読書メーター KADOKAWA Group

2024年11月の読書メーターまとめ

じお
読んだ本
42
読んだページ
12594ページ
感想・レビュー
42
ナイス
1038ナイス

2024年11月に読んだ本
42

2024年11月のお気に入り登録
4

  • 佳蓮★道央民
  • 二木弓いうる
  • がと
  • はたの

2024年11月のお気に入られ登録
3

  • 佳蓮★道央民
  • 二木弓いうる
  • がと

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

じお
★★★☆☆ 生放送のクイズ番組の決勝戦、クイズプレーヤーである三島玲央はタレント・本庄絆と熱戦を繰り広げていた、そんな時、決着がかかった問題で本庄絆は問題が読まれる前に早押し、正解し優勝をしてしまう、流石に不可解に感じるものの、そのまま番組は終了し、プロデューサーと本庄絆とも連絡がつかず、イカサマだと憤る周りの人間に囲まれる中、三島は一人、この真相を解明しようとするのだった、クイズノックは結構好きですのクイズエンタメ小説。面白かったです、何故0秒押しが出来たのかを探る内に、→
じお
2024/11/06 12:26

主人公が相手の、そして自分の人生についても深く思いを巡らせていくストーリー。まずクイズを題材にした小説というのが新鮮で面白いです。クイズプレーヤーの知識や発想のタネ、スポーツのような駆け引きや目に見えない攻防など、クイズという知能競技の面白さを存分に伝えてくれていると思います。またそこから人生という観点に潜っていくのも話のオチの付け方としてはベタベタだがそれがいい。ただ真相はあんまり好みじゃなかったかなと、ただ好みの範疇の話なので物語としてはすごく綺麗にまとまっていたと。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

じお

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:69冊 読んだページ数:21495ページ ナイス数:1119ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/411881/summary/monthly/2024/10 気になってた作品等等、たくさん読めたので、今月もこの調子で色々読んで面白い作品に出会いたいです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
42

じお
★★★☆☆ いずれ確実に起きると言われてる南海トラフ巨大地震、それを皮切りに東京直下の大地震、大型台風、次々起こる災害の絶望的な状況の中、防災大臣に任命された若手女性政治家・早乙女未来は何度も決断を迫られながら復興に尽力するが…、俺達の戦いはこれからだ!の災害政治小説。まずまず、いつか絶対起きるだろう災害の話をこれでもかと突きつけてくるストーリーは面白いよりおっかないが勝る印象。加え、政治の話が割と中心になるため娯楽としての小説的な感覚は極めて薄く、淡々としたキャラと文章が相まり、→
じお
2024/11/29 10:48

思考実験というか何かしらのシミュレーションレポートみたいな。災害部分は割とリアリティある感じなのに対し、災害で苦しんでる人の絵があまり書かれてないので物足りない感も。また解決法が「先見の明がある社長が作っておいた超便利ソフトのお陰で助かりました」なのは逆に全然リアリティ無いので、答えが提示されないまま終わってる気がして後味は良くないです。これ読んだとて一市民には家捨てて避難しますレベルまでいくと、災害の備えようがないので何を考えるのが正解なのかよく分からんまま読了。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ 異能力者とそれを狩る者、対立する組織にいた者同士だった、犀川狼士と柳良律花、お互いに組織最強として戦っていたが、抗争が終了したあとにイチャコラして結婚してしまった、これはそんな二人の織りなすドタバタホームコメディ第1巻。面白かったです、合間合間に過去パートのバリバリの厨二病バトルが挟まりながら、現代でのゆるーいイチャイチャ多めのラブコメありの、ニ度美味しく楽しめる今作。作者様の別作ほど飛ばしてはいないものの、センスの良いユーモアとテンポのいい文章が心地よく、→
じお
2024/11/27 16:39

シンプルに地の文だけでもとても面白いなとまず感心。キャラも立っているし、リッカは可愛く、義兄とにゃん吉は面白く。構成も綺麗でまとまっていて良き。難癖あげると、肌を見せない理由が淫◯みたいだからかいと、一番美味しいあたりの馴れ初めが次巻以降になっているところでしょうか。基本的には質の高いラブコメ、おすすめです。余談、あと個人的に表紙の律花のビジュがメチャクチャぶっ刺さるのも推し理由。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ カプ厨女子であるコミュ障高校生・永遠と、美少女高校生・リリ、二人は放課後、空き教室で妄想を語り合う日々を楽しく過ごしている、そんな二人だが、リリには一つ秘密が、それは「永遠の事が好きだということ」、そんな事はつゆ知らずの永遠と、暴走しがちなリリのワチャワチャ放課後ガールズラブストーリー。まずまず、第一に、百合ではありません。そも永遠が異性愛者であると自分でハッキリ言ってるし、リリへの感情も友情の域を出ない感が。文章というかストーリーも、女子オタの妄想を垂れ流すという、→
じお
2024/11/27 06:11

しかも架空の作品設定の尺が長いというあんまり見ない形。オタクの妄想を書き連ねるスタイルは割とあれど、我慢できずすぐ出しちゃう男と、シチュエーションを大事にする女性で、男女の違いが出て面白いなと。妄想が若干クドめですが鈍感系主人公とリリのラブコメっぷりはベタだが、ベタ好きなので結構良かったです。ただ後半の忍者はちょっと、スベリ散らかしてる感があるのでそこはマイナスかと思いました。

