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2025年6月の読書メーターまとめ

エムワイ(emuuwaii)
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感想・レビュー
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2025年6月に読んだ本
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2025年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

エムワイ(emuuwaii)
一貫性をもちながら変わっていくこと、ものごとをまえに進めるために現在と過去をつなぎなおす力である「訂正する力」を巡る論考。「訂正できない土壌」についての指摘はその通り。クリプキを補助線にしながらのバフチンによる対話の定義の説明や、人間は交換可能性の世界と訂正可能性の世界の2つの世界の往復で生きていること、人間と人間は最終的に分かりあえないものだと思っていて、できるのは理解の訂正だけという世界観などなど。同世代だからなのか、長く1つの職場で仕事しているせいか、しっくりくる話がたくさんでした。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年6月にナイスが最も多かったつぶやき

エムワイ(emuuwaii)

今月の1冊はエディス・シェーファー「アスペルガー医師とナチス」。月末から療養中で読書は少なめでした。 2025年5月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2675ページ ナイス数:149ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/63621/summary/monthly/2025/5

が「ナイス!」と言っています。

2025年6月の感想・レビュー一覧
19

エムワイ(emuuwaii)
ネタバレ友達から教えてもらった作品。昔、好きでよく読んでいた筆者の作品。ののちゃんのスピンオフなんだとか。ぼうっとした吉川と鋭いツッコミの柴島の掛け合いが楽しく、ほとんど触れたことのないファドというジャンルの音楽が気になる。そして2人の別れがなんとも物悲しい。よかった。
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エムワイ(emuuwaii)
苦手な神経心理学の勉強。脳の解剖図を何度も見返しつつ、なんとか読了。頭に入っていなかった情報が多く、これからもその都度見返す必要あり。特に認知症や脳解剖の読影法の章は早めに改めて読み直そう。
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エムワイ(emuuwaii)
新刊ということで早速購入。日々の養生という「行い」を誘惑する本。また「焼酎風呂」を再開しようか。先生は88歳の今でも週2回の外来をされておるのだとか。先生の最近のご様子を垣間見られて、ファンとしてうれしくなりました。
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エムワイ(emuuwaii)
平成20年7月、9月、12月分の「問いに答える」。神田橋処方の四物湯は脳のくたびれ果てたものに。語る内容とそれを語る人とがまだ分かれる前に共感はある。カタルシスのやり方では記憶はますます鮮明に、いいとこ探しを。自分は何ができるか考えて見立てる。つないだときはフォローアップを。惻隠の情。関係を切らずに離れておく。「人と人が本質的に分かり合えることはあるのだろうか?」と自らに問う。今目の前でここで起こっていることを、ちゃんと言葉で言えることがプロフェッショナルの矜持、など。読んでいて背筋が伸びる気がしました。
亀太郎
2025/06/22 14:38

エムワイ様、それは読まなければ。もう喜寿ですんで、80は無理かもですが。お教えいただき、ありがとうございました。

亀太郎
2025/06/22 15:30

早速注文いたしました。ありがとうございました。ただ品切れの本屋さんもあるようです。

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エムワイ(emuuwaii)
再読。今回は釈先生の仏教解説を中心に。宗教性を成熟させた人には、ただひとつの道筋を選ぶ愚鈍さと、それを唯一絶対と盲信して他者に押し付けることのないバランス感覚があるとのこと。浄土真宗では出家形態が解体されていて、お寺は「念仏道場」だというのは知りませんでした。あと内田先生の、「宗教的覚知」とは「徹底的な節度」のことであること、「常識」は「地域限定」「期間限定」であり、あらゆる集団がそれぞれの常識をもつのが当たり前だということは共有できるがゆえに、「倫理」の基礎づけたりうるという言葉が心に残りました。
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エムワイ(emuuwaii)
家にある仏教本ということで再読。昔、読んだときは内田先生の宗教観に圧倒されましたが、今回は釈先生の仏教解説を中心に。内田先生の「幼児がすがる因果律」と「成人が引き受ける因果律」の違いや、「世界の創造に遅れてきた」という自覚と人間の人間性の関連の話。釈先生の、仏教の因果論はおのれの執着・無名を相対化するためにこそあることや、仏教にはその生み出された意味への懐疑という側面が常になるということなどのお話が興味深かった。あと、ざっくりと仏教概念の解説と仏教発展の歴史も説明されていて面白く読みました。続きも楽しみ。
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エムワイ(emuuwaii)
持続痛の治療法としては、変更、視覚化、教育とのこと。急性の痛みから持続痛への変化の仕方、持続痛における脳の影響の大きさなど、痛みに対する知識のアップデートができました。
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エムワイ(emuuwaii)
中高生向けのアンソロジーとのこと。そのためかお話しの導入がいつも以上に丁寧な気がしました。私としては、「正直と親切」がこの世で一番たいせつなこと、その一文が心に残りました。
亀太郎
2025/06/09 20:11

