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2024年10月の読書メーターまとめ

Vakira
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1014ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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  • さぜん

2024年10月のお気に入られ登録
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  • さぜん

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Vakira
動物も赤ちゃんも泣き声は感情表現。その詳細意図は理解できないが、何か不満や欲求を伝えているのは判る。おむつが不快?おっぱいが欲しい?泣きは生命維持の基本の表現なのだろう。やがて人間は脳遺伝子のスイッチONと共に親の会話、感情表現から言葉を理解してくる。言葉は感情のデジタル化だ。感情は満たされれば消滅してしまうが、この言葉のおかげで意思を残す事が可能になった。過去という時間を手に入れたのだ。言葉は書になり、過去を踏み台にして現在があり、過去を知るものが長となり人間の集団は社会性を帯びてくる。
Vakira
2024/10/21 12:45

愛してやまないコボさんの自分を取巻く事象分析的エッセイ。再販ありがたい。新潮社に感謝です。コボ文学の日常でありながら非日常への誘い発想は毎度驚かされる。僕にとって文学覚醒剤だ。一度嵌ったらやめられない。そのコボさんの思考回路はどうなっているのか?凡人の僕に少しは理解できるのか?コボさん中毒患者なら読むっきゃない。「第四氷河期」、「けものたちは故郷をめざす」「砂の女」「密会」の哲学的な解説話。「方舟さくら丸」のインタビュー対談。ファンには嬉しい。おお~スプーン曲げ少年の話、「飛ぶ男」のプロット発想を垣間見る

Vakira
2024/10/21 12:45

嬉しいのはそれだけではありません。コボさんの進化論考察のお披露目。読めて嬉しい。人間の生態進化論としてコボさんは言葉がKeyとなったと考察。やがて言葉を操るシャーマンが崇められ、宗教が誕生する。力がある者と教祖が世界を支配する。王と法王の関係。国家と天皇の関係。コボさんの人間生態進化考察、面白い。ローレンツの論文を賛美しながらコボさん論で反論する。こりゃ ローレンツ読んでみなければ。人類進化の考察時間を与えて頂きありがとうございました。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

Vakira

【週末神輿担ぎ部】昨日は世田谷の経堂天祖神社の神輿担ぎ。約7時間 経堂の町を練り歩きました。流石に疲れました。(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

【週末神輿担ぎ部】昨日は世田谷の経堂天祖神社の神輿担ぎ。約7時間 経堂の町を練り歩きました。流石に疲れました。(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
あたびー
2024/10/07 13:00

うわぁー!肩お大事に!

Vakira
2024/10/07 18:04

担ぎダコが出来て盛り上がってます。(≧∇≦)

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2024年10月の感想・レビュー一覧
7

Vakira
逆柱いみりさん、初読み。神保町ブックフェアの青林工藝社のワゴンにて発見。購入のきっかけはパラパラと見本本を見た時のその画風。「ねじ式」の様な幻想とリアリティーの融合した場面。これは何か面白そうだ。して、サイン入り。サインが可愛いのに惹かれ購入してしまう。てっきり、短編集だと思っていましたら長編なのが驚き。幻想物語が延々と。主人公の少女とカッパの先輩の奇想天外な幻想世界ロードムービー。筋の通ったストーリーはありませんが、二人の旅は続く。辿り着くのは何処なのか?最後まで一気に読んでしまう。これは夢と同じ機能。
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Vakira
大好きなコボさんの68年も前の珠玉の12編の短編集。生誕100年って事は執筆当時、32歳。不条理ネタが多いですがカフカさんの様にその原因が無い訳ではありません。ちゃんと理由があるんです。そこには非科学至上主義を感じます。いや、科学至上主義への警告。科学技術が不条理を誘発してきます。自殺志願者はロボットへ、飢餓対策は羊腸人間へ、SF的プロットを使った不条理ドラマ。運命や死後のさばきのない世界で、主人公は完全な自由を得るんです。「意識的反抗」不条理に抗うのが人間なんです。世界感は異なりますがカミュの思想っぽい
オスカー
2024/10/28 08:54

昨日の読売新聞にコチラが紹介されていて、すぐにVakiraさまが浮かんできました🤭 生誕100年 安部公房 21世紀文学の基軸: 21世紀文学の基軸 >> https://bookmeter.com/books/22158049

