読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

ぱふぱふ
読んだ本
59
読んだページ
17215ページ
感想・レビュー
59
ナイス
6307ナイス

2024年4月に読んだ本
59

2024年4月のお気に入り登録
3

  • mushroom
  • ゆうゆう
  • りこ

2024年4月のお気に入られ登録
6

  • りふりヴ
  • mushroom
  • みずき
  • Lost
  • ゆうゆう
  • りこ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱふぱふ
直木賞受賞作。えっ,この作品で直木賞ですって…? ほかにもっといい作品を書いていらっしゃる気がするのに。まあ,タイミングよね。この本には,女子駅伝の話と,野球大会の話(表題作)の2つが入っている。どちらにも万城目さんらしい不思議要素があって,面白い。スポーツの楽しさも味わうことができるし,過去に生きていた人々について思いを馳せることもできてお得だ。登場人物も魅力的。サクっと読み終わってしまい,物足りない気も。まだ読んでいない万城目作品があるから読んでみようっと。
RASCAL
2024/04/30 22:24

同感。「ホルモー」「鹿男」「トヨトミ」等の初期の作品に比べると意外性がないというか、インパクトが弱いというか。これなら加藤シゲアキさんの「なれのはて」の方がとか思ってしまいました。直木賞にも大人の事情ってのがあるのでしょうか。

ぱふぱふ
2024/04/30 22:46

RASCALさん,コメントありがとうございます。私の想像ですが,直木賞って「これまでよくがんばりました」というような実績評価みたいなものもあるのかなと思っています。だから受賞作が代表作とはだいぶ違うことがあるのかなと。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

ぱふぱふ

もう3月が終わったですと…?! 飛ぶように1か月が終わってしまいました。4月は読書以外のことも充実させたいです。3月に読んだ本で印象に残ったのは『成瀬は天下を取りにいく』です。本屋大賞取れないかしら。★2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:66冊 読んだページ数:20939ページ ナイス数:7213ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/572172/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
59

ぱふぱふ
直木賞受賞作。えっ,この作品で直木賞ですって…? ほかにもっといい作品を書いていらっしゃる気がするのに。まあ,タイミングよね。この本には,女子駅伝の話と,野球大会の話(表題作)の2つが入っている。どちらにも万城目さんらしい不思議要素があって,面白い。スポーツの楽しさも味わうことができるし,過去に生きていた人々について思いを馳せることもできてお得だ。登場人物も魅力的。サクっと読み終わってしまい,物足りない気も。まだ読んでいない万城目作品があるから読んでみようっと。
RASCAL
2024/04/30 22:24

同感。「ホルモー」「鹿男」「トヨトミ」等の初期の作品に比べると意外性がないというか、インパクトが弱いというか。これなら加藤シゲアキさんの「なれのはて」の方がとか思ってしまいました。直木賞にも大人の事情ってのがあるのでしょうか。

ぱふぱふ
2024/04/30 22:46

RASCALさん,コメントありがとうございます。私の想像ですが,直木賞って「これまでよくがんばりました」というような実績評価みたいなものもあるのかなと思っています。だから受賞作が代表作とはだいぶ違うことがあるのかなと。