あかん、中高年と空目。

亀太郎
2025/06/09 20:29

エムワイ様、いつも簡便なコメントばかりをいたしご勘弁を。

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エムワイ(emuuwaii)
Youtubeを観てこちらもチェック。問題をちょっとずらす手口がなかなか鋭い。個人的には「悩む前に心の準備運動をしましょう」がよかった。
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エムワイ(emuuwaii)
2022年から2年間の時事評論。どちらかというと暗い話題が多いものの、若い人の地方移住に明るさを見出している様子。ブログや他の本で読んだ話も多いが、少しずつ語り口が違うのでそれはそれで面白い。目利きの必要性の話などは、自分が所属している分野にも関わる話に思え、気になりました。
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エムワイ(emuuwaii)
精神医学史にはこれまでも触れてきましたが、その時代を生きた筆者が振り返るアメリカ精神医学史は迫力満点。著しい力をもった精神分析、精神医学の存在自身を疑問視する反精神医学の圧力、DSM-Ⅲが生まれた1970年代の精神医学をめぐる切迫した雰囲気を知ることができました。その後の精神薬理学や脳科学の発達、認知行動療法の発展、多元的精神医学についてなどなど。エイリアニストやシュリンクという呼び方は初耳。スピッツァーがオレゴン集積機の体験者という話やDSM-5成立の裏話など、興味深い話がたくさんでした。
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エムワイ(emuuwaii)
メモを取りつつ再読。生薬レベルでの漢方処方理解。覚えきれなくて何度もページを戻りつつ、主に使っている処方を中心に読みまました。
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エムワイ(emuuwaii)
Kindleで買えるようになっていたのでさっそく購入。読む本ではなくひく本なのでそのつど使うことになりそう。持ち歩ける辞典が欲しかったのでありがたい。
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エムワイ(emuuwaii)
世代の違う3人による、「日本の歪み」をテーマにした鼎談。話題提供しながら話も回し自分の意見をはっきり言う茂木氏。現状の解説と分析が冴える東氏、そして過去を物語りつつ諦観が目立つ養老氏という感じで、噛み合わない所も多いが、それがまた面白い。特に、これまでのことを踏まえ現状の訂正を図ることを望む東氏と、戦時中から戦後の私的な体験を話しつつ「そういうもんだと思って観察する」養老氏の態度の差が、対照的で興味深い。あと、東氏の「人治主義がプラスされないと法治主義は機能しないのだと思う」という言葉が頭に残りました。
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エムワイ(emuuwaii)
筆者のyoutubeでみかけて購入。「欲求の4タイプ」で人をみることによって、「コミュニケーションのズレが出る部分」や「わかりあえない部分」に気づくことができるのがいいですね。またヒト意識が幸せを感じられる源泉は、「受け取って」「考えて」「真似して」「伝える」ことであり、それは文化を伝えることにつながっているという視点も面白い。そういえば「ミーム」という言葉があったなあと思い出しました。
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エムワイ(emuuwaii)
韓国で出た本の日本語版。「どうすれば知性の活動が最大化するか?」というテーマ、「僕が教えるのは目的地」。、作品への「批評」とか「評論」ではなく「伝道」、などなど。他の本で読んだことも多くありましたが、よりまとまってわかりやすく説明されていたり、政治への思いや学術の仕事について、より踏み込んで筆者の考えが書かれていて、新たな発見や驚きも多く、とても面白く読みました。あと、作品を判断するときの「共感ベース」の判断がもつ自己中心性のくだりにはどきっとしました。
が「ナイス!」と言っています。
エムワイ(emuuwaii)
一貫性をもちながら変わっていくこと、ものごとをまえに進めるために現在と過去をつなぎなおす力である「訂正する力」を巡る論考。「訂正できない土壌」についての指摘はその通り。クリプキを補助線にしながらのバフチンによる対話の定義の説明や、人間は交換可能性の世界と訂正可能性の世界の2つの世界の往復で生きていること、人間と人間は最終的に分かりあえないものだと思っていて、できるのは理解の訂正だけという世界観などなど。同世代だからなのか、長く1つの職場で仕事しているせいか、しっくりくる話がたくさんでした。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
エムワイ(emuuwaii)
家族の構成原理が人間のコミュニケーションの本質と密接に関連していること、家族を訂正可能性に支えられる持続的な共同体として再定義する話など興味深く読みました。特に自然科学や人文科学とは異なった役割をもつ、「訂正」によって再定義を繰り返して進む人文学のスタイルと意義を語った部分が圧巻で、こういうのを読むのが好きだったんだと改めて思いました。「シンギュラリティの思想」に対する批判もスリリング。誤り、正し、誤る、その連鎖に生きる。大変面白く読みました。
が「ナイス!」と言っています。
エムワイ(emuuwaii)
「他者を大事にしろ」が通用しなくなった時代の新たな他者論を構想。ナショナリズムを原理とする政治とグローバリズムを原理とする経済の二層構造の時代に、人間であるとともに動物とである私たち。その2つの体制の間を往復する観光客。そして現実は最善の世界ではないことを人々に常に思い起こさせる再誤配の戦略だとのこと。昔に読んだ懐かしい著作を思い出しつつ、そこからさらに深まる筆者の思考と、それをなんとかわかるように伝えようと言葉を尽くす姿勢にとても心打たれました。面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/05/24(5687日経過)
記録初日
2010/05/24(5687日経過)
読んだ本
4205冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
994642ページ(1日平均174ページ)
感想・レビュー
3494件(投稿率83.1%)
本棚
14棚
性別
外部サイト
自己紹介

マンガ、ライトノベル、小説、ときどき精神医学・心理学、漢方、思想書など。まとまりなくごちゃまぜに読んでいます。それらの本の備忘録です。
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