔦さんの登場シーンをもうちょっと多くして欲しいような気もした。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
公娼として国の管理に置かれた女性と比べると公的資料などによる実態解明が十分ではない芸妓やカフェの女給といった私娼、1920年~1930年を主たる対象とした彼女たちおよびその周辺の状況を明らかにしている点が面白かった。「恋愛」の方はちょっと主張が十分に理解できない箇所はあったが、確かに芸妓の増加などに関する部分で多少の(恋愛的な)かけひきが公娼と異なっている点で利用客に好まれた点、健康や親の財産(がない)事などの条件が公娼は厳しくて人手不足だった等の指摘が興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。
てくてく
年末年始に子どもと遊ぶ用に購入。いわゆる変換ミスだけではなくて、事実確認が必要な間違いまであって後半は手ごわいものもあった。校正の仕事の大事さがわかる本。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/01(4372日経過)
記録初日
2013/02/06(4395日経過)
読んだ本
2651冊(1日平均0.60冊)
読んだページ
633928ページ(1日平均144ページ)
感想・レビュー
2643件(投稿率99.7%)
本棚
6棚
性別
血液型
AB型
現住所
三重県
URL/ブログ
https://twitter.com/isenoumi2020jp
自己紹介

活字を追うのが好きです。鞄に文庫か新書は常備しています。

社会問題一般を取り扱った本の他、あまり人が死なないミステリ、美味しそうな描写がある本、そして軽めのエッセイが好きです。ミステリは、収納の関係で文庫になるまで購入できません。←最近は電子書籍でセール時に購入することも覚えてしまいました。

読書メーターの投稿から、自分の「次に読みたい本」を見つけることができたらと思っています。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう