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2024年3月の読書メーターまとめ

佐藤一臣
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

佐藤一臣
身体的不自由さを持つ子どもが全体で6%いると言う。周囲の子どもたちは小さな違和感でもそれを感じとるので、イジメの要因になりやすい。その身体的不自由さを揶揄われるのが毎日で数年規模で継続すれば、心はズタズタだろう。大人からしたら大した違和感ではないから救いの手は差し伸べられない。また、少年院での調査で約半数が親からの虐待を受けていたとあるが、親からの何らかの虐待は見えないけど全員にあったような気がする。また、先生役を与えた瞬間に非行少年たちの態度が激変したという事例に大きなヒントがあると感じた
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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

佐藤一臣
専門の研究職は狭き門の大学で、さらに女子は超狭き門で、中途挫折するか、非常勤講師で半端に継続する感じだと言う。文系研究職だと、研究よりも教育の面を社会的な役割として担うのは当たり前だと思うので、女性に生きやすい研究の場を制度的に与えたところで難しいだろう。ただし、理系研究職の女子差別があるなら撤廃すべきで、そこの差別が縁故弟子いわゆる男同士でつるんだ方がめちゃ楽しいからねー思想をどうするかだと思った。ベーシックインカムやればね、かなり生活苦から解放されて、好きな研究職につけるかも
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佐藤一臣
身体的不自由さを持つ子どもが全体で6%いると言う。周囲の子どもたちは小さな違和感でもそれを感じとるので、イジメの要因になりやすい。その身体的不自由さを揶揄われるのが毎日で数年規模で継続すれば、心はズタズタだろう。大人からしたら大した違和感ではないから救いの手は差し伸べられない。また、少年院での調査で約半数が親からの虐待を受けていたとあるが、親からの何らかの虐待は見えないけど全員にあったような気がする。また、先生役を与えた瞬間に非行少年たちの態度が激変したという事例に大きなヒントがあると感じた
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佐藤一臣
ネタバレ世界で初めて行われたアフリカのナミビアの村でのBI実験。2年に渡るその効果について記載された内容だ。貧困に苦しむ人たちの食生活改善、通学・通院・移動・起業の増加が顕著に現れ、お金の使い道について住民らが自ら委員会を立ち上げるという意識変化が見られたようだ。いわゆる地域が活性化したということだろう。他に、ブラジル・イラン・アラスカ・インドでの実験にも本書は触れている。ただし、歴史的な差別の遺恨がこれらの地域に現存していることや貧困対策としての実験なので、日本の中間層に対する効果は、なかなかイメージできない
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佐藤一臣
あり得ない妻の死、失ってわかる後悔、残された小さな子という負担、仕事への悪影響など、彼にとっては乗り越えるにはあまりにも大きな壁で、意識を他に逃さなければ心を制御できなかったのだろう。その逃げ場が妻の死を誰かのせいにすること。ターゲットは野本。稚拙な衝動だけれども、彼にはその一択しかなかったんだろうね。たぶん真相はね、奥さん途中で、旦那さんが最も大切にしていた何かをどうしても焼失させたくなくて戻ったんじゃないかな?これって、妻の死は間接原因として旦那にあるってことなんだよね。書きかけの原稿とかかなあ?
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佐藤一臣
一人相撲の厨二病。このゲームを成立させるには、普段から普通に雑談ができる仲でないとムリだろう。ある程度、関係を温めておいてからの暗号刺激ならわかる。これでは恋からは遠い。しかし、乱歩もかなりのシャイだったんだろう。こんなに男の心情を丁寧に描くのだからね。女性にとっては、何を考えている人なのか皆目見当がつかないだろう。また、推理することの面白さにハマったら、他者の心根は推理の材料でしかなくなるので、致し方ないか。。。
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佐藤一臣
微積の基本概念をかなり平易に説明してくれる。スラスラと第3章までは読めた。日本に0階がないとか、ストローの太さとか、自販機の話は面白かった。第4章から身近に使われている微積の話に移るが、桜前線、変化球、飛行機の揚力の原理も面白い。ただ、原理を知ったとしても、自分で微積を活用するにはどうやったらいいのか具体的なイメージは掴めない。イメージを数式で表すとなると、厳然たる壁が立ち塞がるのだよね。さらに、複雑な定理も出てくるので、まずは自分の頭や手を動かして、イメージと数式のリンクを腑に落とすことが必要と感じた
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佐藤一臣
