丸山先生によるコラムも面白いのだけれど、1点、ドラッグ・コートの項目で、ソーシャル・ワーカーを表現する際に、「𠮟りつけているオバちゃんだった」としてしまっているところが、ちょっと残念だった。これが男性だったら「オジちゃんだった」と書いたのだろうか。自分が持つ法廷のイメージとはそぐわない感じの、街中でみかけるような普通の人、ということを述べているのだとわかるけれども、「女性だった」「中年女性だった」として欲しかったな、と、些細な点が気になった。
その他、女中の呼称の変遷(その中でもかつてはある程度の愛称として受容されていたものが否定的に受け取られるようになったこと)、日本の占領地における日本人家庭における家庭内労働者、GHQの占領軍家庭で働く日本人メイドなどが興味深かった。かつて仕事で中国で生活したことのある祖母の昔話には現地で雇用したお手伝いさんが出てきていたので、もっと話を聞いておけばよかった。
活字を追うのが好きです。鞄に文庫か新書は常備しています。
社会問題一般を取り扱った本の他、あまり人が死なないミステリ、美味しそうな描写がある本、そして軽めのエッセイが好きです。ミステリは、収納の関係で文庫になるまで購入できません。←最近は電子書籍でセール時に購入することも覚えてしまいました。
読書メーターの投稿から、自分の「次に読みたい本」を見つけることができたらと思っています。
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