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2024年9月の読書メーターまとめ

モルク
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感想・レビュー
19
ナイス
2841ナイス

2024年9月に読んだ本
20

2024年9月のお気に入り登録
1

  • けいぴ

2024年9月のお気に入られ登録
2

  • ヨタロー
  • アタル

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

モルク
亡兄から引き継いだ神田神保町の古書店シリーズ第2弾。珊瑚とそれを手伝う長兄の孫美希喜。美希喜のアイディアで店の一部を改装し喫茶コーナーにするなど美希喜が店にとって重要な位置を担うようになってくる。そして珊瑚は北海道にいる想い人の怪我がきっかけとなり…。本書に出てくる飲食店など実在するものであり敷居が高いように思っていたそちらにも是非行ってみたい。そして「暮らしの手帳」中学のあるクラス全員のお弁当を掲載したもの、本当にあったのですね。今なら全員のお弁当を抜き打ちで撮影なんてできないんだろうけど、とてもいい。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

モルク

やだ~😰もう9月、今年も残り少なくなってきた。8月はお盆の恒例の行事、来客そして自然災害に振り回された。昨日の夕方スーパーに行ったら米処なのにお米が1個もなくてびっくり😨2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:23冊 読んだページ数:7056ページ ナイス数:3438ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/332547/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
19

モルク
大学生梨木匠。平凡でありながら人の心が読める特殊能力を持つが、バイト先の新人常盤さんの心を開けず四苦八苦。1週間もバイトが居着かない自己中で暴言を発する店長とは結構上手くやりいつのまにか手のひらにおさめている感じ。人を思いやり寄り添うことができるが決してでしゃばらない。適当な距離を持ちながら必要なときは寄り添ってくれる。そんな匠が羨ましいし近くにいてほしい。初回限定の付録、店長が語るその後の話も良かった。店長、なかなかいいヤツじゃないか。
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モルク
亡兄から引き継いだ神田神保町の古書店シリーズ第2弾。珊瑚とそれを手伝う長兄の孫美希喜。美希喜のアイディアで店の一部を改装し喫茶コーナーにするなど美希喜が店にとって重要な位置を担うようになってくる。そして珊瑚は北海道にいる想い人の怪我がきっかけとなり…。本書に出てくる飲食店など実在するものであり敷居が高いように思っていたそちらにも是非行ってみたい。そして「暮らしの手帳」中学のあるクラス全員のお弁当を掲載したもの、本当にあったのですね。今なら全員のお弁当を抜き打ちで撮影なんてできないんだろうけど、とてもいい。
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モルク
廃ビルで発見され事故死として扱われた身元不明の死体。遺体引き取りに来た葬儀社の社長悠司は死体は父である前社長だという。これは他殺であり前社長でもないと主張する刑事滝沢は独自に捜査をする。指紋更にDNA鑑定で遺体は前社長であるという結果が出るが…前社長の葬式はいらぬという意志に反して悠司は大々的に葬儀を行おうとする、その真意は…そして葬儀の場で滝沢は真相を暴く。このトリックはどうなんだろう。ちょっとあっけにとられてしまったが、葬儀屋の仕事、信念がよくわかった。
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モルク
5話の短編集。それぞれの主人公はちょっとひねくれていたり癖のある人。ひたすら質素に暮らしこつこつお金を貯めていた主人公が失恋し大病を疑い、それならば…と散財、贅沢をし訪れた老舗旅館。6年ものの自家製梅酒を持ち込み引退した元大女将と意気投合する「花入りのアンバー」が好き。元大女将スイさんはとても厳しい人ということだが、可愛いげがあり魅力的。反抗期の息子とシングルマザーを描いた「彼方のアイドル」も良かった。
のんびりさん
2024/09/26 12:48

モルクさん、こちらの本読みたいなと思っていたら、「彼方のアイドル」という文庫本で読了済みでした。私も「花入りのアンバー」と反抗期の息子の話がお気に入りでした。奥田亜紀子さん、好きな作家さんです☺️

