2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3936ページ ナイス数:207ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703986/summary/monthly/2024/4
追記>P216「書かずにはいられなかった」。これ、わかるわ。アタマに浮かんだアイデアや言葉は、紙面に定着させないと気持ち悪い。定着させたものはそのままだとこの世に生まれなかったのと一緒だから、求められなくても(≒お金にならなくても)誰かに見せないと気が済まない。表現者が持つ性(さが)というか、習性というか、本能というか。
追記1>( p184に見る山の人の心の内)「自然」なんて呼ぶのは、おまえら都会の人間だけだ、とも言っていた。都会人の頭のなかではあまりにも抽象的な存在だから、名称まで抽象的になってしまう。俺たち山の人間は、「森」「放牧地」「渓流」「岩」と、指で示せるものの名前しか口にしない。どれも実際に使えるものばかりだ。使えないものは役に立たないから、名前なんて不要なのさ。
追記2>( p196に見る豊かな表現力のひとつ)夜が朝に場をゆずる時間帯、ほんのりと暖かな厩舎で作業をしているうちに、寝ぼけた頭にかかる靄が少しずつ晴れていく。牛の乳を手で絞る作業は、一回ずつ優しく撫でながら起こしていくようなもので、そうしているうちに、牛たちは草原から漂ってくる芳香を嗅ぎつけ、小鳥の囀りを聞き、そわそわと足踏みを始めるのだった。
追記>あの時代、柔軟で度量もあって懐も深かった。「人類の進歩と調和」というテーマに正面から反論する太郎を指名するなんて今じゃ無理だろうし、日本であんなもの(太陽の塔&建前でないコンセプチャルなテーマ館)は作れないだろう。太郎のような人が何かやろうとしても、声の大きい少数派が「必要あるのか」「こんなの無駄」「意味も目的も分からない」と文句を言い、否定から入るマスコミも便乗して案を炎上させ、「2位じゃダメなんですか」発想する政治家に潰されるのが目に見える。ホント、日本はつまらない国へと進んでいると思う。
追記2>太陽の塔を訪れたとき同じ公園内の「国立民俗学博物館」も訪問。面白かった。しかしこの博物館のルーツが万博テーマ館にあったとは。テーマ館のコンセプトを表現するため万博の予算(+集めに言った人の自費)を使って世界中から民俗資料(仮面)収集。これには日本になかった民俗学の博物館をつくる呼び水にする隠れた意図もあったという。これも今ならばれたら正義のSNS民が騒いで面倒な話になっただろうな。また今も博物館で行われている露出展示も「ケースにいれての展示は無意味。息吹が感じられない」としたテーマ館がルーツ。
追記>映画化された「朽ちないサクラ」は杉咲花が主人公。ただ自分の中での今の彼女のイメージは、今やってるドラマ「アンメット」での役柄(逆境に負けず健気に生きる前向き女性)が強すぎて。なんか違うわと、なぜか、先日のNHKドラマ「天使の耳」の小芝風花(新人交通警察官役)が浮かんでくる。上司にも思ったことをストレートにぶつけ、自分が思った正しいことを追求する姿勢が結構ダブるw 思えば、あのドラマも正義のお話だった。
2020.06.20.更新 2020.12.08.追記 2021.01.04.改訂
2022.11.05.更新 2023.08.23.更新 2024.01.15.更新
子育て&会社の経営責任から離れて5年目に入った。
嘱託社員で気楽な身分だったが、そろそろその先のことも考えねば・・・
という時期になってしまった(年金制度ってホント、ややこしいぞ)。
趣味はあいも変わらず、「読書」「山」「セレッソ大阪」。
【読書】
幼いころから本好きで。童話「泣いた赤鬼」はその頃の愛読書。
中学2年の時に友人より大量に譲り受けた星新一で読む楽しさを覚え、
大学に入って生協で本が10%割引で買えることから、さらにどっぷり。
以来、本とともに生きてきた。
読後は次の本に移る前に読書メーターに必ず感想を。
制限文字数255字できっちりと収めることをおのれに科す。
「東京會舘とわたし」部門で
第4回 レビュアー大賞 優秀レビュアー賞をいただきました。
次の機会には最優秀をと思うが、いまだ夢は叶わず。
・・・というか、この催しは終わったのかな。
今年も年間最低100冊をめざす。
【山】
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの術後後遺症(左足裏と臀部にシビレ)に
悩まされながらも、山歩きは続行。
2023年の夏に「息子の嫁と一緒に家族4人で北アを登る」夢を
息子がかなえてくれて、燕岳・大天井岳縦走。
また、秋には手術や台風などで4度予定をキャンセルした
折立から黒部五郎岳→双六岳→新穂高温泉を実現。
ただ足が辛かった。いつまで登れるか・・・と思いつつ、
今年も北アルプス、苗場山、八幡平を構想中。
【セレッソ大阪】
始まりは、2002年のW杯。
ダフ屋から10万円で買ったチケットを手にスタジアムで見た
チュニジア戦でのモリシのゴール。
そこからが自分のセレッソサポーター史スタート。
居場所はメインスタンド中央より北。
2023年は優勝できる戦力だったのに、失速。
3つ目の星は生きている間に拝めるか。
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追記>P216「書かずにはいられなかった」。これ、わかるわ。アタマに浮かんだアイデアや言葉は、紙面に定着させないと気持ち悪い。定着させたものはそのままだとこの世に生まれなかったのと一緒だから、求められなくても(≒お金にならなくても)誰かに見せないと気が済まない。表現者が持つ性(さが)というか、習性というか、本能というか。