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2024年10月の読書メーターまとめ

あじ
読んだ本
38
読んだページ
8119ページ
感想・レビュー
17
ナイス
546ナイス

2024年10月に読んだ本
38

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あじ
部活という名に縛られない【おやつ部】に在籍する高校生たち。帰宅部以上リア青春未満でも、その活動は仲間を思いやり他人を慮る、輪と和と話の調和で描かれていて好感を抱いた。遠征費を得ず小遣いの範囲で部活動をやりくりしている彼らは、自立に向け有意義な放課後を過ごしていると思う。心の筋力は3時のおやつでも摂れる、自分次第で。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

あじ

分別のある我が家の賢い子。でも甘えっ子なんですよ、とーってもね。片時も私の側を離れずいつも一緒。会話も成り立ってきました。保護猫会への月イチ報告も、今月で4回目です。

分別のある我が家の賢い子。でも甘えっ子なんですよ、とーってもね。片時も私の側を離れずいつも一緒。会話も成り立ってきました。保護猫会への月イチ報告も、今月で4回目です。
ごま
2024/10/03 20:59

甘えっ子、可愛いねぇ!会話も?はー、羨ましい🐱

あじ
2024/10/03 21:24

夜中に2回も3回も私を起こして遊んで💓ってせがむんだよ。夜鳴きのベイベーさ。私が話をしているときは目を見て、指を指したらその方向を見て、私の言っていることを理解しようとしているの。全身なでなでOKになったよ。耳の穴までね(笑)