モルク
2024/09/26 13:29

のんびりさん、コメントありがとうございます。私も奥田亜紀子さんとても好きな作家さんのはずなんですが、2年半もご無沙汰していました(笑)また追いかけたいです

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モルク
6人の作家さんによるアンソロジーシリーズ第2弾。吉川トリコさん以外前作とはガラリとメンバーがかわっている。1話目の「古書卯月」はその落語調の語り口が苦手だったけどあとはすんなり。「あったか弁当おまち堂」の具沢山ひじきの入ったお弁当も食べたいし、「水沢文具店」でノートに私だけの小説も書いてほしい。高齢姉妹の「カサブランカ洋装店」は身につまされほろ苦い。そぞろ歩きをして覗き見してちょっと立ち話…そして常連になる。行ってみたいな明日町こんぺいとう商店街。
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モルク
ダム建設のために湖の下に沈んだ村瑞ノ瀬村。その村で育ち結婚、ダム建設反対運動に身を捧げた幼馴染みの夫と共に人生を送った祖母佳代、辺鄙で閉鎖的な村を嫌ったキャリアウーマンの娘、イタリアに留学したものの合わず1ヶ月で帰国した孫娘。3世代の話を孫娘から遡っていく。祖母佳代の章が辛い。ダム建設の補償金により変化する家族、近隣住民。祖先が残してくれた地を離れがたい者、便のいい場所の新しい家豊かな生活を夢見る者、その中で日々水が貯まる地に佇み夫を待つ佳代。最初の違和感はここで…変わりゆく故郷に想いをはせる。
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モルク
題名からホラーかと思ったがあにはからず変な家族のアットホームな話だった。高校を卒業後進学するわけでも就職するわけでもなく家にいるが家事を担っている風ではない主人公こと子。優しくほんわかしているが意思が固い長姉、ちょっと面倒くさい次姉、そして分別がありとてもいい子のかわいい弟。両親もやっぱり変わっているがそれでも家族を大切にし一家がまとまっている。他人の家を覗き見しているような感覚が妙に心地よい。そして肩肘張らない熱量があまり感じられない生き方もいいなあと思う。
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モルク
上巻を読んでから月日が経ってしまったので入り込めるか心配したが、そこは東野作品、すんなりいきました。殺人事件の被害者の娘と加害者の息子がそれぞれ犯行に疑問をもつ。普通なら協力など考えられない二人であるが真実を知りたいという思いは同じ。様々な伏線が回収されていくと共に立場は逆転する。捜査一課の五代の存在が光っていた。
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モルク
大山淳子さんの「あずかりやさん」シリーズから生まれた物語。町のマスコット「招きうさぎ」が入口に鎮座する少しレトロな明日町こんぺいとう商店街。スカイツリーのお膝元にありながらそのレトロ感をタウン誌に紹介された時は人は集まってくるが…ちょっとお節介で不思議な町、下町の人情溢れるこんぺいとう商店街を7人の作家さんたちがそれぞれの店を担当し繋ぐ。新しいカフェルフスから昔からある米屋、呉服店など商店街の地図と共に目に浮かび楽しい。気になっていた同級生との再会にドキドキする「伊藤米店」が好き。
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モルク
後れ馳せながらやっと読むことができた!イギリスブライトンに住むアイルランド人と著者である日本人の母をもつ息子。この母と息子の暮らしの中での日常のやり取り、感情が描かれている。カトリック系の小学校から地元の底辺中学校に進学したが、そこでは、人種、貧困、ジェンダーなど様々な差別が待っていた。そんな中で身体が小さいながらも思慮深く、積極的で物怖じしない息子、そして何事も押し付けることなく息子を見守る両親…素敵。今後どのように彼が成長していくのか続編も楽しみだ。
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モルク
高校生の誠の東京への修学旅行。不登校気味の誠は特に親しくもない連中と同じ班となり自由行動の日程を決めるが、彼は一人別行動をとり日野に住む叔父に会いに行こうとする。それと行動を共にする男子たち。バラバラのはずのメンバーが女子が予定通りの行動をとりGPSなどで先生たちを欺きなんとか辻褄が合うように画策することで近づいていく。検索できるにしても上手くいくものだ。最後の武蔵野線のどんどん距離が縮まる車中シーンが印象的。芥川賞候補作、芥川賞は苦手なものが多かったが本作はとても良かった。
ルカ
2024/09/10 17:12

