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2024年8月の読書メーターまとめ

chie
読んだ本
5
読んだページ
1772ページ
感想・レビュー
5
ナイス
268ナイス

2024年8月に読んだ本
5

2024年8月のお気に入り登録
3

  • よう🦆 @シマエナガハサイコウナノデスヨッ
  • あふもん
  • 榊原 香織

2024年8月のお気に入られ登録
2

  • あふもん
  • 榊原 香織

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

chie
再読…だと思う。線路に挟まれたチーズケーキのような形をした三角地帯に住んでいたという箇所だけ、妙に記憶に残っているから。チーズケーキのように甘い話だった様な気がしていたのだけれど、そうではなかった。18編の短編集で、どれも、相変わらず固有名詞のない「僕」(「サウスベイ・ストラット」では「私」)が主人公。忘れ去られていく日常を掬い上げているようでありながら、特別な時空が繰り広げられていく様な感じ。それでいて、またすぐに日常に埋もれてしまいそうな、そんな感じがした。時をおいてまた読んでみようと思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

chie

月に一度通っている病院で、さっき、診察が終わって部屋を出る時に、先生に、また来てくださいね、と言われ、今までそんなこと言われたことがなかったので、えっ?と思った。

あたびー
2024/08/02 20:31

病院でその言葉を聞くとは…

chie
2024/08/02 20:40

ですよね!

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
5

chie
再読…だと思う。線路に挟まれたチーズケーキのような形をした三角地帯に住んでいたという箇所だけ、妙に記憶に残っているから。チーズケーキのように甘い話だった様な気がしていたのだけれど、そうではなかった。18編の短編集で、どれも、相変わらず固有名詞のない「僕」(「サウスベイ・ストラット」では「私」)が主人公。忘れ去られていく日常を掬い上げているようでありながら、特別な時空が繰り広げられていく様な感じ。それでいて、またすぐに日常に埋もれてしまいそうな、そんな感じがした。時をおいてまた読んでみようと思う。
が「ナイス!」と言っています。
chie
一ファンとしての村上春樹論。批評家としてではなく、ということだけれど、批評への批評もされていて、真剣勝負、という感じがした。読者として村上春樹に切り込むことができるのは、この人の他にいないのではないかと思った。『羊をめぐる冒険』は、『ロング・グッドバイ』のリメイクで『ロング・グッドバイ』は『グレート・ギャツビー』のリメイクととらえることができるらしい。また、折をみて読めたらなと思う。私は村上春樹の作品を読んでいるとミヒャエル・エンデの『モモ』を思い出すのだけれど、誰か比較してくれていないかな~。
が「ナイス!」と言っています。
chie
「鼠」三部作と本作では、語るということに対して後ろ向きだった青年の面影がやや薄れてきた感じがした。しかし、そのこと自体、村上春樹は「僕」の仕事を「文化的雪かき」と称して自虐している様な気がして、著者と「僕」を重ね合わせながら読むことができた。「僕」は俳優になった同級生と再会し、彼の人生の一抹に関わってしまう物語になっている。本作を読んだ後、三部作一作目の一文目を読み返してみた。「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
が「ナイス!」と言っています。
chie
ネタバレ1983年、その4年前に、何もかもを失った「僕」のその後。半年間は何もできなくて、その後3年半の間に、自分では「文化的雪かき」と蔑むライターになり、社会復帰する。しかし、夢に現れる、4年前に消えてしまったガールフレンドを探しに、再び、札幌のドルフィン・ホテルへ。そこで、羊男と再会する。羊男は言う。踊るんだよ。音楽の続く限り。「僕」は、高度資本主義社会の紡ぎだす音楽に合わせ、「僕」の考える通り、上手く踊れているようにも見える。しかし、果たしてそうなのだろうか。踊らされることって、そんなに恰好悪いのか?
が「ナイス!」と言っています。
chie
「文章術」にしては、確かに型破りだと思う。心のブレーキを外して、けれども、便所の落書きにはなるな、型を破るためには、型を知らなければならないのだ、と。ご自身で書かれてきた文章を例文としてとりあげ解説されているのだけれど、「ウホウホウッホホウホホウホ」は、便所の落書きとどう違うのか私にはわからなかった。でも、「ファックス文化さっさと滅びろ」は面白かった。一番響いたのは、「感想を書くために何かを観たり聴いたりするようになったら終わりです。」そう、私ゾンビ。それでも人生は続くのです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/02/04(3587日経過)
記録初日
2015/02/04(3587日経過)
読んだ本
817冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
213021ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
623件(投稿率76.3%)
本棚
25棚
性別
年齢
57歳
血液型
O型
職業
主婦
現住所
広島県
自己紹介

自称「転職の女王」
2021年3月から、表向き「リサイクルセンター」という「ゴミ屋」に落ち着いています。とは言え、この先も、転職を考えています。(未だ、人生に悪戦苦闘中)

本は、苦手克服のために読むことが多いです。自分にとっては薬に近いかも。いつの日か、ご馳走を食べたり、お酒を飲んだりするように本が読めるようになりたい、と思いながら、読書したり、読メを閲覧したりしています。「妖怪人間ベム」の気分…

サンリオSF文庫と、ブックオフで遭遇してみたい、と夢見てもいます。

コミュニティ起ち上げました。
「音楽部「人生最後の時」編」
https://bookmeter.com/communities/342581

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ペンネーム「亜保茄」より
2024/06/07fri.

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