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2025年1月の読書メーターまとめ

サト
読んだ本
34
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4092ページ
感想・レビュー
21
ナイス
85ナイス

2025年1月に読んだ本
34

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

サト
W杯優勝するために必要なのは圧倒的な個性・才能をもつストライカー。集められた高校生300人からデスゲーム的に最強の「1」を作り出します。 サッカーで、かつ日本だからこその条件、特殊な設定のために勢いで進行してる感じはあります。 ただ、頼れるのは自分だけ、という個の強さに振り切ってるのが清々しいです。 チームワークはゼロの状態から、狂ってるくらい勝利へ貪欲に振り切ってくれるので、閉塞感が吹き飛ばされます。 主人公はまだ自分の中に眠る感性で動いてるところがあり、ここからどう成長するのか応援したくなります
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
21

サト
大学キャリアセンター(旧・就職課)に勤める匿名著者からの暴露に近い内情本。 2011年刊行ですが、大学の実情を知りたくて購入。 大学職員のなかでは人気部署で、熱意ある職員が働いているものの、人事制度で最短3年で異動になるため、ノウハウの定着や課題改善が進みにくいのだそう。 学生の取り合いが熾烈な大学、研究に専念したい教員、教育と就職斡旋とのはざまで悩む職員、いずれも根深い課題です。 現実的・実際的で、かつ就職後の学生から感謝の言葉を複数もらうような著者なので、この著者にしか書けない内容だと思います
が「ナイス!」と言っています。
サト
小学校内の日常の謎を算数で解決するシリーズ3作目。 トリプル・ゼロの3人組が機転を効かせて小さな事件を解決し、人助けしていくところに小気味良さがあります。 終盤では、決闘の中で算数を働かせながら解決に向かっていくので、動きのあるミステリーとして楽しめました。 シリーズ全体の話が動き出しそうな不穏な雰囲気もあり、次巻も楽しみです。 本作では算数に加えて理科の分野も入って来ましたが、親戚みたいなもの!とのことで今後更に扱う分野が増えるかも? (コメント欄に本作の算数ネタをメモします)
サト
2025/01/27 17:10

光の性質「入射角=反射角」で目くらまし / 張力・摩擦力(垂直抗力)で壁走り / 七進数から十進数の変換で七本指幽霊の行動パターン分析 / テコの原理(第二種)で脱出 / ハトの巣原理で籠城 / 一筆書きできる図形(ルート)を見抜いて攻撃

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サト
ネタバレ11人いる!はずのサッカーで、12人対10人になるのは予想外すぎました。 別作品ですが、宇宙人を相手にする超次元サッカーでさえ正々堂々と11人対11人だったはず。 誰かの夢を壊してでも覚醒していくここまでのエゴイストには読んでいると閉塞感を吹き飛ばすほどのスカッとした感じがありました。 ただ、「裏切ってでも勝つ」執念のエゴイストには、そこまでするかと引くぐらいでした。 これからエゴイストどもが、どこまで個の強さを極めていくのか気になります
が「ナイス!」と言っています。
サト
W杯優勝するために必要なのは圧倒的な個性・才能をもつストライカー。集められた高校生300人からデスゲーム的に最強の「1」を作り出します。 サッカーで、かつ日本だからこその条件、特殊な設定のために勢いで進行してる感じはあります。 ただ、頼れるのは自分だけ、という個の強さに振り切ってるのが清々しいです。 チームワークはゼロの状態から、狂ってるくらい勝利へ貪欲に振り切ってくれるので、閉塞感が吹き飛ばされます。 主人公はまだ自分の中に眠る感性で動いてるところがあり、ここからどう成長するのか応援したくなります
が「ナイス!」と言っています。
サト
『一目上がり(ひとめあがり)』はオチる前から笑ってしまう落語です。 褒められたい、いい呼び名をされたいという承認欲のために空振りし続けていくのですが、なぜか妙に教養あるところもあり。 がらっぱちでも可愛がられる人物像なこともあり、めでたい正月に演じられるというのも分かる胸のすくようなお噺です。 裏表紙には、なるほどーうまいー!と、うなりました。 オリジナル展開ですが、この笑いと腹落ち感の両立は『まんじゅうこわい』以来のうまさ、間違えた、こわさです。 現代詩人の許可をもらって採用しているこだわり方も素敵
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サト
ネタバレ事件簿シリーズから数えて19冊目。 冒険の舞台はヒマラヤ山脈ガンゴートリー氷河の、その水源とも言われる神秘郷。 魔術、錬金術、呪術の手練れが集まり、宗教・政治・軍事の陰謀渦巻く殺人事件の謎を暴きます。 「君主(ロード)」と「貴族(ロード)」のように、同じ言葉に違う意味をもたせて本質から遠ざけるのが神秘とのこと。 冒険のクライマックスに向けて、最後の神秘をどう解体するのか? 1巻で謎が提示されたので、ここから更にどう動いていくのか? 完結まで、おそらくあと一年半でしょうか、楽しみです
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サト
絵本作家なりのアレンジを加えた「らくごえほん」シリーズ。 『転失気(てんしき)』という言葉の意味が重要な話ですが、意味が分かってからは小僧と一緒に悪巧み中の気持ちになり、オチには笑いました。 最後が元の落語と違いますが、江戸では「て」と「し」が逆になる、という違いを知る機会になり、面白いです。 ただ中身に対して表紙が全然面白そうに見えないです。 ここまで相当な数の落語絵本を描いてるはずですが。 こどもの敷居が高くならないように、落語だと臭わせずに、あえて素人くささを出してるのでしょうか
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サト
シリーズ3作目。1・2作目と違い、本作は医者の視点から、看取りの現場を写真に収めています。 1・2作目を読んで、どのような取材をしたらあの写真を撮れるのだろう?と疑問でした。 写真に収まるまでの経緯や背景が分からなかったので、どこかでフィクションが入っているのでは?と引っかかっていたのがこれまでの正直な感想でした。 ですが、3作目で医者の視点になることで、地域包括ケアの課題が、より大きな輪郭になって見えたように思います。 いつまでも残り続ける絵本シリーズであって欲しいと思います
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サト
「らくごえほん」シリーズとのことで、これまでの漢字表記だった「落語絵本」シリーズとは別扱い。 線や輪郭が淡くなって、ふんわりとした雰囲気を感じます。 『権兵衛狸(ごんべいだぬき)』のオチは正直「それだけ?」と思ってしまいましたが、絵本ならではの仕掛けとして「オチのオチ」を用意している絵本作家の職人気質に凄みを感じました。 昔話ではひどい目にあうタヌキですが、かわいらしいレベルのタヌキのいたずらと、それに応える人のしたたかさが、どちらも面白いです
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サト
同じ宮沢賢治の話を別の絵本でも読みましたが、こちらは文章が古い言い回しで、その代わり絵がかわいくバランスを取っているように思います。 絵がかわいい反面、人間の罠にかかった狐の絵が余計に痛そうです。 痛い思いをしても精一杯の歓迎をしてくれる狐の子と、それに答える人の子の純真さが、いい話です。 内容は知っていたのに目が潤みました
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サト
人の心が分からないので読みました。 2022年頃に一度読んでましたが、人の心が分からないままなので、以前と少し視点を変えました。 本のタイトルからして「なにか売りたい」という人が興味を持つかもしれませんが、広告やイメージを創る側の視点に立ってみると違った発見があります。 デザインやクリエイター側にとって依頼者側の気持ちが分かると、お互いがより分かりやすくなるのでは?と。 マーケティングとクリエイティブを掛け合わせることができるのは、この著者だからこそでしょうし、他の人には書けない内容で説得力があります
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サト
読んでる本で挙げてる人がいたので興味を持って購入。 高校時代から現在でもブレずにいるところに不変性があり、瞬間瞬間の成功体験ではないのが凄まじいです。 本書でたびたび書かれているように、まさに求道者ですね。 本の構成は、本人へのインタビューではなく、過去の発言や行動から、その背景を説明するもの。 「挑戦」「苦悩」「向上心」「素顔」「克己心」「哲学」 6つの章から選手の思考に切り込んでいます。 思考の深掘りはされてないので思考のヒントの更にそのきっかけになるような本かな、と思います
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サト
船乗りの黒猫サンゴロウが病気を治すための材料を手に入れるため危険な島に向かいます。 サンゴロウの一人称で物語が進み、船乗りとしての意思や決断力がクールで格好いいです。 死の病を治すために頼ってくる医者の都合がおとなの都合ですが、サンゴロウは船と海にひたむきで格好良さが際立ちます。 全編通して海の色や風の流れが伝わってくるようなリアリティがあります。 人間の女の子との交流があり、一種のテレパシーのような繋がりを経て、人間と喋る猫のいる世界の境界がいい意味で曖昧で、最後には不思議な読後感があります
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サト
お父さんに会うため特急電車に乗った男の子が、隣の席に座った喋る黒猫サンゴロウと宝探しへ。 猫が喋るのが当たり前の世界なのか、それとも不思議な力のおかげなのか? おとなの世界の目からうまくやり過ごしつつ冒険するのにハラハラします。 いよいよ宝が見つかった! というところで、「やっぱり宝箱を開けないほうが」と悩む黒猫サンゴロウに男の子が言葉をかける内容とその場面が印象的です。 それまで流されるまま来たのではなく、男の子の自分の意思を感じます。 最後は今回の出逢いがどこまで現実なのか不思議な読後感です
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サト
十二支が正月を楽しそうに過ごしています。 「正月考」として正月行事の解説が本文と歌と合わせて載っているのが特徴です。 絵本の場合、おとな向けの解説は最後のページにまとめられ、無視されがちですが、この絵本では解説と歌と絵が見事な調和で一体化しています。 解説と合わせた十二支たちの歌もリズム良く楽しげで、色彩豊かな絵も文字も芸術点が高く、読み応えあります。 読書メーターでは『十二支のお節料理』より読まれていないようですが、お節料理の後にどんな正月を過ごしているか続けて読むと面白いと思います
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サト
十二支が役割分担してお節料理を作り上げます。 干支の動物たちが色鮮やかに準備し、最後数ページは文字なし絵だけで静かに新年を迎えます。 日本文化の素敵なところがよく表れてると思います
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サト
好きな作家がオススメしてたのと、WEB連載ということもあり、軽い気持ちで読み始めたらハマりました。 一日に3球しか投げられない、という特殊設定がある中でどう展開を進めていくのか? と思ったら毎話の密度が高く、制限があるからこそ、どう活かすのかが面白く、連載中から何度も読み返してます。 野球に詳しくないですが、解説が丁寧で読みやすく、野球の戦略的な奥深さも知れます。 今はまだ甲子園前でチーム作りの段階ですが、個々の欠点を補い、どう個性を活かして攻略していくか? 緻密に積み上げられているため今後も楽しみです
が「ナイス!」と言っています。
サト
絵本落語シリーズは落語の秀逸さを、絵と文で取っ付きやすくしてくれます。 『茗荷宿(みょうがやど)』は、「みょうがを食べると物忘れをする」という言い伝えを題材に、あの手この手で悪事を働く宿屋にオチがつくのが面白いところ。 とは言え、うなるようなオチではないですが、悪巧みする宿屋が様々なみょうがを出してくる合間合間も見所(聞き所?)だと思います。 みょうがベーコンって江戸時代ないでしょ!……ないですよね? 食べすぎると良くないのでは、と思わせるみょうがの独特の風味が、不思議な魅力を出しているお囃です
が「ナイス!」と言っています。
サト
食糧危機について、原因を地球温暖化、更に火力発電に焦点をしぼって展開していきます。 まんがの中では火力発電の賛成・反対派に分かれて討論会が開かれ、双方の主張を簡潔にまとめているため、意見の偏りがなく分かりやすいです。 物語の流れも、この数年の出来事(未来のための金曜日、サバクトビバッタ等)を、ただの説明ではなく物語に乗せて進行形で進んでいくため分かりやすいです。 本シリーズを読むのは初めてでしたが、こども向けながら勧善懲悪ものではない(とはいえ賛成派は悪く描かれてますが)ところがうまくできていると感じます
が「ナイス!」と言っています。
サト
実際にそだてるわけではなく、違いを知るために読みました。 結果……そだてかたはまったく一緒でした。 ゴーヤにはウリハムシがつきにくい、というのが意外でした
が「ナイス!」と言っています。
サト
狐の子から幻燈会に誘われるお話の絵本ですが、騙されるのではないか? と冷や冷やしながら読みました。 幻燈会の内容が、人間の営みで尻尾を焼かれた狐の話も含まれており尚更、復讐されるのでは? と思いました。 ところがそんなことはなく。 読み終わってから、ふと「十二歳以上の来賓は入場お断り」の意味が分かり、無邪気に楽しめていただろう童心に懐かしさと寂しさを感じました。 人の子と狐の子の豊かな感情が、「キックキックトントン」のような口ずさみたくなる音で表現されており、感情と自然が調和されているような心地良さです
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/01(5588日経過)
記録初日
2009/08/27(5654日経過)
読んだ本
1416冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
283648ページ(1日平均50ページ)
感想・レビュー
757件(投稿率53.5%)
本棚
25棚
職業
サービス業
自己紹介

↓新プロフィール(2025/01/02更新)
約7年ぶりに読書メーターに戻ろうと思います。
この間まったく本を読まなくなってました。
2025年をひとつのきっかけにして再開します。

これからの感想では次のことを心がけます。
・簡潔に本のあらすじをまとめる
・好きなところ、面白いところを、誰が読んでも分かりやすく
・好めない、楽しめなかったものは正直に

過去にいただいたナイス通知から自分の感想を読み返し、正直今の自分には書けないのでは?と戦慄してます。
衰えた表現量・語彙力も取り戻していきたい

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