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2024年12月の読書メーターまとめ

くたくた
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感想・レビュー
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ナイス
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2024年12月に読んだ本
14

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

くたくた
「ああ、やっと帰れた。たいへんだった」本当に大変だったよ(笑)。「壊れてしまって」運用不安な弊機が、ネットワークから隔絶された環境下で自分の人間達だけでなく全部の人間達を護るために奮闘。いつも通りぼやきつつ。最近実生活(というより自分の職業生活でも)「くそったれ」が口癖になりつつある、マズい。ARTに向かってそんな悪態をつきつつ、一心に頑張る弊機は今作も殺伐としてかわいかった。解放された警備ユニットが今後どうなるのかも気になるところ。本当は前作を読み直したほうが良かったな、と思ったけど、それはそのうちに。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

くたくた

ついうっかり、BLの沼にハマった11月でした。読みたい本は沢山あるんですけど、試験の前に机の片付け始めちゃうみたいな、逃避行動に近いか? でも、ネット出版の世界って凄いですね。なんだか新世界を見たような気が・・・・2024年11月の読んだ本の数:12冊 ナイス数:496ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718808/summary/monthly/2024/11

が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
14

くたくた
重苦しい話なのに何故か読みやすい。しかし主人公カレンスの優柔不断さにイライラする。それが現実の自分や周りいかにもいそうなキャラクターだから。そういう意味でものすごく現実味があるのよ、佐藤さくらさんの作品は。前作のレオンやゼクスも登場。誘拐されるって、レオンはすでに「お姫様ポジション」なんじゃないか?狩に行って家にもどったらレオンが攫われていたゼクスが憐れ(笑)、またも師匠を探す弟子。ラバルタ、シェール、エルミーヌ3国それぞれの魔導事情を背景に、二人はエルミーヌで魔道士の生存権獲得のために働くことになる。
くたくた
2024/12/31 13:05

ロングレビューあります。あと、創元の人物一覧が素っ気ないので、丁寧気味な人物リストも作ってあります。 → https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2024/12/0529.html

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くたくた
初読は40年以上前。この間癌治療は随分進歩しただろうけど、闘病の苦しみや、死んでいくことの悲しさ、口惜しさが減じることはなく、この手記を残した井村医師の言葉の1つひとつが、胸に迫る。2人の子供と親しい人に宛てて残された手記は、死後程なく出版され、NHKドキュメンタリー、映画、テレビドラマにもなっているのでご存じの方も多いだろう。しかしやはり、井村医師の言葉そのものに触れてほしいと思う。
くたくた
2024/12/29 11:48

昔読んで心に残ったあの本は、まだ読むことができるのだろうか、と思って探したら、再版されていることを知った。井村医師は真摯、誠実、真心という言葉が一番ふさわしい人の一人でした。

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くたくた
突然の結婚から始まった2人の切ない恋心。ハガキの下書きに使った新聞の記事がこれから泥沼になる戦局を告げていて、花ちゃんも大切な夫が直面する戦争がすぐそこにある事に気づく.切ない、悲しい、愛しい。きっとこれから花ちゃんは町に出てきて誉さんと暮らし始めるだろう。そしたらきっと、空襲の心配もしないといけなくなる。この時代の恋は、どの作品を読んでもかなしくて尊い。
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くたくた
あまりにも美しい。まるで絵のような、雨に濡れた東京の夜景。暗い裏町。佇む人の後ろ姿。ほのかに雪が光る夜。中には知った街もあるし、アニメ映画の攻殻機動隊のワンシーンのようなネオンの街もある。どれもが夢幻のように美しい。
くたくた
2024/12/25 22:59

この写真集を下絵にして、色鉛筆画を描きたい、と思った。もの凄く、絵心が動く。

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くたくた
第一回創元ファンタジイ新人賞。最初の印象は少年漫画だった。師弟、チート能力、訓練、友情、戦闘、挫折、友情、師弟、旅立ち。だが中盤から様相が変わってくる。むき出しの差別と暴力の描写は残酷で、内戦が始まった中盤以降の主人公苦悩に息がつまる。民族差別と魔道士に対する社会構造的な差別と、憎しみ合いや恨みからどうやって逃れられるのか。どうしたら人として正しく生きる事が出来るのか。主人公も師もそれぞれに悩み、それぞれに道を見出す。大きな解決はもたらされないが、師弟の道が寄り添った事に安堵と未来を感じるラストが良い。
くたくた
2024/12/26 12:41