じお
2024/11/27 06:13

余談、あと流石に「目付きの悪い」は無理があるレベルwラノベの中でも一際可愛いらしい絵柄だし。

が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★☆☆ 怪しげなカルト信仰と思われる団体、フリーライターである小田は取材のためそこから逃げ出してきた女性と接触し、話を聞くのだが、語られる内容は悍ましく恐怖に満ちたものだった、寄生獣か!となったホラーミステリー。まずまず、ミステリーという触れ込みだったが、多分無茶苦茶な化け物的なものが出てくるのかなと思っていたらご多分漏れずその通りで。初手不気味で怖いカルト団体の恐ろしさから、途中ホラーものあるあるみたいなギャグ?ネタみたいなのや、ちょっとだけ心温まるシーンもなくもなく。→
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ 本百合である声優・仙宮すずねは、押しのアイドル・鐘月かりんがグループを脱退したことを悲しんでいたが、その矢先、当の彼女が声優として自分の事務所に入ることを知り大歓喜しつつも、推しとは一定以上の距離を取ろうとするのだが、彼女はグイグイと距離を縮めてきて…、本百合って単語を初めて知りましたのガールズラブコメ。面白かったです、ガチガチの性行為で押してくる百合はちょっと…と思ってしまう私には丁度いい温度の百合具合で大変良かったです。作者様もあとがきを見るに、本来は日常いちゃいちゃが好みのようで、→
じお
2024/11/26 21:06

その辺の感覚が私と合致していたのでフィット感が良しでした。最後の方の展開はただでさえ尺が足りてないのにどうかなと思いましたが、推しに手を出すオタクとしてはこのくらいの切っ掛けが必要なのかなとも。重たくならずサラリと読める百合コメ、良き。

が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★★★ ティアラ☆スターズのライブは大成功だったが成績を大きく落としてしまったやすみ、それに追い打ちかけるように声優としての仕事が真っ更な現状に激しい焦りを覚える、そんな時、学業も仕事も万事順調な千佳の姿が目に映るのだった、結婚して夕陽のヒモになればいいのでは?と思った(思わない)青春声優エンタメ第9巻。面白かったです、ここに来て何かヘラる由美子の図。普通の高校生でも進路の事で悩むのに、より大きな声優としてどうあるべきか、夕陽に負けたくない感情、→
が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★★★ ティアラ☆スターズの企画にて、桜並木乙女たちが率いるアルフェッカと対決することになったオリオンの由美子と千佳達、総合力で負けていると感じたやすみは夕陽にリーダーを頼む、そしてリーダー役を引き受けた千佳は由美子に一緒に暮らさないかと提案するのだった、とうとう好きなこと隠さなくなった青春声優エンタメ第8巻。面白かったです、めくる視点回をやったので次も誰か来るかと思っていましたがここで絶好のタイミングでの千佳回。由美子視点ではしょっちゅう千佳にときめいていましたが、→
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 長年勤めていた油屋を、些細な事から不興を買い辞めることになった喜助、落ち込みながらも父の教えから、食べ物の商いを始めようと考え、友人や、馴染の卸先だった店の娘の勧めに従い長崎まで足を伸ばすことに、そこで出会った「ぱん」に魅せられた彼はこれを商いしようと考えるが、実質どーなつ屋物語の江戸の「ぱん屋」開店記。面白かったです、全体的に文章が読みやいし、キャラも変なクセがあまりなく、気持ちよく読める作品だったなと思います。話の中心となる主人公とヒロインも割と好感が持てるし、→
じお
2024/11/25 21:37

良い作品だなと。ただ、実質どーなつ屋物語なところと、最後の方に駆け足に詰め込まれたストーリー展開にはちと難ありかも。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★★ 声優大好きが高じて声優になってしまった、声優オタ声優・藤井杏奈、皮肉にも声優のファンだからこそオーディションで本気になれない彼女が本当の声優になるまでの物語、興奮して鼻血出す人初めて見た…となる青春声優エンタメ第7巻。面白かったです、頼りになる先輩にして、オタっぷりで共感好感を覚える人気(多分)キャラめくる先輩回。外伝っぽいけど本編でやるところに彼女への特別感がありますね。めくるちゃんが声優好きな女の子とプロの間で葛藤しながら悩むところは真面目で重たい………、はずなんですが、→
じお
2024/11/24 21:38

合間合間に限界オタクっぷりを発揮してくるのでそこまで重たくならず、バランスよく楽しめる感。めくる回ですが徹底して彼女の話というわけではなく、壁ドン夕陽や、人たらしやすみ、お互いの沸点がそれぞれの相手役だったりするところや、不明瞭だった御花や乙女についても触れていたりと、見どころはたくさん。めくるちゃんが自分推しになれる日まで応援したいなというところで。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★★ アニメ、ゲーム、ライブなどなど、様々なメディア展開していく予定のティアラ☆スターズのメンバーに選ばれた由美子と千佳、めくるをはじめ他のメンバーと合流し、企画に臨むがやすみと夕陽はそれぞれ別グループのリーダーに、戸惑いはしたもののお互いに負けたくない思いを抱えた二人の熱はプロジェクトを成功に導くのか、それとも…、もう好きじゃん…となってきてる青春声優エンタメ第6巻。面白かったです、冒頭の電車のシーンといい、お互いにもう好きじゃん…となってきてるのにべっ別に(ry)みたいなリアクションしてるの、→
じお
2024/11/24 14:01

古典的だけどいいすね。そしてここで大問題、今作をここまで読んできてる読者ならもうやすやすとユウの疑似ファンになっていると思いますが(えー)、そんな二人が対決、どっちを応援すればいいんだ…となる問題。主人公視点なのでやすみを応援したいが、キャラとして推しているのは夕陽なんだよな…となりながら、でもこの二人ってライバルしてる時がやっぱりいちばん輝いてるなとも思って自己完結。→

じお
2024/11/24 14:01

難しいメンバー内の問題にも、夕陽がいつもそばにいてくれるから、間違えても進める、そこまでの絆になっているところに尊みを感じます。まとまりそうだったところ最後に一波乱、次巻も楽しみです。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★★ 高校卒業した後の進路について悩み始める由美子、そんな折、新作アニメで夕陽と、そして主人公として起用された新人にして夕陽を超える天才声優・高橋結衣との共演が決まる、オマケにその新作アニメはトラブルが起きていて…、一人では無理でも二人なら超えられる青春声優エンタメ第5巻。面白かったです、出ました、アニメ取り扱うなら絶対必要な原作とアニメの乖離問題。私、原作厨なきらいがあるので好きな原作のアニメって出来が怪しいならチェックしないタイプのオタクなんですが(自分語り)、→
じお
2024/11/24 06:33

