2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:42冊 読んだページ数:12594ページ ナイス数:1038ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/411881/summary/monthly/2024/11 先月はややラノベ多めですが、バランスよく色々な本を読めた感。この調子で面白い本をもっと読みたいです。
仕方ないとはいえ、主人公とヒロインが再会するのに時間がかかる為、前作のような豚と少女の甘やかな絆みたいのも少し薄めな気も。こっからどう巻き返してくれるのかと思いながら読了。
ラノベ作家キャラとしては、軸がぶれているような印象。同じようにアニメの仕事を経験なされた作者さんの中では同じラインの話なんでしょうが、説明があっても何となく素人にはしっくりこない感じ。紗霧の引きこもり問題も、途中までは何らかのハンディを抱えているんじゃないかレベルだったのが、前巻から今巻で一気にスピード解決しているのは話のご都合感が強いかなと。→
あと最後までリアルでの二人の出会いの話がなかったのも気になる。一目惚れとはいえ好きになるシーンなので欲しかった。何故ならエルフやムラマサ先輩は好きになってもらおうと必死に努力しているのに紗霧だけはその辺の描写が足りないかなとも。ただ全体としては、ラノベらしい楽しさと、作者のこれまで経験してきたクリエイター界隈の話を織り込んだ、軽重バランス良く仕上がった良作、ラノベ好きなら一回は読んでほしい名作だと思います。
ただやっぱりエルフがいるとテンポが良い。話のスピード感がダンチ。まぁそのせいでか、紗霧の重要イベントも割と雑に消化されたのはいかがなものかと。ムラマサ先輩の話は、正しく青春といった感じで感情を揺さぶられたが、エルフパートは何というかそうしたおセンチさはなく、パワーで押し切っている感じで、エモくはないが(将来的に)エロくはあるし、ぶっちゃけ今の距離感だったらそのうち本当に三人で一線越えそう。それでムラマサ先輩がずるいぞきみたちー!となる絵面が目に浮かぶ感。→
個人の好みですが、妹も、ロリも、私の中では加点ではなく減点なので何とも。勝利の答え合わせはマサムネ専用オーダーメイドヒロインって言われたらどうしようもないがな。久々アニメ周りの話は説得力というか重みを感じられる内容で、読み応えあり。最後、メインヒロインエルフをどう敗北させるか、次巻期待。
描かれていなかった花ちゃんの可愛いところや人間臭い魅力を、これが最後だからと言わんばかりの出血大サービス。そもムラマサ先輩がイチオシなので、特に最後の告白シーンはこんなん好きになっちゃうよーと。こう言っちゃ何だが、リゼロのレムとか、ダンまちのリューさんみたく、出会う順番が違っていたら勝っていたぐらいの運命的な結びつきを勝手に感じて、何かこう悶々としてしまう。紗霧とエロマンガ先生みたく、ムラマサ先輩と花ちゃんで2パターンあり、関係性としても置き換えられそうだし。→
エルフのほうが嫁力は高いんだけど、正直一番小説家としての和泉マサムネを肯定しているのはムラマサ先輩だからなーとか。ただそうした関係性も今回の健気な努力も、先に出会っていたからで全て終わるのが無慈悲、無慈悲なイス取りゲーム。そんな無慈悲をこれからもいっこ見るのか。ただ青春を知りたかったムラマサ先輩が、自分は既に青春をしていた事に気づけたし、完全にものにできたと言えたことは、小説家としては目標達成だし、誰より小説家としての姿が煌めいている彼女の結論としてはこの負け姿が一番いいのかもしれない。
でもやっぱり改めて思ったけど、個人の意見ですが、今作の面白さの半分以上はエルフとムラマサ先輩なんだなとーと。二人の出番が少ないとイマイチ話が乗り切らないと、というかぶっちゃけ紗霧はギャガーとしては力不足(暴言)。シドーくんはやっぱりロリ墜ちしてて笑う、草薙先輩も順当にりゅうおうのおしごとしそう(暗喩)。京香さんはめんどくせー!となりながら好感度をまた上げる。智恵は正直同じラインにすら立ってなかった感が…(酷)。出番少ないし…。ぶっちゃけこっから何やるのかと思いながら読了。
全員告白してる状態から開始されるハーレム同居とかいう、ただ楽しいだけの空間を演出できる物語の導入の上手さは見事。今のところアルミちゃんの示唆した闇部分は出てない気がするので次巻あたりで落とされるのかと戦々恐々しつつ読了。