著者の講演と聴衆との対話だが難しかった。しゃべり言葉での表現は平易だけれども、随所に出てくる専門性の高い言葉と対話する一般人たちの問題意識の高さや経験の豊富さから咀嚼に苦しむ。著者は、中位層と下位層の連帯を説き、社会保障として、教育・住宅・医療・介護といった誰もが通るであろう障壁に対して、もっと十分な対応をしていくべきで、そのためにお金がいるのであれば、富裕層からの富の再分配だけではなく消費税を高額にして財源化するのが良いと言う。ベーシックインカムによるお金支給や公債発行による財源化には否定的だ
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佐藤一臣
若い二人の文通。わかるなあ。葉書の内容はわからないけれど、互いの心を文面から探っていたのだと思う。相手の想いと自分の想いに大いなる差を見つけてしまう怖さから、直球表現は出来なかったんだね。これ、軽い内容の文通で必ず返答しているという事実からは、第三者から見ると『お前ら、好き同士じゃん』となるのだが、当人たちには、そのような楽観的な考えは生まれないんだよね。兄貴は別に悪くないんだけど、可哀想な弟らという感情と一生涯オレは蚊帳の外だったのだと苛まれることになるのかもしれない
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佐藤一臣
乱歩は鏡が好きですねー写真に写っていたのは、ホントに主人なのか?それとも。。。直接証拠がないなかでの状況確認だが、夫は妻から冷静に言いくるめられてる感を強く感じたなあ。この疑心暗鬼は、夫と妻のあいだにある熱量さも背景にあるような気がする。夫はウキウキしてイチャイチャしたいが、妻は生活をしっかり成り立たせることが務めみたいな感じになるとですね、閾値の違いからしっくりこないところに引っかかるもの。これが年月とともに互いに擦り合わせられると結婚生活は上手く維持されるのだろう
接吻
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佐藤一臣
乱歩の丁寧でリズミカルな表現には圧倒されるとともに心地よさが感じられる。また、告白体もよく、比喩が光る。小品のなかでは『人間椅子』が抜きん出ているが『心理試験』『お勢登場』『押絵と旅する男』『目羅博士の不思議な犯罪』は、登場人物の繊細な心理を的確に描いている点で唸らせるものがあった。一見すると尋常ではない人物も、私たちと相通じるものを持つをだなという思いが自然に浮かんでくる不思議。スゴイ作家です
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佐藤一臣
0章から1章の途中までは、ふんふんという感じで読み進められたが、運動方程式あたりから式が複雑になって、それ以降は皆目理解出来なかった。2章のマルサスモデルの構造はわかるけれども、それを数式で説明された途端、わけがわからなくなった。原理は分かっても使いこなすとなると、大幅な世界の転換がやってきて、自分にはムリだとなる。この世界の転換で、勉強はだいたいつまづくんだよね。原理と活用の隔たりを埋めるような丁寧で誠実な書籍はどこに?
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佐藤一臣
2010年の段階でベーシックインカムの本質やメリット・デメリット、お金を配布するだけでなく、そのお金をどう扱うかについての知見がまとまっている。14年経ったけれども、前に進んでいる雰囲気がいまの世の中にはない。これは、活動家が一般の国民になんにも働きかけをしてこなかったということのような気がする。論を展開したけれども、実際には動かなかったということでしょう。どうして動かなかったのかの原因を探る必要がありますね。考えられるのは、BIよりも優先してやらなければいけない活動があったということかな?
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佐藤一臣
佐川急便の深夜配送業務を派遣でやっているが、まさに私たちの労働の鎖はベルトコンベアだなと。ベルコンのスピードに合わせて、荷物を下ろして引いて所定の場所に荷物を置く。荷物はほとんど定型だから、作業自体はルーティンだけれども、荷物の多寡だけで、本日の作業の苦役度が変わる。機械が動いている限りにおいては苦役は終わらないのだ。そうした精神的・肉体的苦役の報酬は安い。なぜなら、お金を生み出す力が異常に弱い仕事だからだ。お金を圧倒的な速度と量で生み出さないと、この世は評価されない
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/08(3247日経過)
記録初日
2015/06/08(3247日経過)
読んだ本
650冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
164278ページ(1日平均50ページ)
感想・レビュー
650件(投稿率100.0%)
本棚
26棚
性別
血液型
A型
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
http://ameblo.jp/singakukannisisugamo/
自己紹介