最近でも某日テレのドラマで痛ましい事件がありましたし、この辺、現場も頑張ってるんですぅ~って言われてもな…って思ってましたが。今巻で、成る程、主演声優さんの立場というのをオタクとしては失念していたと痛感。アニメの出来はともかく、声優さんに罪はないなと思い作画崩壊アニメに優しくなろうと思った今日この頃。でも百合の間にオリジナル男の恋愛挟むのは◯されてもおかしくないと思う(過激派)。→

じお
2024/11/24 06:33

他にも、真の天才登場を、二人で乗り越えようと絆が強調される展開は、進路問題にも成長にもイマイチな出来の作品問題にもアンサーになっていて実に上手。嫌いって言ってるのがむしろそっちが営業何じゃないと思えるぐらい二人がイチャつき始めてるのも美味しく、満足度の高い一冊でした。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★★ 遠慮ない言い合いが持ち味となってきた夕陽とやすみのコーコーセーラジオだったが、リスナーからは本当に仲が悪いのでは?という疑念が浮かびつつある事を教えてもらった二人は番組側の意向もあり、先輩であり本当の仲良しであるめくると花火の二人とともに二泊三日のお泊りを収録することに、果たして二人は本当の気持ちを曝け出せるのか、てぇてぇが乱発する青春声優エンタメ第4巻。面白かったです、今巻はゴシップ熱血ときて、満を持しての強めの百合回…前半は。花火とめくるの熟年夫婦に乙女姉さんの元カノカップルなど、→
じお
2024/11/24 06:33

色んなカップル、色んな味わいがあり良きかな。正直読者サイドからすると、やす夕の二人は結構お互いに尊敬してるアピールしてないか?と思いながら読んだところにくる豪速球よ。二人の真っ直ぐな青さがいいし、その後の初心なカップル具合もたまらない。後半は声優という仕事のシビアさの一端に触れるストーリー、タレントとか今だとYoutuberとかですが情報が溢れかえる現代だと本当に一瞬で消え去るってのは本当にそうだし、ラノベだから多少は希釈されてはいたものの重たいなとも。

じお
2024/11/24 06:33

それを踏まえた上のラストの展開、再三言ってますがベタながら最高にアガる構成で満足でした。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★★ 周りを巻き込んだ大騒動の末、ようやく周辺の事情も沈静化し、声優としての活動に本腰をいれることが出来るようになったやすみと夕陽、そんな折、神代監督の新作アニメにやすみも主人公のライバル役としてオファーがかかり、無事オーディションも合格、晴れて収録現場に向かうが、憧れのベテラン声優達を前にし中々OKが出ず焦る、果たして由美子は声優として壁を突き抜けることが出来るのか、理想的な距離感(個人の感想です)の青春声優エンタメ小説第3巻。面白かったです、→
じお
2024/11/24 06:32

今までは声優の仕事そのものよりゴシップみたいなものに尺を取られてしまってましたが今回は純度の高い熱血青春声優ストーリー。先輩からのガチ説教は読んでてこっちも胸が痛くなるし、努力して努力してそれでも届かない悔しさも切々と伝わってたまらない気持ちに。そんな時に響くのは宿敵のような、友人のような、ライバルのような、とても近い存在の声。お互いに持ってないところ嫌ってたり、かと思えば尊敬していたり、強い感情をそれぞれ持っていて、それをぶつけ合うのがとても良き。→

じお
2024/11/24 06:32

そうして魅せる彼女の真価と、締めのラジオ、素晴らしきかな。今作は1巻から通して構成が上手いなとしみじみ思いながら読了。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ スキャンダルは何とか収束したもののその爪痕は深く、由美子と千佳は周りや先輩声優からその短慮な行動を責められる、一方、素を晒したキャラでやっていくことになった二人だがそこに何か違和感を感じ、おまけに千佳の母親が無理難題を突きつけてくる、民度が低いオタクは許せねぇよな!と思う青春声優エンタメ第2巻。面白かったです、大夫期間空いたのでちょっと何やってるか分かんなくなりかけましたがどうにか把握しながら読了。相変わらず青春、声優、友情、ちょい百合な塩梅がベストバランス。→
じお
2024/11/23 17:06

構成もまとまっていて最後までたっぷり楽しめました。新キャラのめくるさんに関しては言ってることは至極真っ当で言いたかったことを全部言ってくれた上に、中盤から後半の、ベタですが良ムーブが輝いていなと、今後の活躍が楽しみだなと。クライマックスの方はラノベというかエンタメならでは。ぶっちゃけユウママの最後の野暮な台詞もその通りだなとは思いますが、それ言うのは野暮ですねw

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ 父親のような失敗はすべくまいと、完璧な男を目指す高校生・五代涼真、その努力は実り、成績優秀、スポーツ万能、クラスでの立ち回りも上手く、誰からも慕われる存在になっていた彼だが一つ父親譲りかもしれないと感じている悪癖があった、それは困っている誰かを放っておけないということ、そんな彼は今日も今日とて空回ってる真面目な不器用少女・木下みなみに声をかけるのだった、タイトルで 損している気もする青春ストーリー第1巻。面白かったです、タイトルにもあとがきにもあるように完璧な主人公が主役の今作、→
じお
2024/11/22 20:17

まぁ流石に完璧とまではいきませんが、完璧を目指し努力する見た目も中身もイケメン、嫌味がなく押し付けがましさもなく非常に気持の良いキャラ。ヒロインもがんばえーと応援したくなるような真っ直ぐな女の子、健気に頑張る様子や恋を自覚してからの弾けるような可愛さがとても良く書けていると思いました。恋をする過程も丁寧で、私がラブコメで重要視している、「主人公の魅力」「ヒロインの可愛さ」「惚れる理由の説得力」がキチンと出来てる、久しぶりのちゃんとしたラブコメ作品で、→

