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2024年2月の読書メーターまとめ

くたくた
読んだ本
14
読んだページ
4257ページ
感想・レビュー
14
ナイス
1040ナイス

2024年2月に読んだ本
14

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

くたくた
あなたは変わってる。変人。唐変木。散々な言われようだが、通常人は本音とタテマエの本音を大切にするところ、タテマエ至上主義?の竜崎に奉られた評価。東大受験、結婚、男女不平等(?)。しかし読み始めからの竜崎の印象がどんどん変化していく。ってかこの描き方は著者のあざとさを感じるな。警察官による連続殺人を公表するか隠すかの組織内抗争。組織の利益を最大化するためには姑息な隠蔽に走るべきではない。それが結局は身を保つ事になるし、現場で必死に働く捜査員のためにもなる。犯罪捜査ではなく、組織論。面白い。
くたくた
2024/02/16 08:43

それはさておき、竜崎が昔の上司の姿形で脳内再生される。あの人も頭が良くて、原理原則を大事にして、誠実で、あっという間に出世のステップを駆け上がっていったなあ。ああいう人と少しの間でも一緒に働けたのは幸運だったんだなぁ、と少し遠い目になる。

mayumi
2024/02/16 19:41

息子の不祥事を隠蔽するという考えが竜崎の中にチラともないのが好きです。そして奥様も同様に、腹が据わってるのがいいんですよね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

くたくた

仕事やらなにやらに心削られて、1月前半はずっと、『ロイヤル・フェイバリット』を読み続けていました。多分5,6周はしたと思う。後半は久しぶりに『栄光の旗のもとに』を再読。安心できるものしか読みたくない気分だったのだ。2月は待ってろ、ジェントリー!! 2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:1冊 読んだページ数:512ページ ナイス数:481ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718808/summary/monthly/2024/1

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
14

くたくた
なんだかモヤる。これまでで一番面白くなかったような気がする。ほぼ直感だのみの見込み捜査じゃないのか? 犯人が判明するまでの過程にもひねりもないし、鉄道本社はともかく銀行への職員派遣はやはり越権のように思えるし。生安部長の鹿児島弁も、とってつけたようだし。だがまあ今回も、野間崎や部下の課長たちとのやりとりは面白かった。「それもわかっているつもりです。ええ、私個人はわかっているのです。竜崎署長に何を申し上げても無駄だと・・・」「所長にプレッシャーですか。怖いもの知らずですね」
くたくた
2024/02/29 01:11

まぁ何はともあれ、次の巻からは神奈川県警である。警視庁の刑事部長と、神奈川県警本部の刑事部長がイスを並べて共闘するのを楽しみにしていよう。

るい
2024/02/29 08:27

くたくたさんのおひざ元ですね。🤭

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
Audibleで読了。朗読の国分和人さんの声はとても好み。あの大森署の問題児・戸高が、二枚目にしか聞こえないww  さて竜崎が去った大森署に着任したバリキャリ女性署長は絶世の美貌の持ち主で、目が合った男どもがことごとくフラフラになる。『署長シンドローム』とは、藍本署長を直視してしまった男が必ずや罹患する、表情筋の脱力と緊張感の喪失と、思考力の低下と多幸感をもたらす病なのだ。免疫を獲得しつつある副署長さえ、うっかり直視するとそのまぶしさにふらっとなる。これ、竜崎と対面させたい〜〜!!
くたくた
2024/02/26 20:03

「それって誰かが幸せになるのかしら?」というパワーワードで男どもを煙に巻く。『空席』レビューで私がもはや死語だろ!と言った「おんな言葉」を使いこなし、並み居る男どもを骨抜きにし、捜査を的確なポジションにもって行く。そしてみんながなぜか幸せな気分になる。副署長曰く幸福な指揮。もはや大森署は巨大なお花畑だ(笑)。これがアリなら、正論突破で四方八方を敵に回しながら組織をぶん回していた竜崎はなんなんだ!?と、男社会のただ中を正中に構えた抜き身の言説で切り開いてきた竜崎がいささか気の毒な気分にならないでもない。

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くたくた
ストーカー殺人。だけど殺されたのはストーカーされてた女性ではなく男性。そして誘拐?事件の大筋と現場の印象のちぐはぐさから真相に辿り着く竜崎。だがしかし、第二方面本部長の弓削がメンドクサイ。そして遂に、野間崎が覚醒?「やってみましょう。お任せください」あの野間崎が初めて光った瞬間である。弓削については「根回しには役立つだろう」って、そのくらいしか使い道ないって言ってるよね。しかもその根回し失敗してるし。事実しか口にしない竜崎だけに、辛辣(笑)。今回も、現場からの揺るぎない信頼に力をえた竜崎です。面白かった!
くたくた
2024/02/26 00:32

こっちにもレビューあります。→ https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2024/02/04646.html