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ぱふぱふ
この作家さん初読み。「まかないごはん」という言葉につられて読んでみた。引っ越しを迫られた主人公の伊緒が,友人の勧めで決めた引っ越し先は「猫目荘(ねこのめそう)」。昭和感あふれる古い建物,大家さんは男性二人,そしてまかないつき…。あ,もちろん猫もいる。そんな素敵な下宿屋さんで,読んでいる私はワクワクするのに,伊緒は否定的な様子。彼女はドラッグストアの接客アルバイトにもこだわりがあってうまくいかなくて,読んでいてこちらまで残念な気分に。途中から彼女がなぜ心を入れ替えたのかが不思議なくらい。猫目荘の力かしら。
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ぱふぱふ
最近は小説中心で読んでいて,森先生のエッセイは久しぶり。でも,読んでみると全く久しぶりという気がしない。先生,思考がぶれないね。初期の頃からエッセイや日記に書いていたことが,そのまま引き継がれている。私も見習いたいが,メンタル弱めなので,こんなに思い切った生き方はできない。でもタイトルにある「静かに生きて考える」というのはエネルギーを無駄使いせず,良い生き方だと思う。かつては森先生に憧れて,シェルティを飼いたいと思ったものだ。先生は今でもワンコと暮らしていて羨ましい。時々,小説も書いてほしいな。
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ぱふぱふ
今年の本屋大賞の「超発掘本!」に選ばれたので,読んでみた。推薦コメントによると,もう30年ほど前の作品とのこと。フロッピイディスクやワープロなど,令和の人たちは知らないかもしれない言葉がちらほら出てくる。主婦の向井洵子が,フロッピイディスクの中に日記らしいワープロの文章を残す。そのディスクを高幡英世が整理し,ファイルをナンバリング。さらにそのディスクを見つけた奥村恭輔が,文章を追加し…。そうやって読者はディスクに記録されたファイルの記述を追うことになる。かなり早くから展開が読めてしまうが,面白かった。
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ぱふぱふ
シリーズ12作目。ローゼマインは健康な体を手に入れるために,1年ほど前から強力な薬「ユレーヴェ」作りをしている。これには数種類の天然の材料が必要で,これらを手に入れるために護衛騎士たちと協力しながらなんとか準備したローゼマイン。さあ,ユレーヴェを使おうとした矢先に,貴族との争いに巻き込まれ…。今回の表紙は,ローゼマインが義妹のシャルロッテを守ろうとしているところ。この後にまさかあんなことが起ころうとは。あとがきにあったけれど,護衛騎士のダームエルが人気がある理由が,本作を読んでわかった気がする。素敵。
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ぱふぱふ
旅館を舞台にした連作短編集。凧屋旅館には「文庫」があり,書棚にはたくさんの本が揃っている。かつての常連客から贈られたものだといいうことだが,そのことから,この旅館は「文庫旅館」と呼ばれている。この旅館の若女将,円(まどか)には不思議な能力があり,本を読むことはできないが,匂いでそのお客様に適した本が直感的にわかるのだ。おすすめされた本を読むと,お客さんは自分を見つめなおすことができて…。登場する本は文豪の書いた古いものばかりで読んだことがないものが多かった。最後まで読み終えて,プロローグを読み直すと納得。
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ぱふぱふ
本編を読み終えてから,この特別巻が出るのを待ちに待っていた。(その割には読み始めるのが遅くなったのは,図書館で待っていたせい…。)また五鈴屋さんの面々の話を読むことができて幸せ! 本編の主役はもちろん幸(さち)なので,これまで脇役だった惣ぼん,佐助どん,お竹どん,賢輔どんたちを主役にしてくれたこの特別巻に感謝。どの話もとてもよかったが,中でも佐助の話が私は心に響いた。糸くずを縒り合わせて作った「はた結び」も,物を大事にしていて素敵。みんな幸せになってほしい。下巻も楽しみ。
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ぱふぱふ
医療刑務所を舞台にしたミステリ『ここでは誰もが嘘をつく』の続編。シリーズ化するのかしら。矯正医官の金子由衣が主人公。彼女が勤めている函館にある医療刑務所分院で,ある日,受刑者の1人が死亡する。その受刑者はかなり不摂生だったので,自然死かと思われたが,まもなく別の受刑者も似たような状況で亡くなり,疑問が芽生える。2人は本当に自然死なのか…? 医療刑務所という場所が抱える矛盾みたいなものが1作目に続いて語られていた。主人公が突っ走りすぎていて,ついていけない。
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ぱふぱふ
帯が煽りすぎ。この作家さんだからきっとサスペンスなのだろうなと思って読み始めたらすっかり騙された。フィギュアスケートを題材にしたサスペンスかと思いきや,サスペンス要素は薄くて,ほぼ恋愛小説だった…。元男子フィギュアスケート選手の塩澤。今は引退して,デザイン事務所で働いている。かつてのライバル,志藤はまだ現役でがんばっていて,二人はよき友人として親交を深めている。ある日,二人よりも少し年上のスケート・コーチのミラーが転落死する。自殺なのか,それとも…。こういうのもBLっていうのかな?