Vakira
2024/10/28 12:26

オスカーさん お教えありがとうございます。ポチりました。まだ、世田谷図書館には蔵書してない模様。少したってから予約してみたいと思います。

が「ナイス!」と言っています。
Vakira
吉田まゆみさんの書きおろし短編3本収録。久しぶりに読めて嬉しい。「夏の妹」「ロックウェルが笑ってる」「雨音にワルツを踊ろう」。男性が読んでも全然問題なし。嬉しい肌見えお色気場面もあるし。いや、これが重要。これがリアリズムを醸成させるんです。で、どれも珠玉で恋バナっていうかドラマです。マジに短編映画になりそう。誰かオムニバス映画作ってくれないかなぁ。書かれたのは30~40年前の様ですが今読んでも新鮮。リベストギャラリー原画展にて購入。漫画家生活50年、河出書房新社様、出版して頂き、ありがとうございます。
が「ナイス!」と言っています。
Vakira
吉田まゆみさんの描く絵が好き。特にノーマンロックウェルみたいなその一枚で物語を想像させるおしゃれなイラストが好き。江口寿史さんがKing of popなら吉田まゆみさんはQueen of pop です。10/4~16日まで吉祥寺リベストギャラリーに吉田まゆみ原画展開催。その時に販売していた本がこの本。浦沢直樹、上條淳士、久保ミツロウ、ヨシダツナミの称賛コメントが嬉しい。巻末のまゆみさんの全作品簡易解説がまたまた嬉しい。江口寿史さんとの対談も嬉しい。
Vakira
2024/10/23 08:31

アナーキーさん 「め生える」は購入したんですが、まだ読んでないんです。吉田まゆみさん本人が描いてみたいと言っていたので、是非とも実現してみたいです。

アナーキー靴下
2024/10/23 11:52

そういうことなら実現も夢じゃなさそうな気もするし、是非見てみたいですね!

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Vakira
全く個人的な話ですが、学生時代は江戸川乱歩とSFしか読んでいなかった。SFつながりで安部公房さんを知り、その奇想天外な世界にぶっ飛ぶ。コボさんのおかげで日本作家を知ろうと思った時、バイク乗りだった僕が手に取ったのが片岡義男。カバー写真と題名がカッコイイと思った。して読む。なんじゃこりゃ~。単に男と女が出会うだけの話じゃん。でも、登場する車、バイク、タバコ、ビール、コーヒー、文具など小物の説明、店と女性の雰囲気描写。会話とその間。なんと素敵。当時はCity Boyの世界だったかしらん。
Vakira
2024/11/12 17:29

全然奇想天外の世界ではないのに面白い。単に男と女が出会うだけでもそのシナリオによって面白いことを知った。友人から片岡義男って学校の先輩だぜ。て、聞いてから、もうがむしゃらに読んだ思い出。あれかtら数十年、本屋でたまたま見つけました。「なんてこった!片岡義男×8人の実力派漫画家・イラストレーターによる空前の企画がついに実現!『スローなブギにしてくれ』などで1970-80年代を風靡し今なお新作を精力的に書き続ける永遠のCity Boyわれらの片岡義男!その作品世界がコミックスとして生まれ直す」だって。

Vakira
2024/11/12 17:29

8人の漫画家さんは知らない方でしたが、片岡義男さんの世界を楽しみました。

が「ナイス!」と言っています。
Vakira
動物も赤ちゃんも泣き声は感情表現。その詳細意図は理解できないが、何か不満や欲求を伝えているのは判る。おむつが不快?おっぱいが欲しい?泣きは生命維持の基本の表現なのだろう。やがて人間は脳遺伝子のスイッチONと共に親の会話、感情表現から言葉を理解してくる。言葉は感情のデジタル化だ。感情は満たされれば消滅してしまうが、この言葉のおかげで意思を残す事が可能になった。過去という時間を手に入れたのだ。言葉は書になり、過去を踏み台にして現在があり、過去を知るものが長となり人間の集団は社会性を帯びてくる。
Vakira
2024/10/21 12:45

