旅館の息子で平凡な中学生の逸夫は同級生からイジメに会う敦子からタイムカプセルの手紙を取り替えたいと頼まれ彼女に協力することになるが彼女の秘めた｢真意｣と主人公の祖母のいくが何十年と隠し通していた｢嘘｣を巡る物語。道尾さんの中ではミステリー要素はほぼなくそれを楽しみにしていた人は結構しんどいかもしれないが後半に3人でダムに行く描写で色々とスッキリして読後感も良かった。タイトルも凄く良い。

中学校女子バレー部員達の表と裏の人間関係を描いた作品。著者が現役京大生ということもあって文章力が素晴らしく現代の学生達の悩みや葛藤をとてもリアルに描かれていた。いじめのターゲットの見つけ方だったりいじめられていた女の子がアイドルのオーディションに受かった次の日から周りがあからさまに態度が変わりいきなりサインを求めたりするシーンがほんとリアルで生々しい。

旅館の息子で平凡な中学生の逸夫は同級生からイジメに会う敦子からタイムカプセルの手紙を取り替えたいと頼まれ彼女に協力することになるが彼女の秘めた｢真意｣と主人公の祖母のいくが何十年と隠し通していた｢嘘｣を巡る物語。道尾さんの中ではミステリー要素はほぼなくそれを楽しみにしていた人は結構しんどいかもしれないが後半に3人でダムに行く描写で色々とスッキリして読後感も良かった。タイトルも凄く良い。

バトル回。ゲナウは1級魔法使いになった時に黒い翼の魔法もらったのかな？厨二心くすぐられるしかっこええ。

アニメが終わってしまったので試験後の7巻から最新12巻までまとめ買い！この巻は割とのんびりした話が多くデートで着ていく服を相談するフェルンが可愛い。

乙一さんの短編集でどれもジャンル違う怖さがあり楽しめた。｢SEVEN ROOM｣や｢陽だまりの詩｣など短編1つで映画1本作れそうなクオリティで読み応えのある一冊。

旅行に行く予定があり旅に合いそうな本を本棚から探していた時に見つけ文庫版で再読。ハードカバーで発売された時以来なので結構忘れていたけど非常に旅行との相性が良く、特に電車移動だったので気づかないうちに作中の妖しい世界に飲まれそうな感覚になり前回読んだ時より何倍も楽しめた。

毎年大型フェスが開催されるようになったことにより有名になった村で暮らす高校生が村出身のモデル由貴美と出会うが彼女は村に復讐するために戻ってきた事で村社会の闇が明らかになっていく作品。村に住む人にしか分からない田舎の息の詰まりそうな閉塞感と最後まで誰を信じればいいのかわからない怖さが嫌という程描かれており最近は田舎ホラーというジャンルが本や映画でも増えているけどそれとはまた別の怖さがあって自分的には凄く好きなジャンルだった。

ここ最近の中村文則さんの作品でも芥川賞作家らしい純文学作品。主人公がただ列に並んでいる話だけど様々な困難が立ちはだかり一体何に列ができているのか、並んだ先に何があるのか不明でどこか抽象的ではあるが結構好み。160ページだけどかなり読み応えありどう感じたのか読んだ人同士で話し合いたい笑