主人公とストーリー補正で紗霧が勝つのだろうけど普通に考えたら、どっちかだよなーと雑感。全員告白してるから変なストレスがなく楽しめるのが今作の魅力だよなーと思いながら読了。
智恵も地味だが可愛く、ヒロイン勢みなそれぞれ可愛いのは作者の腕前だなとしみじみ。まぁ前述した推しキャラムラマサ先輩がアホキャラになりつつあるが、まぁよいでしょう。ババ…年上好きなシドーが変に京香さんにモーションかけないよなと願いながら読了。
すごい台詞言っているが不思議としっくりくるキャラ性を3巻時点でもう作り上げられているのは作者の腕前ですね。ムラマサ先輩もストレートに可愛いをやりながら、ボケボケだったりヤンデレだったりするのが、やっぱりギャップで可愛く、かわいいで構成されている。正直、サブヒロインとわかっていてもどちらかとのエンドを期待してしまう、そこまでのヒロイン力を見せてくれた一冊でした。
HHOはもう諦めたので、東京レイヴンズの最終巻をだね…(他レーベル)。TOPの二次創作のくだりは笑う。オタネタがそこまで鼻につかないのがバランス取れてるなと思います。これぞラノベといった感じで楽しみながら読了。
前作のラストで賛否両論になってしまった事の学びから、「義妹」「最初から両片思い」としたのも受け入れやすい。またシンプルに小説が上手く、テンポのいい文章、クスリとしてしまう勢いあるギャグ、ベタだがニヤ二やしてしまうラブ。ラノベの基本である、「読みやすく楽しい」が高いレベルで実現されているなと。今作はお仕事ものとしての要素もあり、過剰にデフォルメされているけど、ほほうと思ってしまう知見を得られたり、クリエイティブな熱を感じる事が出来たり、面白さの幅が広いなと。→
ヒロインもクーデレのようなツンデレ(実質デレデレ)ですが、当時に合わせトゲは少なくなり可愛さを増したチューニングが快い。等身低めのキャラが多いのは、作中でもあるようにイラストレーターとの相性問題かなと考えたり。総じて一大ブームを築き上げた俺妹から進化した良作、今更ですがオススメ。
普通に女出してきて何かええ……ってなるし。というか犯罪に片足突っ込んでるような…。目眩ましされてるけど、これ立場逆で考えたら完全に事案、18歳の異性を抱きまくらにするのはマズイだろ。途中から出てくるおねショタラブコメみたいな奴らも何?と。作者の癖がちょっと出すぎだと思う。
後半のバトルは相変わらず何かもう凄すぎて良う分からんが、伏線というかオチは成る程ー、背理神のビジュも確かにーと思うし地味に上手いと思います。今作は謎みたいなのがしっかりと機能しているのがすごいなと感じつつ読了。
あとがきにもあるようにエミリア成長回だったかなと思います。普通にいい話で、この作者様はこういうベタベタな話書くの上手いなと、再度感心。ただ後半の延々と書かれるアヒデの救いの無さはクドかったのでこの辺はもうちょい薄めてほしかったと思いつつ読了。
色んな意味で感動します。バトルは例によってトンチと設定開示と後出しジャンケンですが、厨二感全開で結構楽しく。最後はいい話、からの台無しのような、これでいいような大合唱でシメ。次からは新展開のようなのでそれを楽しみにしながら終。
ストーリーもまぁまぁ捻っており、正直ニセ暴虐の魔王の正体に関しては普通にビックリ。清々しい程の最強無双系な割に主人公がなんか好きになれるところも今作の魅力。アノスの最強っぷりを楽しみにしながら読了。
戦いの趨勢が何となくピンとこない所が多く、ハマりづらい。後出しジャンケン感が強く、アサシンとかこんな強かったっけ?となど。ただ次巻の展開は割と楽しみなので期待しながら読了。
とはいえやはり人物が多すぎるし、戦闘も派手になりすぎてインフレしすぎると驚きが薄れる感。ゲームもそうだけど読み物って引き算が大事なんだなと思いました。ラストの展開もアベンジャーズみたいで熱いというより、いや2人ぐらいしか知らんが…と思ってしまったり。型月ワールドへの理解度が試される作品、逆に私は型月全部知ってるぞー!ぐらいの猛者なら最高に楽しめるかも。