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ぱふぱふ
エスケンスさんの翻訳本4作目(原著では6作あるらしい)。今回は,3作目で弁護士として活躍していたボーディ・サンデンが,まだ15歳で少年だった頃の話。片田舎で暮らし,日常に飽きていたボーディ。居心地がいいのは隣人のホークといるとき。学校では黒人の少女をかばったことをきっかけに上級生に目をつけられてしまう。近所に同い年くらいの少年トーマスが引っ越してきて,少し元気を取り戻すが…。様々な事件に巻き込まれ,命の危険もしばしば。ラストで隠されていたことがわかったときは,涙が止まらなかった。この作家さん,良いわぁ。
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ぱふぱふ
『エンド・オブ・ライフ』などのノンフィクション作品で知られている佐々さんの最新作。前半はエッセイ。卵巣嚢腫を抱えている話などは,読んでいてとてもつらい。女性は誰がなってもおかしくないからねぇ。他にもお母さんとの思い出など。後半はルポ。「ダブルリミテッド」という言葉を初めて聞いた。「セミリンガル」とも言われ,母語も日本語も話せないどっちつかずの状況らしい。それは生きにくかろう。そんな話を読んでいて,最後のあとがきで衝撃を受ける。佐々さん,闘病中なのね…。一日でも長くこの世界を楽しんでいただきたい。
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ぱふぱふ
直木賞受賞作。この作家さんの書く本は,とても骨太だなと以前から思っていた。そしてこの本。猟師の「熊爪」を主人公として書かれた山での生活。最初は鹿をとる話から。血なまぐさくて,壮絶だ。もうこれだけで充分…と思いつつも,先を読む。ある日,別の猟師が,一匹狼的な熊を追って,熊爪の縄張りに入ってくる。しかし,その猟師はその熊に返り討ちにされてしまう。自分の縄張りに入ってきた熊を撃つべく,熊爪は後を追うが…。熊爪自身も熊のようだったな。熊爪が飼っている犬がとてもお利口だった。ラストも良かった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
このミス大賞の「文庫グランプリ」受賞作品。3人組の地下アイドルグループ「ベイビー★スターライト(略してベビスタ)」の初期メンバーで現役でも活躍しているルイが主人公。ライブのほかに,握手会や撮影会などで忙しそうだ。かわいそうなのは,社長の指示で,夜の接待に呼び出されること。こういうの,別の本でも読んだわ~。そんな横暴な社長が,ある日殺された。メンバー3人は結託して社長の死を隠そうとする…。ミステリなのだが,お仕事小説として読んでも面白い。こういうラストもいいと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。まるで2時間サスペンスになりそうな登場人物とストーリーだった。ビジュアル的にも真っ赤なドレスとか,黒ずくめの服装とかね。舞台は長野県で,主人公は夫婦。奥さんは市役所の市民相談室の職員で,旦那さんは刑事(このコンビも2サスっぽい!)。奥さんの目の前で,ある女性が墜落死する。しかもその女性がいたはずの部屋は密室。誰かに突き落とされたみたいだったけれど…。他にも骨壺が増える事件や,高齢男性へのストーカー事件など。全体にちょっと地味目なのがもったいない。
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ぱふぱふ
表紙だけで泣きそうだ…。一星(いっせい)は過去に西荻窪にあるコイズミ洋菓子店でアルバイトをしていたことがある。その洋菓子店でのちに妻となる二葉(ふたば)と出会い結婚する。そして現在,一星は重い病気で入院中だ。一方,二葉はコイズミ洋菓子店で働いている。何も食べることができないほど弱っている一星のために,二葉はお店などで仕入れた日常系の謎をもってお見舞いに行く…。家族が入院している時って,つらかったな…と思いを馳せてしまった。この作家さんは六年にわたって旦那さんの闘病生活を支えたとのこと。切ない。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『森崎書店の日々』の続編。1巻目には図書館で予約待ちの列ができているが,こちらはノーマークみたい。私はこの続編を読んでみて,2冊セットで読んだほうが味わい深いなと思った。1作目は,落ち込んでいる主人公の貴子が,叔父のサトルが経営している古書店で働くことになる話と,サトルの奥さんの桃子(行方不明だった)が帰ってくる話だったが,今回はその続きだ。貴子は無事にデザイン会社に就職し,恋人もできたみたい。サトルと桃子も仲良く暮らしている。しかし,サトルの様子が不自然になり…。最後は涙が止まらなかった。いい話だ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。私がこの本を図書館で予約して,結構早くに回ってきたのだが,私の後に10人くらい待っているってどういうこと…? 古めの本だけれど,なぜ今頃人気に? メディア化したのもだいぶ前みたいだし…と不思議に思いながら読んだ。恋人に裏切られ,仕事も辞めてしまった貴子。ある日叔父のサトルから電話があり,神保町にある古書店「森崎書店」に来ないかと誘われる…。本のことにまったく興味がなかった貴子がだんだんに本を好きになり,神保町という街を好きになっていくのは良かった。登場する本は渋い本ばかりだけれどね。
yan
2024/04/24 18:51