じお
2024/11/22 20:17

とても個人的には満足度の高い一冊、それだけに続きが出てないっぽく残念だなと思ったりも。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 辛い過去を持った女性・貴瑚は祖母の暮らしていた田舎に引っ越すが、そこで自分と同じような痛みを持った、家族からはムシ呼ばわりされる少年と出会う、傷つき愛を欲していた二人が出会う時一つの物語が始まる、声泣き叫びを聞いてくれと感じたヒューマンドラマ。良かったです、話題作になったことだけあるなと。お互いに深い孤独と痛みを持った者同士が出会って互いにその痛みを癒やしていく。オーソドックスな展開といえばそれまでですが、中身が非常に濃いなと感じました。きなこが受けた仕打ちは本当に痛ましく、→
じお
2024/11/22 13:32

好きだったはずの母親から拒絶され、地獄のような仕打ちを受ける日々と、それを救い出してくれたアンさん、そのアンさんに自らが行ってしまった裏切りのような過ち。精神ぶち壊れまくっててもおかしくなく、それをちゃんと表現できている文章の説得力に引き込まれてしまいました。また母性によって傷つけられた痛みをまた母性によって癒やしているような展開は、やらしい言い方ですが上手いなとも。

じお
2024/11/22 13:32

辛い話ですが、終わり方も小説らしく、ちゃんと前向きな、希望が持てる展開になっており読後感もよく、今もどこかにいるだろう52ヘルツのクジラたちに、運命の番はきっといることを届けたいと思わてくれる物語でした。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ ついに始まるゾラ討伐作戦、敵の本拠地に攻め込むトキオ達だったがそこで分断され敵の幹部級とそれぞれ交戦することに、果たして戦いの行く末は、ここでケリはつかなそうな超人バトル漫画第11巻。面白かったです、今回はバトルの比重が大きかった印象。だが一応重大な事実が明らかになったり、トキオとアヅマ、両方に未知なる力がありそうだの。バチスタの真意も不明だし、結局超人Xにはどちらがなるのか等など。気になるところがまだまだある感じで読了。
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 都内で一人のシングルマザーが頭を強打され意識不明、一緒に暮らしていたと思われる乳幼児は行方不明、現場にはまた別の事件の関係者であった人間の名義で「私は人殺しです」と書かれた便箋が、そしてこの謎多き事件はバブル期の北海道に端を発していたのだった、悲しいことしかない…となる哀愁のミステリー。面白かったです、というのはちょっと言葉が不適かもしれませんがとても引き込まれる作品でした。バブル期にあっただろう田舎のリゾート開発の悲劇の模様などはよく書けており、読んでいて苦しい気分に。→
じお
2024/11/21 21:49

この少年の方はまだしも、女性のサイドは、私が男だからかもしれませんが読んでいて不快感が強く。作者の方は女性なのか、嫌な女の解像度の高さよ。ミステリーとしては違う時間軸がどう重なるか最後の方まで判別つかず、明らかになった真相も中々意外かつ悲しい。ただ結局この話は一体何が言いたかったのか、可哀想な話や不幸な話しか出てこず、犯人たちはなんか悪い事したのか…と。親がアレだと不幸になりますっていう話をこれでもかと語られた気分で読後感は良くなく、おすすめはし難いかも。あと田所の反応が可愛いというよりBL臭さが…。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ 数々の変態的な事件を起こし、一部界隈では有名なドスケベ催眠術師、その息子である佐治沙慈は自らの素性を隠し合理的に暮らしていたが、ある日、父親が死んだことを知り、ほどなくクラスにドスケベ催眠術師の弟子を名乗るツルペタ美少女・片桐真友が転校してくる、彼女にある条件を突きつけられなしくずし的に仲間となることになった沙慈はどうするのか、タイトル詐欺の異能学園もの。面白かったです、ドスケベというパワーワードが印象的な今作。ただ読めばすぐ分かりますが全然ドスケベではありません、→
じお
2024/11/21 21:49

その辺は作中でも触れられてますが、根本的にはドスケベ催眠を切っ掛けに各々が成長していく思いの外感動系の話。地の文はテンポよく、無表情系ヒロインとの掛け合いや言葉のセンスも良き。一風変わった青春作品としても読める変わり種、良かったです。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★☆☆☆ 高校生・羽島広季は以前、幼馴染の水沢美優をを含め三人の女の子と付き合っていたがそれぞれ故有って別れ、今は良い思い出として日々を過ごしていたが、ある日、その三人が集まって動画配信を始めたことを知り、否応なしに巻き込まれていくのだった、パンチ力不足の元鞘ラブコメ。うーん、何となく物足りないという感想。元カノ三人が集まるラブコメという設定は中々インパクトある気がしたのですが、それをあんまり生かせてないかなーという感じ。→
じお
2024/11/19 21:52

主人公が恋愛したのか?っていうぐらい執着が薄いので、元カノ感があんまり、思い出のエピソードトークが総じて弱く、三人分割だから更に薄く、女の子たちも仲いいし、普通の主人公好きな女の子たちがワチャワチャやるラブコメとあんま変わらんなーと。あと主人公がこの短い間隔で美少女三人落として別れてとやってる割に、キャラが薄く、モテる理由がやはり何か腑に落ちず。動画要素も何故?という感覚。あと幼馴染が普通に好きになれない…、好きって言ってる花音ちゃんがアピールするのはいいだろ…、振った理由もはぁ?と個人的には思うし、→