レビューを大幅に直しました。ナイスいただいていた皆様にはごめんなさい。一言で言い難いけど、現実味のある物語だと思います。師匠のレオンのキャラがこの作品の背骨。過酷な立場におかれたからこそ、自分の存在の意味を知りたいと思い、人の役に立つことで自分が世界に受け入れられたい、と願う人たちの葛藤と切望が表のテーマだけど、はからずも受け入れられ、愛されることは無条件なんだと師弟2人が体現している。

ナミのママ
2025/01/31 12:31

こちらの感想から知って読みました。あまり知らないファンタジイ作品ですが『竜の医師団』に続きこちらも楽しめました。ロングレビューでの丁寧な感想に感謝🙏

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くたくた
2巻目は、さらに現代的な医療テーマが登場。安楽死、人間でいうところのナノマシンによる血管内治療、再生医療などなど。現役医師である著者の片割れさんによる医療者の視点がリアルで切実。キャラ立ってるし、友情ものだし、料理シーンも美味そうだし。躍動感に溢れてるし、文体は明るく軽快。登場する老竜ディドウスの性格がとてもステキだ。竜が〈主役〉なのでもちろんファンタジーなのだが、主動力は屍蝋化した竜から取り出した「炭」を燃料とする蒸気機関、医療技術は現代並み、という不思議な世界感。すごく面白い。
ナミのママ
2025/01/03 08:13

面白かったです!今年も紹介を参考にさせていただきますね♪良い一年にしましょう😊

くたくた
2025/01/03 12:52

この春に、3,4巻が出版されるらしいですよ。いわく『ディドウスの子育て』めっちゃ気になります。(笑) 今年もよろしくお願いいたします。

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くたくた
竜とスチームパンクと現代医療の奇跡の融合! 絵柄はハウルの動く城的な感じで脳内再生。そして竜がデカい。体長4キロ、翼開長8キロ。尻尾を引きずれば地溝ができ、のたうてば国が滅びる。そんな竜の治療を司る医師団は国境も国権も超えて竜を、ひいては世界を護ってる。テンポの良い会話と展開が小気味良い。著者はアンノさん(現役医者)とユキさん(フォトグラファー)のユニットであるとか。二人で添削しあって仕上げているそうで、作品としての完成度も高い。風雲急を告げる展開で2巻へ。
くたくた
2024/12/21 14:59

単位の「馬身」を現実の240cmで換算していたが、下巻を読んでいたら1馬身=3歩幅ってことだったので、200cmくらいかな。竜は上記より二回りくらいは小さいかも。