この本イギリスの本のアカデミー賞にあたるBritishBookAwardsにノミネートされてるそうですよ。その影響かも?

ぱふぱふ
2024/04/24 18:55

yanさん,コメントありがとうございます。翻訳本が有名になっているのですね。知りませんでした~。^^

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ぱふぱふ
シリーズ7作目。今回は前半が,ケリーリンデンの森での,七賢人の戦い。ほとんど全員参加みたいなところが豪華だ。それにしても,なかなかギリギリの戦いだったなぁ。魔道具は使い方によってはかなりの力を発揮することが判明。止めるためには壊すしかないのね。精霊さんの話はちょっとつらかった。シリルのブローチの中で回復できると良いけれど…。前半では「沈黙の魔術師」として活躍していたモニカだが,後半では学園に戻り,また地味な女の子に。でもなぜかあの人に正体がばれそう! 第二王子フェリックスの秘密も気になる!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
わ~,私の好きな犬がいっぱい登場する連作短編集。表紙も犬だらけだね。盲導犬の訓練施設「ハーネス多摩」を舞台にした物語。主人公は研修生の岸本歩美。彼女はここで働くようになって2か月。指導監督(盲導犬訓練士)の阿久津とともに,盲導犬が絡む様々な事件に対処する…。盲導犬って本当にとても教育が行き届いていてお利口さん。必要としている人のところに届きますように。でも仕事が厳しい分,ストレスも多いと聞いたことがある。ある程度歳をとったら,仕事を引退して悠々自適な老後を過ごしてほしいわ~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
おお,多様性の時代だ。そしてコロナ禍だ。それらを窪美澄さんが書くとこんな素敵な話になるのね。主人公の羽田海(はだ・かい)と彼を取り巻く人々の目線で書かれた連作短編集。1話目で,海は家庭の事情で新しい学校に転入する。いじめられている同級生の璃子を助けたことで,今度は海がいじめの対象にされてしまう。一方で,クラスのホームルーム委員長,長岡忍に恋をした海。忍も海のことが好きになり,彼女を振ってしまう。それをきっかけに,海と忍の関係が明らかになり,二人はクラスから浮いてしまう…。義母の美佐子さんがかっこいい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。この終わり方だとこれで最後なのかな。かなり暴力的なシーンが多い小説だったので,私はそろそろ終わりにしてほしいかも。ジョアキム・カランブー(JK)という人の教えに従って,自身を強くした主人公の紗奈。でも,本作の冒頭で凄惨な事件が起き,紗奈は犯人を追う…。つらい闘いだなぁ。一人きりだし。話は変わるが,このシリーズは川崎が舞台だ。いろいろな小説で読む限りだが,川崎というところはかなり危険そうな場所だ。私はまだ行ったことがないのだけれど…。半グレが集まるような治安が悪い地域があるのかしら?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ6作目。5作目を読んでから少し間をあけてしまったので,思い出すのに巻末の登場人物表を何度も見返してしまった。そうそう,こういうメンバーだった。前作での呪竜との闘いを経て,無事に(?)セレンディア学園に戻ってきたモニカ。しかし,かつての学友がなぜかセレンディア学園に転入してきて大波乱をもたらす…。後半の魔法戦は迫力があって楽しかった。それに,とうとう七賢人がそろったね。ラストは尻切れトンボな終わり方だったので,急いで7作目を読まねば…。七賢人の誰かが欠けるのではないかと心配。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ11作目。表紙のイラストで,本をずらっと並べてご満悦な顔をしているところが,いかにもローゼマインらしい。展示即売会の様子かな。領主の養女自らが売り場に立つ(座っているけれど)というのも珍しい。一番,商品のことをわかっているからかな。この11作目では,護衛騎士のブリギッテの衣装が斬新で素敵だった。ただ流行を追うのではなく,自分に似合う衣装を着るのが良いことを示したローゼマイン。ブリギッテの故郷であるイルクナー(木材がとれる)での紙作りもうまくいきそうで何より。ラストはちょっと不穏な気配に。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
久々の理瀬シリーズの短編集だ。といっても,理瀬は最初のうちは名前だけとか,気配だけとかで,本人は出てこない。でもあの「学園」の話やヨハン,麗子などの名前にワクワクする。またあの世界観が味わえるなんて…。初期の作品を読み返したくなる懐かしさ。そしてラストの短編ではとうとう理瀬本人が登場。あいかわらずの切れ味で,賢いなぁと感心してしまう。理瀬の祖母の「経験からは必ず何かを得て教訓とせよ」という言葉を私も心にとめておこうと思う。「生き延びろ。」
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
もちろん個人的な感想だが,表紙がなんとなく残念。王子様は良いけど,後ろの本郷刑事が体をくねらせているみたいに見えるのがいただけない。オロオロ感を出したかったのかしら…? 北欧の小国「メリニア王国」から来た金髪碧眼の王子様とコンビを組むのは,今年52歳になるベテランの本郷刑事。語学が堪能なので抜擢されたみたい。2人で捜査に携わるが…。似鳥さんの注釈とあとがきが好きだが,今回はそれも少なめで不満。アニメのセリフからとったみたいな会話に解説が欲しい!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
「メフィスト」という会員限定誌(以前は本屋さんでも売っていたよね)の企画から生まれたミステリ・アンソロジー。6作品入っていて,どれも「読者への挑戦」付き。なんて豪華な…。内訳は,①「誰が?」を問うフーダニットが2作,②「なぜ?」を問うホワイダニットが2作,③「どうやって?」を問うハウダニットが2作と,バランスが良い。作家さん同士の推理も披露されていて,それも楽しめる。私は方丈貴恵さんの館ものが印象に残った。あ,そういえば,どれも短編なのにしっかり図面なども載っているところがツボ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんの本は,1作目と3作目を読んだ。どちらもジョー・タルバートという若者が主人公の本だ。本作はその1作目に登場した刑事のマックスと弁護士のボーディが主人公になっている。残念ながらジョーは出てこないが,ライラ(ジョーの彼女)はちらっと登場する。法廷ミステリ。お金持ちの女性が高級住宅街で殺される。容疑者ナンバーワンは夫で弁護士のベンだ。目撃情報もあるが,本人は無罪を主張し,友人の大学教授(弁護士資格あり)に弁護を依頼する…。正義とは何かを問う作品。すっかり騙されたわ。
mike
2024/04/19 21:50