じお
2024/11/19 21:52

あと時間にルーズな人間普通にイヤです。何というか印象が薄い作品というのがまとめ感想。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 平凡な女子高生・吉沢わかば、彼女には容姿成績評判全てが完璧な幼馴染・梅園小牧がいる、一見優等生の彼女だが、わかばに対しては嫌いと言い続け、大事なものを勝負にかこつけ奪っていく、理不尽に尊厳を奪われながらも決定的に突き放せないわかば、本心が見えない小牧、二人の感情の色は一、グッチャグチャ最高やでとなる歪な百合愛ストーリー。良かったです、私、湿ってる、なんならビチョビチョぐらいの(意味深)恋愛の話が好みで、尚且つもひとつ好みである幼馴染という設定も、→
じお
2024/11/18 20:05

上手く料理されていたので、全体的に好みに合致している作品でした。ただ終盤まで引っ張った割にオチみたいなのが弱く。憎しみは人間が持つ最も強い感情ってどこぞの鬱系熱血もので聞きましたが、だからといって肯定していい振る舞いではないなとも。少女漫画に出てくるオラついた俺様系を女体化したみたいな小牧をどれだけ是と出来るか、1巻の時点でダブルの意味でオチて欲しかったとか、わかばのキャラが不明瞭など、惜しい作品だなと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 大手VTuber経営会社ライブオンの所属ライバーになれたもののあまり人気が出ず悩むVTuber・心音淡雪、だがある配信の後、PCトラブルから配信切り忘れたまま自らの酒カスっぷりを意図せず生配信していた事から大バズリ、運営からも押され一転飾らない自分をさらけ出したストゼロ狂いの清楚()なVTuberとして大人気になっていくのだった、V界隈のイメージが委員長と船長で固まってますのVtuberコメディ第1巻。面白かったです、最近のオタク界隈のトレンドして外せないVtuber文化をメインに据えた作品→
じお
2024/11/18 11:02

作者自身がかなり好きなんだろうと思わせる熱が、オタク全開だけど読んでいてキモい…いいキモさだと思います(えー)。キモかろうが好きを主張してるのは個人的には同じオタとして好印象。特にコメントやノリの解像度が非常に高く、最近V文化を渡し勉強しているのですが、すげー再現度だなと感心します、そのまんまやん。またエロゲが起動しちゃったくだりなど、過去起きたイベント(?)なんかもネタとして入っていて、出てきたライバーなど詳しい人なら元ネタが分かってより楽しいかも。→

じお
2024/11/18 11:02

ノーマルオタネタは少し古めですが、逆にそれがよりリアルにVっぽさがあるなと妙味もあるかと。一方で、あまりに空気感などが似ているため、正直「普通に配信見てるのと変わらない」になり、適当に切り抜きとか見ても十分に似た楽しさが味わえてしまうので今作の「ラノベにして文字に起こしたならではの面白さ」が感じづらいと個人的には思いました。もう少し今作ならではの面白さが出てほしいなと思いながら読了。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ どこにでもいるギャル女子高生・盛黄琉花、彼女のクラスにある日銀髪碧眼の超美少女・四十七銀華が転校してくる、その風貌と物腰から周りから浮きそうになる彼女を上手くフォローする琉花だったが、偶然彼女が抱える秘密を知ってしまうのだった、ガチ恋勢量産させる系ギャルのデコボコ非日常系コメディ。面白かったです、タイトルがどういう事?と思うような字面ですが、不器用な戦士キャラみたいな女の子と、ギャルだからというよりシンプルにメチャクチャ良い子の主人公の友情とかゆるい百合がニヨニヨもの。→
じお
2024/11/17 21:15

戦いが生活の中心だった女の子が日常に価値を見出していくシーンや、初めての百合デートなどワクワクイベント目白押しで読んでいてまー楽しいこと。色々と複雑化してきているラノベ文化ですが、今作は読んでて素直に楽しい明るい気持ちいいとなれるいい意味でラノベらしいラノベでした。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ ディストピアものが好きな人にはたまらなそうな世界観でのゆるーい日常系。百合とまでは今のところいってないが女の子同士仲良くしている感じ。雰囲気漫画というのがこれほど似合う漫画もそうないんではないかなと思いました。人を傷つけるものより食べることが大事なんだなとしみじみ感じられる作品ですた。
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★☆☆☆ ハロウィン間近の夜、偶然近所に住む美人家族を悪漢の魔の手から救った堂本隼人は彼女たちから強い強すぎる好意を向けられるようになる、戸惑いながらも彼女たちの温もりに触れた彼は心も体も蕩けさせていくのだった、88のデカさでは無いと思う濃密ハーレムラブコメディ。うーん、ちょっと合わないかなという感想。企画もののビデオみたいなタイトルだなと思って(酷)読み始めたら、正直その印象とそう違わない内容が展開されて困惑する冒頭。◯Vかと思ったら◯きゲーだったというところ。→
じお
2024/11/17 08:58

正直キャラ、設定、ストーリー、言葉選び、所々のセンス、諸々、ちょっとううーんと思うところがあるレベルですが、まぁ抜◯ゲーのテキストと思えばまぁなんとなく受けいられるレベル。低価格帯3000~4000円くらいの抜き◯ーが好きな人にはおすすめでしょうか。作者様のERG趣味と私の趣味はちょっと合わないので個人的にはイマイチでした。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★☆☆☆ 高校生・早坂涼太には美少女の幼馴染・日比谷沙由がいた、彼女は子供の頃に涼太があげた「なんでも言うコト聞く券」を使い結婚しようと迫ってくる、彼女の好意を受け涼太も自らの気持ちを告白し二人は付き合うことになるのだが、何も起こらないイチャアマラブコメ第1巻。うーん、ちょっと合わなかったかなという感想。冒頭でいきなり告白して付き合ってしまうのでストーリーが特に何も動かなく。いきなり付き合うところから始まるので全然知らん人たちのイチャイチャ見せられても正直困る。→
じお
2024/11/16 22:24