今振り返ってみても、清々しく面白かったなと思います。青春もの苦手だけど、これは良かったです。

モルク
2024/09/10 20:38

ルカさん、甘さの全くない青春もの良かったですね。これはまたいつか再読したいです。

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モルク
映画「怪物」のシナリオブック。映画は未鑑賞だがまるで見ているがごとく頭の中に映像が広がる。ふたりの少年たちの心の揺らぎが手に取るように感じられた。やっぱり映画も見てみなければ…映画を見てその答えあわせをしたい。
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モルク
今村さんの青春もの初読み。高校生しかも花いけバトルを描くなんて斬新と思い読んでみると見事にはまってしまい一気読み。華道同好会の春乃は四国で高校生の花いけバトル全国大会を見て来年は自分も参加することを夢見るが何せ相棒がいない。転校生の男子、華道経験者の貴音に白羽の矢をあてるが…彼は旅芸人一座の役者、さてペアを組んでくれるのか。そして花いけバトルは…。春乃のまわりには貴音をはじめ華道家元の嫡男などイケメンが揃い、短時間で習得し援助者も多いという出来すぎ感もあるがテンポも早く読みやすくぐいぐいいけた。
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モルク
ドクター・デスの模倣犯か、安楽死を幇助する者が現れ、事件は連続し往年の映画女優までとなり、政治家も巻き込んで世間はざわつく。しかし犯人の姿を掴めない犬養刑事。Jsギルドを名乗る犯人を見つけるも、追い詰めることはできるのか。そんなとき犬養はあり得ない策に出る。吉と出るか…安楽死を再び考えさせられた。回復も望めずただ苦しいのみの状態でゆっくり死への道が続く。本人のみならず看ている方も辛い。かといって…この問題の結論は出ない。さては再びこのテーマで続編はあるのか。
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モルク
娘真奈が大学の同級生で財閥系会社勤務のイケメン優吾との結婚が決まる。幸せそうなふたりに一抹の不安を覚えた両親。相手の両親との対面で予感は的中。金銭感覚が全く違いその一方的な態度に…。その上定年間近の父の不機嫌、老人ホームにいる祖母、不満溢れる母、そして父に女の影もと、家庭内にも問題が。母の想いに共感するし応援することも多い。それにしても真奈の結婚生活不安だ!どこまで妥協するか、真奈がよほどしっかり手綱を引きかなきゃ、あの男は直らない。ハッピーエンドかと思いきや…ええっ、お父さん‼
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モルク
都内の女子大生となった未桜は憧れのカフェのバイト面接に向かうが、手違いでこの世とあの世を繋ぐ来世喫茶店へ。ドリンク3種のうち1つを選択すると…うまーく繋がっている連作。死後直ぐに立ち寄る喫茶店。ここに出てくる4人の客はそのドリンクによって悲壮感を持つことなくこの世での疑問を解決し死後の世界も前向きになれる。そして生まれ変わった後でそこでまた不思議な出会いが…偶然は必然だった…最後は感動的なのかもしれないがこの甘さは私にはいまいち。ひたすら未桜のお父さんが不憫だった。
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モルク
今は廃墟となった病院、小学校、遊園地、神社、住居などに足を踏み入れる。行かなきゃいいのに…結果は目に見えているのに…ほらね!やっぱり…それでも引き付けられるように…。6人の作家さんによる短編集。佐野和哉氏の「タクシー運転手のヨシダさん」目当てに読んでみた。運転手のヨシダさんと友人となった主人公が心霊スポットめぐりをする、このコンビがとてもよい。そしてユーモアもあるなかゾゾゾ感もなかなかのもの。ヨシダさん自身のこともわかるという単行本「タクシー運転手のヨシダさん」も是非読んでみたい。
佐野和哉
2024/10/02 19:41

初めまして。タクシー運転手のヨシダさん、ご愛顧くださりありがとうございます。著者の佐野と申します。折角ですので軽い裏話を申し上げますと、この本が出た時まだ「ヨシダさん」は完結しておりませず…編集さんと協議の末に書き下ろしによる「幻の最終回」を収録して頂いた作品となっております。単行本も是非ご覧いただけますと幸いです。コチラのバージョンと読み比べていただきますと、併せてお楽しみ頂けるかと思います。何卒よろしくお願いいたします。

モルク
2024/10/03 12:45

佐野和哉様、コメントありがとうございます。裏話を聞いてますます読みたく、さらに読み比べてみたいと思っています。またどんどん作品を書いてください。応援しています!

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モルク
湾岸地区のタワーマンションの住人。最上階に住む病院経営の資産家医師高杉家、低層階に住む共稼ぎの銀行員平田家、そして地権者で飲食店の伊地知家。それぞれ同じ小学校に通う同学年の息子がいる。目の前に迫ってくる中学受験…タワーマンションの階、夫の職業、収入、子供の成績によるヒエラルキー。その状況でも十分勝ち組だと思えるが、比べる対象があると更に上を目指してしまう。憧れの存在高杉家の元読モ妻でも様々な葛藤が。その中で屈託なく伸び伸びしている息子たち。最後の卒業式の答辞のあまりの素晴らしさに泣けた。
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モルク
「虜囚の犬」の白石、和井田コンビ。茨城で内縁夫婦が惨殺された。芸能事務所といってもほぼ児童ポルノを扱っていた被害者たち。犯人はかつて一家心中事件の生き残りで白石が家裁調査官時代に担当した少女だった。白石は親友の刑事和井田と共に事件を追っていくうちに…。親が子供を売る、子供を食い物にする商売、虐待そして愛されることを知らずに育ちどうやって愛したらいいのかわからない大人。様々な要素が絡む。プロローグから時々出てくる屋根裏に寄生するヤツ、誰なんだ…この負の連鎖に心が沈む。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/03/14(4298日経過)
記録初日
2009/11/16(5512日経過)
読んだ本
4037冊(1日平均0.73冊)
読んだページ
1259196ページ(1日平均228ページ)
感想・レビュー
3268件(投稿率81.0%)
本棚
1棚
性別
血液型
O型
現住所
新潟県
自己紹介

読書メーターに登録したのは2013年3月ですが、ノートに記録してあったものをもとにつけています。図書館で借りるのがほとんどなので、主たる目的は同じものを何回も借りることを防ぐためです。記憶があいまいだったり、思い違いをしているといけないので、感想は登録後のものに限っています。

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