ありがとうございます。やっぱ、記憶が確かなうちに3作目を次に読むことにします😄

ぱふぱふ
2024/04/19 21:57

それがいいかも。^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
昨年の本屋大賞ノミネート作品。結果は9位。内容が重たかったから,読んでほしいけれど薦めにくい本だったのかもしれない。主人公の清瀬はカフェで店長をしている。ある日,電話がかかってきて,しばらく距離を置いていた恋人の圭太が意識不明になったと知る。誰かとケンカしたらしいけれど,実際は何が起こったのだろう。圭太の部屋から見つかったノートや,関係者の話などから,清瀬はだんだんに真実に近づいていく…。私はカフェの店員さんのエピソードが気になった。指示をしてもうまくこなせない人がいる。それはやる気がないのではなくて…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
アメリカ探偵作家クラブ賞YA部門の最終候補作。ちょっと惜しい。主人公は16歳の女の子,ボー。ある日,仲良しだった姉,カティアが,不法侵入の疑いをかけられて白人警官に射殺されてしまう。姉の無実を証明しようと,調査を始めるボーだったが…。最初のうち,主人公が黒人だということに気づかずに読んでいたよ…。アメリカでは相変わらず,黒人なら撃ち殺されてもいいのかしら。人種差別の怖さを痛感する一冊。ちなみにあとがきによると,作者も黒人女性とのこと。これからに期待。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ10作目。表紙にある通り,今回はローゼマインも魔物と戦っちゃう。魔法が使えるっていいな…。私も生まれ変わったら魔法使いになりたいな…。さて,他にも印刷機を改良しようとしたり,貴族の子供たちの教育の底上げを図るために,かるたやトランプ,絵本などの展示即売会をしたりといろいろ忙しいローゼマイン。そしてそのほとんどにフェルディナンド神官長がついてくるという過保護さ。私が印象に残ったのは,以前に小神殿を作ったハッセという街の粛清が行われたこと。あの場面は読んでいてつらかった…。また一気読み。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
あらあら,また読書メーターのレビューのデータがおかしくなっている。この雑誌,2024年5月号(4月発売)なのに,2016年のレビューなんかが載っている…。過去の「名探偵コナン」特集だった時の雑誌とデータがくっついてしまったのね,きっと。そんなわけで今回はほとんど「名探偵コナン」で埋め尽くされた内容だった。コナン君も好きだけれど,もっと本の紹介もしてほしい! 『ダ・ヴィンチ』創刊30周年おめでとうございます。これからも面白い本の情報をぜひぜひ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん(たぶん)初読み。「おとぎカンパニー」シリーズとのことだが,私は前の作品を読んでいない。でも短編集だから前の話を知らなくてもよさそう…。「てるてる坊主」とか「食べて寝たら牛になるよ」とか「痛いの痛いのとんでけー」など,どこかで聞いたフレーズをモチーフにした短編がずらり。すごい発想力だね。私は雑談のオチを拾ってしまう後輩をもってしまった先輩社員の苦悩をえがいた「三秒以内に」が好き。食べてすぐに寝ると牛になる言い伝えが本当だった「牛さん」も好き。どの話もサクサク読める。ほっこり。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
芥川賞作家さんの本だから読みにくいかな…と思ったらそうでもなかったのだが,後半で別の理由でかなりつらくなってきた。ここまで「はげ」という言葉を連発されると,ストレスに感じるのだ。もう「はげ」という文字を見たくない…とまで思ってしまう。ここまで私を追い詰めた高瀬隼子さんはすごいと思う。謎の感染症により,大人の髪が抜け落ちてしまった世界。だから世の中は髪の毛のない人ばかり。しかし,そんな中,1人の女性に髪が生えてきてしまう。どうする?! 他人の目を気にして隠そうとする彼女の心境を思うと切ない。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルだけで,卵子や精子などの凍結の話かなぁと想像。やっぱりそうだった。主人公のつむぎちゃんは高校生。義母の奈緒さんと暮らしている。奈緒さんはパニック障害の持病を持っているので,つむぎちゃんは常に気をつかっている。ある日,奈緒さんが倒れたと連絡が。つむぎちゃんが呼ばれたのはなぜか産婦人科で,そこで衝撃の事実を告げられる。実は奈緒さんは義母ではなく,つむぎちゃんを産んだ本人だというのだ…。明かされる出生の秘密。うーん,予想通りの展開にちょっと残念な気持ち。もうちょっと重みがあってもいいような気が。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。学校を舞台にしているのに,主人公が大人というところが発想がよいなと思った。5つの話が入った短編集。4話目の「妖精のいたずら」がコメディタッチなファンタジーで印象に残った。ある小学校ではPTA役員をやりたがる保護者が多い。なぜかというと,その小学校には妖精がいて,誰かの持ち物を持ち去ってしまうことがある。それは後日戻ってくるのだけれど,その戻ってきたものには不思議な力が宿っていて,それを使う人の才能を伸ばしてくれるのだ。つまりはギフテッドになれる…。子供のために努力する親の姿に感動。
うさみん
2024/04/12 23:19

しかし、スピード早いなあと思います♡

ぱふぱふ
2024/04/13 08:35

質より量になっているかも…。(;^ω^)汗

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんの本はずっと読んだことがなくて,つい最近『アンソーシャルディスタンス』を読んだ。そして合わないな…と感じたのだが,もう1冊くらい読んでみようと思い,本作を選んだ。結果として,やはり合わない…。まるで私の暮らしている現実とは別世界の日常を描いたような本だった。主人公の中学生レナレナを含めた少女たちの言葉が理解できなくて,残念なり。コンビニで働くイーイーさんは好きだけれどね。金原さんは「この世に小説が存在していることを知らないような愛しい陽キャの小説を書きました」と帯に書いているけれど…。うーん。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん,久しぶり。青春小説が多いイメージ。本作も物語前半の「本編」という章(?)では,主人公の男子高校生カヤが異世界の住人らしき人物チカと出会い,次第に心惹かれていく。ちょっと冗長だけれど,SFっぽいストーリーでなかなか良かった。問題は後半だなぁ。「拍手のないアンコール」という章で,カヤの時間はチカと会っていた頃から15年が経っている。大人になって,尖った部分がなくなって人あたりが良くなっているカヤ。でもチカのことは想い出として残っていて…。同級生の斎藤との再会がすべてを変える。なんだかがっかり。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。今回もよく練られたストーリーで,私はこのままこれが最終巻でもよいのでは?と思ってしまった。明確な結論が出ていなくてイラっとする人もいるかもしれないけれど,余韻があって,読者に委ねる形で良いと思う。でももしも続きが出たら,それはそれで読むけれどね…。過去に自身のレプリカを作りだした愛川素直と真田秋也は,修学旅行は行くことに。一方で,レプリカのナオとアキもまた二人で別方面へ旅行に行くことに。でも旅行中に,素直はレプリカの秘密に気づいてしまい…。素直の決断が気になる!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『償いの雪が降る』の続編。話がつながっているので,順番通りに読むべし。大学を無事に卒業し,AP通信社に入ったジョー・タルバート。恋人のライラと協力しながら,自閉症の弟のジェイミーと暮らしている。ある日,同姓同名の人物が死亡したことを知る。もしかして,その人はかつて自分の母を捨てて逃げた父なのでは…。調べるうちに亡くなったほうのジョー・タルバート(あだ名はトーク)には遺産があるらしいことが判明。トークの周りでは不審死が多く,ジョーは調査を始めるが…。遺産がらみで,一時期,ジョーが鼻につく嫌な奴になっていた!
ひらちゃん
2024/04/12 05:05