愛してやまないコボさんの自分を取巻く事象分析的エッセイ。再販ありがたい。新潮社に感謝です。コボ文学の日常でありながら非日常への誘い発想は毎度驚かされる。僕にとって文学覚醒剤だ。一度嵌ったらやめられない。そのコボさんの思考回路はどうなっているのか?凡人の僕に少しは理解できるのか?コボさん中毒患者なら読むっきゃない。「第四氷河期」、「けものたちは故郷をめざす」「砂の女」「密会」の哲学的な解説話。「方舟さくら丸」のインタビュー対談。ファンには嬉しい。おお~スプーン曲げ少年の話、「飛ぶ男」のプロット発想を垣間見る

Vakira
2024/10/21 12:45

嬉しいのはそれだけではありません。コボさんの進化論考察のお披露目。読めて嬉しい。人間の生態進化論としてコボさんは言葉がKeyとなったと考察。やがて言葉を操るシャーマンが崇められ、宗教が誕生する。力がある者と教祖が世界を支配する。王と法王の関係。国家と天皇の関係。コボさんの人間生態進化考察、面白い。ローレンツの論文を賛美しながらコボさん論で反論する。こりゃ ローレンツ読んでみなければ。人類進化の考察時間を与えて頂きありがとうございました。

が「ナイス!」と言っています。
Vakira
前作「ジョーカー」は大好きなスコセッシの映画「タクシードライバー」を彷彿。フォアキン・フェニックスの演技と共に心に残る作品でした。僕が惹かれた点は大きく2つ。1つは弱者が強者に変身する心地よさ。アーサー → ジョーカー。極度の虐待は自己を崩壊させ、新たな人格を覚醒させてしまう。これって、追い詰められた少年が超能力者になる、もしくは鍛えて強靭となる日本アニメの王道パターン。2つ目は狂気です。岡本太郎の「芸術は爆発だ!」に類似した感覚。生きる証は魂の解放し。そこには善悪を超越して、殺人さえも肯定する自己認証。
Vakira
2024/11/07 13:06

観客は更なるジョーカーの暴走に期待する。ところが・・・う~ん 観客の思い通りには進まない。そこがこの脚本の素晴らしいところ。狂気の殺人鬼が人に恋すれば・・・そもそもアーサーは殺人鬼ではないのだ。ジョーカー信者のテロ行動によりいくらでも二人で逃避行できる環境にある。Get away!どうしたアーサー。狂気より恐ろしいもの。それって「愛」なのだ。トッド監督の演出にしてやられる。自分の存在を否定した世間に対し、ただ一人肯定してくれたリー。でもリーが愛したのはジョーカーなんだよね。なんじゃこりゃ~!

Vakira
2024/11/07 13:06

「人生は近場で見ると悲劇だが、遠目で見ると喜劇である」byチャップリン。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/03(3946日経過)
記録初日
2008/09/07(5921日経過)
読んだ本
1339冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
290881ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
1337件(投稿率99.9%)
本棚
3棚
性別
血液型
B型
職業
技術系
現住所
東京都
自己紹介

2014.2.3に読書メーター知りました。

以前はアーサー・C・クラーク、安部公房、マイクル・クライトン、フィリップ・K・ディック、グレッグ・ベア、グレゴリー・ベンフォードのSFが好きで読んでました。

最近はドストエフスキーのドロドロの人生ドラマがお気に入りとなり、純文学にも挑戦しようと意気込む。

2015.2.10 一昨年は大人でも読める絵本を知り、(これがまた凄い)

2016.3.2 昨年は浅野いにお「おやすみプンプン」を知り、漫画の小説に勝るほどの可能性に驚く、

2017.2.22 昨年の収穫はトマス・ピンチョンかな~ そしてJ・G・バラードの再読開始。 只今 ホドロフスキー祭りをしようと決心。

2018.2.9 読メ知って4年目となる。昨年は「ブレードランナー2049」のお陰で真面目に進化生物学とアンドロイド関連読みだす。そしてまたディック再読。映画も沢山見ようっと~

2019.2.10 読メ歴 5年目となる。昨年の収穫 ヒグチユウコ、アラン・ロブ=グリエ、イグ・ノーベル賞を知る。さて今年は・・・

2020.3月 昨年の収穫は今村夏子、村田沙耶香、オルガ・トカルチュク。今年は手塚治虫かな~

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