大人になってから友人が出来るのはとても難しい。私の場合反対に働いてから生活のサークルなどの変化で減ってしまってるのが悲しい。ホテルマンと書家、全く違う世界で暮らしてる2人が筆耕士という職をきっかけに知り合う。(筆耕士という仕事、初めて知った)趣味を通じてという意味合いの流れでもなく。良いな2人の関係。ゆっくり、ほのぼのしてて。そして遠田が書く書。前に読んだ本の内容がハードだったので癒されてしまった。

「後宮の烏」と同じ世界観、千里が祖父になっている時代。巫術師の月李とまだ学士(冬官になりたい)の霊耀は幼い頃から決められた許嫁同士。巫術師として17歳にして名を馳せている月李と巫術の技は今一つな霊耀。結構月李は霊耀に対してストレートに想いを伝えてるけれど霊耀の方は複雑な心境を。その微妙なバランスに幽鬼の事件と月李の過去と自身の中に潜む「化け物」が絡む。今時点で思うのは月李が幸せになってくれれば良いかな。本当それだけ。

あの頃日本でも毎日夕方のニュースで流れてた「ソ連の崩壊」レーニン像が倒される映像は覚えてる。ソビエト社会主義共和国連邦という１つの主権国家が終了した出来事。その中でエストニアで生まれたラウリ・クースクという１人の男性の半生をあるジャーナリストが追いかける。淡々とした語り口調で話は続くが中身は濃い。リホ、カーテャの台詞、アーロンの遺言等が印象的。何もなしていないというえば何も残してないラウリの人生。だけど「光の中」「まっすぐ生きろ」と言われるラウリ。ラウリはそういう存在。

大人になってから友人が出来るのはとても難しい。私の場合反対に働いてから生活のサークルなどの変化で減ってしまってるのが悲しい。ホテルマンと書家、全く違う世界で暮らしてる2人が筆耕士という職をきっかけに知り合う。(筆耕士という仕事、初めて知った)趣味を通じてという意味合いの流れでもなく。良いな2人の関係。ゆっくり、ほのぼのしてて。そして遠田が書く書。前に読んだ本の内容がハードだったので癒されてしまった。