そう!ジョーはいっとき目がくらんでたよね!

ぱふぱふ
2024/04/12 22:00

ひらちゃんさん,コメントありがとうございます。取らぬ狸の皮算用をしていましたよね…。絶対に悪い顔してた。^^;

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんの本は直木賞受賞作の『つまをめとらば』以来。お久しぶりなのである。読み始める前にタイトルを見て「いったい何をしてしまったのだ,父は…」と思いながら最初から最後までじっくり読んだ。結論を言えば,父がしたことには私は大反対だし,主君のことを考えているようで何もわかってはいないように感じた。だから非常に残念だ。一方で,この小説は江戸時代の医療のレベル(全身麻酔をしている!)を知るのに良いと思うし,主人公(つまり息子)の,障害児として生まれてきた子供への接し方も心に響く。本当に唯一,父の動機が解せぬ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。スープ専門店の「しずく」の店長がお客さんから聞いた情報をもとに謎解きをしてくれる連作短編集。最初のうちは日常系だね…と思っていたが,この2巻目は途中から何だか話が重たいほうに流れていったぞ。大学生の梓が引きこもり状態の友人を助けようとして,いろいろ調べているうちに,なぜか店長の亡くなった奥さん(警察官だった)の事故の話になって,じつはあれは…って。殺人ではないけれど,とうとう人の死を絡めてきた! 登場人物はみんないい人なんだけれどね。先を読むか迷うわ~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
直木賞候補作だった本。残念ながら受賞は逃したが,読んでみるととても良い話だった。歴史小説だが堅苦しくなく,平易な文章で読みやすい。8代将軍徳川吉宗の長男の長福丸(ながとみまる)は,幼い頃から半身に麻痺があり,言葉も不明瞭。そのため,周囲には次男の小次郎丸をお世継ぎに,と推すものもいる。そんな中,長福丸の言葉を理解する少年が現れた。あの名奉行,大岡忠相の遠い親戚にあたる兵庫だ。兵庫を小姓に迎えたいと請われ,忠相は兵庫に「長福丸様の目と耳になってはならぬ」と説く…。主従関係がとてもよくて感動。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
犯罪者御用達のホテル,「アミュレット・ホテル」。ここには2つのルールがある。ホテルに損害を与えないことと,ホテルの敷地内で障害・殺人事件を起こさないことの2つだ。しかし,1話目では殺人事件が発生。早速ホテル専属の探偵,桐生が呼ばれ…。私は最終話の「タイタンの殺人」が好みだったな。全員アリバイがあり,金属探知機も通ったうえでの,ナイフによる殺人。犯人はどうやって凶器を持ち込んだのか。いつ殺したのか。そして誰が…。過去に事件とのつなげ方も良かった。ホテル探偵の桐生がかっこいい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作。この作家さん初読み。表紙とタイトルから絶対ホラーだと確信して読み始めたのだが,それほど怖くはなかったのは私の想像力が足りないから? 主人公は画家の壮一郎。ある日,妻の倭子が亡くなってしまう。そこで巫女のもとを訪ねて降霊してもらおうとするが,聞こえてきたのは不思議な歌だけ。巫女からは,妻は本当に死んでいるのかと尋ねられる始末。そこで登場したのが「エリマキ」という,生霊を食べる不思議な存在。いろいろあって壮一郎とエリマキは一緒に行動するが…。まさかそんな因習があったとは!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんの本を読むのは3冊目。どの話も,心にジーンとくるものがある。ミステリ要素のある時代小説。今回は江戸時代の歌舞伎役者の話。二代目瀬川路京(子供の時は与一)の現在と過去を行ったり来たりしながら,話は進んでいく。子供の頃,与一はその美貌を見込まれて瀬川家に養子に入る。女形の初代瀬川路京には息子が一人いて,名を円太郎という。しかし,親子3人で一緒に演じた時,初代路京が舞台上で毒を飲んで亡くなり,下手人として円太郎が捕まってしまう。そして現在,またその因縁の演目を演じようとする二代目…。じーん。
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ぱふぱふ
ヤングアダルト世代向け。主人公は男子高校生の二宮くん。でも彼は日常生活に違和感を感じている。同じクラスにちょっと変わった神宮寺くんがいるからだ。神宮寺くんは,なぜかケガをして学校に遅れてきたり,開けられないはずの屋上の扉をすんなり開けてしまったりする。つまりは主人公キャラなのだ。さらにはヒロインキャラまで登場し…。私はこのヒロインの女の子の登場シーンで思わず笑ってしまった。ベタだわ~。みんなで世界を守るために怪人と戦ってほしい。がんばって!
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ぱふぱふ
そうか,会社がつぶれるときは「倒産」だけれど,ちゃんと残務処理をしてから畳むのは「清算」というのか…と,1つ勉強になった。伊岡さんの本なので,サスペンスかなと思ったら,企業小説だった。広告代理店の制作部で働く主人公の畑井。急に部長に昇進させてくれるというから何事かと思ったら,なぜか総務部長職。そして,会社の清算処理をしてくれと上から頼まれてしまう。社員が行方不明になったり,会社の通帳が無くなったりと事件が起こる中で,無事に会社を畳むことができるのか? 日付の点は,読み友さんたちのレビューで気づいた…。
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ぱふぱふ
この作家さんの本は『ペンギンは空を見上げる』が既読。いい話だった覚えが。今回は,家庭で虐待を受けている中学生の少女が主人公。ある日,児童相談所に電話したところ,相談員を名乗る男性に迎えに来てもらえることに。しかし連れていかれたのは一軒の家で,実は誘拐したのだと告げられる。誘拐されたとはいえ,その家での生活はとても穏やかで心地よいものだった。そして身代金受け渡しの日に…。私も,この誘拐犯の男性が実はこの少女のお父さんだったらいいのに…と思ってしまった。でもこういうラストもいいなぁ。穏やか。
mike
2024/04/06 06:48