好きなキャライチャイチャならなんぼでも貪れますがなんだかなーと。オマケに主人公がもう廃れているだろう鈍感系、サブヒロインの妹は理不尽系と、作者のセンスがちと悪い意味で古い。またこの手作品の悪いところ更に踏襲し、主人公の魅力が特に語らておらず。ヒロインズ惚れた理由も不明。総じて悪い意味で古いマイナス点が目立つ作品、ちょっと合わなかったです。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ メジャーデビュー直前、所属していたバンドを首にされた26歳のドラマー・芝草融、落ち込んでいる時、高校の頃の同級生で今はトップシンガーである奈良原時雨が飛び降り自殺をしたことを知る、彼女を推していた彼は唯一の拠り所を失いそのまま同じく自殺を図るが、気がつくと彼は高校入学の時にまでタイムリープしていたことに気づく、僕はバビロン天使の詩が好きですとなる学園青春リベンジ作品。まずまず、冒頭、結局なかったことになるものの、追放ものとバンドものってすごいシナジーを生むんじゃないかと学びを得た気分、→
じお
2024/11/15 22:11

胸糞要素しかない追放という概念に、納得できる理由としてとても自然だなと思ったのでこのフォーマットもっとあってもいいと思いました。閑話休題。推しのJKとか書いてるのでてっきりまたアラサーとJKの危険なかほりがするやつの類かと思ったらタイムリープものだったんかいとセルフツッコミしつつ。全体的にはとても各要素がまとまっていて、ホワルバ2みたいなドロンドロンになる事を期待してたらすごい爽やかに終わって、嬉しいような、物足りないような(えー)→

じお
2024/11/15 22:11

主人公が2周目なのでかなりグイグイいくメンタル強者になってる風だが、失敗した情念みたいなのがあまり描かれておらず、完全に好みの問題ですが、もう少し湿り気が欲しかったかなとも。余談、thepillowsは一時期聞いてたのでちょっとそのへんも楽しかったです。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ インドアを至上の趣味としている高校生・黒山は家族で来ていたキャンプの際に謎の美少女に唐突に絡まれる、後日、図書委員での業務で彼女・四海道と再会した彼は彼女に誘われるまま一緒にキャンプをすることに、こんな女はいないとしみじみ思う週末テントラブコメ第1巻。まずまず、ちょっと前に流行ったキャンプものの流れの作品。キャンプ部分、ラブコメ部分とも非常にライトな手触りですがそれが読みやすくていいのかも。あとがき読むと作者様もキャンプ初心者らしく、主人公やキャンプ経験少ない読者の目線に沿った、→
じお
2024/11/15 07:39

導入や楽しみ方が書けていると感じ、色々と入門には最適な印象。ただ、途中の四海道さんのムーブは物語の都合に過ぎるところがあるなとも感じそこは少し気になったかなとも。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 8050問題やホームレスなど、社会問題を主題においた社会派ミステリー。一世代上とはいえ同じオタクの道を通っていて、かなり他人事には感じられず。ただまぁヨーコさんをクリアファイルに入れてるのはちょっと擁護不能だなとも(えー)。閑話休題。そんな彼がじっくりと歯車が狂っていく様子は非常に読ませるなと感じました。暗い気持ちになる一方で、最近読んだ同問題を取り扱った作品と違い、今作では強引でも多少救いが見られる終わり方になっており、そこはせめて小説の中でも良い顛末が見られて良かったかなと思います。
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★★ いつも通りゴブリンを討滅している彼は森人の女剣士に出会う、同行を申し出られ、その対価として剣技の手ほどきをしてもらうことに、そんな折、いつもの通りゴブリンの討伐に出た彼と付き添う彼女だったが、そろそろ読み直しの時期かもしれないと思ったゴブリンスレイ小説外伝第4巻。面白かったです、色々と本編に繋がる学びを見せているゴブスレさんがなんか可愛く、受付嬢や女剣士の気持ちも分かるなと思ったり。素直で真面目な子は面倒見たくなりますよね。ちょいちょい出てくる本編や、他の小ネタが楽しく、→
じお
2024/11/14 13:15

一気読み。ゴブスレさんは精神ぶち壊れているところに更にすり減るような事起きていて本当に不憫だが、変えるところの存在はこうしてみるとでかいのかなと思ったり。そろそろ本編も読みたいなとか、どう今作決着つけるのかなと思いながら読了。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 久堂の別邸からの帰り道、美世達は異能心教の教祖・甘水直と出会う、彼は自分を美世の父親と名乗り、美世をいずれ迎えに来ると言い残し去る、事態を鑑みて美世を自分の身辺に近いところに置き護衛しようとする清霞が付けたのはかつて清霞と婚約関係にあったという女性だった、あまり強い言葉を使うなよのシンデレラストーリー第4巻。面白かったです、完全催眠使いが出てきてバトルというか異能関連が強めに出てきた今巻。正直ラブ方面では結婚待ち段階なのであまり見せ場はなく。薫子との友情の話が見どころ読みどころといった感。→
じお
2024/11/11 08:26

美世の心根の美しさや強さが、最初の頃と比べて成長が見られとても快い気持ちに。そして従兄弟殿の方は…。この物語ベタなところはとことんベタなのであまり良い感はせず。続きもボチボチ読んでいきたいです

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 東京の企業に念願かなって就職するも、自分の仕事のやり方が周囲と摩擦を起こしていると感じ、苦しい日々をおくる会社員・矢作桐人はある日同僚の神林璃子の姿を見かけ興味本位で後をつける、そうして彼女が向かった先は…、隠れ家探したくなる癒やしの物語。面白かったです、都会で生きづらさを感じながら過ごす人に焦点をおいた連作短編集。いじめやハラスメントなど、現代社会でよく取り沙汰される問題を軸に据えており、ジャストミートはしないものの、どっかこっか自分にかする人は多いと思うので共感度は高そうかな思いました。→
じお
2024/11/09 06:17