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
「その願いを叶えてご覧にいれましょう」神奈川県警SISの係長が竜崎に言う。現場に任せ、その責任は負う。それが上に立つ者の為すべきこと。決して竜崎が狙ってるわけではないが現場を味方につける真骨頂。大森署管内でおきた現職衆議院議員に絡む殺人および誘拐は、犯人が横須賀に潜伏したために、神奈川県警と警視庁の合同捜査となる。しかし、警視庁と神奈川県警は言わずと知れた犬猿の仲。横須賀の前線本部の指揮を任された竜崎もさすがに手を焼くが。
くたくた
2024/02/24 23:21

利益(人質の安全)を最大化するために、原理原則と合理性をとことん追求する竜崎の前に、だんだん、トゲトゲ・イライラした現場が絆されていくのが面白い。「現場を知らないキャリアのイヤな奴、おまけに警視庁」→「あれ、こいつ優秀で現場思いじゃね?」に変化するのが読んでいて爽快。邦彦君も受験を頑張った。

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くたくた
本棚の関係で紙本は一度手放してしまったのですが、ちょっと続きが気になったのでKindleで読んでます。三知嵩の過去をよく知らないことに気付いた慧が、分かれて生活していたころの三知嵩の周囲の人間関係を調査する。見えてきたのは明らかに普通とは異質の、弟のありよう。三知嵩はいつからあんな能力を開花させたのか。
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くたくた
短編。竜崎の娘の美紀ちゃんのお話。年相応の一生懸命な女性の瑞々しさが良いです。竜崎が電話を一本掛けたのかな?多分そうだろう。そういうことを嫌いそうで、ちゃんとやるのが竜崎の良いところ。
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くたくた
竜崎が神奈川県警に異動した日、次の署長の着任に遅れが生じて、大森署は署長不在の空白の一日が生じてしまった。そんな時にひったくりの緊急配備がかかったところで管内でタクシー強盗が発生。2件の緊配はさすがに対応不能だが、そこに野間崎が意趣返しのつもりかごり押しに乗り込んでくる。対応に窮した課長と副署長は・・・。竜崎が去った後の大森署の小話です。だがしかし。今時「あら、よろしくね。〜よ」って、クラブのママじゃあるまいしそんな自己紹介する女性管理職がいるのか?もはや、ざあます言葉くらい死語だろ!!
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くたくた
失敗するとまず叱責されることを連想し、できるだけ穏便に上司に報告したくなる。そのために情報を整理してから良い要素を揃えて上司に報告したいし、材料を集めるまでは報告したくない。そんな葛藤が手に取るよう。だが悪い情報ほど早く上げろというのが危機管理の基本。そのこころは早く対策を取るためであって、責任追及のためではない。だけど、大抵の上司は叱責するんだよな(T-T) 下の者が上を信頼できていないと悪い情報は上にはなかなか上がっていかない。 そんなお話など、部下の目からみた竜崎節が光る短編集。
くたくた
2024/02/23 18:32

各話のレビューはこちらへ→ https://koko-yori-mybooks.blogspot.com/2024/02/046055.html

本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/02/23 19:21

☆ 横レス失礼します。レビュー読まさせていただきました。同著を読んで暫く経っているので,各話の内容を思い出しながら読まさせていただきました。ありがとうございます。駄文失礼。

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くたくた
あなたちょっと書店にいって『隠蔽捜査』って本を読んでいらっしゃい。恋愛は犬猫でもできるって主人公がいってるわよ。と思わず言いたくなるような突然のフォール・イン・ラブ(笑)だ。読んでるこっちがびっくりだよ。あまりにも竜崎がアワアワしているので、こっちまで赤面しそう。わたしこういう恋愛モノは苦手だわ〜〜〜〜〜と思って、つい4巻を先に読了してしまった。だがしかし、変人竜崎は立ち直りも早かった。今回は米国大統領の来日にともなう警備案件。誰の陰謀か竜崎が警備の方面本部長に抜擢。そして羽田空港でテロの気配が?
mippo
2024/02/23 20:57

(笑)竜崎の恋愛は可笑しかったし、でもこそばゆい感じでしたね。

くたくた
2024/02/23 21:29

mippoさん、こそばゆいを通り越して、うわあってなりました。ほんと、苦手で。(-_-;) それにしても、感情の波をあるがままに認める、受け入れる、そのような自分を肯定するとき、すでに意識が一段上の階層にあるんですよね。自分の感情を俯瞰する一段上の理性の意識になっている。竜崎おそるべし。