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くたくた
婿さんに乞われて駐屯地(都会)のお祭りに花ちゃんが出かけてみれば、婿さんは馬上の美丈夫であった。しばしの逢瀬、訳知り顔の旅館の番頭さん(笑)。そして婿さんはしばしの休暇で妻の待つ雪のお里に。だが、なんということでしょう。妻はスピード狂であったのだった。*(笑) 厳しくも心ある上官としての婿さんと、つい童心に返りがちな里でのもてなし。とても良いです。オススメです。もうすぐ4巻発売です。
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くたくた
やさしい婿さんは、厳しい軍人さんだった。死地を潜り抜けて、しかも、報われなかった。・・・花ちゃんに出会うまでは。婿さんのこれまでの人生の厳しさと、これから来るであろう時代の惨さの狭間にある、やさしくて素朴な田舎の生活と、人々のやさしさ。胸がきゅん、ってなります。すごくオススメです。
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くたくた
四コマの素朴なコマ割り。お話は深くて心に染みる。親同士、家同士の縁組みで、手紙一つを頼りに田舎の町にきた将校さん。しかも日付を間違えて。花嫁の花ちゃんは青天の霹靂。しかも御年まだ17才だ。手も顔も泥で真っ黒にして大根抜いてたのに、数時間後には花嫁衣装を着せられ、あれよあれよというまに祝言。そして床入りなんて! でもお婿さんは優しかった。「とりあえず今日は休みましょうか」 時は昭和の始めころ。日中戦争? お婿さんは中国からの戦地帰り。戦功もちだが、出世欲はなし。ほのかに育つ恋心。すごく良い。オススメです。
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くたくた
ネタバレ前作『ヴェネツィアの陰の末裔』の直後くらいのフィレンツェが主たる舞台。類い希なる共感能力を持った少年コルネーリオが、当時フィレンツェの軍事9人委員会の一人だったミケランジェロの密偵とともに、レオナルド・ダ・ヴィンチが隠した新兵器の図面を探す、という冒険劇。前作よりはこなれていて読みやすい。欠点は残っているものの、だいぶ改善している。面白かった。とは言え、フィレンツェ共和国の敗北という史実を踏まえたニッチな舞台設定で、あまり派手な展開が望めなかったのはちょっと残念。ダ・ヴィンチの図面の隠し場所については、
が「ナイス!」と言っています。
くたくた
乾石智子氏のオーリエラントシリーズの装画を担当されている羽住都氏の画集。本の装画が多いようで、巻末にのっているこの装画を纏う本を片っ端から読みたくなりました。
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くたくた
第5回創元ファンタジイ新人賞佳作。中世ヴェネツィアを舞台に、詳細な歴史的背景に魔術師を掛け合わせた歴史ファンタジー大作の趣。緻密に構成されているのは疑わないが、全体的に言葉の選び方が雑なのがとても残念な気持ちにさせられる。この本そのものが「ウェルギリウスの呪文書」のようで、何かが起こりそうなエネルギーを感じるのに表現が良くないせいで没入できず心を動かされない。読書の喜びや高揚感を感じられないので、いきおい分析的に読む事になり、さらに文章の粗が気になってしまう、という悪循環に陥った。
くたくた
2024/12/12 00:54

ロングレビューあります。→ https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2024/12/0523.html

こまそらねこ
2025/05/04 21:14

ロングレビューが細かくてすごい!

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
「ああ、やっと帰れた。たいへんだった」本当に大変だったよ(笑)。「壊れてしまって」運用不安な弊機が、ネットワークから隔絶された環境下で自分の人間達だけでなく全部の人間達を護るために奮闘。いつも通りぼやきつつ。最近実生活(というより自分の職業生活でも)「くそったれ」が口癖になりつつある、マズい。ARTに向かってそんな悪態をつきつつ、一心に頑張る弊機は今作も殺伐としてかわいかった。解放された警備ユニットが今後どうなるのかも気になるところ。本当は前作を読み直したほうが良かったな、と思ったけど、それはそのうちに。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/05(3336日経過)
記録初日
1980/01/01(16794日経過)
読んだ本
1418冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
414746ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
1098件(投稿率77.4%)
本棚
47棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
https://koko-yori-mybooks.blogspot.com
自己紹介

読メ10周年です。
翻訳SFとアクション、エスピオナージ、戦争、歴史&ミステリー、ファンタジーを好んで読んでます。苦手は恋愛もの、日本人作家のもの、短編。

日本人作家さん作品は、ストレートに言葉が自分の中に入り込んでくるのに言語感覚にどこか自分とは違う感じがすることが多くて、やや苦手です。翻訳本にある彼我の距離感が丁度良いです。自分の周りにあるもろもろの事柄は、小説より奇なり!というものが多いので、日本もので胃にこたえそうな現実感ありありなヘヴィーな本はかなり敬遠してます。
紙の本が好きです。基本的には新本を求めることにしていますが、翻訳小説は簡単に絶版になってしまうので、Amazonマケプレと近所の良書を扱っている古本屋さんの利用率は高めです。図書館も嫌いじゃないですが、一度読んだ本はずっと手元に置いておきたい派です。なお、最近では図書館よりも自分の未読本本棚の方が充実している有様なので、なおさら足が遠のきました(笑)
読書メーターを始めて、読書に幅が出ました。
読書傾向の似た方と繋がりたいと思い、過去に読んだ本も登録してます。積読本が事実上1000冊を超えた今日この頃、いつか読み終わる日を迎えられるのだろうか。。。。
月に10冊、年に100冊くらい読めればいいな、と思っています。それでも積読消化に10年以上はかかる。速読の皆様がうらやましい今日この頃。
今後ともよろしくお願いいたします。

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