読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

mikechatoran
読んだ本
9
読んだページ
2398ページ
感想・レビュー
9
ナイス
72ナイス

2024年9月に読んだ本
9

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mikechatoran
3つの短編小説を通じて運命に翻弄される苦難に満ちたアスレとアリーダのラブストーリーだが、重要な細部は語られず、むしろ神話に昇華されたような作品だ。フォッセ独特の寄せては返す波のような文体に、フィドルの高揚するメロディーのような音楽的なリズムも加わって、(残酷な話でもあるのに)詩的で美しく心に残る。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

mikechatoran

8月はお盆休み明けに猫が不調になり、その後看護・介護が生活の中心になり、なかなか読書は捗らなかった。『ロシア文学の怪物たち』『マッドアダム』『ラテンアメリカ文学の出版文化史』が特に良かった / 2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2329ページ ナイス数:62ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/32934/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
9

mikechatoran
3つの短編小説を通じて運命に翻弄される苦難に満ちたアスレとアリーダのラブストーリーだが、重要な細部は語られず、むしろ神話に昇華されたような作品だ。フォッセ独特の寄せては返す波のような文体に、フィドルの高揚するメロディーのような音楽的なリズムも加わって、(残酷な話でもあるのに)詩的で美しく心に残る。
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
近年『人間の彼方』と『メトーデ』が相次いで翻訳されたユーリ・ツェーの最初に翻訳された作品。ミステリーの形式をとりながら、「多世界解釈」理論を援用して、あり得たはずの過去を取り戻そうとする話である(と思った)。人物造形が魅力的な上、ナボコフらしき蝶の採取者が現れたり、オーウェルが鍵を握っていたりと興味深い。中でもタイムマシン殺人事件がおもしろかった。
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
いやあ、すさまじかった マティルドをカトリーヌ・ドヌーヴでイメージしながら読んだ/ 表紙にちょっと「悪意」を感じるのは私だけだろうか。ちなみにフランス語の原書の表紙はダルメシアンの写真
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
生まれた日と亡くなった日。本人はそこにいるのにそこにはいない二日間を書いた作品。特に第二部、不思議だが、心洗われるような気がした。(それでも、人ではなく、猫を見送ったばかりなので、涙なしでは読めなかったが) / 偶然にも、最近読んだ『とるに足りない細部』と同じく繰り返しの多い文体。あちらが息詰まるような感じを出していたのに対し、こちらは穏やかな日の波のような感じがする。
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
第一部は灼熱、偵察、緊張、化膿する足、何度も洗ってはかけるタオル....、第二部は他人名義の許可証とレンタカー、検問、ガム、通行できなくなった道路、なくなった村....細部を積み重ねる、息詰まる文体で、息詰まる世界を描いている。読んでいるこちらも苦しくなってくる。共通するのは「ガソリンの匂い」これひとつですべては再帰する。世界は細部から成り立っていることをあらためて認識させてくれた。すばらしかった。/ 文体からロブ=グリエの『嫉妬』を思い出した
sabosashi
2024/09/20 11:57

鴻巣友季子さんも好意的に取り上げてました。

mikechatoran
2024/09/20 12:47

sabosashiさん、そうでしたか

が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
昨今の「正論」と「民意」を突き詰めていった社会で起きた事件。先日読んだユーリ・ツェーの『メトーデ』といい、まさに現実と地続きの設定で実に怖い。最後も、『メトーデ』と同じく、現実的と言えなくもないのではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
なんとか読了。とても消化し切れたとは言えない。ルーシーの再登場からが真骨頂だろうか。/構成がどことなくソローキン 『ロマン』を思い起こさせる。/急ぎ「ポーラX」が見たい
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
シャーロック・ホームズが嗜んでいたとされる「バリツ」の元であっただろう「バーティツ」の解説本。もっとウンチクの本かと思ったら、実技指導書だったw なるほどジェレミー・ブレット演ずるホームズなら、バーティッツの技の数々を披露する姿が目に浮かぶ(カンバーバッチもかな)
が「ナイス!」と言っています。
mikechatoran
「生政治」のいきつく果て
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/09/20(5549日経過)
記録初日
2009/09/02(5567日経過)
読んだ本
1722冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
565335ページ(1日平均101ページ)
感想・レビュー
684件(投稿率39.7%)
本棚
20棚
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
http://heimao.exblog.jp/
自己紹介

海外文学、海外ミステリー(ヨーロッパもの、最近は特に北欧)好き。

映画(ヨーロッパと香港もの)もけっこう好きで、映画学の本も好物です。

マストドンにもおります→ https://bookwor.ms/@mikechatoran
blueskyはこちら→ https://bsky.app/profile/mikechatoran.bsky.social

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう