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2024年5月の読書メーターまとめ

でんすけ
読んだ本
7
読んだページ
1908ページ
感想・レビュー
7
ナイス
83ナイス

2024年5月に読んだ本
7

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

でんすけ
「ありがとう。いつ世界で一人ぼっちで生き残る羽目になるかわからない自分と、今この瞬間を共に生きてくれる人だ。」この独白のシーンが、やったー問題解決ハッピーエンド、的な底なしの明るさを含んでいる。当たり前の感覚、普通の生活。日々の仕事とお菓子、犬、少年。表層を一枚めくって見えてくる狂気。しかも見えてないだけで、最初からその普通じゃない部分は、そこにあった。氷の下の湖みたいに、穴が開けば、見えてくる。良い夫婦。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

でんすけ
天使の伝説を追いかけて、褐色の銀細工師フランと旅をする。教会と異教のはざまで、時代時代であっちにつきこっちにつき、翻弄されつづける小村。天使の伝説と、魔女の伝説。その正体を確かめる旅。
が「ナイス!」と言っています。
でんすけ
朝吹真理子がすきだ。ひらがなのあつかい方がゆっくりで、丁寧な気がする。文章に、不思議な魅力がある。文字を追うだけで楽しいと思える。今回はエッセイだけど、嘔吐の話が多かったです。ゲロ吐いた記憶ばっかり。でも好き。
が「ナイス!」と言っています。
でんすけ
「ありがとう。いつ世界で一人ぼっちで生き残る羽目になるかわからない自分と、今この瞬間を共に生きてくれる人だ。」この独白のシーンが、やったー問題解決ハッピーエンド、的な底なしの明るさを含んでいる。当たり前の感覚、普通の生活。日々の仕事とお菓子、犬、少年。表層を一枚めくって見えてくる狂気。しかも見えてないだけで、最初からその普通じゃない部分は、そこにあった。氷の下の湖みたいに、穴が開けば、見えてくる。良い夫婦。
が「ナイス!」と言っています。
でんすけ
「多様性にこそ解釈の冒険がある」。吉原を詠んだ一句をめぐる、「闇の吉原」が、北村薫らしくて印象ぶかい。語句の区切り方で解釈や意味の取り方が全く変わってしまう。正解、と言うものはないが、考えること自体が楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
でんすけ
カントのほんとうのおもしろさは、人間の認識の構造の解明の後の、純粋理性が犯す誤謬を、鮮やかに解きほぐすところにあるのだと知る。「直観」を通して人は、経験可能なものを認識する。ただし人間は経験不可能なことも思考し、まとめることができる。それは、経験可能な世界観とごっちゃにしてはいけないものだ。キリスト教的世界観もそれにあたる。決して証明することのできない、仮想的な物事を取り上げて存在の有無を論ずることは、経験不可能なもの=先験的なもの。ここでは存在の有無に関する議論が成立しない。これこそが誤謬だと。
が「ナイス!」と言っています。
でんすけ
翻訳ものとはいえ2024に入ってからの刊行なので、情報は最新。なにより写真が大きく綺麗で迫力がある。作者の反捕鯨の立場が明確。日本版の監修に田島木綿子さんの名前があった。
が「ナイス!」と言っています。
でんすけ
著者の自分語り。タイトルだけで手にとってどんな人かも知らずに読んだ。小項目に別れたエピソードや雑感が、それぞれに全く違う印象をもつ。一言で言えば、「誤解を恐れない人」という感じ。自分の賢さに対しても客観的で、控えめには書かない。毒もしっかり吐く。そこに鼻持ちならない態度を感じるか、できる限り偽りなく自分の全てをこめたいという真摯な思いを感じ取るのかは、読む側の問題だ。他人の印象は、どう光を当てるかで変わってくる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/07/20(3987日経過)
記録初日
2013/07/11(3996日経過)
読んだ本
477冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
146969ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
405件(投稿率84.9%)
本棚
6棚
性別
年齢
39歳
血液型
A型
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