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くたくた
ネタバレ「胸騒ぎがする」平穏な大森署で副署長が発する静かな言葉が嵐の到来を予告。その夜、管内で続いていた放火が住宅火災になる。隣の大井署では殺人事件で捜査本部が立ち上がり、大森署管内のひき逃げは計画殺人の様相に。娘の彼氏がカザフスタンで飛行機事故という報に外務省の知人の伝手を使えば相手は国際情報官室だし、捜査の邪魔をされたと麻取が所長室に怒鳴り込み(笑) 。これをまとめていなせるのは流石に竜崎しかいない。伝家の宝刀・正論突破で各方面の毒気を抜きつつ、錯綜する状況を整理し、最後は二つの捜査本部を仕切る。
が「ナイス!」と言っています。
くたくた
あなたは変わってる。変人。唐変木。散々な言われようだが、通常人は本音とタテマエの本音を大切にするところ、タテマエ至上主義?の竜崎に奉られた評価。東大受験、結婚、男女不平等(?)。しかし読み始めからの竜崎の印象がどんどん変化していく。ってかこの描き方は著者のあざとさを感じるな。警察官による連続殺人を公表するか隠すかの組織内抗争。組織の利益を最大化するためには姑息な隠蔽に走るべきではない。それが結局は身を保つ事になるし、現場で必死に働く捜査員のためにもなる。犯罪捜査ではなく、組織論。面白い。
くたくた
2024/02/16 08:43

それはさておき、竜崎が昔の上司の姿形で脳内再生される。あの人も頭が良くて、原理原則を大事にして、誠実で、あっという間に出世のステップを駆け上がっていったなあ。ああいう人と少しの間でも一緒に働けたのは幸運だったんだなぁ、と少し遠い目になる。

mayumi
2024/02/16 19:41

息子の不祥事を隠蔽するという考えが竜崎の中にチラともないのが好きです。そして奥様も同様に、腹が据わってるのがいいんですよね。

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
なぜか2巻目から読む。色々と欠点もある男だが、竜崎のその公務員としての矜持と信念と行動力に惹かれた。自分の常識が世の中とズレている。おかしな方ではなく、原理原則や合理性の方に強くズレている。だから組織慣行とか内部事情みたいな「常識」の方は踏み外す。その踏み外し方が爽快で心地よい。息子に東大受験を強要したり、家の中では縦のものを横にもしないような亭主関白ぶりは、いくらなんでもこの21世紀に?とは思うが、まあ、妻がそのような男に育てたと言えなくもない。権限の委譲についての話でもある。いかに部下を動かすか。
ずっきん
2024/02/12 20:32

姉さんが、竜崎!? 姉さんがああああ、竜崎いいいいい!!!! びっくりしたわあ。5巻くらいで止まってたから続きを読もうかな♪

くたくた
2024/02/12 21:08

ブログの方に書いたけどさ。ちょっと刺さっちゃったよ。これから全巻読むからね!

が「ナイス!」と言っています。
くたくた
ラスト近くまで完結巻を読んでいると思っていなくて、終わってしまうことに気付いてびっくりした。なんと10年読み続けてきた。ソチ五輪もずいぶん前になってしまった。長い時間をかけて雪がソチまでの道のりで大人の女性になったように、現実ではあの時はまだ10代で可愛買った羽生君も、今や立派な成人した男性になった。スポーツ選手の人生や困難やDVにも焦点を当てた。少女漫画で描かれる女性の精神性も例えるなら『愛のアランフェス』から『白のファルーカ』を経て、『モーメント』まで成長した。女性が自立を獲得する道程を見ているよう。
が「ナイス!」と言っています。
くたくた
この巻は、危なげなく安心して読めました。ヴィーシャとのほんのり百合風味も、心和む。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/11/05(2968日経過)
記録初日
1980/01/01(16426日経過)
読んだ本
1269冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
374702ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
979件(投稿率77.1%)
本棚
44棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
https://koko-yori-mybooks.blogspot.com
自己紹介

翻訳SFとアクション、エスピオナージ、戦争、歴史&ミステリーを好んで読んでます。苦手は恋愛もの、日本人作家のもの、短編。
なので、時代小説以外は日本人作家さんはあまり読みません。

日本人作家さん作品は、ストレートに言葉が自分の中に入り込んでくるのに言語感覚にどこか自分とは違う感じがすることが多くて、やや苦手です。翻訳本にある彼我の距離感が丁度良いです。自分の周りにあるもろもろの事柄は、小説より奇なり!というものが多いので、日本もので胃にこたえそうな現実感ありありなヘヴィーな本は敬遠してます。
紙の本が好きです。基本的には新本を求めることにしていますが、翻訳小説は簡単に絶版になってしまうので、Amazonマケプレと近所の古本屋さんの利用率は高めです。図書館も嫌いじゃないですが、一度読んだ本はずっと手元に置いておきたい派です。
読書メーターを始めて、読書に幅が出てきました。
読書傾向の似た方と繋がりたいと思い、過去に読んだ本も登録してます。積読本が事実上1000冊を超えた今日この頃、いつか読み終わる日を迎えられるのだろうか。。。。
月に10冊、年に100冊くらい読めればいいな、と思っています。それでも積読消化に10年以上はかかる。速読の皆様がうらやましい今日この頃。
今後ともよろしくお願いいたします。

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