高校からの親友3人組の結婚式のシーンから急転、自死した友人の葬儀。家族葬専門葬儀社芥子実庵に関わる人達の人間模様。死が近くにあるからといって単純に泣かせる物語ではなかった。これからの時代は色んな価値観が生まれるのだろうな。どのように生きていくか自由はあるけど、決断力も求められるのか…。図書館の本。

ときは昭和元年ですがもう時代小説といっても良さそうな…。1話はなんとなく先が読める展開で、唯川恵さんに期待したものとは違うかなと思いましたが、柔らかな金沢方言(もしかしたら花街の言葉？)もあって徐々に世界に入っていけました。2人の主人公朱鷺とトンボのその後も気になります。図書館の本。

「遺産を巡る波瀾の家族エンタメ」という触れ込み。悪人が出ることもドロドロもなく…エンタメでした。さらっと読了。図書館の本。

メディアの煽り「終活」特集に迷惑千万と日々思っている主人公英太75歳。妻に頼まれた延命治療のイエスノーさえ書きたくない。冒頭で女性読者の反感を買ったところで、憧れだった高校の同級生やご近所の飲み仲間などを登場させ英太なりの終活が始まっていく。だいたいダメな男としっかりものの女という構図が多いこのシリーズ。もう内館さんネタないんじゃ？と思ったのは杞憂でした。面白かった。自分が75歳になった頃はどんな終活が流行りなのかな。図書館の本。

綾と涼の視点で遡っていく。それは一途な愛なのかただの執着なのか…手に入れてみないとわからないのかも。二人の未来に明るいものがあるのか？色々「だめ」な登場人物に塗れていました。図書館の本。

図書館の本。返却期限の前夜に諦めの境地でとりあえず第2話だけ読んでみた。吉野の僻村で目撃された生き物は犬なのか狼なのか？伊与原作品は月とか海だけではなかった。とても面白い。続けて第3話4話…結局するすると読破。浪漫あり神秘あり、平和への祈りも。舞台が実在の場所なのも良かった。秀作揃いの短編集。

若い頃にヒット作を出した小説家世津子。ドラマ化された際の女優、プロデューサー達と今も時々食事会で集う。還暦を過ぎたお一人様たちの終活小説と思わせて、ぞわっとするイヤミス…やっぱりね真梨幸子さんだもの。図書館の本。

幼い頃一家でアフリカに住んだ主人公。今でも置いてきた犬「虎」の夢にうなされる。治安の悪いその国では何匹ものガードドッグを庭で放し飼いにしている。飼い主には愛くるしい顔を見せるも外部からの侵入者には容赦ない。ひとたびスイッチの入った犬は凄まじい。本能のまま攻撃する。何と頼りになる生き物でしょう。飼い主への絶対服従は信頼関係があるから。犬の賢さと健気さに、ますますうちの犬も愛おしくなる。ちなみに侵入者(ノラ猫)には逆毛を立てて果敢に立ち向っていきます。一応猟犬なので。ホントは怖いくせに(笑)。図書館の本。

高校からの親友3人組の結婚式のシーンから急転、自死した友人の葬儀。家族葬専門葬儀社芥子実庵に関わる人達の人間模様。死が近くにあるからといって単純に泣かせる物語ではなかった。これからの時代は色んな価値観が生まれるのだろうな。どのように生きていくか自由はあるけど、決断力も求められるのか…。図書館の本。