・東京都の北区で夢北進学館という学習塾をやっています
⇒2019年2月末で教室を閉鎖。
3月より、Wisdom Life Agencyという屋号で、夫婦でUnit活動を展開中

・2021年10月より、縄文オンライン読書会開催
(課題図書『縄文世界の一万年』)
・2021年11月より、自分史オンライン読書会開催(全11回で終了)
(課題図書『自分史の書き方』)
・2021年12月より、ベーシックインカムオンライン読書会開催(全16回で終了)
(課題図書『ベーシックインカム入門』)
→2023年4月より、ベーシックインカム分科会と改称して続行中
・2022年3月より、宇宙論オンライン読書会開催
(課題図書『僕たちは、宇宙のことぜんぜんわからない』)
・2022年6月より、「生命進化の旅」オンライン読書会開催
(課題図書『敗者の生命史38億年』)
・2022年10月より、ハンナ・アレント解釈オンライン読書会開催
(課題図書『今こそアーレントを読み直す』)
・2022年11月より、予防医学オンライン読書会開催
(課題図書『最新研究が示す 病気にならない新常識』)
・2023年6月より、マクロ経済入門読書会開催予定
(課題図書『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門マクロ編』)



2015年の5月から毎月最終日曜日に読書会を開催し始めました。

2016年の5月からは毎月第2土曜日に課題図書型、第4土曜日に紹介図書型開催と変更しています。

大人と子どもの世代間交流を趣旨として、中学生から大人まで幅広く参加を募っております。

【当読書会3つの特徴】⇒読書会も停止中です

●じっくりと長く本の内容について話し合える
●独書では得られない異なる角度からの切り口を知る
●子どもと交流することで、斬新な発想に出会える



【過去に扱った課題図書一覧】

■野菊の墓
■恩讐の彼方に
■山月記
■西の魔女が死んだ
■まほろ駅前多田便利軒
■火花
■楢山節考
■一房の葡萄
■桜の森の満開の下
■夏の庭
■蹴りたい背中
■裸の王様
■雨月物語「菊花の約」
■いのちの初夜
■グスコーブドリの伝記
■フィンランド 豊かさのメソッド
■かもめのジョナサン
■フランダースの犬
■君の膵臓をたべたい
■雪女
■トカトントン
■鴨川銭取橋(『新撰組血風録』内収録)
■羊と鋼の森
■魔女のパン
■犬の散歩(『風に舞いあがるビニールシート』内収録)
■23分間の奇跡
■人間椅子
■黒い手帳
■羅生門
■高瀬舟
■山椒魚
■檸檬
■金剛般若経
■或る「小倉日記」伝
■放課後の時間割
■第三話 与三吉(『熊撃ち』内収録)
■無刀取り(『勝負』内収録)
■幸福の彼方
■刺青
◾️靴の話
◾️猫町

この読書メーターというシステムは素晴らしいと思いました。
1年以上お世話になってようやくその良さに気づきました。
私は、自分が読んでいる本を半分ほど読んだ後に、みなさんが書いた感想を3ページ分ほど読みます。
そうすると、自分が感じたものと同じ考えに行き当たり、自分が感じたものと異なる考えに行き当たり、自分が全く気づかなかった考えに行き当たります。
その後、半分を読み進めていくと深く本を読むことができます。

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