心が温まりそうな話ですね。私が好きな感じ。頂いて行きます。

ぱふぱふ
2024/04/06 10:45

たんたんとしているけれど,いい話でしたよ~。じーん。

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ぱふぱふ
シリーズ10作目。もはや「新人作家」ではないような気がする小説家の杉浦李奈が活躍するシリーズ。それにしても李奈の博識ぶりにはいつも驚いてしまう。岡本綺堂の『怪談一夜草紙』って私は初めて聞いたよ? 今回はこの本になぞらえて行方不明事件が発生。殺人事件へと発展していく…。李奈が「JK(ジョアキム・カランブーの法則)」を知っているとは思わなかった。それは『JK』シリーズの江崎瑛里華のほうじゃないの? ラストでこのシリーズももう終了かな…と思ったが,すでに11作目が出てる。松岡圭祐さん,無茶すぎるわ。
ぶぅ
2024/04/06 00:34

コメント失礼します。作品の主人公たちの、クロスオーバーが多くて、嬉しいのですが、『JK』『高校事変』と、『万能鑑定士Q』と、これは、正反対すぎて、それはそれで、好き。

ぱふぱふ
2024/04/06 10:44

ぶぅさん,コメントありがとうございます。私はどれかと言えば,『万能鑑定士Q』シリーズが好みです。「助けて,優莉結衣」にはちょっと笑ってしまいました。^^

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ぱふぱふ
この作家さん初読み。そして読んで衝撃を受けた。タイトルの持つ意味をどう解釈したらよいものか…。やはり,若き日の校長先生が出会った明子の人生が美しかったということだろうか。それとも深読みして,思い出を美化しているかのような現在の校長先生の人生が美しいと皮肉を込めているのだろうか。ノスタルジックな描写が素敵だけれど,過去を語る校長先生の爽やかな(?)語り口に,私は不穏なものを感じた。日頃,サスペンスを読むことが多くて,文字通りに受け取れていない私がいけないのかも…。ラストの校長先生の家族の描写にも慄然。
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ぱふぱふ
この講座,3年で一区切りなのだが,無事に3年間学ぶことができた。最初のほうはたしか文法の話が多くて,後半になって自然な会話を目指すような例文が増えてきたように思う。4月から引き続き新しい3年間が始まっている。また続ける予定。宇宙人のゼイトクスのエピソードはまだまだ続かないかしら…。
mike
2024/04/05 07:08