トリリンとヴァッキェの謎コンビも最後トリスナイがまさかのデレ見せてくれるのかとか期待してしまう。サフィーダ中将もまさかの、と言いたいところですが本音は誰だっけ?と思ってしまった罠、サザルーフに私も◯されてしまうな。だがそんな忘れてた彼の話でまさか涙腺を刺激されるとは。この手の話ベタだけど弱いんです。嫌なフラグですが逆に生存フラグになってる気がして一安心。次巻決戦から事後処理まで1巻で終わるのかなと思いながら読了。
まぁヒロイン力の差というより人間性の発露という面を曝け出しているんろうけども。ただ親子というにはやはりあまりに異様。イクタとヤトリとの心が変な風に合体した結果宜しくない気がしないでもない。イマジナリーヤトリがチョロっとカットインしたり、色々このままで良いのかと思う。そういう意味で、ヴァッキェは非常にいいキャラ、まさかトリスナイも攻略されてしまうのかと今後に注目したい。
ジャンが副官すら廃して一人で閉じこもろうとするのに対し、イクタが周りの意見を聞きながらシャミーユ陛下とイチャベタするのが本当に好対照。シャミーユは一気に重たいヒロイン感出ましたがこれはこれで良い。ただイクタ→シャミーユの感情が心に宿った炎髪の彼女の心で、オマケに親云々と言ってるあたりがもう言葉にできない悩ましさ。後半はハロイベント、裁定に関しては正直ラノベの世界観だし、名も知らぬ千人より信頼と親愛の仲間だよなーと。クセあり新キャラ出てきたところ次巻。
裏を返すとハロにもこのくらいのマネは出来ると思うと恐ろしかー。役者が戦場にお誂え向きに揃ったところでの終盤の展開。望まれて、また望んで英雄になろうとしている輝将に対し、英雄なんて犠牲に押し付ける事なく、過去の回想でも言っているように皆で戦おうとするイクタ。この対比は実に美しい。半身は失っても喪われなかった心を胸に、辿り着けなかった夢の形に焦がれながらも歩き出すことを決めた彼の再起は、とかく熱いの一言。次巻、決戦を楽しみにしながら読了。
悪ムーブシャミーユはかなり好きかも。前までのクソガキムーブはあんまり刺さらなかったですがこのモードはいいすねー。マシューと海の子の関係も和むーお前らは幸せになってくれー。いずれくる激アツ再起展開へ期待しつつ読了。
パーフェクトだウォルターと賛辞を送りたい煌めきの数々。二人が大小積み重ねていく想い出の尊さ、素晴らしき哉。こんな脳みそ灼かれそうな思い出からの地獄譚。いっそ◯してくれ…。実はあっちゃこっちゃで目にしてたので何となくこうなる事は知っていましたが、この巻の構成が実に狡く、知っていてもイクタと読者をどん底にたたき落としてくれる手腕の見事さに唸らざるを得ませえん。さりげ出てきた重要そうな精霊の設定も頭に入ってこないまま読了。
内容が内容だけに、熱いというより冷たい不安感があるなと感じます。地味ながらマシューの成長も見られ嬉しい限り。一方ヤトリはミラーマッチみたいなところで、嫌な差を見せつけられている感。同じように動きたい筈なのにこの差が明暗分けそうで…と思いながら読了。
初手、実姉のDVブラコンっぷりから思ったのとなんか違う…?と当惑。次手、幼馴染がまたいやーな感じでこんなヤバい娘ばっかの話なのと絶望してからの京子イズヴィーナス…!重いというか歪な少女達ばかりだったところに、満を持しての重たい少女がより映えるなと思いました。彼女の重たさは可愛かったり、面白かったり、主人公への愛を偏に感じられるので読んでいて気分良し。→
主人公も情けないんですが、それを自覚し克服しようとしていたり、メインヒロイン京子にしっかり向き合っていたりと、外見とは正反対にちゃんと男の子しており高評価。メンヘラクソアマはともかく、姉が今のところ理解不能過ぎて怖いのでこれからどうなるのか気になりますといったところで。
難しいお年頃や家庭環境のせいで、精神を病んだ二人が、怪異に道を求めた結果の物語。成る程、異質ではあるもののこれは青春小説だなと思える場所に落とし込めるのは新感覚だしすごいなと思いました。ただ、個人的には好きではない感じ。あと自傷云々も加わると、何か十代の娘が好きそうだなとか思っちゃってどうにも。
また、一つ一つの事件の説明の論理も難解。法廷での論争がメインで、そこに意図した騙しが入るためより事件の概要が複雑化。加え、魔女という特殊ルールまでくっつくので、最早何が何やら。魔女と社会の関係性や、少女たちの友情………のようなつながりなど、面白そうだったりするものの、最後まで読むと、エモくなりそうでエモくならずで、この作品では何を描きたかったんだろうという気持ちにも。頭柔らかい人は読んでみては。
