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2024年10月の読書メーターまとめ

イツキ
読んだ本
16
読んだページ
5660ページ
感想・レビュー
12
ナイス
163ナイス

2024年10月に読んだ本
16

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イツキ
預言者が繰り返した歴史の一つを描いた巻。1巻でとても綺麗に完結していたので正直蛇足になるのでは?と少し警戒していましたが全くそんなことはなく、本編の邪魔をせずそれでいて丁寧に細部が補完されより物語に深みが与えられているように感じました。金目当てだと露悪的に振る舞っているレナードの隠しきれない善性が良いです、そしてマリアがどんどん怪物のようになっているのが強烈でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
12

イツキ
とんでもない傑作でした、個人的に虐殺器官やハーモニーに並ぶレベル。公正戦闘という概念が一般化した世界で、事実確認プラットフォームが事実ではないと認定した虐殺の謎を解明するために内戦が終結したアメリカをジャーナリストが巡っていきますがその過程で明かされる真実と、それにどう向き合うかと言ったことやそれを引き起こした人々の身勝手さなどとにかく考えさせられることが多くそしてそれが決して苦にならない作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
魔王、勇者、女神の設定が新鮮なファンタジーです。死ぬことすら許されないという過酷な懲罰部隊の割に緊張感のない人格破綻者な隊員たちが印象的、主人公が軽快に空中を飛び回りながら魔物と戦うシーンが爽快で面白いですね。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
待望の続編。前までの内容がかなり記憶から薄れていたので思い出すのに苦労しましたが安定の面白さでした。アクションシーンは控え目ですが、マーダーボットの人間的な成長が今までで一番感じられる巻でした。相変わらずのコミュ障ぶりながらも会ったばかりの人々の権利を守ろうと奮闘する様子に温かい気持ちになります。解説によるとまだまだ続く上にドラマの撮影もしているとのことでそれらも楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
とても面白かった。数学の天才であり未知を愛する人間と、未知を追い求める人間を愛するヴァンパイアの物語。血筋や政治に縛られながらも無邪気に未知を解明しようとするオスカーの一途さと、そんな人間を信頼し共に歩もうとするアズの関係がとても美しく尊く感じました。エピローグでのタイトル回収がとても美しく感動しました。できることならオスカーが心ゆくまで学問を探求できる世界ならよかったのにと思わずに入られませんでした。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
預言者が繰り返した歴史の一つを描いた巻。1巻でとても綺麗に完結していたので正直蛇足になるのでは?と少し警戒していましたが全くそんなことはなく、本編の邪魔をせずそれでいて丁寧に細部が補完されより物語に深みが与えられているように感じました。金目当てだと露悪的に振る舞っているレナードの隠しきれない善性が良いです、そしてマリアがどんどん怪物のようになっているのが強烈でした。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
家庭環境とコロナに翻弄された男性と、バラバラだった陰謀論者がコロナによって団結する様子が非常にリアルで考えさせられる表題作、七十人訳聖書の成り立ちについての分析が予想もしなかった結末を迎える「七十人の翻訳者たち」、人類最後の宗教について調べるうちにゼロの扱いについての衝撃の事実が明らかになる「神についての方程式」が特に好みでした。どの短編もクオリティが高く著者の幅の広さが感じられる短編集でした。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
アリアと双子を主にした陰謀劇に決着がつく巻。誰がどの陣営なのか、どんな思惑を持っているのかもわからない複雑に入り組んだ内容でしたがとても面白かったですね。レトの覚悟が想像を遥かに超えるものだったのが特に印象的です、結果的に丸く収まったようにも見えますがレトの言っていた終滅の戦嵐などまだまだ不穏な要素もあり、続きの新訳も期待したいところです。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
緑化が住むアラキスで繰り広げられる陰謀劇。子供とは思えない知識と能力を持つ双子も強烈ですが、先人の記憶に取り憑かれ忌み子と化してしまったアリアが印象的です。伝道者や正体がわからない謎の地域なども絡まり、ストーリーは非常に複雑で把握も困難ですがやはり面白いです。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
レオの一族を始めとした人々や国の歴史。そして竜王ディドウスとその娘ドーチェについて明かされ過去の因縁に決着がつけられる巻。理解しきれないながらも歩み寄っていくことのできる竜と人に強い希望の感じられるお話でした。そして一巻以上に大迫力でハラハラさせられる検査と手術のシーンも読み応え抜群で非常に面白いです。来年に4巻まで発売予定とのことなので楽しみに待ちたいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
数多のファンタジー作品の中で必ずと言っていいほど登場する竜の病気とそれを治療する医者がテーマのファンタジー。竜がメインのファンタジーはゲームでも小説でもいくつも触れていますが、この作品を読んでそういえば竜の病気にきちんと触れている作品には出会ったことがなかったとハッとさせられました。生き物である以上栄養も取り、常在菌もいて病気にもなる。当たり前なのですがとても新鮮に感じました。竜のスケールで行われる医療の迫力、そして竜が動く時の壮大な描写が見事な作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
特殊な状況下での事件や出来事を描くミステリ短編集。闇金業界の女王が殺される事件からその女王の半生が描かれる「ある女王の死」、ジュークボックスから聞こえてくる謎のアドバイスによって生き延びていくギャングが主人公の「ワイズガイによろしく」が好みでした。短くまとまっていることもありそこまで奇抜だったりインパクトがあったりはしませんでしたが順当に面白い短編集でした。
が「ナイス!」と言っています。
イツキ
コロナ以上の感染症が世界を覆ったことで都市が完全に放棄され人々が分散して住むようになった日本が舞台の連作短編集。表題作は廃線になった山手線な加速器として自我を与えられたというコミカルな短編、山手線時代の記録を記憶として持った影響で最初は加速器の仕事を拒否したりとなかなか自由で面白いです。他の短編も読みやすく上手くまとまっている印象です。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/07(3856日経過)
記録初日
2014/05/01(3862日経過)
読んだ本
1859冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
682472ページ(1日平均176ページ)
感想・レビュー
1550件(投稿率83.4%)
本棚
11棚
性別
年齢
32歳
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
千葉県
外部サイト
自己紹介

SFを中心に色々と読み漁ってます。

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