2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3072ページ ナイス数:153ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703986/summary/monthly/2024/8
追記> 名もない人で思い出した。以前読んだ「正倉院」本の一節。“正倉院の宝物は全てが素晴らしい。同時にその宝物を時間や戦乱や災害などから約1300年も守り続けた名もない人々も素晴らしい”という趣旨。プロジェクトXではないが、名を残す人たちだけが素晴らしいのではない。次の世代へとつないできた日本人の心根こそが素晴らしいのだと思う。思えば奈良の鹿もそうだよね。たくさんの鹿たちとたくさんの国の人たちが一緒にいる光景をみると「平和とはこれか」といつも思う。まぁ、そんな鹿たちを蹴ったりする国の人たちもいるのだがw
追記>日本では見られないがNetflixに今「火垂るの墓」が上がっている。日本のブロガーなどが訳した世界の人たちのこの映画の評が、自分の中でこの小説とリンクしてむちゃくちゃ興味深かった。目を引いたのは年齢も性別も立場も文化も歴史も異なるのに共通するのは「戦争はいけない」ではなく「こんな悲しいことはたくさんだ」ということ。で、作り手だった宮崎駿氏の評価はさらに刺さった。以下引用。――「火垂るの墓」は反戦映画ではない。生命の尊さを訴えた映画でもない。帰るべき所のない死を描いた、恐ろしい映画なのだと思う。――
(追記)P296『何一つ証拠のないそんな噂話が、市井における松の廊下事件の真実とされ(略)、ろくに証拠もなく「人々が信じたい物語」が簡単に真実になって(略)拡散していく』。それがいわゆる「忠臣蔵」。権力側の上級国民的な吉良は常にあくどく腹黒く、権力に命がけで挑んだ内匠頭や内蔵助たちは純粋でその行動は賞賛に値する。今もそんなにおいのする世論誘導的なマスコミ記事がありますよな。まぁそう感じるのも自分の「信じたい物語」があるのだろうけどね。
追記1>東京六大学野球、そして甲子園。海外から輸入されたものを日本の文化として築いていったのは野球だけではない。カレーやラーメンなどの食もそうだし、ある意味、切支丹という宗教もそうだ。日本人は自分たちのアイデンティと言えるまでに自分たちのなかに取り込み独自に進化させていく。その日本人の独創性や国民性は、移民政策が叫ばれるいま、「今後、維持することができるのだろうか?」。心配しても仕方がない時代のうねりを横目で見ている。
追記2>東京六大学野球に当たるものは関西にもある(ただ知名度も盛り上がりもイマイチかな。リーグ結成のゴタゴタもあったしね)。自分は数十年前に入学した春、立命館の学生らしく応援歌「グレーター立命」も覚え立同戦を見に行った。西京極のスタンドには立命館の学生たちが同志社の学生よりもずいぶん早くやってきてスタンドを埋めていた。小説に登場した明治大学生同様、第一志望の同志社に不合格で立命に入学した奴が多く、この試合で溜飲を下げたいと願う(祈る?)1回生が多かった。でも試合はころっと負けた。わろた。
<追記>クロサワ作品「天国と地獄」の方をスパイク・リー&デンゼル・ワシントンでリメイク中。あの「天国と地獄」をどう料理するのだろうね?シナリオだけでなく「天国と地獄」での映画のギミックや身代金の受け渡しなどをどうするのか、むちゃくちゃ気になる。
2020.06.20.更新 2020.12.08.追記 2021.01.04.改訂
2022.11.05.更新 2023.08.23.更新 2024.01.15.更新
子育て&会社の経営責任から離れて5年目に入った。
嘱託社員で気楽な身分だったが、そろそろその先のことも考えねば・・・
という時期になってしまった(年金制度ってホント、ややこしいぞ)。
趣味はあいも変わらず、「読書」「山」「セレッソ大阪」。
【読書】
幼いころから本好きで。童話「泣いた赤鬼」はその頃の愛読書。
中学2年の時に友人より大量に譲り受けた星新一で読む楽しさを覚え、
大学に入って生協で本が10%割引で買えることから、さらにどっぷり。
以来、本とともに生きてきた。
読後は次の本に移る前に読書メーターに必ず感想を。
制限文字数255字できっちりと収めることをおのれに科す。
「東京會舘とわたし」部門で
第4回 レビュアー大賞 優秀レビュアー賞をいただきました。
次の機会には最優秀をと思うが、いまだ夢は叶わず。
・・・というか、この催しは終わったのかな。
今年も年間最低100冊をめざす。
【山】
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの術後後遺症(左足裏と臀部にシビレ)に
悩まされながらも、山歩きは続行。
2023年の夏に「息子の嫁と一緒に家族4人で北アを登る」夢を
息子がかなえてくれて、燕岳・大天井岳縦走。
また、秋には手術や台風などで4度予定をキャンセルした
折立から黒部五郎岳→双六岳→新穂高温泉を実現。
ただ足が辛かった。いつまで登れるか・・・と思いつつ、
今年も北アルプス、苗場山、八幡平を構想中。
【セレッソ大阪】
始まりは、2002年のW杯。
ダフ屋から10万円で買ったチケットを手にスタジアムで見た
チュニジア戦でのモリシのゴール。
そこからが自分のセレッソサポーター史スタート。
居場所はメインスタンド中央より北。
2023年は優勝できる戦力だったのに、失速。
3つ目の星は生きている間に拝めるか。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
(追記)P296『何一つ証拠のないそんな噂話が、市井における松の廊下事件の真実とされ(略)、ろくに証拠もなく「人々が信じたい物語」が簡単に真実になって(略)拡散していく』。それがいわゆる「忠臣蔵」。権力側の上級国民的な吉良は常にあくどく腹黒く、権力に命がけで挑んだ内匠頭や内蔵助たちは純粋でその行動は賞賛に値する。今もそんなにおいのする世論誘導的なマスコミ記事がありますよな。まぁそう感じるのも自分の「信じたい物語」があるのだろうけどね。