今年度もまたまた大西先生で嬉しいです。この頃ちょっとサボリ気味だったから今月からまた頑張ります。ゼイトクス、どうなるんでしょうね🤔

ぱふぱふ
2024/04/05 20:31

mikeさん,コメントありがとうございます。大西先生,7年目くらいでしょうか? 私も頑張ります!^^

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ぱふぱふ
オール讀物新人賞受賞作を含む連作短編集。女だてらに貸本屋「梅鉢屋」を営む,おせん。表紙にあるように,たくさんの本を背負ってお得意様の間を渡り歩く。もちろん仕入れもね。その間にちょっとした謎に出会い…。貸本屋というお仕事をテーマにしたミステリかな。当時は本だけでなく,錦絵も扱っていたみたい。どちらも奉行所の検閲が入るから,装丁を変えて,こっそりと扱っていたりもしたみたい。来年の大河ドラマの主役「蔦屋重三郎」の名前もちらっと出たり。軽く読める時代小説だった。
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ぱふぱふ
梶よう子さんだから時代小説かな,と思って読み始めたら歴史小説だった。私には難解。上野のお山に集まっていた彰義隊の話。主人公は,川越松平藩の御右筆を務めた小山家の次男坊である勝美。病がちで幼いころから絵を描くのが好きだった。一方で長男である兄は武に優れていた。その兄から彰義隊に入ろうと誘われ,なんとなく参加してしまう勝美。一番偉い頭取が渋沢成一郎(渋沢栄一のいとこだっけ?)で,副頭取が天野八郎。しかし,この二人が決別してしまい…。彰義隊の最期は「上野戦争」と呼ばれているらしい。幕末の悲しい戦の一つ。
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ぱふぱふ
この本の「四重奏」はチェロ四重奏のこと。最初から最後までひたすらチェロによる演奏の話だった。主人公はチェロ奏者の坂下英紀。オーケストラのエキストラ要員として,あるいは結婚式などで演奏をして生活している。でもそれだけでは足りなくて,マンガ喫茶でもバイト。音楽をやっている人って,プロになっても大変なのね。かつての友人が亡くなったことに引っ掛かりを感じ,関係者に聞いてまわる…。演奏の良さを判断するのは難しい。私は人それぞれの感じ方で良いと思うけれど,権威に弱い人もいるのだろうな。
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ぱふぱふ
シリーズ9作目。ちょっとこのシリーズが私にとって麻薬のようになっていて危険。読むのに没頭しすぎて,気が付いたら夕方…みたいなことに。主人公のローゼマインと同じくらい私も本好きだからかしら。今回の表紙はなぜこの3人なのか…と思っていたが,読んでみると,領主(奥の人)の養女となったローゼマイン(左の女の子)が,領主の跡継ぎ(右の男の子)の教育について口出しをするという回だった。勉強嫌いな子にやる気を出させるのって大変。でもそこを軽くクリアしてしまうローゼマインってすごい!
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ぱふぱふ
シリーズ10作目。このシリーズ大好き。初版限定のリーフレットも手に入れて大満足。サブタイトルの「帰る家は何処に」という言葉が,本作を読み終わってからじわじわと効いてくる。帰るところは「家」ではなく「人」なのかもしれないなぁ。そんなことを考えた。高槻先生には深町君や健ちゃんがいるし,深町君には高槻先生や難波君がいる。そして本作の2話目に出てきた塔矢くんにも…。ひとりじゃないよ,と声をかけてあげたくなる。いけすかないジャーナリストの飯沼氏に泣かされたわ。高槻先生の過去が気になるので次作も楽しみ。
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ぱふぱふ
犬養刑事シリーズ4作目。なぜかこの巻をとばして先に行ってしまったので,戻ってきた。これは映画化もされたのね。警視庁の通信指令センターにかかってきた電話が事件の発端になる。子供の声で「悪いお医者さんが来て,お父さんを殺しちゃった」という通報だ。いたずらかとも思われたが,捜査一課の犬養と高千穂の2人組で事情を聴きに行くことに。少年の証言は本当で,実は「ドクター・デス」と呼ばれる闇医者が関わっていることがわかり…。とても興味深い話題だったので一気読みしてしまった。このシリーズ好き。
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ぱふぱふ
シリーズ5作目。今回の事件の被害者は自動車評論家。しかも「旧車」が好きだったとのことで,主人公の細川春菜は,旧車に詳しい協力員たちに声をかけ,情報収集する…。蘊蓄がいっぱいで楽しい。旧車とは,「ノスタルジックカー」とも呼ばれ,クラシックカーやヒストリックカー,ヴィンテージカーよりも新しめのものを指すそうな。例として,フィアット500やシトロエン2CVなどが挙げられていた。アニメ「ルパン三世 カリオストロの城」でルパンやクラリスが乗っていたらしいけれど,思い出せない…。丸っこい車だったような?
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ぱふぱふ
児童書。本屋大賞の候補になったと聞いたので読んでみた。知念先生,子供にもわかりやすいミステリを書くなんて,すごい。言葉使いだけでなく,ロジックも簡単にしたりして。大人の私には,話の行く先がバレバレだったが,子供の頃に読んでいたら楽しかっただろうなと思う。それにしても,放課後ミステリクラブの部室はちょっと豪華すぎはしないか? それとも最近の秘密基地ってこのくらいじゃなくちゃダメなの? 私の子供時代は,木の上とかだったけれど…。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/04(3299日経過)
記録初日
2015/04/23(3310日経過)
読んだ本
5625冊(1日平均1.70冊)
読んだページ
1782464ページ(1日平均538ページ)
感想・レビュー
5287件(投稿率94.0%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
自己紹介

・読書が大好きで、電子書籍と紙の本(特に図書館本)の両方を活用しています。
・よく読むジャンルは、ミステリ、サスペンス、冒険もの…など。読書メーターを始めてから、読友さんのおかげで読む本の幅が広がってきました。
・動物が出てくる話も好き。特にワンコ♪
・本棚は「○○好きにはたまらない」ということで、読んだ本のいくつかをジャンル分けしております。
 今のところ、○○の部分は「犬」「猫」「図書館と本屋さん」の3つ。
・洋書は英語の勉強を兼ねて読んでいます。
・お気に入りの登録と解除はご自由にどうぞ♪
・2023.6.16 とうとう登録した「読んだ本」が5000冊到達。

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