ネタバレ「ラプラスの魔女」等ほど「魔女」らしさが前面に出ず、父を殺された中学生とその友人の、犯人捜しの冒険青春ミステリー的な話で、前２作より好きかもしれない。近未来的内容だが、ＤＮＡからモンタージュをつくり、それを顔認証の画像検索で個人に紐づけてデータベース化していく。まったくの絵空事とは思えない。ある意味恐ろしい時代が間近に迫っているのかもしれない。

ネタバレ「ラプラスの魔女」等ほど「魔女」らしさが前面に出ず、父を殺された中学生とその友人の、犯人捜しの冒険青春ミステリー的な話で、前２作より好きかもしれない。近未来的内容だが、ＤＮＡからモンタージュをつくり、それを顔認証の画像検索で個人に紐づけてデータベース化していく。まったくの絵空事とは思えない。ある意味恐ろしい時代が間近に迫っているのかもしれない。

ネタバレ「透明な夜の香り」の細かい筋は忘れてしまったが、けっこう好きだった全体の雰囲気が、本作でも感じられてよかった。それぞれの依頼主の事情を描きながら、新たな働き手の真実に迫っていく。

ネタバレテーマにそそられて購入。しばらく寝かせてあったけど、突然思いついて読んだ次第。こてこての（？）ＳＦ的な作品は自分には理解できないものも何編かあったが、全体的にはおもしろく読めた。「智慧練糸」は思わず声を出して吹き出しそうになってあせった。外出先で読む方はお気をつけください。あとは解説がなかなか秀逸。この時代にＡＩを評価する方の苦労がしのばれます。そう遠くない将来、現実が子の短編集を超える時代が来るのかなぁ。

ネタバレ病気で妻を亡くし、死に場所を求めているような５８歳の男が、妻の幽霊に励まされて見つけた仕事が、学童クラブの指導員。子供達（時にはその親）の息苦しさ(生き苦しさ)と向き合いながら奮闘するうちに、少しずつ明日への希望が湧いてくる。読みやすい文で濃い中身。いろいろと考えさせられる１冊。

ネタバレ命を救うことに疑問を感じ、仕事をやめようと考えていた脳外科医。彼は両親を強盗に殺されていた。ある日、むずかしい脳外科手術を成功させた患者の顔を見たら、両親を殺した罪で死刑判決を受けた男であった。リハビリをして健康体になれば死刑を執行されるかもしれない。はじめはリハビリを拒否するが、やがてリハビリを始める。それと合わせて冤罪の可能性が出てくる。事件の真相は…

ネタバレ１年ちょっと前に出版されて、そのころ買ったのにだいぶたって気が向いて読んだ。様々な雰囲気の作品が収録され、そのいずれもが趣向を凝らしていておもしろい。文庫未収録がまだまだあるようなので、今後の出版を期待したい。

ネタバレ夏期巫女学校とか、設定のための設定のようだけど、おもしろければ何でもいいか。それにしても瑠那はすごいなぁ。結衣の影がすっかり薄れてしまって。

ネタバレ第１弾に続いて読んだけど、第２弾の方が読みやすかった気がするのは、気のせいだろうか。ただなぁ、貴山の知能と人脈で解決している案件が多いような気がするけど、気のせいだろうか（こればっかりだ）。

ネタバレ女性の胸の大きさにかかわる話を４編収録。内容とは別に、書名が秀逸。自分は男なので、男のあの部分の大きさと同じような感じかなと思いながらも、常に人目を引きやすい分、女性の方が深刻なのかと考えてみたり…

ネタバレシリーズ第５弾。白いワンピースを女をどかす技って、以前にも出たことあったかしら。パターンが変わっても結局は同じような感じで、それを２０話となるとまったくと言っていいほど感動しなくなっている自分がいる。どういうことかは謎。

ネタバレ観音姐さんの作品で、京都が舞台とくれば…　でも、なんとなくぴんと来なかったのはなぜ？　エロが控えめだからじゃないよなぁ。おぢさんには女性の気持ちがわからないからか？　うーむ…

ネタバレ書店で見かけておもしろそうだったし、なにより森村作品を読んだことなかったことに気づいて、ちょっと購入して読んでみた。短編集ゆえの物足りなさはあるけれど、意外であったり皮肉であったり、ちょっとしたどんでん返しがけっこうおもしろかった。

ネタバレ生産性がない老人は排除した方が良い、という自分の考えを主張するために、勤務先の老人ホームで９人を惨殺した男を御子柴が国選で弁護する。被告人自身が殺したことを認め、証拠も目撃者も山盛り状態で、さすがの御子柴もこれの無罪は無理だろうと思いながら読んだ。最後にあんな形で被告人の利益を得るなんて…　うーむ

ネタバレ大切な人を殺した犯人に対する報復殺人で収監されている懲役囚と、目の前で姉が父を刺し殺した女性刑務官を軸とする物語。被害者家族と加害者家族、罪と罰、贖罪など、様々な問題を考えさせられる。

ネタバレ１９４９年の日で敗戦後に日本で苦しむ中で、満州事変直前にタイムスリップして陸軍の参謀や司令官を排除して歴史を変えようという、とんでもない設定に基づく物語。ページの半分以上は排除までの準備の描写に費やされ、いざそうなってみるとあっけない。しかも現代（１０４９年）に戻ってみると、より厳しい現実が…。再び過去に行って再度工作するが、もと（本来の歴史的現実）に戻っていくが、それでいいのか？　なんとなく微妙だった。