仕事やらなにやらに心削られて、1月前半はずっと、『ロイヤル・フェイバリット』を読み続けていました。多分5,6周はしたと思う。後半は久しぶりに『栄光の旗のもとに』を再読。安心できるものしか読みたくない気分だったのだ。2月は待ってろ、ジェントリー!! 2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:1冊 読んだページ数:512ページ ナイス数:481ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718808/summary/monthly/2024/1
「それって誰かが幸せになるのかしら?」というパワーワードで男どもを煙に巻く。『空席』レビューで私がもはや死語だろ!と言った「おんな言葉」を使いこなし、並み居る男どもを骨抜きにし、捜査を的確なポジションにもって行く。そしてみんながなぜか幸せな気分になる。副署長曰く幸福な指揮。もはや大森署は巨大なお花畑だ(笑)。これがアリなら、正論突破で四方八方を敵に回しながら組織をぶん回していた竜崎はなんなんだ!?と、男社会のただ中を正中に構えた抜き身の言説で切り開いてきた竜崎がいささか気の毒な気分にならないでもない。
利益(人質の安全)を最大化するために、原理原則と合理性をとことん追求する竜崎の前に、だんだん、トゲトゲ・イライラした現場が絆されていくのが面白い。「現場を知らないキャリアのイヤな奴、おまけに警視庁」→「あれ、こいつ優秀で現場思いじゃね?」に変化するのが読んでいて爽快。邦彦君も受験を頑張った。
☆ 横レス失礼します。レビュー読まさせていただきました。同著を読んで暫く経っているので,各話の内容を思い出しながら読まさせていただきました。ありがとうございます。駄文失礼。
mippoさん、こそばゆいを通り越して、うわあってなりました。ほんと、苦手で。(-_-;) それにしても、感情の波をあるがままに認める、受け入れる、そのような自分を肯定するとき、すでに意識が一段上の階層にあるんですよね。自分の感情を俯瞰する一段上の理性の意識になっている。竜崎おそるべし。
それはさておき、竜崎が昔の上司の姿形で脳内再生される。あの人も頭が良くて、原理原則を大事にして、誠実で、あっという間に出世のステップを駆け上がっていったなあ。ああいう人と少しの間でも一緒に働けたのは幸運だったんだなぁ、と少し遠い目になる。
翻訳SFとアクション、エスピオナージ、戦争、歴史&ミステリーを好んで読んでます。苦手は恋愛もの、日本人作家のもの、短編。
なので、時代小説以外は日本人作家さんはあまり読みません。
日本人作家さん作品は、ストレートに言葉が自分の中に入り込んでくるのに言語感覚にどこか自分とは違う感じがすることが多くて、やや苦手です。翻訳本にある彼我の距離感が丁度良いです。自分の周りにあるもろもろの事柄は、小説より奇なり!というものが多いので、日本もので胃にこたえそうな現実感ありありなヘヴィーな本は敬遠してます。
紙の本が好きです。基本的には新本を求めることにしていますが、翻訳小説は簡単に絶版になってしまうので、Amazonマケプレと近所の古本屋さんの利用率は高めです。図書館も嫌いじゃないですが、一度読んだ本はずっと手元に置いておきたい派です。
読書メーターを始めて、読書に幅が出てきました。
読書傾向の似た方と繋がりたいと思い、過去に読んだ本も登録してます。積読本が事実上1000冊を超えた今日この頃、いつか読み終わる日を迎えられるのだろうか。。。。
月に10冊、年に100冊くらい読めればいいな、と思っています。それでも積読消化に10年以上はかかる。速読の皆様がうらやましい今日この頃。
今後ともよろしくお願いいたします。
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それはさておき、竜崎が昔の上司の姿形で脳内再生される。あの人も頭が良くて、原理原則を大事にして、誠実で、あっという間に出世のステップを駆け上がっていったなあ。ああいう人と少しの間でも一緒に働けたのは幸運だったんだなぁ、と少し遠い目になる。