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2024年10月の感想・レビュー一覧
17

あじ
本書の凄さは、豊島屋さんの推しが豊島屋さんの全面協力のもと上梓した点だと思う。春夏秋冬の上生菓子、干菓子をはじめ、支店のパンやケーキにまで及ぶ写真が豊富である上、喫茶部門の様子を垂涎の域で捉えていた。この私が本店の暖簾を潜った際、真っ先に向かったのはショーケースではなくグッズ売り場だった(社長さんの危惧通り、笑)。対談コーナーに登場した、応接室の鳩ソファーがとても可愛らしかった。どっしりとした社長さんをも包み込む、鳩胸にキュン。鶴岡八幡宮の“八”は鳩の末広がり、豊島屋さん130周年おめでとうございます。
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あじ
人体に食い込む銃弾の生々しさ、充満する血の匂い、積み上がる屍の塔。つい昨日の事のように、40年前の広州事件が濁流のように押し寄せてくる。生きる人々の怨嗟と白骨人の合唱が止まない。国家と遺体の腐敗臭が私に染み付く。洗っても洗っても無かったことには出来ない歴史の染み。当時年端のいかない子供だったハン・ガン氏が受けた衝撃は、いかほどだったのか想像もつかない。戦争中継をテレビ越しで凝視しながら「日本も戦争になるの?」と、母親に尋ねた幼少時を思い出す事だけで精一杯だった。氏が持つペン軸に、凌駕の賞嘆を覚える。
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あじ
「ゆりかごから墓場まで」猫の一生に付き従う流れで書かれています。出会いの場、フードの選び方、病院との相性、健康維持に関するお手入れ…万が一の時の準備と心構え(災害時、看取り)など、写真とマンガで猫の特性に重点を置き丁寧に追っています。私に万が一のことがあり帰宅できない時のため【自宅に猫がいます】云々の表示カードを本書を参考に準備しましたし、応急処置も勉強になりました。愛猫には健康で幸せな一生を送らせなくては!と新たに誓いました。スキンシップ、遊び方、表情のページも参考にします。
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あじ
いたいた、来月会いにいく予定の看板猫ちゃんが。“ドリーム”を夢みながらも、純粋な気持ちで愛でに行くから待っててね。表紙の猫ちゃんは輪島朝市で勤務している猫ちゃん。数十店は営業を再開したようだが、その中に含まれているのだろうか……。看板猫は売上の心配をしない、一番の目的はご主人様の側から一時も離れたくない一心なのでしょう。そしてそれぞれに猫人生を謳歌している姿が眩しい。
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あじ
地面には雪が積もっている。少しでも雪のない所を歩きましょ、座りましょ、待ちましょ。北の港町は寒風が凄まじい。家族や仲間と密になって、暖をとる猫たち。猫も寒さで白い息を吐きます、鼻だって赤くなります。猫背に雪が容赦なく積もります。束の間の晴れ間に目を細め、海を眺めます。長い冬を耐え抜き、春を待ちわびる猫たちの心中は…。カメラマンにむける眼差しは、ここで当たり前に生きる魂だった。
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あじ
父直筆のスケッチブックがある。今出版しないでいつ出す!?娘の小手鞠さんが実行しなければ誰が世に送る?御年90歳を超える父の、戦中戦後の人生スケッチを自身の記憶とともに紐解いていくエッセイ。近年は恋愛小説のみならず、戦争小説、海外暮らしの自然エッセイ、そして児童書にまで筆をふるうようになった心境を知るとともに、父娘の関係性を客観的に見つめる姿に頬が緩んだ。小手鞠さんが古希目前になって手繰り寄せた、父の歩み。私たちは耳を傾けるべきなのだ、先人の生きた言葉を。心象を。拓ける小手鞠さんのフィールドを注視していく。
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あじ
ネタバレ私にぴったりと寄り添い、毛づくろいをする愛猫の体温を感じながら──挽歌集「また猫と」をめくる。 詠み人が余命を数える猫に捧げる思いの丈。「晩年になるほどわかる 食い意地は猫にとっての才能である」キャットフードの煮干しだけを先に食べてしまう、我が愛猫を思い浮かべる。「もういない猫がもたれた右腕の重さとあたたかさは幻肢痛」寝息をたてる愛猫が起きるまで、身動きしないと決めて痺れを我慢する私。「看取るまでじゃなくそこから立ち直るまでが猫を飼うっていうこと」いつかは私も直面する、その別れが長引くように今を慈しむ。
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あじ
満島ひかりさんの回文は、自由律俳句のよう。又吉さん得意じゃないですか、自由律俳句を練るのも解釈するのも。今回は文筆家として、回分からストーリーを膨らますバルーンテラーとして満島さんとタッグを組んでいます。前から読んでも後ろから読んでも「あります永和。イエス マリア」ここから導き出したストーリーは、切ない誤解を抱えたまま散り散りになった姉妹。3連発の打ち上げ「最高!恋さ!、サイコの恋さ、最古の恋さ」もインパクトがあり、お互いをインスパイアした“火花”に読み惚れました。※バルーンテラーは私の造語です。
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あじ
パパになった酒場ライターパリッコさんは、断酒に追い込まれてしまうのか?いやいや断酒したら、親子3人路頭に迷ってしまう恐れもなきしにもあらず。娘の成長を妨げず、生活の基盤を維持し嗜むには…。兎にも角にも娘を優先、回数も量も、そしてTPOも絡んでくるけれど、妻の最上サポートでクリアしていく。このエッセイはまだまだ途上。小学生になり中学生に上がっていく娘の目に、お酒を生業にするパリッコさんがどう捉えられていくのか。愛おしい娘に注がれる眼差しがひだまりのよう。睦まじいご家庭を一読者として見守っていきたいです。
シンシア
2024/10/22 18:42