鈍感だが、いらつく感じではなく、微笑ましく見れる感。ヒロインもミステリアス…と周りからは見られる残念系ポンコツ美少女だが、そこが可愛く、やる時はやる性格で、作品中盤の啖呵には痺れました、中々こんなふうに振り切れる子って少ないからかなりポイント高し。噂など話のギミックもちゃんと使い切っている感じがして1巻の満足度高い一冊になってると思います。オススメ。
泣けるコメディみたいなバランスな味わいに仕上げているのは非常にラノベ的でとても良かったです。こんだけ周りに女から男まで(!)手を出せる環境ありながら、アレコレ出来ないどころか、まともに対面したことのない女を一途に思い続ける純粋な感情は正直現実的ではないですが、だからこそ素敵な風合いに仕上がったのかなと。タイトル回収からの余韻と想像の余地があるラストもよき。
ラノベ読んでる~~~!という充足感に浸らせてくれます。光の性格も最初はちょっとライン越えてて鼻につきますが、このくらい振り切れてないと設定がよく考えると悲しすぎるので、それを匂わせないためには必要だとも思ったり。ベタだが伏線も回収してますし、ストーリーとしてもまとまっていて読後感も良い。これどう決着つけるのかと気になるところなので続きも読んでいきたいと思います。
☆ 横レス失礼します。既読かもしれませんが著者には『弾丸メシ』(集英社文庫)という食+旅のエッセイがあります。駄文失礼。
>本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)さん 成る程、そんなエッセイが既に出てたのですね。堂場さんのメシ描写は結構好きなので機会があったら読んでみます。情報ありがとうございます。
ただ戦闘が本当にパリイ一辺倒になってきて、飽き性の私にはすでにお腹いっぱいな感。ぶっちゃけガチ戦闘はガチ戦闘にならないので、ほのぼのギャグみたいなのを延々とやった方が個人的には面白いと思いながら読了。
心温まる話の後に酷いリョナがあってテンション下がりましたがそれを吹き飛ばしてくれるような白熱っぷり。ただ両者の精神の持ちようを見るとある意味順当ともいえる帰結だったかなとも。巻ラスト付近では色々と動きが、この先どうなるのかと思いながら読了。
ツーの過去話がベタベタだけど良くて、クソ外道なんだけどイジックがあまり憎めなかったり。ハルゲントとアルスの関係もしみじみ良い、コテコテなんだが正直ちょっとウルッとしました。アルスもちょっと前に瞬殺されたと思ったら今回は無双の大暴れ、格落ちせず。シャルクさんは相変わらずイケボネ。ツーちゃん可愛く。推しのソウジロウは足を失ったことで逆に新たな境地を見せてくれるのかなと期待。などなど。色々楽しめる回でした。
THEなろう系みたいなストーリーと設定ですが、主人公がそれなりに歳を重ね落ち着いてるせいか、はたまた、何となく愛嬌があるためか、読んでいて好きになれる人物で、がんばえーと素直に思えます。なろう系によくいる、コテコテの嫌らしい悪役もいまのところは出ず、出てくる人物にいい人が多いのも気分良し。ただ難癖つけると、Web小説らしい欠点として、この巻の区切りが悪く、ここで終わるの?みたいなところはマイナスかもしれません。無自覚最強系の良作なのでその手の作品読みたい人は是非。
特殊ともいえる状況下での学園もののような味わいが良い。各人の背景からなる人物造形も過不足なくよく書けていて、一人ひとりの存在感が物語により厚みを与えてくれていると思います。主人公バディも個人的には好きな感じ。そも文章が上手く、話にスルッと引き込まれるところも良点。ただ、演劇に魅せられたもしくは騙された少女たちの人間模様がメインなので、純粋にミステリーが読みたい人には少しオススメできないかも。逆に少女たちの物語を読みたい人は是非。
何を見せられているんだという感触。またシンプルにキャラの言動に違和感を覚えたり、全体的な文章の拙さが気になり物語に没入できず。諸々の問題を「氣」で全部解決する割に流動食食わせてたりは、話をすっ飛ばしたいのか丁寧にリハビリしたいのかハテ?と。そも世界観がわからず、氣の概念は一般的じゃないのかとか、魔法だのの存在とか、モンスターとかがいるのか、などなど、読者に説明がなく、基本のファンタジーの作りがおざなりな感触。