舞台情景の上手さも流石でここらに縁ある人はピンときて物語への没入が深まりそうとも。どの話一度は現実創作で一度は目にしたことのあるようなテーマにも関わらず、どの話も現代向けにアップデートされていると感じ、読んでいて気持ちが入っていってしまうようなクオリティ揃い。特に「逃げてもいい」という言葉への問題提起はハッとさせられたり。どの話も前向きに終わっており読後感もよく、良い小説を読めたなと充足感にひたれる一冊だと思います。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ ドジでいよいよ首が回らなくなってきたプロデューサー・幸良涙花、彼女は自分の進退がかかった番組「ゴシップ人狼」を任される、そんな中、番組開始直前、出演予定だった大物俳優の死体がスタジオ内で発見される、加え同時に添えられていた台本には番組を止めるなという脅迫が、ハプニングまみれの特番を幸良は乗り切れるのか、ゴシップ人狼の企画自体は下世話根性で面白そうかもと思ってしまったノンストップエンタメミステリー。面白かったです。文章や、会話が軽快で読みやすくシンプルに読んでいて気持ちいいです。→
じお
2024/11/07 16:50

構成もソツなく、テレビという廃れつつある文化に対しての視点も良かったですね。オチのまとまり方も綺麗。キャラクターもオーソドックスですがよく書けているかと、滑ってる芸人の解像度の高さは読んでいてうわわわとなってしまうほどの精度だったかなと思います。ただ、完全にエンタメ寄りであり、現実であったら超大炎上だし、ある人も捕まるだろと思いますが、そこはフィクションと上手く割り切れる人向けでしょうか。個人的にはおすすめ。

が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★★★ 坂本、南雲、そして有月の中の赤尾、かつての親友が3人が集まる、そしてそこに最強の刺客が現れるのだった、年寄りが強い漫画いい漫画の殺し屋アクション漫画第19巻。面白かったです、相変わらずバチバチにカッコいいアクションシーン。この漫画とカグラバチは現在ジャンプのアクション漫画の双璧だと思う。表紙にも出ているじーさんの激強っぷりが光るが…。スラーはコピー能力持ちなのかい。新ORDERの二人はカマセ感あるな…、音使いはこの手の漫画には一人欲しいよねとは思う。展開が気になるところで次巻。
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 高校生活初日、猫と戯れる銀髪碧眼の少女・涼原楓と出会った佐久間伊織、その後偶然同じクラスで隣の席になった彼女が浮かべた笑顔に心動かされた彼は彼女に惹かれていくのだった、ゆるりとすすむじれったくあまい恋物語第1巻。まずまず、主人公とヒロインが本当にゆるりゆるりと距離を縮めていく過程が丁寧。主人公、ヒロイン共にそこまで突飛なキャラでもなく、すごい特別な事が起きるわけでもなく、落ち着いた、タイトルに有るひだまりを連想させる雰囲気が素敵。一方、完全に好みの問題なのですが、→
じお
2024/11/06 12:27

ところどころ頷き難いところもあったり。パパラッチを始めとするギャグのセンスや地の文章がどうにも私には合わず。悪くはないのですが結論ちょっと合わないかなという作品でした。

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 生放送のクイズ番組の決勝戦、クイズプレーヤーである三島玲央はタレント・本庄絆と熱戦を繰り広げていた、そんな時、決着がかかった問題で本庄絆は問題が読まれる前に早押し、正解し優勝をしてしまう、流石に不可解に感じるものの、そのまま番組は終了し、プロデューサーと本庄絆とも連絡がつかず、イカサマだと憤る周りの人間に囲まれる中、三島は一人、この真相を解明しようとするのだった、クイズノックは結構好きですのクイズエンタメ小説。面白かったです、何故0秒押しが出来たのかを探る内に、→
じお
2024/11/06 12:26

主人公が相手の、そして自分の人生についても深く思いを巡らせていくストーリー。まずクイズを題材にした小説というのが新鮮で面白いです。クイズプレーヤーの知識や発想のタネ、スポーツのような駆け引きや目に見えない攻防など、クイズという知能競技の面白さを存分に伝えてくれていると思います。またそこから人生という観点に潜っていくのも話のオチの付け方としてはベタベタだがそれがいい。ただ真相はあんまり好みじゃなかったかなと、ただ好みの範疇の話なので物語としてはすごく綺麗にまとまっていたと。

が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★☆☆ 主人公はある日トラックに轢かれた事で、自分が好きなラブコメ漫画の中のキャラ、久村司に転生してしまう、最初夢かと思っていた彼は、これ幸いと自分が推しているキャラで負けヒロインっぽい嶋田聖に熱い思いを告白するのだった、ガン攻め最高のラブコメ漫画ラブコメ第1巻。面白かったです、主人公が推しに対してガンガン攻めるラブコメで、好きってストレートに言うのでストレスがないし、ラブコメとしても、ヒロインの照れ具合でニヤニヤ出来るし、コメディとしても楽しいし、これぞラブコメって感じで良いですねー。→
が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★☆☆ 高校3年・花菱准汰は要領よく、だが惰性のような毎日を過ごしていた、そんなある日、補習で呼び出された美術室で後輩・渡良瀬佳乃と出会う、ひたむきに絵に取り組む彼女に魅せられた准汰は恋をする、しかし彼らを待っていたのは大きな試練だった、ハッピーエンド分岐ルートどこですか?となる切ない恋愛ストーリー。まずまず。作品を形作る儚げな雰囲気と、最初戸惑うレベルに詩的な文章が印象的な本作。前述の通り、文章が美しく、初手ポエミー過ぎてクサイなと思いながらも、それがどんどんハマっていくなと感じました。→
が「ナイス!」と言っています。
じお
ネタバレ★★★☆☆ 隣の席の少女・奈良芳野から鉛筆を盗まれていると相談を受けた女子高生・海鳥東月、相談を受けた彼女だったがその日の夜、でたらめちゃんと名乗る真っ白なネコミミパーカー少女が訪ねてくる、それを切っ掛けに巻き込まれる奇想天外な事態に東月はどうするのか、表紙の娘が東月さんだと思ってたトンデモ異能青春ラノベ。まずまず、設定が渋滞起こしていて咀嚼しきれないという感想。西尾維新っぽさがあるとアマレビュあったが、成程、喋り方とキャラのクセや、強めなキャラの能力ランクや、→
が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ 各地で起きていた不可解な現象、そこを辿ると全て近畿地方のある場所に行き着くことに気づいたライターの調査を記したドキュメンタリー、タッチの恐怖小説。怖かったです、この歳になると正直幽霊出ててきておどろおどろみたいなホラーにビビることはなくなるんですが、今作は人間心理の不快さ、気味の悪さにスポットをおいた恐怖が描かれていて夜読んでいたらドキドキしてしまいました。形として近いのはかの有名な「リング」でしょうか、というか多分意識して寄せているのかと思います。→
じお
2024/11/02 13:25