あじさんの、アンテナは四方八方にはりめぐされているのね。

あじ
2024/10/22 18:53

余白はまだあります😁近頃のシンシアさんだって、同じようなもんでしょ✨

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あじ
ガラスペンとインクが現文房具界の主力になっているのだなと、直に感じるラインナップでした。管理が行き届いた店舗の、オリジナリティある商品の発信。最前線にある文房具店の案内書です。吉祥寺【36(サブロ)】が京都に支店を出していたんですね。メルマガ会員なのに、脇が甘かったと反省。通販で利用中の【山田文具店】の移転は把握していたけれど。旅先で立ち寄りたい文房具店が増えました。
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あじ
実食とテイクアウトだけでなく、食べてみたい物を自身で腕をふるい調理していたミリさん。お一人様行動を基本に、友人知人、編集者と物静かに巡るパンデミックランチの自由な贅沢。その好奇心と行動力にともなう行き先は、私にとって“どこでもドア”から覗く垂涎のランチだった。GUCCIやバーチャル…近場にあったら私も即出向いているはずで「ランチに連れて行って」と、紙面越しにミリさんにねだったのでした。
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あじ
私たちの一日の持ち時間は平等だけど、いつ終止符が打たれるかは分からない。老いも若きも心の機微を捉え、自分に従順であったらどれほどの幸いであろう。心のあやとりを末広がりに描いていて甘口だったのが、著者にしては意外と言えば意外でしたね。
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あじ
伝説の黒猫、養護教諭、そして黒野くん──このトライアングルの共鳴が、悩み事を抱える生徒たちの砦なのだなと“きみたちの話”を聞きながら感じていた。頑固さ、拘り、繊細さは長所であって短所でもあって。だからこそ私たちは悩み続ける。言葉にして伝える大切さを知りつつ、その難しさから逃れたことで雁字搦めになってしまうことを。でもきみたちは、人の助言を素直に真剣に聞き入れたよね。羨ましいって思った。大人も子供もない、対話こそ人と人の架け橋だってことを胸に刻みたい。◆YA小説。中学の課題図書になるだろう。有望な作家です。
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あじ
100文字SFの北野勇作さんに感化され、大濱さんは100文字怪を見出したと。但し文字の大きい(本人曰く変異株)3行なので、約60文字で完成形。200にも及ぶ物語の種まきはしたけれども、あとはほったらかしのSS(世の中あらゆるほったらかしなんちゃらが流行っているよね)。これ“返歌”形式でどなたかとタッグを組んで膨らませたら面白いかも。ゲストを呼んでもいいし。装幀画の方も【3】縛りが凄くて、爪、ひげ、ダイヤ、色………全体でⅢを表していてなかなか。日常のスキマ時間で読むのに、もってこいの本ですね。
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あじ
福岡【ブル・マーシャン】さんに入店したのは、コロナ直前だった。レスカで喉を潤す私を横目に、若者たちがクリームソーダをこぞって注文していた。意外だった、古希を過ぎたと思われるママの店が若返っていると。今思えば本書の影響があったのだろう。話を戻そう──本書にはこれから立ち寄りたいと思う純喫茶が乱立していた。店内の様子、オープンエピソード、こだわりを読むとうずうずしてしまった。来月は佐賀を中心に長崎を歩く予定でいる。思わぬところで発見する純喫茶がいいもんなんですよ。躊躇不要、時は巻き戻せないから。
が「ナイス!」と言っています。
あじ
部活という名に縛られない【おやつ部】に在籍する高校生たち。帰宅部以上リア青春未満でも、その活動は仲間を思いやり他人を慮る、輪と和と話の調和で描かれていて好感を抱いた。遠征費を得ず小遣いの範囲で部活動をやりくりしている彼らは、自立に向け有意義な放課後を過ごしていると思う。心の筋力は3時のおやつでも摂れる、自分次第で。
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あじ
コロナ禍で隔絶された数年間、47都道府県を行脚し猫ちゃんらと交流していた岩合さん。数十年ぶりに再会を果たした猫ちゃんは、一匹二匹ではなかったようだ。飼い猫も外猫も“そこにいる役割(いきがい)”を持って生きているのだなぁと、ファインダーを通して感じた。二宮金次郎像の肩に親しげに両手をかけるビビ君は、近所の推し猫そっくりで目尻が下がる。猫に興味がないそこのあなた、今一度ご近所の猫に注目していただきたい。彼らの生活圏に視線を注いだが最後、気になってしょうがなくなるはず。この私が猫と暮らす生活を選んだように。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/22(4233日経過)
記録初日
2010/04/21(5330日経過)
読んだ本
5886冊(1日平均1.10冊)
読んだページ
1342349ページ(1日平均251ページ)
感想・レビュー
2327件(投稿率39.5%)
本棚
58棚
性別
自己紹介

◉日常での些細な事を面白がって生きています。
◉流行にとらわれず読書感覚を磨いてきた方に惹かれます。
◉2024年初夏、保護猫さんをお迎えしました。
◉ヘアーカラーはパンキッシュなワインレッド系。
◉感想は書きたいとき、書けるときだけ。読むのが先決。アップしなくても、メモ書きで保存しておけばいいので。

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