鈍感系なのはちょっと…。言動も極めて普通なので面白いという印象もなく。ヒロイン達も好みにハマる娘がいなかったというのも大きい。総論としてあんまり好みの作品ではなかったかなというところで。
傷ついたり歪んでしまった人たちのドラマを多く盛り込んだストーリーが心に刺さる感。絵柄もいい意味で線が少なく、見やすい。アクションシーンも小気味よくスピーディーだし、それでいて凄みを見せるシーンはちゃんと迫力があって良き。全体的に完成度がとても高い漫画、おすすめ。
流石に物語なので多少のモテや、活躍はありますが、そこでまで派手ではなく。また退屈になりそうなところ、地の文章が上手く、スルッと読めるし、過不足ない修飾とユーモアが良き。主人公と女の子も丁度いい塩梅。ただバスタードソードに拘る理由がイマイチ不明、中途半端、というところで共感を覚えているとかそんな感じなんでしょうか。余談、どうでもいいが某ソルジャーの剣と被りそうになる罠。
キャラクターへの説得力はともかく好感度が一気に上がり俄然良くなるなと個人的な印象を。ヒロインのキャラ造形もしっかりしており、二人の感情の積み重ねが非常に丁寧で、成る程、これは良い恋愛小説だなとも。ただ全く個人的な好みですが、青春恋愛小説で、恋愛の比重が高く、何か最後の方は恥ずかしくなってしまったなと、ホント個人の好みでスイマセンが。物語に動きもあまりないので、とにかく恋愛が読みたい人にはオススメ
地の文章のテンポもよく、主人公も鈍感系ではあるもののかなりいい奴なので好印象。ただヒロインが表紙の子ではなく、途中で出てくるぽっちゃり系の子が実質メインヒロインになっている感があり、初恋の子である(と思う)あいりは正直何か良く分からん存在になっている気が。あと若干ざまぁの要素があり、イケメンをズタボロにしているが、これいるか?という感じが。今のところ色んなものを次巻以降に投げっぱなしにしているかなと思いながら読了
結果、話のダイナミズムによる面白さと、物語の整合性の取れなさで、個人的にはトントンといった感触。まぁ繰り返しになりますがトリオ漫才を楽しむ作品なのでそういう意味では文句なしだったかと。
ただ、まず主人公のキャラ、性格から背景からパーソナリティがふわふわしたまま話が進み、言動も当たり障りが無いので、正直特に何の感情も抱けないまま話の半分くらいまで進む印象。からの、ようやく語られる背景、動画云々くだりも「で?」っていう感じで、あまり話にも絡まず。いきなり全然面識のない美少女誘って旅に出るとかいう異常メンタルの割に、自分のこと「陰キャだし」、もうーん?となる。つまるところ主人公のキャラ作りが甘いと感じました。→
加えヒロインはまぁ設定ちゃんとしているかもしれませんが、いかんせん、「訳あり黒髪ロング美少女」という属性のキャラ、酷い事書くと、もうこの手の設定の人1万回ぐらい見てます。この手のキャラ擦られすぎて…、何か差別化を図ってるかというとそうでもなく、エピソードトークも何かイマイチ弱め。個人的に自◯志望のJKも好きじゃないです。あと端々の細かいところに突っ込みどころが多く、全体的に作者様のセンスと合わない作品だったなーと雑感。
基本的に小説しか読まない活字中毒者。
読む作品はライトノベル中心ですが、
ミステリ、時代、一般文芸から海外作品、武侠まで
面白ければ何でも読みます。
好みのジャンルは戦記やファンタジー。
気に入る作品の傾向として、読み応えやキャラ立ち、主人公の魅力を重視しており、そこに文章の味わいや、作家さんの個性が出ているとなお良いです。
※漫画の読了も途中から記録するようになりました
レビューまがいの感想も書き連ねております。
内容や投稿頻度、日時は基本気まぐれ
やや毒舌ですがご容赦の程をば。
●お気に入りの作家、作品(敬称略)
・あざの耕平
・上遠野浩平
・十文字青
・アサウラ
・野崎まど
・蝸牛くも
・理不尽な孫の手
・宮部みゆき
・海堂尊
・福井晴敏
・北方謙三(歴史物)
・葉室燐
・池波正太郎
・今村翔吾
・BBB(あざの耕平)
・俺ガイル(渡航)
・ダンまち(大森藤ノ)
・りゅうおうのおしごと(白鳥士郎)
・ゴブスレ(蝸牛くも)
・冴えカノ(丸子史明)
・弱キャラ(屋久ユウキ)
・ライムシリーズ(ジェフリーディーヴァー)
・ぼろ鳶シリーズ(今村翔吾)
よろしくお願いします。
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