リングをドキュメンタリー風にしたらこうなるのかなと。個人的に一番怖いのってやっぱり人間で、その人間の不気味さが集約したカルト信仰みたいな生理的な不気味さがよく出てて本当にいやですね。男の気持ち悪さみたいなのも入ってよくもまぁこんなの考えつきますよ。ある種色んな恐怖小説の短編集ともいえるテイストで、欲張り感と読みやすさが出ているのも、変な話上手いです。分かりやすい恐怖というより、薄気味悪さがたまらない一作、気分悪くなりたい人はどうぞ(えー)

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★★☆ 幼い頃の三人で交わした約束を胸に、大好きな絵を描き画家になる事を夢見て日々励む高校生・宗佑、一方で約束をした三人の内の一人でやはり絵描き、だが圧倒的な天才である少女・柏崎侑里は絵も描かず自堕落に好き勝手に過ごしていた、そんな彼女に複雑な感情を抱く宗佑、これは青春を絵筆に捧げた凡人が天才に挑む物語。面白かったです、天才のヒロインと凡人の主人公の青春葛藤ストーリーという形で馴染みやすい王道もの。それでいて、主人公の複雑な心情模様をちゃんと書けていて、→
じお
2024/11/01 22:13

3人も出てくるヒロインもそれぞれキチンとキャラが立っていると感じました。詩子は序盤でフェードアウトしてるはずなのに、主人公が真っ直ぐにずっと彼女を想っている為、存在感がちゃんと出ているのは巧みだなと。先輩も頼りになるおねーさん的味わいが出てますし、普通なら一番キャラが強そうな天才侑里がテンプレ過ぎて目立ってないまである印象。あと個人的に主人公がかなり好みのキャラでした、ブレない男ってやはり見ていて気持ちいい。ラブコメ部分では、正直侑里がちょいちょい気持ち漏れ出てるのが、何とも言えない味わいで良き。

じお
2024/11/01 22:13

三角関係もの好きなんで、続きがあったらこの辺グチャグチャした感じのものを読みたいですね(えー)

が「ナイス!」と言っています。
じお
★★★☆☆ 嘘をつき、仮面を被って日々を過ごす高校生・城原千太郎はある日、バイト先の嘘を弱みに握られ、「映画監督」と名乗る後輩・霧乃に最高にイケてる役として彼女が撮る映画に出る事を強要される、最初は気乗りしなかった千太郎だが、霧乃の撮る映像に魅せられ、彼自身も段々と演じることにハマっていく、お手本のような青春ラノベ。面白かったです、自分を空っぽと思っている主人公が映画作りやヒロインの想いに触れ、凸凹でタイプ違いの仲間たち共に、一つの目標に向かって頑張る、と絵に描いたような青春ものを、→
じお
2024/11/01 21:38

キッチリと仕上げているなと感じました。後半で主人公とヒロインが互いに思いを吐露し合うシーンはアオハルー!と。また、そうしたストレートなシーンを盛り上げるだけの筆力も感じられ、新人さんとは思えないなとも。だが主人公の痛い嘘の数々が、リアリティに欠けギャグになっている為、この辺を主人公の能力とするくだりはちょっと気になったり。全体的に質の高い青春ラノベ、青春感じたい人はどうぞ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/01(4059日経過)
記録初日
2013/12/01(4059日経過)
読んだ本
4773冊(1日平均1.18冊)
読んだページ
1514836ページ(1日平均373ページ)
感想・レビュー
3897件(投稿率81.6%)
本棚
13棚
性別
血液型
B型
自己紹介

基本的に小説しか読まない活字中毒者。
読む作品はライトノベル中心ですが、
ミステリ、時代、一般文芸から海外作品、武侠まで
面白ければ何でも読みます。
好みのジャンルは戦記やファンタジー。

気に入る作品の傾向として、読み応えやキャラ立ち、主人公の魅力を重視しており、そこに文章の味わいや、作家さんの個性が出ているとなお良いです。


※漫画の読了も途中から記録するようになりました

レビューまがいの感想も書き連ねております。
内容や投稿頻度、日時は基本気まぐれ
やや毒舌ですがご容赦の程をば。



●お気に入りの作家、作品(敬称略)

・あざの耕平
・上遠野浩平
・十文字青
・アサウラ
・野崎まど
・蝸牛くも
・理不尽な孫の手

・宮部みゆき
・海堂尊
・福井晴敏
・北方謙三(歴史物)
・葉室燐
・池波正太郎
・今村翔吾

・BBB(あざの耕平)
・俺ガイル(渡航)
・ダンまち(大森藤ノ)
・りゅうおうのおしごと(白鳥士郎)
・ゴブスレ(蝸牛くも)
・冴えカノ(丸子史明)
・弱キャラ(屋久ユウキ)
・ライムシリーズ(ジェフリーディーヴァー)
・ぼろ鳶シリーズ(今村翔吾)


よろしくお願いします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう